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特別国会の会期8日間・野党質問時間の削減を提案 !
自公政治家・NHK等が隠蔽・誤魔化す、安倍首相達の深層・真相は ?
香山リカ・精神科医の主張:“権力中毒” !
T 自民党が特別国会の会期8日間を再提案 !
野党が反発し再協議へ
(www.sankei.com:2017.10.31 18:08より抜粋・転載)
衆院各派協議会は、10月31日、11月1日召集の特別国会の会期について国会内で断続的に協議した。自民党が8日までとしたいと従来の方針を改めて提案。立憲民主、希望、共産など野党各党は「承服できない」と反発し、1日午前に再度、協議することになった。
協議会では、自民党の石田真敏衆院議員が、野党が少なくとも30日間の実質審議を求めていることについて「模索を続ける」と述べ、会期延長で対応する考えも示唆した。
立憲民主党の辻元清美国対委員長は協議会後、「森友学園や加計学園問題からこれ以上、逃げて審議をしないのは考えられない」と記者団に述べ、政府、与党の対応を批判した。
自民党、野党の質問時間の削減検討 長妻昭氏「姑息な試み」と猛批判した。
U 自民党、野党の質問時間の削減検討 !
長妻昭氏「姑息な試み」と猛批判 !
(www.huffingtonpost.jp: 2017年10月29日 09時10分より抜粋・転載)
「魔の3回生」イメージの払拭か、 疑惑の追及避ける思惑か ?
時事通信社:
衆院選で自民党が大勝したことを受け、政府・自民党は、10月27日、衆院での与野党の質問時間の配分を見直す方向で調整に入った。野党の質問時間を削減する一方、与党の質問時間を増やす方針だという。共同通信などが報じた。
朝日新聞デジタルは、10月28日、自民党の萩生田光一・幹事長代行の話として、安倍晋三首相(党総裁)が「これだけの民意を頂いた。我々(自民党)の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう」と、配分見直しに取り組むよう指示したと伝えた。
安倍首相の指示には、石崎徹衆院議員ら自民党の当選3期の議員有志が27日、与党の持ち時間の拡大を森山裕・党国対委員長に要望したことが背景にある。
石崎氏は自身のブログの中で、「この4年11か月の間、自公合わせた与党議員・野党議員の『数』の比率は、『65:35』であった」とし、「野党議員に質問時間が過剰配分されていた」と、与党の質問時間の拡大を訴えた理由を主張している。
■与野党の質問時間、なぜ野党に多く配分?
議席占有率では与党よりも少ない野党に、なぜ質問時間が多く配分されるのか。これには、議会で多数を占める政党が政府を構成する「議院内閣制」の仕組みと密接な関係がある。
国会制度を定めた「国会法」には、与野党の質問時間に関する配分規定はない。時間配分は与野党が協議し、決めている。
近年、衆院の予算委員会などでは質問時間の7〜8割を野党に配分することが慣例となっている。
そもそも与党は、予算案や法案を国会提出前の段階から政府から説明を受け、審査するなどして了承。政府と一体となって政策をすすめる立場だ。
一方、野党は行政の監視機能を担っている。こうした役割に配慮して、質問時間は野党に多く配分されてきた。
時事ドットコムによると、「麻生政権時代は与党4割、野党6割だったが、旧民主党が与党時代に野党分を手厚くして与党2割、野党8割となり、第2次安倍政権以降も定着していた」という。
朝日新聞7月15日朝刊は「首相入りの予算委集中審議で与党が野党と同等の質問時間を確保した事例は、1995年6月までさかのぼらないと確認できない」と伝えている。
■立憲民主党の長妻代表代行「姑息な試み」
政府・自民党の動きについて、立憲民主党の長妻昭代表代行は28日、自身のTwitterで「自民党が野党時代、強力に要請をして今の配分比となった」「姑息な試みは止めて総理の言う
丁寧な説明に努めてもらいたい」と非難した。
☆長妻昭 ✔@nagatsumaakira
自民党が予算委での与野党質問時間の配分比を前例に反し野党分を削減するよう主張。絶対、容認できない。自民党が野党時代、強力に要請をして今の配分比となった。野党の質疑時間を減らす姑息な試みは止めて総理の言う丁寧な説明に努めてもらいたい。https://this.kiji.is/296836566201680993 …:17:34 - 2017年10月28日
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■「魔の3回生」イメージの払拭? 疑惑の追及避ける思惑 ?
