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3衆院補選・宮城県知事選で、野党陣営では、
候補者の確定さえできない状況に追い込まれている !
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/06より抜粋・転載)
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1)隠れ自民党と改革者が混在する、民進党は、
即刻分党するべきだ !
民進党は、即刻分党するべきである。通常国会が閉幕したのが6月18日である。
東京都議選は、7月2日だった。
都議選では、自民党が、歴史的な惨敗を喫したが、民進党は、それにもはるかに及ばぬ、壊滅状態だった。都議選直後に、蓮舫氏が引責辞任して、直ちに再出発を図るべきだった。
ところが、蓮舫氏が辞意を表明したのは、7月27日だった。
さらに代表戦は、9月1日まで先送りされた。
そのうえで、新体制を発足させたのが、9月5日である。
前原代表は、しかも、内定した幹事長を、差し替えるという失態を演じた。
2)内定した幹事長を、差し替えるという、
民進党は、存在意義のない政党だ !
民進党は、もはや存在意義のない政党だと、認定されておかしくないだろう。
幹事長に内定し、白紙撤回となった、山尾志桜里氏の不倫スキャンダルが、9月7日発売の週刊誌に掲載されるという。
安倍自民党が、追い込まれてきた要因のひとつが、「ゲス不倫」で、この機会に、一気に安倍政権退陣にまで追い込むべきところで、民進党が、オウンゴール(相手方の得点となる。自殺点。)で、大量失点を献上という図式になった。
通常国会では、森友・加計・山口のアベ友三兄弟疑惑が、炸裂した。
さらに、自衛隊日報問題もクローズアップされた。
安倍政権を、徹底追及しなければならない状況にあり、さらに会期末には、現代版の治安維持法とも呼ばれる、「共謀罪」を創設する法案が、委員会採決をすっ飛ばして、本会議での採決・成立が強行された。
3)アベ友三兄弟疑惑等から逃走するように、
安倍首相は、通常国会を閉幕した !
そして、すべての論議、疑惑から逃走するように、安倍首相は、通常国会を閉幕してしまった。
野党は、安倍政権に、国会召集を求めた。
日本国憲法第53条は、「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」と定めており、安倍内閣は、国会を召集することを、憲法によって強制される状況にある。
4)早急に臨時国会を召集しない事は、「憲法無視」の行動だ !
臨時国会を召集しないことは、「憲法無視」の行動であり、日本国憲法第99条が定める、憲法尊重擁護義務に反する、「憲法違反の行為」である。
森友疑惑では、財務省近畿財務局が、国有財産を不正に低い価格で払い下げた容疑が、濃厚になっている。この問題に、安倍昭恵夫人がかかわっていることは明白であり、安倍昭恵氏の国会証人喚問が必要不可欠な状況にある。
5)安倍首相は、安倍昭恵氏・加計孝太郎氏の
証人喚問を逃げ回っている !
また、国家戦略特区諮問会議による、加計学園の獣医学部新設認可は、典型的な政治私物化案件、政治腐敗事案であると見られ、加計学園の加計孝太郎氏の証人喚問も必要不可欠である。
7月2日の東京都議選後、間髪を空けずに、安倍政権を徹底追及し、巨大疑惑の真相解明に突き進むべき局面であった。
その、最重要のタイミングで、民進党は2ヵ月半の時間を空費し、逆に与党から追及される状況を、自ら生み出している。
10月22日までは、すでに2ヵ月を切っている。
6)3衆院補選・宮城県知事選で、野党陣営では、候補者
の確定さえできない状況に追い込まれている !
3衆院補選も宮城県知事選も、本来なら、安倍政権への最後の追い込みに、かかるべき局面だが、野党陣営では、候補者の確定さえできない状況に追い込まれている。
もはや「政党依存選挙」から脱却するべき局面だ。
民進党は、すでに「終わっている」政党なのだ。
2009年の民主党は輝いていた。
しかし、この輝く民主党を破壊したのは、民主党自身である。
民主党内の既得権勢力が小沢−鳩山民主党を民主党の内側から破壊したのである。
鳩山政権は、米国による支配、官僚による支配、大資本による支配の三つを断ち切ろうとした。
ところが、民主党内の既得権勢力が、鳩山政権のこの方針を民主党内から破壊したのである。
7)改革を目指した、鳩山政権を、悪徳ペンタゴンと共に、
破壊したのは、「民主党悪徳10人衆」だ !
鳩山政権の破壊を主導した、渡部恒三氏、藤井裕久氏、仙谷由人氏、菅直人氏、岡田克也氏、
野田佳彦氏、前原誠司氏、枝野幸男氏、安住淳氏、玄葉光一郎氏、の10人を「民主党悪徳10人衆」と称してきた。
2010年に民主党を破壊して、権力とポストを強奪した「悪徳10人衆」が、いまだに民進党の中枢を占拠していること自体が、「民進党が終わっている」何よりの証左だ。
民進党内の、「隠れ自公勢力」と「反自公勢力」が、この機会に完全に袂を分かつべきだ。
民進党が動かぬなら、日本の主権者は、民進党を無視して、主権者が主導して、次の衆院総選挙に向けての準備を加速させるべきである。
―この続きは次回投稿します−
(参考資料)
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相
の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから改革者・小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、
枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)菅直人首相・野田佳彦首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。
8)悪徳10人衆は、改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋 !
要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。
日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。
しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。
我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。
9)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !
*悪徳ペンタゴン(悪徳五角形):
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
2016年、報道の自由度は、日本は、世界72位に転落した。
独裁志向・安倍政権下、隠蔽・権力迎合の捏造・画一偏向報道の
NHK等日本マスコミの腐敗堕落は、ひどい。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」・巨大資本なのだ。
(植草一秀氏の説)
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