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民進党を「隠れ自民」と「改革派」に分離しての野党共闘で、
改革の道は拓ける !
天下りをなくす、徹底して税金の無駄使いを
なくしていく、それが本来の民主党の政策だ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/10/18より抜粋・転載)
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1)自公および自公補完勢力対野党共闘の闘いは、面積で
計算すると完全に互角の戦いだった !
2)戊辰戦争で、官軍に最後まで抵抗した地域で、
主権者勢力が勝利した !
3)鹿児島県知事選・新潟県知事選で、野党推薦の再稼働
に慎重な候補者が、当選した !
4)蓮舫・民進党代表は、選挙戦の最終局面で、3野党推薦
・米山氏の応援演説に現地入りした !
5)民進党議員は、参院選で、民進党議員当選にも、野党共闘
で最大の貢献をした、共産党を批判する言動を続けている !
6)主権者の意思に沿う、政治実現を目指す、政治勢力
の結集が重要だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)「平和と共生」の政策を基軸に、党派を超えて
大きな連帯を作る事が重要だ !
これが「オールジャパン平和と共生」の目指すところだ。
「平和と共生」の政治実現を、具体的な政策路線に置き換えると、原発再稼働を認めない、
集団的自衛権行使を認めない、TPPに参加しない、辺野古に米軍基地を作らせない、
格差を是正し消費税を増税させない、ということになる。
この基本政策で一致する主権者と政治勢力が連帯して選挙に対処し、新しい主権者政権を樹立することを目指す。
民進党最大の支持母体である連合を仕切る勢力が「御用組合」で、原発推進、集団的自衛権行使容認、TPP推進、辺野古米軍基地建設容認、消費税増税推進の姿勢を示す。
そして、民進党議員のなかに、これと重なる勢力が存在する。
8)隠れ自民の議員勢力が「悪」であり、民進党の
「鵺(ぬえ)」体質をもたらしている !
この勢力が「悪」であり、民進党の「鵺(ぬえ)」体質をもたらしている。
これらの悪徳衆は連合の御用組合勢力とセットであちら側=既得権勢力の側に移籍してもらう。
これが日本政治を刷新するために最重要の方策である。
連合内部の本来の労働組合勢力は、連合の分裂、分離実現に向けて、直ちに行動を開始するべきである。民進党が「鵺」から脱却して、主権者側の勢力と既得権勢力側の勢力に分離すれば、日本政治は一気に変化するだろう。
主権者勢力に純化した、新勢力は、野党共闘の中核にもなり得る。
共産、自由、社民との共闘体制は、まったく問題なく樹立される。
今回の新潟県知事選の図式がこれにあたる。
9)今回の新潟県知事選で、民進党は、
既得権益勢力であるという「正体」を現した !
民進党は、既得権益勢力であるという「正体」を現した。
民進党最大の支持母体である、連合を仕切っているのが、電力、電機、鉄鋼、自動車の御用組合であり、この御用組合は労働者や主権者国民の利益拡大をまったく目指していない。
原発稼働推進、集団的自衛権行使容認、TPP推進、辺野古基地推進、消費税増税推進なのだ。
これと表裏一体の議員が民進党内部に巣食っている。
蓮舫氏が明確にこの路線に反対するなら、新潟県知事選に際して、米山氏が支持要請をした際に、これを受け止め、米山氏の支持を決定するべきだった。
10)蓮舫、野田執行部は、3野党推薦候補・米山氏
の支持要請を拒絶して、自主投票を決定した !
しかし、蓮舫、野田執行部は、米山氏の支持要請を拒絶して自主投票を決定したのである。
そして、民進党最大の支持母体である連合の地方組織である連合新潟は、原発推進候補と見られる森民夫氏を推薦した。
連合新潟を仕切っているのが、電力総連であるからだ。
現在の民進党は、この意味で主権者の側に立つ政党ではない。
主権者連合にとっては、敵対勢力なのである。
しかし、主権者勢力と敵対して当選できる民進党議員はほとんど皆無である。
民進党が、政党として存立するためには、主権者勢力に受け入れてもらうしか、道はない。
11)反安倍政権の主権者勢力に支持されたいならば、
民進党の「鵺体質」を払しょくすべきだ !
この道を、民進党が選びたいなら、民進党の「鵺(ぬえ)体質」を払しょくするのが先決だ。
民進党は分裂して、安倍側に行く者と主権者側に来る者とに分かれるべきだ。
平和と共生の政治実現を目指す連帯運動では、民進党議員を選別することが必要不可欠である。
政策公約を明示してもらい、その基本政策によって民進党メンバーを分類する。
こちら側に来るメンバーとは連帯を形成できる。
☆新潟県知事選で、自民党は、共産党を
誹謗中傷するビラを散布した。
しかし、新潟の主権者はそのようなプロパガンダに影響されなかった。
主権者の側の洞察力が、上昇している。
一歩ずつの前進だが、辞退を大転換させる素地は確実に整い始めている。
(参考資料)
天下りをなくす、徹底して税金の無駄使いをなくしていく、
それが本来の民主党の政策だ !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/09/17より抜粋・転載
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1)鳩山改革政権を破壊し、日本政治を暗転させたのは、
悪徳ペンタゴンと民主党悪徳10人衆である !