質問時間の拡大を申し入れた石崎徹衆院議員ら、自民党の当選3期の衆院議員は、不祥事や失言が相次いだことから「魔の3回生」と呼ばれている。
時事ドットコムは「石崎氏らの申し入れには、こうした負のイメージを払拭(ふっしょく)
し、国会で活躍の場を確保したいとの狙いがある」と分析している。
予算委員会はテレビで中継されるなど、野党にとっては「最大の見せ場」とされる。共同通信は「野党側が、森友、加計学園問題を踏まえて追及を避ける思惑だと反発するのは必至だ」と指摘している。
特別国会は11月1日に召集される予定。NHKニュースによると、与党側は会期を11月8日までの8日間とすることを求めているが、野党側は安倍首相の所信表明演説、各党の代表質問、予算委員会での質疑などの実施も求めており、調整が続いている。
共同通信によると、自民党内では野党側の求めに応じて会期を延長する一方、質問時間の割り当ての見直しを提示する案が出ているという。
(参考資料)
安倍総理と「傲慢症候群」=“権力中毒” !
香山リカ・精神科医の主張 !
(webronza.asahi.com:2015年07月25日より抜粋・転載)
◆組織や社会を「死に至らしめる病」、一刻も早く“権力中毒”から覚めよ !
香山リカ 精神科医、立教大学現代心理学部教授
☆傲慢症候群|安倍自公政権の幹部達:権力中毒 !
自民党勉強会での百田尚樹氏の発言についてイギリスの政治家で神経科医でもあるデービッド・オーエン氏が提唱した「傲慢症候群」の概念を用いて解説したところ、多くの反響があった(「“百田発言”と『ヒューブリス(傲慢)症候群』 とりかえしのつかない失敗に突き進む危険性も」)。
◆「安倍総理と傲慢症候群」=“権力中毒” !
今回は、さらに一歩、踏み込んで「安倍総理と傲慢症候群」について語ってみたいと思う。
安倍総理は、5月の衆院平和安全法制特別委員会での審議で、質問していた民主党の辻元清美議員に「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばした(後に民主党が抗議したため、総理は陳謝)。
また2月の衆院予算委員会では、旧大蔵省出身の民主党議員の質問の最中、「日教組どうすんだ!日教組!」と繰り返しヤジを飛ばし、委員長からたしなめられる一幕もあった。
ヤジは国会につきものではあるが、現役総理とは思えないほど品位もなく、傲慢無礼な態度だと言える。
これは、安倍総理のもともとの性格ゆえなのだろうか。どうもそうではないようだ。
私は、安倍総理は「傲慢症候群」と名付けられた一種の“権力中毒”
に陥っているのではないか、と考えている。
この5月『週刊ポスト』に集中連載されたジャーナリスト野上忠興氏によるノンフィクション「安倍晋三『沈黙の仮面』」には、今の姿からは想像つかない少年時代、青年時代の“人間・安倍晋三”が描かれていた。
たとえば、大学を卒業してアメリカに留学した安倍青年は、頻繁に日本の友人や家族に連絡し「毎晩のようにかけてくる、国際電話代が10万円にもなる月が続いた。さすがに晋太郎さんが、『何を甘えているんだ。それなら日本に戻せ !』と声を荒らげた」とか、さらに議員になってからも「安倍さんが、岸総理の安保改定は正しかったと論じることはあっても、核武装を言い出すなんて。彼は、そんなタカ派ではなかったと思う」と友人たちが首を傾げた、といったエピソードが紹介されている
(前掲連載より)。
私は、人間としての安倍晋三氏は、ごく温厚で柔和な人がらだったのではないか、と考えている。
昨年、作家の林真理子氏との対談で、妻の安倍昭恵氏が語っている、安倍総理の“本当の夢”もウソではないのだろう。
安倍:主人は、映画監督になるのが夢なんですよ。
林:エーッ、知らなかった!
