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自民党の絶対得票率は、約17%であり、「安倍一強」報道は、まやかしである !
戦前の独裁政治志向・憲法改悪を狙う、安倍首相の人格への批判論は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」: 2017/06/19より抜粋・転載)
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1)御用マスコミの調査だが、時系列の変化で見ると、
各社調査の内閣支持率が、急落している !
2)国民は、「アベ友三兄弟」についての、政府の説明を納得
せず、問題があると判断している !
3)「アベ友三兄弟」疑惑から逃げ回り、共謀罪を強行採決して
国会を閉会したから、内閣支持率が急落したのだ !
4)アベ友三兄弟疑惑は、何も解明されていないのだから、
閉会中審査を行うべきだ !
5)自公政権下、警察・検察は、過大・ペテン師的裁量権を
有しているから、共謀罪の成立で、巨大裁量権となる !
6)裁判所の正体は、「法と正義」に基づく判断が示される可能性は極めて低い !
7)森友疑惑において、安倍昭恵氏に、説明責任を果たさせる事は、絶対に必要不可欠だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
8)自民党の絶対得票率は、約17%であり、
「安倍一強」報道は、まやかしである !
2014年12月の総選挙で安倍自民党が獲得した票は、全有権者の17.4%に過ぎない。
主権者の6人に1人しか安倍自民党に投票していないのだ。
公明党を合わせて、与党が獲得した票が、全有権者の24.7%。
主権者国民の4人に1人しか安倍政権与党に投票していない。
問題は、主権者国民の約半分が選挙に行かなかったことだ。
安倍政権与党以外に投票した主権者が、全体の28.0%だった。
9)与党に投票した主権者よりも、非与党に投票した主権者
の数のほうが多いのだ !
与党に投票した主権者よりも、非与党に投票した主権者の数のほうが多い。
だから、「安倍一強」という表現は、フェイクなのだ。
森友学園は、安倍首相の近親者が、国有地を不正に安い価格で払い下げられたという事案だ。
問題が発覚してから、安倍首相は森友学園の籠池泰典前理事長との「距離」を強調するようになったが、安倍首相が森友学園で講演する予定を入れていたことは事実であり、森友学園の教育方針に強い賛辞を送っていたことも事実なのだ。
この森友学園が時価が10億円を下回ることはないと見られる国有地を、1億3400万円の安値で国から取得した。
10)森友事案は、国有地不正払い下げ事案である
疑いが極めて濃厚である !
国有地不正払い下げ事案である疑いが極めて濃厚である。
地下埋設物の撤去費用としての8億円が値引きされて安値譲渡となったが、地下埋設物の存在が疑わしく、国有地を「適正な対価」でない不正な安値で払い下げた疑いが濃厚なのである。
この問題に関して安倍首相が2月17日の衆議院予算委員会で、
次のように述べた。
「私や妻がこの認可あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは明確にさせていただきたいと思います。もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣をやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います。」(議事録251)
「繰り返しになりますが、私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。」(議事録255)
11)森友事案に、安倍昭恵氏が関与していれば、
安倍首相は、首相・議員を辞職すべきなのだ !
したがって、安倍昭恵氏が、国有地払い下げにかかわっていたのなら、安倍首相は間違いなく総理大臣も国会議員もやめることになる。安倍首相のこの発言が何よりも重いのだ。
森友学園の籠池泰典氏は、国有地の問題について、新設小学校の名誉校長に就任した安倍昭恵氏に相談し、安倍昭恵氏が秘書の公務員に指示をして、この秘書が財務省と折衝した。
その結果として、財務省が特別な便宜を図り、最終的には、国有地を激安払い下げしたのである。
客観事実は安倍昭恵氏の関与を示唆している。
この疑惑を払拭するには、安倍昭恵氏が質疑に応じるしかない。
12)安倍首相は、妻・昭恵氏に国会で、証言させる、
責任があるのに、逃げ回ってきた !
安倍首相には国会答弁を示した責任がある。安倍昭恵氏に説明をさせる責任があるのだ。
しかも、安倍昭恵氏には5人もの公務員が秘書として配属されていた。
安倍昭恵氏が秘書の公務員に命じて財務省と折衝させた行為には、国費が投下されていると見る必要がある。その行為について、安倍昭恵氏は説明する責任を負っている。
証人喚問がいやなら、参考人招致でもよい。安倍昭恵氏に公の場での説明をさせる。
これは絶対に必要なプロセスである。
13)野党は、審議拒否しても、安倍昭恵氏の
国会での証言を求めるべきであった !
