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立憲4党と語る: これからの日本・日本共産党編(下・完)
2017-06-26 11:05:23
テーマ:ブログ
立憲4党と語る:これからの日本・日本共産党編(下・完)
怒りの声を聞き、地道に闘っていくこと !
共産党の大転換——野党共闘へ
「加計学園」問題、「萩生田副長官の関与」続々 !
文科省の記録から、首相側近、加計氏とも親密 !
(shiminrengo.com:2017年5月15日 より抜粋・転載)
◆共産党ってどんな政党なの?
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
◆怒りの声を聞き、地道に闘っていくこと !
津田: 共産党はずっと労働者の権利を守ってきました。一方で、いま増えている非正規雇用に関してはどのようにお考えですか?
小池書記局長: かつては非正規雇用にはあまり光が当たっていませんでした。それを可視化したのが派遣村でした。今まではともすれば正社員中心の運動だったけど、非正規雇用の実態を見て、なんとかしないと、と迫られました。公務員でも非正規雇用が増えています。
派遣村、ネットカフェ難民、ブラック企業などの問題も、たたかっている人々と共に行動する中で、政策化することができてきています。
津田: 安倍政権も、教育勅語や安保法制をやりながら、働き方改革や再分配など、個別にはリベラルに見える政策をやっていますね。そのような動きをどのように見ていますか?
吉良議員: 労働法規制の枠外に出る人を増やそうとしているのが、いまの政治のやりかたです。「働き方改革」ではフリーランスなどの、多様な働き方を増やすといいます。しかし、フリーランスは個人事業主、つまり労働者としてすら認められず、労働法規制の外に置かれます。そういう人も含めた日本で働くすべて人を保護するための制度づくりこそ必要だと思います。
小池: 安倍政権のやっていることは「働き方改革」でなく、「働かせ方改革」ですよね。たとえば、「働き改革実現会議」のメンバーは、財界代表が日本経団連はじめ7名に対し、労働者代表は「連合」会長1名だけです。
残業規制も経団連の意向を汲んで100時間残業ということになった。怒りの声があるから、口では改善すると言いますが、安倍政権には答えが出せません。だから野党や、市民団体が答えを出していかねばならないと強く感じています
津田: しかし、野党はそういった受け皿になりきれていないのではないでしょうか?
小池: 安倍政権があれだけひどいことをやっているのに、支持率が下がらない。その最大の理由は、安倍政権に代わるイメージを、野党が示せていないことにあると思います。
野党が責任をもって安倍政権とは違う政治の選択肢があるのだということを、野党共闘によって見せていく必要がある。いろいろな問題を、市民とたたかいながら、学び合いながら、政策を作るということができ始めていると感じています。
岡: まさにその通りだと思います。私たちがSEALDsでやろうとしたことも、そういったことでした。
吉良: 共産党員は常に国民が声を上げる運動の場にいます。そこでの声を届けるのが議員の仕事です。活動では各地で声をあげ、その声を政治の場に届けることが習慣になっています。
小池: 私の国会での質問も、「暴露」とか言われますが、地域の平和運動を地道にやっている人たちから情報が寄せられてくるんです。昔からの草の根のネットワークの積み重ねによって成り立っています。
津田: 小池さんの国会答弁はいつも爆弾ですよね。赤旗の調査報道もすごいクオリティです。しかし赤旗も共産党も敬遠されがちです。
それはやはり共産主義を掲げていることが問題なのではないでしょうか? 具体的に共産主義とはどういったことを目指すのでしょうか?
小池: 私たちには「資本主義はこのままでいいのか?」という問題意識があります。いま世界は様々な問題を抱えていますが、例えば地球温暖化など、資本主義の論理だけでは最終的な解決はできません。一部の人たちだけが利潤を独占する社会ではない、もう一歩次の社会に行くことができるのではないでしょうか。
津田: いまヨーロッパで起きていることは示唆的です。排除された移民・難民の問題やISISの問題も資本主義とは無関係ではありません。そんな中で、共産党はこういう風にしていけばいいというのはありますか?