安倍:DVDを見ながら、「おれだったら、こう撮るのにな」とか「このセリフはいらない」なんて言ってますよ(笑い)。だから、総理大臣を辞めて、議員も辞めた後は、映画監督に…。(『女性セブン』2014年5月8・15日号)
では、なぜ、そんな安倍晋三氏が国勢の場では“唯我独尊”のごとく振る舞い、国民の過半数が、今国会での安保法制成立に、反対しているにもかかわらず、暴走を続けているのだろうか。
もちろん、現実的な次元では「アメリカとの約束」が大きいと思われるが、さらにその背景には、第二次政権が始まるときに、安倍氏が陥った「傲慢症候群」という問題があるのではないか、と考える。
◆安倍首相が陥った、「傲慢症候群」とは ?
ここで、「傲慢症候群とは何か」について改めて説明しておこう。
簡単に言えば、これは「権力の座にある者に起きる特有の人格の変化」だ。一般のパーソナリティ障害が人生の早期からその特徴が見られる半ば生得的なものであるのに対し、傲慢症候群が発生するのは、あくまで権力を手にした後である。
この概念を生み出したデービッド・オーエン氏も、自著の論文に「獲得された(後天的な)パーソナリティ障害なのか?」という副題をつけている(Owen D. Hubris syndrome: An acquired personality disorder?.Brain 2009;132)。
だとしたら、ほかのパーソナリティ障害に比べてこの傲慢症候群は軽症と言えるのだろうか。
そうとは言えない。この症候群にかかるのは権力者であるがゆえに、その影響は甚大なのだ。
とくに深刻なのは政治家の場合だ。オーエン氏は先の論文でこうも言っている。
「政治家の傲慢症候群は、彼ら自身の指導力にとっても、われわれの世界の適切な統治にとっても、一般的な病よりはるかに大きな脅威となるのである。」
オーエン氏が、この症候群の存在に気づくきっかけになったのも、長年の政治家としての経験の中でであった。自らも大臣経験者であるオーエン氏は、謙虚だった同僚が、首相を始めとする要職につくと次第に尊大になり、「聞き役」だったはずがいつの間にかいっさい人の話を聞かずに自分の功績やビジョンを一方的に話しまくるようになる、という実例を目の当たりにしてきたのだ。
傲慢症候群の特徴として、オーエン氏があげているのは、次の14項目だ。ここでは、企業CEOのケースなどをあげながらこの傲慢症候群についてくわしく紹介した今年3月15日の朝日新聞デジタルの記事から、14の特徴をそのまま引用させてらもらうことにしよう(「傲慢トップは経営リスクか 『人格障害』ビジネス界注目」)。
ちなみにオーエン氏の別の論文では、このうち3つないし4つがあてはまれば傲慢症候群と考えてよい、と記されていた。
◆傲慢症候群の特徴 !
@自己陶酔の傾向があり、「この世は基本的に権力をふるって栄達をめざす劇場だ」と思うことがある
A何かするときは、まずは自分がよく映るようにしたい
Bイメージや外見がかなり気になる
C偉大な指導者のような態度をとることがある。話しているうちに気がたかぶり、我を失うこともある
D自分のことを「国」や「組織」と重ねあわせるようになり、考えや利害もおなじだと思ってしまう
E自分のことを王様のように「わたしたち」と気取って言ったり、自分を大きく見せるため「彼は」「彼女は」などと三人称をつかったりする
F自分の判断には大きすぎる自信があるが、ほかの人の助言や批判は見下すことがある
G自分の能力を過信する。「私には無限に近い力があるのではないか」とも思う
H「私の可否を問うのは、同僚や世論などのありふれたものではない。
審判するのは歴史か神だ」と思う
I「いずれ私の正しさは歴史か神が判断してくれる」と信じている
J現実感覚を失い、ひきこもりがちになることがある
Kせわしなく、むこうみずで衝動的
L大きなビジョンに気をとられがち。「私がやろうとしていることは道義的に正しいので、実用性や
コスト、結果についてさほど検討する必要はない」と思うことがある
M政策や計画を進めるとき、基本動作をないがしろにしたり、詳細に注意を払わなかったりするので、ミスや失敗を招いてしまう
たしかにこのような人といっしょに仕事をするのは、部下や秘書としては愉快なことではないだろう。
しかし、問題はそれだけではない。傲慢症候群のリーダーを仰ぐ側の人々にとって最も重要なのは、上記の特徴のLやMだ。彼らはあまりにひとりよがりな成功物語にとらわれて現実を見失い、細部に目が行かなくなるため、結局、その統治は破綻に終わるのである。
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