国会審議で、野党は、寝転がってでも、安倍昭恵氏の説明を求めるべきであった。
そのための審議全面拒否なら、主権者国民が全面的に支持したと思われる。
ここで、踏ん張りを見せずに、野党は審議に応じ、安倍昭恵氏の説明責任が宙に浮いたまま、国会が閉幕してしまったのである。
加計学園による獣医学部新設事案は、外形的な事実を見れば、政治の私物化、典型的な癒着政治そのものである。
獣医学部新設を求めていた、京都産業大学を排除するための条件が、書き加えられたことは、
「加計学園にだけ獣医学部新設を認める」ための人為的な操作であると判定せざるを得ない。
14)「加計学園にだけ獣医学部新設を認める」事は、
安倍政権による政治の私物化、政治腐敗事案である !
安倍政権による政治の私物化、政治腐敗事案であると主権者が判断するのは順当なことである。
安倍首相の家来・御用記者の山口敬之氏に対して、準強姦の疑いで逮捕状が発付されたのに、警視庁刑事部長がこれを握りつぶした事案は、政治権力による操作妨害の疑いが濃厚である。
米国で、ロシアゲート疑惑に関する、トランプ大統領の発言が、FBIに対する操作妨害だとして問題とされているが、その比ではない。
国会は、中村格元警視庁刑事部長を参考人招致するべきであるが、これも国会審議でしっかりと追及することが行われなかった。
15)民主政治を求める、賢明な国民は、一刻も早い
安倍・暴走政治の終焉を目指すべきだ !
こうした現実を踏まえて、私たちは、一刻も早い安倍・暴走政治の終焉を目指さなければならない。
安倍政治を終焉させるために、短期の目標としては、安倍昭恵氏に説明責任を果たさせて、2月17日の安倍首相国会答弁に基づく首相辞任を誘導することを定めるべきだ。
他方、中期の目標として、次の衆議院総選挙で、安倍政権与党を過半数割れに追い込み、安倍政治を許さない勢力が、衆議院過半数議席を確保するための具体的戦術を明確にすることを置くべきだ。
それが、政策を基軸に主権者が連帯する、オールジャパンの政策連合である。
原発、戦争法、消費税を軸に候補者一本化を急がねばならない。
(参考資料)
精神科医・香山リカ氏が安倍首相の「言動」を一刀両断 !
http://www.nikkan-gendai.com: 2014年9月1日より抜粋・転載
リベラルな言動で知られる/(C)日刊ゲンダイ:
「いいね」を支持だとする恐るべき勘違い !
安倍首相は、果たして、マトモな人物なのか ?
多くの人が漠然と抱いている不安ではないか。
国民が頼みもしない解釈改憲に突き進み、野党に突っ込まれるとブチ切れ、暇さえあればゴルフをし、しかし、広島の土砂災害では、のんきに別荘に戻っていた。
仰々しい言動、独善的な振る舞い、その裏に見え隠れする不安がある。
得体の知れない最高権力者をリベラルな言論活動で知られる専門家が一刀両断――。
■安倍首相は、自分への批判は聞こえない !
――香山さんは、安倍首相が集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、記者会見を開いたとき、欺瞞的と切り捨てましたね。
情緒的な部分に訴えたでしょう。邦人の保護とかNGOの駆け付け警護だとか。誰もが「それは救うべきだ」と反応する事例を持ち出し、しかも子供やおばあさんが描かれている絵を見せて、「助けなくていいのか」と。あの瞬間、集団的自衛権の議論は、次元の違う話にすり替わってしまったんです。
――安全保障や平和憲法の話ではなく情緒論に?
そうです。国民は踏み絵を踏まされたような感覚です。特に絵を使ったことが欺瞞的だったと思います。小泉政権のときにワンフレーズポリティクスの是非が問われた。ワンフレーズでも言葉があった分、マシだったと思います。死刑廃止論者にあなたの家族が殺されていいんですか、と問いかけ、そういう映像を見せるのと一緒です。誰でもそれは困る、と言うでしょう。
――狡猾な心理学的手法、トリックですね。
ただ、私は安倍首相がそこまで意識、計算していたか、というと違うと思います。
――というと?
