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翁長知事の実質基地容認姿勢に、
物言わぬ、沖縄マスコミは許されない !
翁長知事の行動は、実態上は、「ポーズ」の反対、「辺野古に
基地を作らせる」「結果」を生み出すものになっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/12より抜粋・転載)
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1)安倍政権は、TPP批准案・関連法案などを、審議
を尽くさぬまま、強行採決している !
2)NHKは、12月11日、国政上の最重要課題がある中で、
各党・政治討論を行わなかった !
3)TPP批准案等の強行採決実施は、安倍政権が、
「究極の売国政権」だとの証明だ !
4)安倍政治を改革するためには、反安倍政治の候補者を
1人に絞り、主権者の投票を集中させることだ !
5)反安倍政治の候補者で、当選した者に、選挙の際の公約
を確実に実行させる事が重要だ !
6)菅直人・野田佳彦・三反園訓の3氏のように、当選後、
公約違反する政治家が多数いる !
7)三反園知事は、7月に当選し、12月に公約違反の原発稼働を容認した !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
8)翁長知事による、沖縄の現実は、知事選の際
に懸念した通りのものになっている !
この点で、翁長雄志沖縄県知事の技法は、三反園知事よりは上であるが、沖縄の現実は、知事選の際に懸念した通りのものになっている。
翁長氏は、「あらゆる手法を駆使して辺野古に基地を作らせない」ことを公約に掲げた。
「辺野古に基地を作らせない」が公約の核心であるから、翁長氏の評価は、最終的に、「結果」で判断されるべきものだが、その前に、「辺野古に基地を作らせないために最大の行動を取っているか」が重要である。
「あらゆる手法」のなかで、もっとも有効であると、考えられてきたのが、埋立承認の取消、撤回である。したがって、知事選公約にこのことを明記するべきであった。
しかし、翁長氏は、頑なにこれを拒絶し続けた。
9)公約に、埋立承認の取消、撤回を明記しなかった、
翁長氏は、姑息な行動で、辺野古基地建設実施を許している !
知事選出馬会見で、このことを問われた翁長氏は、質問した記者に対して、「失礼だ」と逆切れの対応を示した。一番痛いところを突かれて、思わず色をなしてしまったのであろう。
翁長氏が、「埋立承認の取消・撤回」を公約に明示し、知事就任後、直ちに、「埋立承認の取消・撤回」の行動を取っていれば、辺野古基地建設の現実は、まったく違ったものになっていたはずだ。
翁長氏は、「埋立承認の取消」に進んだが、そのタイミングは、辺野古基地建設本体工事着工のための事前協議書を受理した後だった。
本体工事のための、事前協議書を受理するまで、埋立承認の取消を、先延ばししたものであると推察される。このプロセスを経て、安倍政権下、国は、辺野古米軍基地建設の本体工事に着手したのである。現時点でも、なお、もっとも有効な手法が残されている。
10)翁長知事は、「埋立承認の撤回」を
行うことが、最有効の手法である !
それは、「埋立承認の撤回」を行うことである。
埋立承認後の状況変化を理由に、埋立承認を撤回することができる。
これが、「辺野古に基地を作らせない」ために、いま、もっとも有効と考えられる手法なのだ。
ところが、翁長氏はその行動を取ろうとしない。
他方で、辺野古米軍基地建設の陸上工事部分について、驚くことに、これを容認する行動を示しているのである。
他方、高江ヘリパッドについて、翁長氏は、知事選に際して、「高江ヘリパッドでのオスプレイ離着陸に反対する」ことを明言している。
11)翁長知事は、政府に対して、高江ヘリパッド建設に
反対するとの意思を一度も表明していない !
ところが、米国と安倍政権は、高江ヘリパッドにおける、オスプレイ配備
の方針を崩していない。
この現実に対して、翁長氏は政府に対して、オスプレイの配備がある限り、高江ヘリパッド建設に反対するとの意思を一度も表明していない。
北部基地が返還されることを根拠に高江ヘリパッド建設を事実上容認するスタンスを示しているのである。
このような現実が明らかになっているいま、何よりも大事なことは、翁長氏の知事当選に尽力した人々が、翁長氏に対して、行動の是正を迫ることだ。
12)辺野古基地建設・高江ヘリパッド建設に
反対が、翁長氏の公約であった !
