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日本共産党27回大会の2日目感動・決意、いきいき、
ベテランから若手まで38人発言 ! 野党共闘の広がり実感 !
来賓あいさつの一部 !
T 日本共産党27回大会の2日目
(www.jcp.or.jp:2017年1月17日より抜粋・転載)
「『日本の政治の新しい時代』を前に進める強く大きな党を」―。
日本共産党第27回大会2日目の、1月16日、前日に引き続き、感動、共感、決意にあふれる活発な討論が行われました。
討論では38人が発言に立ちました。強権・暴走を強める安倍政治に対して、全国津々浦々に広がりつつある野党共闘の経験や、それを支え、促進する党の奮闘、若い世代や労働者の中での党づくりの取り組み、総選挙勝利に向けた決意を、ベテラン、中堅、若手党員がいきいきと語りました。
(写真)沖縄からの発言を真剣に聞く大会代議員・評議員=16日、静岡県熱海市
「野党共闘は国民の要求です」。
昨年の参院選での野党統一候補の勝利、知事選挙での勝利を勝ち取った新潟県の
川俣幸雄書記長がこう切り出し始まった2日目の討論である。
「新しい政治を開く」野党共闘の広がりを実感させる発言が相次ぎました。栃木県の小林年治県委員長は「(知事選、宇都宮市長選では)多様性が発揮されたからこそ、これまでにない大きなたたかいができた」と共闘における「多様性」が「強み」になることを実証である。
沖縄県の比嘉瑞己県議は、「建白書という大義の旗を掲げ、『オール沖縄』という本気の
共闘で作り上げた私たちの民意は揺るがない」と力を込めました。
日本共産党の政治的躍進が開くものは何か―。斉藤和子、畠山和也両衆院議員、山添拓参院議員はそれぞれ地元要求やたたかいに寄り添った自らの国会論戦を振り返り、
「私たちが絶対に負けないのは現場に生きている一人ひとりの現実に目を向け、声を聞きともにたたかっていることです」(斉藤議員)などと発言した。
衆院長野4区の毛利栄子候補は、「わくわくする情勢であり、未曽有のたたかいで必ず議席を実現したい」と決意表明し、白川容子四国比例候補は、「唯一空白の四国ブロックから、必ず国会に行く決意です」と力を込めました。
松本顕治・高知1区候補は、高知の反戦詩人・槇村浩や山原健二郎元衆院議員のたたかいにふれ、「先輩たちが命がけでつないだ歴史をつなぐ」と必勝の決意を表明しました。
◆大きな党へ躍進
労働者と若い世代に強く大きな党をつくる決意が相次ぎました。
「学園内に支部があったからこそ、若い世代がともに学び、次の社会変革の担い手と成長することができた」。愛知県の学生支部長は、学生支部での活動を振り返りこう発言。東京の弁護士・中谷美弥子さんは、選挙戦、雇用、奨学金をめぐるたたかいで若手弁護士が先頭に立っている実践を語りました。
福島、石川、広島の民青県委員長も、党との「共同の事業」で民青を大きくする活動を生き生きと発言しました。
関西地方の職場支部の代議員は、年末年始に6人の党員を迎えたと切り出し、「職場でも党と青年の垣根が低くなり、この中で党の信頼が高まっている」と発言。関東の民間職場の代議員はリストラの嵐が吹き荒れるもとでの活動を紹介。「早期退職を強要された労働者が相談に来て、会社の横暴に屈しない活動をしたいと入党した」と語ると会場の代議員らから激励の拍手が起こりました。
◆気軽に真剣に
登壇した代議員らは、「どうやって党建設を本格的な前進に転じるのか」との問いかけに答えました。
山形県の矢口廣義・最北地区委員長代行は党員拡大の経験を語り、「対象を広くあげ、気軽に真剣な働きかけを行えば多くの方が応えてくれる」と述べ、三重県の中野武史北勢地区委員長は、「職場では党員が自分たちが思う以上に信頼されており、それを土台に思い切って働きかければ可能性が開ける」と強調しました。
奈良県北和地区の奥谷和夫・山添村議は、「しんぶん赤旗」読者の結びつきを強めながら75カ月減らさず前進させている活動を報告。相手の思いをよく聞く“リスペクト(尊敬)運動”を始めた大阪の阪上良一・堺地区委員長は、自公維の悪政に苦しむ人々のやるせない思いを聞こうと運動が始まったと紹介。「お互いリスペクトがんばりましょう」と締めくくりました。
◆来賓8氏があいさつ
大会2日目の16日、来賓として8氏があいさつしました。
あいさつしたのは、平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)の牧野富夫代表世話人、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の福山真劫(しんごう)共同代表、全国労働組合総連合の小田川義和議長、新日本婦人の会の笠井貴美代会長、農民運動全国連合会(農民連)の白石淳一会長、齊藤栄(さかえ)熱海市長、日本民主青年同盟(民青同盟)の小山農(みのる)委員長、原水爆禁止日本協議会の高草木(たかくさき)博代表理事の8氏。
あす党大会最終日 党内通信・ネット生中継 午前9時30分から
日本共産党第27回大会最終日の18日、結語をはじめとした議事を、午前9時30分から党内通信とインターネットで生中継します。
党内通信は、都道府県委員会と地区委員会で視聴できます。
インターネット中継は、日本共産党ホームページで視聴できます。
U 来賓あいさつの一部
◆アベ政治終わらせる行動 ! 新日本婦人の会会長 笠井貴美代さん
歴史的な大会で、私どもも“古い友人”としてごあいさつさせていただき、本当に光栄に思っております。
新婦人は今、「女性・市民と野党の共闘でアベ政治を終わらせる」を合言葉に、憲法署名とヒバクシャ国際署名を持ち、意気高く新春行動をスタートさせています。暮らしや命に根ざした要求があり、何でもおしゃべりできる仲間がいることが元気の源です。
安倍政権の「女性の活躍」政策こそ、事実に反する「ポスト真実」です。
まやかしの暴走政治をはね返す力も、要求と仲間、おしゃべりだと思っています。
私たちは1962年の創立以来、政党支持自由の会として、互いの意見を落ち着いて聞きあうことを「これからのエチケット」と銘打ち、実践しています。
女性たちは戦争法反対で平和の世論と行動をリードし、カジノや原発を強く批判し、アベ政治ノー、憲法守れと意思表示しています。
この女性の要求を野党共闘の共通政策に盛り込み、さらに豊かにと、地域から野党4党に働きかけています。
新婦人は秋、第28回全国大会を開きます。日本国憲法を守りぬき、個人の尊厳が守られるジェンダー平等社会をめざし、皆さまと力をあわせていく決意です。
◆暴走政治から農業を守る !