こういう絵を見せれば、国民をだませるということでもなく、自分自身も「こうなったら困るな」と、この程度の理解じゃないのかなって。
――そう見えますか?
安倍さんて、フェイスブックなどSNSを利用して、「いいね」が何万件もあると、それだけで支持されていると単純にうのみにしちゃうようなところがある。ストレートにそう思える精神構造っていうんですか。
――えらく単細胞というか、アバウトですね。
国会答弁でもこういう場合はこういうことが起こって、だからこうするんだということを論理的にきちんと説明するのではなく、私には国民を守る責任があるんだ、という大きな話にして、すり替えてしまうでしょう。
――野党がそれでも突っ込むと、感情的になってブチ切れる。
聞かれたことに答えるのはコミュニケーションの基本だと思いますが、それをしない。なんだか、自分に都合のいい声ばかりを聞いて、批判的な声には耳をふさいでしまう、見なかったことにしてしまう。そういうところがありますね。
――子供じみているじゃないですか?
2世3世の政治家は多いけど、批判的なことを言う人がいない環境で育ったのではないか。
そんなふうにも見えますね。確かに、第1次政権では政権を投げ出し、大きな挫折を味わったとは思います。でも、その後、本当の意味で苦汁をなめて、あらゆる批判も全部受け入れて、這い上がってきたというより、「安倍さん、あなたしかいないよ」という人々が周りにいっぱいいたわけですよね。批判を受け止めるというより、そういう人の慰めの声だけを聞いて、励みにしてきたんじゃないでしょうか。
――いわゆるお友達ですね。
安倍さんって、奥さんが家庭内野党とかいわれていますよね。昭恵さんは原発再稼働にも批判的だし、社会的弱者にも寄り添っています。ここまで考え方が違う夫婦は珍しい。本来であれば、徹底的に論じ合うか、あるいは一緒にいられなくなるか、だと思いますが、あの夫婦はお互いの自由を認めているというか、外遊の時には何事もなかったかのように仲良く手をつないでいる。
信頼関係があるというより、安倍さんは会話をしていないのだと思います。
自分に批判的な言動は見たくないし、考えたくない。だから、たとえ昭恵さんが話しかけても遮ってしまうのではないか。ゴルフとか外遊とか楽しいことだけ、一緒にやる。
「安倍首相はオイディプスコンプレックス」
■広島への対応で分かったお友達優先 !
――なるほど。野党に対する態度もそうですね。批判には聞く耳を持たない。説明する気もない。そんな感じを強く受けます。こういう人を精神分析すると、どうなるんですか?
一般論ですが不安が強い人です。気弱な方です。バリアーを広げ、虚勢を張って、痛いところを突かれても、聞かなかったことにしてしまう。ただし、国会答弁では聞かなかったことにはできませんから、感情的に反発する。
――となると、安倍さんも相当、不安なんですかね?
だと思いますよ。今度の改造でも、石破幹事長を外すといわれていますよね。切り捨てて、いなかったことにしたいんですよね。自分と考え方が違う人も取り込むことができない。抱き込み、取り込めば、強力な政権ができるのに、そうしない。半ば恐怖だと思いますね。
――これをやりたいという信念があれば、取り込めるんでしょうが、それがないような
気もします。ところで、安倍さんは、そういう不安が見え隠れする一方で、えらく強気というか、自信があるように見えるときがありますね。
特殊な家柄じゃないですか、安倍さんは。おそらく、総理をやったことで、父親、晋太郎氏は超えたという自負があるのでしょう。安倍さんの中では祖父を乗り越え、新しい憲法を作った総理大臣として、歴史に名を刻みたい。そういう野心はあると思います。オイディプスコンプレックスですね。
――それで改憲にシャカリキなんでしょうね。まずは解釈改憲と。
そうでしょうね。でも、これって政治的テーマというより、安倍さんの家庭内のテーマですよね。
母親の洋子(岸信介元首相の娘)さんからの刷り込みも大きいような気がします。
−以下省略−
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