「あらゆる手法を駆使して、辺野古に基地を作らせない」ことが翁長氏の公約であり、また、
「オスプレイが配備される、高江ヘリパッド建設を容認しない」ことが翁長氏の公約なのである。
できることを、最速のスピードでやり尽くして、しかし、結果が出ないのであれば、翁長氏を追及することは酷であろう。
しかし、できることもやらずに、やることは迅速でなく、遅れ遅れに実行しているなら、この行動を是正することを、選挙での勝利をもたらした主権者として、正面から翁長氏に申し入れるべきである。
13)沖縄県民・沖縄マスコミは、正面から
翁長知事に、公約実行を申し入れるべきだ !
また、沖縄の有力メディアである、琉球新報社と沖縄タイムス社は、翁長氏に対して、是々非々の姿勢で対応するべきである。
オール沖縄で勝利した翁長知事だから、何があっても無言を貫く、批判をしないというのは、間違っている。
政治は選挙で選ばれた者のために存在するものではなく、選挙で選んだ者のために存在するものなのだ。
翁長氏が主権者に示した公約を本気で守る意思があるなら、直ちに行動を変えるはずだ。
埋立承認撤回に動き、オスプレイが離着陸する、高江ヘリパッド建設を拒絶する行動を示すだろう。琉球新報と沖縄タイムスが、無言を貫くことは許されない。
(参考資料)
翁長知事の行動は、実態上は、「ポーズ」の反対、「辺野古に
基地を作らせる」「結果」を生み出すものになっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/02より抜粋・転載)
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1)翁長沖縄県知事の本音は、「辺野古米軍基地建設を容認している」ようだ !
沖縄の真相が、ようやく誰の目にも明らかになり始めている。「沖縄の真相」とは何か。
それは、沖縄県知事の翁長雄志氏が、「辺野古米軍基地建設を容認している」ということだ。
2014年の沖縄県知事選で私が執拗に求めたことは、辺野古基地建設の基礎になる埋立承認の取消、撤回を知事公約に明記することだった。
県知事が、埋立承認の撤回、取消に動かない限り、辺野古基地建設を
止めることはできない。
したがって、知事選公約に、これを明記することが、絶対に必要であると主張した。
当時、有力候補とされていた、翁長雄志氏は、この点を明確にしなかった。
私は沖縄を訪問し、シンポジウムで問題提起をした。
翁長雄志氏は、知事選への出馬会見で、記者からこの点を追及されると気色ばんだ。
2)翁長氏は、埋立承認の撤回、取消を明示できない
理由として、「腹八分の合意」を挙げた !
翁長氏は撤回、取消を明示できない理由として、「腹八分の合意」を挙げた。
その意味は定かではないが、次のように推察された。
翁長氏を支持する勢力には、従来の革新勢力だけでなく、翁長氏が所属してきた、
自民党支持者が含まれる。
この自民支持者は、辺野古基地建設に反対ではなく、むしろ、容認する勢力である。
これらの広範な支持を獲得するには、辺野古基地建設を、本当に止めてしまうような、実効性の高い公約を明示できない。こんなことになるのだと思われた。
3)翁長氏支持者に、辺野古基地容認勢力があり、
高江ヘリパッド建設を事実上容認する行動を示した !
沖縄県の翁長雄志知事が、高江ヘリパッド建設を事実上容認する行動を示した。
沖縄タイムズは、次のように伝えている。
「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対すると明言して2014年の知事選で当選した翁長雄志知事が28日、工事を事実上容認する立場を明らかにした。
知事は「オスプレイ配備撤回で物事は収れんされるのではないか」とするが、地元住民からは「既にオスプレイは、飛んでいる。知事は一度も現場を見に来ていない」「公約違反だ。高江を切り捨てるのか」など批判の声が上がった。
4)沖縄地元住民からは、「公約違反だ。高江を
切り捨てるのか」など批判の声が上がった !