日本政治を暗転させたのは、民主党悪徳10人衆(隠れ自民)である。
渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、安住淳、
枝野幸男、玄葉光一郎の10名だ。このなかでの第一級戦犯が、菅直人氏
と野田佳彦氏である。
この10人が中心になって、鳩山由紀夫政権を破壊した。
そして、権力を強奪し、ポストを弄び、たらい回しにしたのである。
「悪徳」の中核は、「政策転覆」にある。鳩山政権の使命は、日本政治刷新だった。
既得権勢力が支配する日本政治を、主権者が支配する日本政治に変える。
これが鳩山政権の使命だった。
2)暗転の第一級戦犯が、菅直人氏と野田佳彦氏
であり、国民の信頼をも破壊した !
米国が支配する日本、官僚が支配する日本、大資本が支配する日本を刷新する。
これが鳩山政権の目標であり、存在意義だった。
その具体策が、辺野古の県外、国外移設、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止であった。
この基本政策をすべて転覆したのが、上記「悪徳10人衆」である。
菅直人氏は、日本政治刷新の路線を明示した、小沢−鳩山ラインが、既得権勢力から
総攻撃された状況を観察して、手のひらを返した。敵に寝返り、権力を強奪したのである。
3)菅直人氏は、敵=悪徳ペンタゴンに寝返り、
権力を強奪し、基本政策路線を全面転換した !
4)公約違反の消費税増税を発言する等の菅直人政権は、参院選で惨敗した !
5)野田政権が、公約違反の「シロアリ退治なき消費税増税」を強行決定した !
6)野田首相の解散は、「国民の生活が第一」を、せん滅し、
権力を自民党に献上するためだった !
7)鳩山政権が誕生する、総選挙で、野田氏は、
「野田佳彦のシロアリ演説」を実行した !
8)シロアリを退治しなければ、
消費税増税はしないとの、野田演説だった !
2009年8月15日の、野田佳彦氏による「シロアリ演説」を改めて提示しておく。
「マニフェスト、イギリスで始まりました。 ルールがあるんです。
書いてあることは命懸けで実行する。 書いてないことはやらないんです。
それがルールです。
書いてないことを平気でやる。 これっておかしいと思いませんか。
書いてあったことは四年間何にもやらないで、 書いてないことは平気でやる。
それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、 ぜひ、みなさん、 思っていただきたいと思います。その一丁目一番地、 税金の無駄使いは許さないということです。
天下りを許さないわたりを許さない。 それを徹底してゆきたいと思います。
9)国の官僚天下り支援で、国家予算で1年で、
十二兆六千億円浪費していると演説 !
消費税1%分は、二兆五千億円です。 十二兆六千億円ということは、
消費税5%ということです。
消費税5%分の皆さんの税金に、 天下り法人がぶら下がっている。
シロアリがたかっているんです。
それなのに、シロアリを退治しないで、 今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が、二十兆円になるなら、 また、シロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが、四年間消費税を引き上げないと言ったのは、 そこなんです。
シロアリを退治して、 天下り法人をなくして、 天下りをなくす。
そこから始めなければ、 消費税を引き上げる話は、 おかしいんです。
10)天下りをなくす、徹底して税金の無駄使いを
なくしていく、それが民主党の政策だ !
徹底して税金の無駄使いをなくしていく。 それが民主党の考え方であります。」
この野田佳彦氏が、2011年9月に首相に就任した。
民主党代表選で野田氏当選に奔走したのは財務省である。
野田氏は消費税増税を強行決定することと引き換えに財務省の支援を得たのである。
そして、消費税増税を強行決定した。
民主党内の「正統派」勢力の多くが、野田民主党の強行に抵抗したが、野田氏が強行突破したため、党を割り、新党を創設した。
「国民の生活が第一」である。当時の勢力規模は、正真正銘の「第三極」だった。
この状況下で野田佳彦氏は、大惨敗必至の衆院総選挙に突き進んだ。
11)野田首相は、「国民の生活が第一」の政党交付金
受領を妨害するため、2012年に解散した !
2012年内の総選挙に踏み切ったのは、「国民の生活が第一」の政党交付金受領を妨害するためである。メディアは「国民の生活が第一」のせん滅を目標に情報操作を展開した。
この新党の公約発表会見の日に、中央高速笹子トンネル崩壊事故が発生したのは、偶然の所産ではない。この選挙で第2次安倍政権が誕生し、メディアが、2013年7月参院選での「ねじれ解消」を熱烈推進したために、日本政治は崩壊した。
その結果が、現在の惨状、焼け野原なのだ。この焼け野原に、放火犯がのこのこ現れた。
12)野田首相の突然の解散で、民主党は、
大惨敗し、自公は政権に復帰できた !
しかし、主権者にとって、これは新たなチャンスかもしれない。
これを「奇貨」として活用することを検討するべきだ。それは言うまでもない。
民進党の解党、民進党の消滅である。
「鵺(ぬえ)」の民進党を消滅させ、本当の野党第一党を樹立することが日本政治再建の
原動力になる。安倍政権は12月のプーチンロシア大統領の訪日を利用して、1月総選挙の作戦を描いている可能性がある。
不意打ち総選挙がある可能性を念頭に入れて、主権者主導の「反安倍候補一本化」作業を急がねばならない。
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