農民運動全国連合会会長 白石淳一さん
日本共産党が綱領で農業を基幹的産業に位置づけ、農民連運動にお力添えくださっていることに敬意と感謝を申し上げます。
安倍政権は昨年、TPP(環太平洋連携協定)の承認案と関連法案をめぐって異常な国会運営を繰り返し、採決を強行しました。日本共産党はTPPに一貫して反対の態度を貫き、農民連や市民団体の共同の運動を激励し、秘密主義をたてに答弁を拒む政府を追い詰め、危険な本質を明らかにしてこられました。
共産党が全国で運動を励まし支え続けたことが、大きな力だったと実感しています。
アメリカではトランプ次期大統領がTPPからの脱退を言明しており、発効は見通せない状況です。「TPP推進で米国を説得する」とする安倍首相の姿勢は異様です。
TPPの破たんは、安倍政権にとっての打撃の大きさを示しています。
安倍政権は戦後農政の枠組みを解体するアベノミクス農業改革に続き、農協解体を強引に進めようとしています。農協組織への不当な干渉はただちにやめるべきです。
野党連合政権の実現のために努力している日本共産党の存在は、農民にとっても希望です。大会が大きく成功されることを祈念し、あいさつとします。
◆野党連合政権 青年の希望
日本民主青年同盟委員長 小山農さん
昨年11月の民青同盟第40回全国大会は、自らの活動への自信に満ちあふれ、大変明るい、勢いのある大会として成功しました。
これを力に前進が始まっています。昨年9月から毎月、前年同月の拡大数を上回り、新たな班も結成されています。民青の建設を党との「共同の事業」として成功させる決意を込めてお話しします。
一つは、野党連合政権を自分たちの政府として実現したい。野党連合政権は青年の希望です。青年の願いを掲げた運動が共闘を豊かにし、野党連合政権を実現する力になる。
民青の役割を輝かせ、日本中で青年のたたかいを広げる決意です。
二つは、青年の身近に班をつくり、政治を変えたい。班会は同盟員が学び、成長し、行動に立ち上がる場です。日本中の地域や職場、学園に班をつくり、政治を変える力を大きくしたいと思います。
三つは、何としても民青を大きくしたい。青年が民青との出会いを待っています。仲間を増やし、全国津々浦々に新たな班をつくりたいと思います。
民青同盟の新たな本格的な前進を勝ち取り、安倍政権の打倒と野党連合政権の実現、そして日本の変革の事業を引き継ぎ、発展させるために全力を尽くす決意です。
◆国際署名で核兵器禁止を !
原水爆禁止日本協議会代表理事 高草木博さん
日本共産党第27回大会にあたり、原水爆禁止日本協議会を代表して、ごあいさつを申し上げます。
今、世界でも多数の国の政府と市民社会の運動が協力して、新たな時代を開こうとしています。国連総会は昨年12月、核兵器禁止条約の交渉会議を招請することを決定しました。
核保有国、とりわけ米国は危機感をあらわにし、同盟各国に決議に反対票を投ぜよと圧力をかけました。しかし、核兵器をもてあそぶことが「安全の保証だ」という議論を信ずる国は、わずかな数の核保有国とそれに追随する国しかありません。
日本政府代表は反対票を投じ、「コンセンサスがない」と繰り返しました。
コンセンサスがないのなら、それをつくることこそが、日本の政府の責任ではありませんか。
私たちは日本の運動として特別の責任を果たそうと決意しています。
全国、全世界に被爆の実相を知らせ、核兵器全面禁止の訴えを伝えることです。
広島・長崎の被爆者は昨年、核兵器禁止廃絶条約を求める「ヒバクシャ国際署名運動」をよびかけました。被爆国日本の国民が動けば、世界が動きます。日本共産党のみなさんが、この人類的事業で先頭に立たれることを希望し、私のあいさつといたします。
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