識者からは「辺野古新基地建設反対の立場は明確にした」と評価する意見があった一方で、「住民が工事差し止めの仮処分を申し立てている中で、残念な選択だ」との声もあった。」
記事は、「「辺野古新基地建設反対の立場は明確にした」と評価する意見があった」とするが、これも“事実誤認の評価”である。
翁長雄志氏はすでに辺野古基地の陸上工事を容認している。
また、本ブログ、メルマガで再三指摘し続けてきたように、翁長氏による「埋立承認取消」措置は、沖縄県が辺野古基地建設本体工事に関する事前協議書を受理した後であった。
辺野古米軍基地建設の本体工事を着手できる段取りが整うまで、
「埋立承認取消」を先送りしたものだった。
5)翁長氏の行動は、実態上は、「ポーズ」の反対、「辺野古に
基地を作らせる」「結果」を生み出すものになっている !
つまり、翁長氏の行動は、「辺野古に基地を作らせない」「ポーズ」を取りながら、実態上は、「辺野古に基地を作らせる」「結果」を生み出すものになっているのである。
本ブログ、メルマガでは、本年8月8日付記事:「高江ヘリパッド阻止にはオール沖縄対応不可欠」http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-153d.html
「札束で米軍基地強要安倍政権にNO!」:http://foomii.com/00050:で、高江ヘリパッド建設に対する翁長氏の曖昧な姿勢を指摘した。
「高江での安倍政権による暴走を阻止するためには、翁長知事の
リーダーシップ発揮が不可欠である。
高江で県道70号を封鎖し、不必要な検問をしているのは沖縄県警であり、県道は沖縄県に管理責任があり、県道上における沖縄防衛局による不法行為に対しては沖縄県が毅然とした姿勢を示す必要があるからだ。」とも記述した。
6)安倍・暴走政権下、高江ヘリパッド建設反対運動に
対する弾圧が激しさを増している !
この沖縄で、さらに高江ヘリパッド建設反対運動に対する弾圧が激しさを増している。
「県警 8カ所一斉捜索 辺野古抗議の4人逮捕 1月の搬入妨害容疑」
(沖縄タイムス)
「県警、平和センター捜索 辺野古抗議拠点も 山城議長ら4人逮捕」(琉球新報)
沖縄県警が11月29日、辺野古、高江両新基地反対の拠点となっている沖縄平和センターはじめ8カ所を突然家宅捜索し、山城博治同センター議長らを逮捕した。
沖縄県と安倍政権が連携して高江ヘリパッド建設反対運動に対する弾圧を
強化しているのである。
沖縄で辺野古基地建設反対、高江ヘリパッド建設反対の思いを持つ県民は、そろそろ翁長氏の真実の姿を冷静に見つめる必要があるだろう。
7)仲井真元知事も、辺野古基地建設反対を唱えて、
その後、寝返り、沖縄県民を裏切った !
仲井真弘多元知事も、辺野古基地建設反対を唱えて沖縄県民を結局は裏切った。
翁長氏が同じ流れにあることは、ほぼ間違いのない状況が鮮明化している。
真実を見つめるべきときが来ている。
沖縄県の翁長雄志知事が高江ヘリパッド建設を事実上容認したとされる発言について、
沖縄タイムス紙の報道を紹介する。
「翁長雄志知事は、就任2年を迎えるのを前に28日、報道各社のインタビューに応じ、米軍北部訓練場の一部返還に関し、「苦渋の選択の最たるものだ」と述べ、6カ所のヘリパッド建設を事実上容認する姿勢を示した。
翁長知事は、約4千ヘクタールが返還されることに「異議を唱えるのは難しい」とした上で、現状に関し「6つのヘリパッドが造られ、環境影響評価がないまま、オスプレイが飛び交うという大変厳しい状況だ」と指摘した。−以下省略−
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