小池: もちろん、一足飛びに資本主義を抜け出そうとしているわけではありません。ヨーロッパにもさまざまな課題がありますが、たとえば労働時間規制問題に関しては日本よりも解決が進んでいます。
派遣労働者もきわめて少ないです。まずは、資本主義の中で民主的にルールを作り、格差と貧困をなくしていく、経済にもデモクラシーをつらぬくことが大切です。
◆共産党の大転換——野党共闘へ
津田: 共産党にとって、野党共闘は非常に大きな転換ですよね?
小池: 大転換ですよ。これまでは「全国レベルでは、国政選挙の協力はやらない」という方針でやってきましたから。やっぱり全国的に広がった市民の運動の影響が大きいです。国会前で直接「野党はがんばれ!野党は共闘!」と言われる。私も含めて共産党の議員はみんな、これを共通の体験として持っています。
「このままじゃダメだ」と、みんなが同じ温度でそれを感じています。だから、野党共闘、選挙協力を決めたときには党内にも反対意見はほとんどありませんでした。昔からがんばってきた共産党員の皆さんが、若者たちが街頭や国会前に出てきたことに感激しちゃったんですね。
岡: 三重でも最初は、民進党が共産党とは一緒にやらないと言っていて、大変でした。でも、共産党は電話を10万本かけるなど、下支えをしていました。
津田: 吉良さんは、個人的な思いとしてここを変えたいというのはありますか?
吉良: 国民目線が欠けている政治を変えたいです。自分自身が取り組んでいるのは、ブラック企業の問題です。
津田: 議員になられてから、受け止められ方や、反応が変わってきたという実感はありますか?
吉良: 国会議員になってブラック企業問題で政治が動いたことは大きいです。議員になりたてのころは、規制のキの字もありませんでした。残業の上限規制など、少しずつ話題に上がるようになりました。
たとえば、和民などのいわゆるブラックとされてきた企業自身も変わると宣言しています。しかし、まだまだこれからです。ブラック企業によって自殺するくらい追い詰められている若者が増えています。
津田: 奨学金の問題もようやくクローズアップされるようになりましたね。
吉良: 奨学金というローンがあるのに、雇用状況も悪くなっています。奨学金給付型制度を広げること、学費を下げて無償化を目指すことも「ブラック企業」をなくす上でも重要だと思います。
津田: 共産党は高い理想を掲げられていると思います。その理想は素晴らしいのですが、一方で、「財源は足りるのか?」「現実にはできないのでは?」と考える有権者がたくさんいます。安保法制も、沖縄基地の問題も「現実をみろ」という形で追認してしまう。どうすればそういう人たちに届くのでしょうか?
小池: 決して届いていないわけではないと思います。実際に、問題が目の前に突きつけられたときには選挙で結果がでています。例えば沖縄では、選挙で新基地建設反対の明確な民意が示され、沖縄県選出の自民党議員は1人もいなくなりました。
福島でも自民党の現職大臣が落選しています。
安倍政権はありとあらゆる手段で嘘とごまかしをやっています。それが通用しなくなったところでは、野党が勝っているのです。僕らの課題はそのごまかしをあばくこと。まだ届いていないというのは、伝えきれていないということです。
岡: 共産党としてのいまの課題はなんですか?
小池: いま共産党員が30万人、赤旗の購読者は120万人で、率直にいって減少傾向にあります。未来に向かってつなげていくために、若い人たちを党の中にもっと増やしていかないといけません。工夫はしていますが、さらにアピールのしかたを改善しなければなりません。
なにより「日本をこう変える」というポジティブなメッセージを発信していきたいですね。
それと、吉良さん、池内さおりさん、山添拓さんと、東京だけでもこういう若い議員が増えて、イメージがどんどん変わってきています。そういう人たちが全面にでて、党を代表してテレビなどに登場する機会をふやしたいですね。
津田: 党内で議論して決まった方向性について、不満があるか調査をすると、共産党と公明党はほとんど不満がなかったという結果が出ていました。「なるほど、これは統制されているな」と思ったのですが、意見の多様性についてなどはどう思われますか?
