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田原総一朗の主張:「『角栄本ブーム』
の陰にあるハト派政治家への渇望」!
自主独立派・愛国者・田中角栄つぶしに狂奔した、
米国の手先・文芸春秋・立花隆 !
売国奴・立花隆の犯罪を告発せよ !
(dot.asahi.com : 2016/5/31 07:00より抜粋・転載)
数多くの“田中角栄本”が書店に並び、「角栄ブーム」が起きている。ジャーナリストの田原総一朗氏は、護憲派政治家への渇望があるのではと分析する。
* * *
いま、どの書店にも田中角栄について書かれた本がやたらに目につく。「角栄ブーム」なのである。
一つには、田中が他の政治家にない、どでかい構想力を持っていたことが見直されているのだ。
田中は、1960年代の末に『都市政策大綱』という本をまとめた。
その前文で、「都市の主人は工業や機械ではなくて、人間そのものである」とうたった。そして「この都市政策は日本列島全体を改造して、高能率で均衡のとれた、一つの広域都市圏に発展させる」と述べていた。
日本列島を一つの広域都市圏にする。そのためには、北海道から九州まで、どこからどこへでも日帰りで往復できなくてはならない(当時は、沖縄は返還されていなかった)。そこで田中は、「1日生活圏」「1日経済圏」という言葉を提唱した。
当時、東京や名古屋、大阪など、太平洋側の大都市の過密と、日本海側や内陸部の過疎が深刻な問題となっていた。そこで田中は、日本列島の大構造改革をしようとしたのだ。
田中は日本列島を一つの広域都市圏にして、さきの条件が達成できれば、第2次、第3次産業を全国に配置することができ、日本海側や内陸部の過疎化に歯止めがかかると考えたのである。
そのためには北海道から九州まで、それも太平洋側にも日本海側にも新幹線を通し、
全国に高速道路を張り巡らせる。そして、第2、第3の国際空港と各地の地方空港を建設し、北海道、本州、四国、九州の四つの島をトンネルか橋で結ぶ。まさに現在の日本の構造を、40年以上前に構想していたのである。
また、田中は建物の高さを制限するのではなく、低さを制限して高層化を図り、容積率を高めることを提案した。このほか、4メートルだった道路幅の最低基準を2倍に広げるなど、具体的な対策を数多く打ち出した。
田中は30本以上の法律を、いわゆる議員立法としてつくり上げているが、このような政治家は彼以前にも、以後にもいない。もちろん、田中が首相になって、まず行ったのは日中国交正常化であり、それまでの首相たちが台湾に向けていた視野を大きく切り替えたことはあらためて記すまでもないだろう。
だが意外に知られていないのは、田中がいわゆる護憲派で、憲法改正に強く反対しており、これこそが「角福戦争」、つまり福田赳夫との対立点だったことである。
田中はノモンハン事件に一兵卒としてかり出され、あやうく生命を失いそうな体験をした。それで、戦争というのはバカげたことで二度とやってはいけないと、私にも強い語調で語ったことがある。
若い世代のために記しておくが、自民党には判然と2本の異なる流れがあった。田中、大平正芳、宮沢喜一、加藤紘一とつながるのは護憲のハト派であり、岸信介、福田赳夫、小泉純一郎、さらに安倍晋三へつながるのは改憲、タカ派である。
ハト派が主流の場合はタカ派が反主流派、タカ派が主流の場合はハト派が反主流派となって、その意味では自民党はいつの時代もバランスがとれていた。ところが、小選挙区制のためもあって、いまや、タカ派の安倍主流派に対して反主流派も非主流派もいなくなってしまった。
いま田中角栄がウケるのは、少なからぬ国民がなんとかしてハト派の手がかりをつかみたいと願っているのではないか。
※週刊朝日 2016年6月3日号
(参考資料)
自主独立派・愛国者・田中角栄つぶしに
狂奔した、米国の手先・文芸春秋・立花隆 !
立花隆の犯罪を告発せよ !
(山崎行太郎・毒蛇山荘日記ブログ:2010-01-27より抜粋・転載)
12月30日、新潟テレビ21で昭和偉人伝・田中角栄の放送があった。
田中真紀子が、父が「米国にやられた」と言っていたと一言だけ放送された。
「ロッキード事件」の真相は、悪徳ペンタゴンの一味である、大マスコミは、報道しない。
その真相の一部を投稿します。
「週刊朝日」が「検察リーク情報...>
1) 田中角栄つぶしに狂奔した、米国の手先・文芸春秋・立花隆 !
