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民主党の支持率がついに１６％台になって、自民党と並んだ。政権交代時と同じだ。外交は場当たり、国会運営もでたらめ。宜なるかなの思い頻り。
参院選での敗北は自民との連立の口実ための、当初からのもくろみだったようだが、代表選での小沢追い落としは目論見が外れた。代表選で見せつけられた小沢さんの大政治家ぶりと、民衆の熱狂的な支持に民主党執行部と日本の権力者たちは恐怖を覚えたに違いない。
「1年間で何回も総理が替わるのは良くない」などと目先の、浅はかな意見で無能総理を選んだ国民やマスコミはどう釈明するのだろう。目先のことしか考えない連中だから反省する能力もないかもしれない。
マスコミが情報を独占し、思いのままに国民を操っていた時代は過ぎた。米、中、露。海千山千のしたたかな連中を相手に渡り合わなければ生きていけない時代になっている。しかるに、護送船団方式に慣れ親しんできた官僚もマスコミもこんな状況に対応する能力も気力もない。唯一の見識と実力を備えた小沢さんを冤罪で追放することばかりに血道を上げている。もともと無能な菅内閣は場当たり的な対応しか出来なくなってしまった。
それにもかかわらず、自民党の支持率も麻生内閣時と同じだから、65年間の自民党政治の悪行の数々を知った国民の怒りは一向に収まっていないのが分かる。
「みんな」が支持率を上げるという声も多いらしいが、それとて、民主・自民にとって代わり、スーローガンの公務員制度改革、景気対策、難しい外交を処理していく能力があるとは思われない。たちまち馬脚を現し、民衆の怒りと絶望感を煽る結果に終わるだろう。今後どうなっていくのだろう。
その目安の一つとして参考になるのが11月3日のニコニコ動画での小沢さんの発言だ。小沢さんはこんなことをいっている。
「ただ、自民党も長年、政権党だったですがね、自民党も（見識や実行力は）全然ない。ないんだけども、いい時代だったでしょ、自民党は。右肩上がりのいい時代だったから、いろんな矛盾が全部隠されていたわけですよ。そうじゃなくなったもんですから、矛盾が吹き出てきちゃった。だから自民党政権はつぶれちゃったわけだ。この二の舞にしないように民主党政権は絶対、成功させたいですよ、そうしないと観念的な右左の極端な議論に（なる）。両方ダメだ、自民党もダメだ、民主党もダメだ。そういう左右両極の議論が強くなる。これが一番、不幸だ。」（「すみっち」さんの文字起こしより）
この「観念的な右左の極端な議論」というところが眼目だ。小沢さんがニコニコ動画で言いたかったことはたくさんあるだろうが、核心はこれだったと推測される。
抑制された表現ながら、小沢さんは、無能内閣と、受け皿になり得ない自民党で政情不安が増大し、左右の極論が激突、ミャンマーのような事態が起こるのではないかと懸念しているのではないか。小沢さんがこれほど迫害され、いじめられても離党しないのはその判断だからと思われる。
こういう政情不安に陥った時、政党政治の成熟した国なら、民意によって政権交代を行って、力による対決を避けるのだが、官僚独裁、その官僚の不見転芸者マスコミが支配、国民の政治家像といえば、「清廉潔白」、まるで小中学生の作文のようなイメージしか浮かばないほどの政治経験の乏しい、政治後進国の日本では難しい。
そうすれば、国民は力で対決するより方法が無くなる。左右の激突で解決せず、経済困難、失業、社会不安が増大すれば、古来、支配層が打つ手はただ一つ、軍事力の国内向け発動、すなわち自衛隊によるクーデタである。しかしそれは周辺諸国の反発と警戒心を高め、国内の社会不安、経済困難を一層増大させるに違いない。その先に見える姿は、おぞましい限り。触れたくない。
目下、アメリカ軍部・CIAあたりの意向を受けた自衛隊の実行部隊が、東京周辺の、人目につかないどこかで、計画を進めているのではないかと、いやな予感がする。
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- 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします。 管理人さん 2010/11/15 20:00:23
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