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   改憲勢力が3分の2を超えたため、 安倍政権が憲法改定に駒を進める 可能性が高い !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/6429.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2016 年 7 月 13 日 21:25:19: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


改憲勢力が3分の2を超えたため、安倍政権が憲法改定

  に駒を進める可能性が高い !

反安倍政権勢力の迫力不足の最大の理由は、

民進党内に隠れ自民派が多数いる事だ !

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

  の大罪と自民党・自公体制の真相 !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/07/11より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)開票結果、改憲勢力が、165となって、

  参院議席総数の3分の2を超える !

第24回参議院議員通常選挙が実施され開票結果が明らかになった。
改選定数121議席のうち

改憲勢力は、自民   56  公明   14、  おおさか  7こころ   0、
反改憲勢力は、民進   32、  共産    6、  社民    1、
生活    1、  無所属   4の各議席を獲得した。

改憲勢力が、77議席を獲得し、非改選84を合わせて161議席を占有する。
ただし、非改選議席の4議員が改憲賛成を示しており、改憲勢力が165となって、参院議席総数の3分の2を超える。


2)改憲勢力が3分の2を超えたため、安倍政権が

憲法改定に駒を進める可能性が高い !

安倍政権が憲法改定(実は、改悪)に駒を進める可能性が高い。
焦点の1人区における自公対野党4党の戦いは、21対11になった。
前回参院選では1人区において自公勢力が29対2で圧勝したから、著しい変化が生じた。

とりわけ秋田を除く東北・北海道の全道県で反自公勢力が自公勢力に勝利した。
反自公勢力が勝利を収めた地域は、地続きの新潟、長野、山梨まで続いている。

北海道、秋田を除く東北、長野、新潟、山梨の面積は日本全体の44.8%を占めており、東日本で 反自公勢力が優勢、西日本で 自公勢力が優勢となった。


3)東日本で、反自公勢力が優勢、西日本では、

自公勢力が優勢となった !

明治維新の際の戊辰戦争では、奥羽越列藩同盟が形成されたが、東日本が反安倍自公政権、西日本が親安倍自公政権という図式が形成されたとも言える。
北海道では民進党が2議席を確保、青森、岩手、福島、宮城、新潟、山梨で反自公勢力が厳しい戦いを制した。
野党共闘は、大きな成果を発揮したと言える。

しかし、投票率は、54.70%。
前回選挙よりも2.09%上昇したが、それでも主権者の半分近くが選挙に行かなかった。

(*補足説明:最低投票率を捏造して、改革政治家・政党の票を大量廃棄等する不正選挙の指摘は多い)


4)野党共闘は、大きな成果を発揮したと言えるが、

主権者の半分近くが、棄権した !

比例代表選挙における各政党の得票率は以下のとおり(推計)

      得票率   絶対得票率
自民   35.91  19.63
公明   13.52   7.39
おおさか  9.20   5.03
こころ   1.31   0.72
民進   20.98  11.47
共産   10.74   5.87
社民    2.74   1.50
生活    1.91   1.04

全有権者のうち、自公に投票した人は、27.02%、
改憲4党に投票した人は、 32.77%だった。

他方、反自公4党に投票した人は、19.88%だった。


5)33対20で改憲勢力に投票した者が多い !

33対20で改憲勢力に投票した者が多い。ここから三つの事項を引き出せる。
1.東日本全体で反安倍政治の気運が極めて高まっていること。
2.野党共闘によって、安倍自公勢力に打ち克つことは、十分にできることが証明されたこと。
3.投票率を引き上げて、「安倍政治を許さない!」主権者の投票を促すことが極めて大事なこと。
「安倍政治を許さない!」側の「声掛け作戦」=「F(フレンド)作戦」が足りなかった。


6)「安倍政治を許さない !」側の「声掛け作戦」を

徹底し、目覚めた国民で、投票率アップをすべきだ !

