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根本的な路線に相違がある議員が混在する、民進党は分離・分割すべきだ !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 12 月 20 日 21:41:35: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


主要な政治課題についての、根本的な路線の相違があるから、

  鵺(ぬえ)・民進党は分離・分割すべきだ !

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相 !

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/12/18より抜粋・転載)

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1)従来の民進党の中に、二つの違う考え方が混在、

それぞれ独立し、協力できるところは協力すべきだ !

民進党の大塚耕平代表が、12月17日、三重県の津市で講演し、「「あいつと一緒になるのがイヤだ」とか、また、衆院の中で議論が行われているんです。もう勘弁してほしい。」と述べたと報じられている。他方、立憲民主党の枝野幸男代表は、同じ17日、さいたま市内での支援者集会で「どこかの党から呼びかけられて、党と党の協議で、会派や新党を作ることは全く考えていない」と述べたと伝えられている。

さらに枝野氏は、「従来の民進党の中に、二つの違う考え方が混在していた。それぞれ独立し、協力できるところは協力する道が、理解を得やすい」と強調したという。

2)立憲民主党が、二桁の支持率を得ているが、

希望の党と民進党は、約1%だ !

世論調査の政党支持率では、希望の党と民進党の支持率は、1%程度である。

立憲民主党が、二桁の支持率を得ているのと対照的である。

政党は、仲良しクラブではないのである。

枝野氏が、「従来の民進党の中に、二つの違う考え方が、混在していた」と述べたのは、正しい認識を示している。

政党は、主権者に成り代わって、主権者が求める政策、政治を実現するための存在である。

その政党内に、相反する二つの主張が混在していたのでは、主権者はこの政党を支持しようがない。

私は、かねてより民主党、民進党の分離・分割を提唱してきた。

その理由は、この政党の中に、「二つの違う考え方が混在していた」からである。

3)主要な政治課題についての、根本的な路線の相違が

あるから、鵺・民進党は分離・分割すべきだ !

その相違が、軽微なものであるなら、重大視する必要はない。

しかし、主要な政治課題についての、根本的な路線の相違であるなら、それを軽視することは、許されない。政党の基本に関わる、根本事項であるからだ。

主権者国民にとって、もっとも重要な政治課題は、生活、戦争、原発、ということになる。

これ以外に、食料・食の安全、米軍基地、の問題も重要である。

旧民主党、民進党に、「二つの違う考え方が混在していた」というのは、消費税増税推進、戦争法制容認、原発推進、TPP推進、辺野古米軍基地建設容認の考え方を有する勢力と、消費税増税反対、戦争法制阻止、原発稼働反対、TPP反対、辺野古米軍基地建設反対の考え方を有する勢力が混在していたことを意味する。

4)消費税増税、戦争法制、原発等、根本的な路線の

相違があるから、民進党は分離・分割すべきだ !

まさに国論を二分する主要な政治課題についての基本路線が真逆なのである。

この二つの勢力がひとつの政党に同居することは、根本的な矛盾である。

「あいつと一緒になるのがイヤだ」とかいうレベルの問題ではない。

基本的な政策路線が異なる者が一つの政党に同居することが間違っているのだ。

大塚氏は、議会で民進、希望、立憲が同一会派を形成することを提唱しているが、これは単に、元の民進党に戻るということではないか。

最終的に民進と希望が合流することを前提に、大義名分を成り立たせるために立憲にも声をかけているだけに過ぎないと見られる。

5)民進党は分離・分割したら、政党交付金を

議員数で按分して分割すべきだ !

年内に民進党を完全分離・分割して、分かりやすいかたちで新年を迎えるべきだ。

その際に、政党交付金を議員数で按分して分割することを抜いてはならない。

一連の行動は、突き詰めると、自公補完勢力が、民進党が抱える、70億円の政党交付金を丸ごと強奪するための、プロセスに過ぎないように見える。

主権者無視のこうした暴挙を、主権者は許してはならないと思う。

日本の既得権勢力は、現在の安倍自公政治に正面から対峙する勢力が結集することを何よりも恐れている。

6)反安倍政治の議員がまとまれば、2009年の

ような政権交代の可能性大だ !

なぜなら、その体制が構築されれば、再び2009年のような政権交代が実現してしまう可能性が極めて高いからである。

2009年に樹立された鳩山由紀夫政権は、日本政治の基本路線を根底から刷新しようとした。

鳩山政権は、米国が支配する日本、官僚が支配する日本、大資本が支配する日本、を主権者国民が支配する日本、に刷新しようとした。

そこで、日本の既得権勢力は、民主党内の「隠れ与党勢力」を総動員して、鳩山政権を破壊したのである。

7)日本の既得権勢力は、鳩山政権のイメージを

悪くする「印象操作」を徹底した !

同時に、鳩山政権のイメージを悪くする「印象操作」=「イメージコントロール」を徹底して実行して現在に至っている。

安倍自公政治に正面から対峙する勢力が結集すれば、再び、同じことが繰り返される可能性が極めて高い。現に、10月22日の衆院総選挙でも、自公と反自公が正面から対峙して選挙戦が行われた北海道、新潟、沖縄の道県では、自公と反自公がほぼ同数の議席を獲得した。

この戦いの図式がオールジャパンに広がれば、政権交代実現は時間の問題になる。

−この続きは次回投稿します−


(参考資料)

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

の大罪と自民党・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !

民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。

民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。

このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。

別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。

攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。

2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。

鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。

鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。

具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。


3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」

渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。

2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。

民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。

その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。

4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !

そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。

この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。

その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。

民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。

そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。

5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。

だから、民主党は、主権者から見放された。

民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。

権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。

6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。

民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。

民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。

直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。

その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。

菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。

財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。

この変節が日本政治を破壊したのである。−以下省略−

 

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