小池: けっこう激しい議論をしていますよ。もちろん意見が対立することだってあります。他の政党はその対立を表に出てしまいますが、うちはそれを表立ってはやりません。
一同: (笑)
津田: 最後に一言ずつお願いします。
吉良: 先ほど話に出ましたが、理想と現実について、確かに「現実をみろ」というのはわかります。しかし、原発ありがいいか、なしがいいか。戦争か、平和か。学費は無償か、有償か。どっちがいいかと言えば、答えは明らかだと思います。
人間には本質的に社会をよくしたいという要求や理想があり、そういう訴えはもっとあるはずです。だから国民のみなさんは、もっともっと自分の理想を出して欲しいです。原発をなくしたい、平和がいい、学費を無償にしたい。だったら声をあげましょうよ。
引き受けて考えるのはわたしたち議員なのですから。そして、答えられるように努力して政策を作ります。一緒に変えましょう。
津田: 共産党の人に困っていることを相談したら親身になって聞いてくれたという話はよく聞きますよね。
小池: 共産党に興味があったら、共産党の支部は全国に約2万あり、これは、小学校の数と同じくらいです。ぜひ声をかけてみてください。みなさんの地元に必ずあるので、ドアを叩いてくれたら嬉しいです。
津田: ありがとうございました。
(参考資料)
「加計学園」問題、「萩生田副長官の関与」続々 !
文科省の記録から、首相側近、加計氏とも親密 !
(www.jcp.or.jp:2017年6月22日より抜粋・転載)
安倍晋三首相の友人が理事長の学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設をめぐり、首相側近の萩生田(はぎうだ)光一官房副長官が「官邸は絶対やる」と述べたとされる文書の発覚で、幕引きを図っていた政権が追い詰められました。
萩生田氏は指示を否定していますが、この間明らかになった一連の文部科学省内部文書は、同氏が関与し続けてきたことをはっきりと記録しています。
(三浦誠)
本紙が入手した内部文書「10/7萩生田副長官ご発言概要」は、昨年10月7日ごろ、文科省が萩生田氏の発言としてまとめた文書です。当時は加計学園の獣医学部新設が国家戦略特区で認められる3カ月以上前。
新設に慎重だった文科省は、内閣府に「平成30年(2018年)4月開学を大前提に」「官邸の最高レベルが言っている」と迫られ、萩生田氏に調整を依頼しました。
文書によると萩生田氏は、「加計学園が誰も文句が言えないような良い提案をできるかどうかだな。構想をブラッシュアップ(磨き上げる)しないといけない」と発言。続けて「私の方で整理しよう」と引き取ったとされています。
昨年10月21日には文科省高等教育局長が萩生田氏と面会。この際の記録が20日に公表された「10/21萩生田副長官ご発言概要」です。これによると萩生田氏は、「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。工期は24ケ月でやる。
今年11月には方針を決めたいとのことだった」と通告。「文科省だけが怖じ気(おけ)づいている」「官邸は絶対やると言っている」と述べたとしています。調整の結果、最後通牒(つうちょう)を突き付けられたようなかっこうです。
昨年11月1日に内閣府から文科省に送られたメールも、萩生田氏の関与を記述。ここには、国家戦略特区諮問会議の決定文案について、修正の指示が「官邸の萩生田副長官からあったようです」と記されています。この修正で、獣医学部新設ができるのは事実上、愛媛県今治市だけとなりました。
文科省関係者は「新文書の発覚で、萩生田氏の関与が焦点になった」と言います。
萩生田氏は落選中に加計学園系列の千葉科学大学で客員教授を務め、報酬を得ていました。現在も名誉客員教授です。
今月16日の参院予算委員会では、安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長について、「腹心の友と確認したこともないし承知していない」と答弁。
しかし萩生田氏のブログには、13年5月に、安倍首相や加計理事長と一緒にバーベキューを楽しむ写真が掲載されています。
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