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天動説から地動説へのパラダイム転換が行われたように、20世紀中ごろに、永久不変宇宙説から膨張変動宇宙説へのパラダイム転換が行われました。それまでは「宇宙は不変で時間も無限」と考えられていたものが、「宇宙はビッグバーンから150億年経過して、いまでも膨張変動している。」にパラダイム転換されたのです。
この宇宙の膨張変動は膨張の方向に時間が流れることを意味します。もし、宇宙の膨張が止まると時間も止まり、宇宙が収縮してくると時間は今とは逆の方向に流れるとされます。
時間は変動の早さの尺度に過ぎず、宇宙の膨張変動があるからこそ、人が変動していくこと、生まれ、成長し、衰え、死に導かれることがあるのです。自分のことでありながら、自分ではどうすることもできない、人は宇宙によって生かされていることがあるのです。
人はなにも100%宇宙に依存しているのではないのです。100%宇宙に依存しているのは石や水、空気といった無機物です。鳥が大空を舞うように、魚が水の流れに逆らって泳ぐように、宇宙の働きに逆らって動くことができるのです。宇宙から自立している部分があるからです。人は宇宙のことを知っているのはわずかですから、自立している部分より依存している部分が圧倒的に多く、生かされるなかで生きているのです。
もし人が宇宙のほとんどのことが解ってくると、宇宙によって生かされているとはいわなくなり、人は不老不死で、過去や未来に旅ができ、宇宙のどこでも瞬間的に移動できるようなそんな空想世界が実現するのです。
宇宙150億年の膨張変動があればこそ、地球ができ、生物が誕生し、人間へと進化し、現在の科学技術、文化、文明があるのです。鳥や魚が宇宙の働きに逆らって動くことができるのは宇宙150億年の知識や経験の積み重ねより積み重ねるスピードが早くなったからです。その役割を行っているのが遺伝子です。遺伝子に生物学的な知識や経験が積み重ねられているのです。人は一番進化した生物ではありません。運動能力に限れば鳥のほうがより進化していると思われるのです。人は遺伝子以外に社会的に知識や経験を積み重ねる方法をもったのです。それは言葉であり、文字を発明したのです。そのことによって地球上で一番進化した科学技術、文化、文明をもったのです。いまでは通信方法や電子的手段で知識や経験を積み重ね、ますます積み重ねるスピードが早くなってきたのです。この科学技術、文化、文明があればこそ、宇宙の膨張変動が理解され、人は宇宙によって生かされていることが理解されるようになったのです。
永久不変宇宙説のときは、変わらない宇宙にあって変わっていく人間ですから、生きることは自らがしっかり生きることで、人から宇宙に働きかけることは人からの発想であり目的だったのです。
膨張変動宇宙説になって、生かされるなかで生きることであり、宇宙からの人に対する働きかけが圧倒的に多いと理解されるようになったので、人から宇宙に働きかけることは宇宙からの働きかけのなかから感じ取った使命・役割となったのです。
資本主義、共産主義は目的社会です。今現在、まだ目的社会の傾向強くありますが役割社会の部分も増えてきています。世の中に閉塞感、行き詰まり観に満ち溢れ、地球はもはや有限のものと理解され、世界同時不況のように地球のどこかの事件が世界を駆け巡るグローバル化された社会になったのです。人々がそれぞれ個別に目的を考えるのではなく、広い世界からの自らの使命・役割を行う、役割意識を重要視する社会に、パラダイム転換された社会に変革されていく,そのような時代になったのです。
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- 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします。 管理人さん 2010/11/29 03:16:33
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