世間では、田中角栄を潰したのは立花隆の『田中角栄研究』(文藝春秋,1974)だということになっているらしいが、実際は、田中角栄を潰したのは、アメリカであり、意識的か無意識的かは別として、結果的に、そのアメリカの手先として、華々しく立ち回ったのが立花隆であった、ということは、事情通の間では、今や常識であろう.
したがって、今回の「小沢事件」でも、早速、立花隆が、小沢批判の急先鋒として登場してきたのもその前歴からして必然的だろうと思うのだ。
しかし、おそらく今回の「小沢事件」では、田中角栄の時ほど上手くは行かないだろう。
むしろ、この「小沢事件」での立花隆の振る舞いによって、立花隆は、反国家的ジャーナリストとしての本質を露呈することになり、結果的に、立花隆の「思想犯罪」は、暴露されることになるだろう。
『田中角栄研究』以来の立花隆の「金権政治家」批判の言説の構造が、我が国の戦後史に何をもたらしたかを考えてみれば、それは歴然とするだろう。
2)米国言いなりでない角栄つぶしを実行した、
「第二の敗戦」、売国者・政官財・マスコミの実態 !
江藤淳は、それを「第二の敗戦」といったが、おそらく、76年の
「田中角栄逮捕事件」こそは、我が国の「第二の敗戦」の始まりであったと見ていいだろう。
しかるに、その「第二の敗戦」のお先棒を担いだジャーナリストが立花隆であり、その実行部隊が、東京地検特捜部だったといっていい。
そして、驚くべきことに、その「田中角栄逮捕事件」の構図は、現在、事件の渦中にある「小沢事件」の構図となんら変化していない。
しかしその結末は、まだ予断を許さないとはいえ、僕の予想ではまったく異なったものになるだろうと思う。そして立花隆の権威は、失墜するはずである。
僕が、そう考える根拠は、現在の論壇やジャーナリズムの置かれている思想状況にある。
3) 米国隷属・政治謀略加担者を英雄視する、売国奴・政官財・マスコミ !
つまり、立花隆的ジャーナリストを、権力に立ち向かい、権力を打ち倒したジャーナリストとして「英雄」にしてしまうほど、昨今の論壇やジャーナリズムは単純でも、低レベルでもないないということだ。
立花隆は、「民主大崩壊、小沢がつかまる日」という、露骨な小沢批判の特集を組んでいる、「週刊現代」(2/6)での対談「小沢一郎逮捕へ、私はこう考える」で、例によって例の語り口で、こう語っている。
立花隆:「特捜部は最大手ゼネコンの鹿島や、鹿島のOBで談合の仕切り屋と言われた元幹部の自宅、さらに中堅ゼネコンの山崎建設、宮本組などに家宅捜索に入っていますが、どこに『ガサ入れ(家宅捜索)』しているかを見れば、特捜部の捜査の狙いは透けて見えてきますね。」と。
これに対して、宗像紀夫(元東京地検特捜部長・CIAの子分)が「ずばり今回の事件は東北地方における公共工事利権の全容、これを解明することでしょう。
ゼネコンの裏献金システム、利権構造を明らかにすること、これを最終着地点に見据えていると思います。」と応じると、
立花は「その利権構造の頂点に、小沢がいたという見立てですね」と言っている。
4)長期政権・自民党への巨額献金をインペイして
野党・政治家のカネを誇大宣伝する 偏向評論家・元東京地検幹部 !
