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既得権益勢力による、ニセ・「第三極」を、 人為的に創作する活動が続いてきた !
2016-11-10 19:12:40NEW !
テーマ:ブログ
既得権益勢力による、ニセ・「第三極」を、
人為的に創作する活動が続いてきた !
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/11/06より抜粋・転載)
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1) NHK日曜討論は、今後の政党討論は、
8党の討論を堅持するべきである !
日本維新は、野党の顔をしているが、完全なる
11月6日のNHK日曜討論は、5党でなく8党で実施された。当然のことだ。
今後の政党討論は、8党を堅持するべきである。
日本維新は、野党の顔をしているが、完全なる「隠れ与党」勢力である。
2008年以降、いわゆる「第三極」を、人為的に創作する活動が続いてきた。
本ブログ、メルマガでは、この問題を当初から取り上げてきた。
2008年夏に、フジテレビが「CHANGE」と題する政治ドラマを制作した。
2008年7月14日付本ブログ記事:「「偽装CHANGE」VS「真正CHANGE」」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/vs_c0a7.html:に次のように記述した。
2) 悪徳ペンタゴンによる、ニセ・「第三極」を、
人為的に創作する活動が続いてきた !
「国民を侮蔑する政治権力は、政治プロパガンダドラマ「CHANGE」を利用して、国民を誘導しようと企んでいる。
1.官僚利権打破の旗を掲げる中川秀直氏を軸とする自民党「上げ潮派」、
2.小池百合子氏を軸とするTPLおよび小泉チルドレン、
3.竹中氏の影武者である高橋洋一氏を軸とする「脱藩官僚の会」、
4.橋下徹知事を軸とする知事グループ、
5.民主党分断工作を担う前原誠司氏を軸とする民主党「凌雲会」グループ、
これらの各勢力を、政治プロパガンダドラマ「CHANGE」で連結し、次期総選挙での
反自民票の受け皿にしようとの策略が練られている。
3)隠れ自民派を、反自民票の受け皿にしようとの
ペテン師・策略が、練られている !
国民の幸福を目的とする、政治行動ではない。政治権力を維持するために、国民を利用しようとするプロジェクトである。飯島勲氏が、プロジェクトリーダーである。」
TPLとは猪口邦子、小池百合子、佐藤ゆかり議員が結成した、グループ「トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース」の略称である。
フジテレビドラマ「CHANGE」は、飯島勲氏が監修、渡辺喜美行革相の秘書田中良幸氏が、政治指導を担当して制作された。与党の意向を反映した、ドラマだったのである。
渡辺喜美氏が中心になって創設された、「みんなの党」を立ち上げるための、政治ドラマであったとも言える。
4)既得権勢力は、2012年以降、隠れ自民
・橋下徹勢力を大宣伝し始めた !
「みんなの党」は、2009年夏に創設されたが、鳩山由紀夫政権の樹立を
阻止できなかった。
「みんなの党」が期待された成果を上げ得なかったことを受けて、既得権勢力は、
2012年になると橋下徹勢力を大宣伝し始めた。
これが「第三極」勢力の人為的創作であった。
2012年の総選挙で本当の第三極であったのは「国民の生活が第一」(未来の党)である。
国会議員数は、大政党の規模を維持していた。
民主党が消費税大増税に突き進み、国民に対する背徳政党に堕落した。
5)民主党の公約を守り抜こうとした議員が、離党して
創設したのが、「国民の生活が第一」だった !
この民主党から、主権者との契約を守り抜こうとした議員が、離党して創設したのが「国民の生活が第一」だった。
民主党、自民党、そして、国民の生活が第一による戦いが、2012年総選挙の本来の姿であった。メディアは、連日連夜、橋下維新の大宣伝に明け暮れた。
この大宣伝を推進した最大勢力が、NHKである。現職議員7名の橋下維新を誇大宣伝し続けた。
2012年9月12日に開催された維新の結党パーティーをメディアが大報道した。
他方、「国民の生活が第一」は、2012年7月に、現職国会議員49名で創設された大政党である。
この新党「国民の生活が第一」が東京のホテルニューオータニで結党記念パーティーを開催したのが10月25日。
パーティーには日本維新の会の創設パーティーを超える、4000人以上の支援者が集結した。
6)メディアは、石原都知事辞任表明を報道し、「国民の生活
が第一」の結党記念パーティーを一切伝えなかった !
ところが、この日に合わせて、石原慎太郎東京都知事が辞任表明し、メディアは、国民の生活が第一の結党記念パーティーを一切伝えなかった。
その後、「国民の生活が第一」は、「未来の党」に名称を変更して2012年12月の総選挙に臨んだが、政権公約を発表したのが12月2日である。
この日に中央高速笹子トンネル崩落事故が発生した。
フジテレビ夜の報道番組は、全時間をトンネル事故に充当して、「未来の党」の公約発表にまったく触れなかった。
総選挙に向けて、各党の公約発表を大きく取り扱ってきたメディアが、未来の党については、一切報道しなかった。
7)謀略疑惑・「笹子トンネル事故」報道で、
「未来の党」の公約発表はインペイした !
自民党は、トンネル事故を素材にして「国土強靭化の公共事業拡大」を最大宣伝した。
トンネル事故は人為的に創出されたものである疑いがある。
現在、メディアは小池新党を宣伝し始めているが、これらはすべてつながっている。
「隠れ与党」の「第三極」を膨張させる策謀なのだ。
安倍自公政権に正面から対峙する勢力が国会過半数を占有することがないよう、「隠れ与党」の「第三極」を拡大させる策謀が進展している。
「維新勢力」、「小池新党勢力」は、基本的に自民別働隊であることをしっかり認識しておかねばならない。
−この続きは次回投稿します−
(参考資料)
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。
2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。
鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)政権交代・政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
7)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
8)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
9)悪徳10人衆は、権力欲、出世欲だけの政治家
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。
それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は完全に財務省に取り込まれた。
10)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋
要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。
11)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !
安倍政権は消費税再増税を2017年4月に延期したが、本質は変わらない。
ハゲタカ、シロアリ、ハイエナのための政治を推進し続けている。
そして、現在の民主党に、増税推進の悪徳10人衆残骸が潜んでいる。
*悪徳ペンタゴン:
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
(植草一秀氏の説)
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