次の衆院総選挙に向けて、「安倍政治を許さない !F作戦」を全開にすることが日本政治を救う切り札になる。
32の1人区で、11勝21敗の成績を残したことは、次の衆院総選挙に向けての大きな原動力になる。仮に、野党4党候補の共闘が成立していなければ、32の1人区は全滅に近い状況に陥っていただろう。この意味で、反自公陣営の結束は、極めて重要だった。しかし、課題が残る。

それは、反自公=安倍政治を許さない ! 旗幟(きし:旗じるし)が、鮮明でなかったことだ。


7)五大問題について、明確に安倍政治を許さない !

旗幟を鮮明にするべきだった !

原発、憲法、TPP、基地、格差の五大問題について、明確に安倍政治を許さない !旗幟を鮮明にするべきだった。岡田民進党は、水と油の混合物である。清冽な地下水と汚れた油が混じり合っている。そのために、主権者の圧倒的な支持を得られない。

次の総選挙に向けて、安倍政治許さない!陣営の純化が強く求められる。
参院選の陰に隠れるかたちになったが、7月11日、ビッグニュースが飛び込んできた。
鹿児島県知事選で、原発を容認し4選を目指した伊藤祐一郎を退けて、元テレビコメンテーターの新人候補である三反園訓氏が初当選を果たしたのである。

−この続きは次回投稿します−

(参考資料)

反安倍政権勢力の迫力不足の最大の理由は、

民進党内に隠れ自民派が多数いる事だ !

悪徳ペンタゴンの本音は、民進党を

「水と油の混合物」にしておくことだ !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/07/06より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)各種調査は、有権者の約4割が投票先を決めていないため、
この層の行動によって投票結果が大きく変化する !

2)メディアがアベノミクスの実績を正確に伝えないから、
有権者は正当に評価できていない !

3)反安倍政権勢力の迫力不足の最大の理由は、民進党に
隠れ自民党派が多数いる事だ !

最大の理由は、野党第一党の民進党の姿勢が曖昧だからだ。
この政党が解体されない限り、日本政治の刷新は難しいだろう。
安倍晋三氏と岡田克也氏が前面に立ったときに、どちらかを選べというのは、「究極の選択」である。
安倍政治の暴走は止めなければならないが、日本政治をここまで転落させた主導者の政党に投票したくはない、という気持ちはよく理解できる。


4)民進党の分離が実現して、改革政治家の反安倍政権

勢力が実現しないと、日本政治の刷新はできない !

日本政治の刷新は、現在の民進党の分離が実現するまでは、待つ必要があるだろう。
「水と油の混合物」である民進党が水と油に分離して、「清冽な地下水」勢力が大同団結すれば大きな力を発揮するだろう。
野党4党で候補者を一本化する努力が傾けられてきたのに、例えば、香川県では、民進党が野党統一候補の支援に背を向けている。
これでは、野党共闘の努力も水泡に帰するのはあたりまえだ。
岡田克也氏は、「安倍政治を許さない !」主権者の大連帯で、安倍政治を後退させることを目指すなら、32の1人区の「共闘」に全力を注ぐべきなのである。


5)政治の刷新・改革を防止するため、悪徳ペンタゴンの

本音は、民進党を「水と油の混合物」にしておくことだ !

日本を既得権益が支配する構造を維持したい勢力が、もっとも力を入れているのは、民進党を「水と油の混合物」にしておくことにあると思われる。
民進党の代表者が「清冽な地下水を代表する人物」になることを阻止するために、既得権勢力は全力を注いできた。
2009年に小沢一郎氏を総攻撃した際、5月の代表選で、既得権勢力が新代表に就任させようとしたのが、岡田克也氏だった。

しかし、「清冽な地下水」勢力は踏みとどまり、鳩山由紀夫氏を新代表に選出した。

−以下省略―

U 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

の大罪と自民党・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。

鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。


2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。

具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。

このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。


3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。

2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。

その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。


4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !

5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

6)政権交代・政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

7)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。


8)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。

 

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