これで、立花隆の小沢批判の論理構造は明らかである。立花は、あいも変わらず、「金権政治」というレッテルや「土建屋」というレッテルで、日本の政治を語ろうとしているが、彼の批判は、はたして正確なのか。
彼は、何故、トヨタやキャノン、オリックスから自民党への莫大な「政治献金」を語らないのか。
自民党と大企業との癒着を、何故、問題にしないのか。
そこで、僕が、ここで、ひとまず確認しておきたいことは、僕の関心は、「ゼネコンの裏献金システム、利権構造…」なるものの内実にはなく、むしろ、何故、立花隆や東京地検特捜部等が、かくも深く、「ゼネコンの裏献金システム、利権構造…」なるものに固執し、関心を寄せ続けているか、という点にあるということだ。
いいかえれば、何故、ゼネコンなのか。
何故、トヨタやキヤノンではないのか、ということである。
いずれにしろ、立花隆は、「小沢一郎のような金権政治家を逮捕し、政界から追放しろ」と言っている。
これは要するに、「日本の政界には、清貧で、綺麗な政治家だけ残れ」と言っているようなものである。
この立花隆的な「金権政治家」批判の論理構造が、某国作成の「日本沈没のシナリオ」であることは自明である。
未だに論壇やジャーナリズムには、「金権政治家」や「土建屋国家論」への批判は根強いが、その種の批判に、僕は必ずしも賛成ではない。
むしろ僕は、「金権政治家」や「土建屋国家論」が、日本と日本国民を救う、と考えている。
つまり「金権政治家」や「土建屋国家論」が悪であり、それを追放することが正しい、という前提を疑う必要がある、と。
5)「検察批判」や「マスコミ批判」ができない、権力隷属・立花隆 !
そもそも、トヨタやキヤノン、オリックスからの莫大な「政治献金」は、綺麗な政治献金で、建設会社からの献金は、汚い献金だ、と考える思考が狂っている。
いずれにしろ、すでに、日本の現在の論壇やジャーナリズムでは、立花隆的な「金権政治家」批判は主流ではなく、むしろ立花隆的言説に対立するはずの「検察批判」や「マスコミ批判」が、多数派を占めつつある。
これはどういうことかというと、われわれには、「ひよわな花」ならぬ、「無能で、清貧な政治家・・・」などに日本の将来を託すつもりはない、ということだ。
おそらく、論壇やジャーナリズムも、「田中角栄事件」から「金丸信事件」、あるいは「小泉・竹中事件」を経て、「小沢事件」に至るプロセスで、
その「金権政治家」批判、あるいは「土建屋国家論」批判の言説の裏に、
アメリカの対日戦略の政治性の影がちらついていることを、多くの日本人が学んでいるのである。
6)立花隆は、米国隷属「検察御用達・ジャーナリスト」だ !
つまり、立花隆的な「金権政治家」批判の言説の裏に隠された政治性の深層構造が何であるかを、多くの日本人が知ってしまったのである。
それを未だに知らないのか、知らない振りをしているのか分からないが、マスコミを舞台に、自ら進んで、「金権政治家」批判と「土建屋国家」批判という喜劇的な道化師役を演じているのが、立花隆である。
ところで、立花は、こういうことも言っている。
「角栄は76年の2月にロッキード事件が明るみに出たあと、4月に会見して疑惑を全否定したが、そのときの迫力はいまの小沢など比べ物にならないほど凄まじかった。
ところが、その角栄も3ヶ月後に逮捕されてしまう。
私はいま、小沢の姿が、そのときの角栄に、ダブって見えて、仕方がないんです。」(「週刊現代」2/6)と。
たしかに、「田中角栄逮捕」に無邪気に拍手喝采したのは、日本国民と日本のマスコミ・ジャーナリズムだった。
しかし、残念ながら、いつまでも、日本国民と日本のマスコミ・ジャーナリズムが「田中角栄逮捕事件」の頃と同じだという保証はない。
立花は、素朴に「小沢逮捕」を期待しているようだが、むしろ、政治や政治家の本質が見えていない似非ジャーナリスト・立花隆が、マスコミから消える日の方が、そう遠くないと言うべきだろう。
ちなみに、今、ジャーナリズムで最も関心を集めている「検察リーク情報」問題に関しては、「一部には、一連の捜査が検察の暴走であって、メディアが検察のリーク情報に踊らされているんだ、という論者もいるでしょう。
実際、検察からのリークというのはあるんですか。」
「今回もまだ事件全体の広がりというか、構図が見えないところで、特捜部批判をしてもあまり意味がないと思いますね。」と言っている。
要するに、立花隆は、今や、凡庸な「検察御用達・ジャーナリスト」にすぎないということだろう。
*悪徳ペンタゴン:
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
(植草一秀氏の説)
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