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「社会的な弱者に恩恵が及ばない」事を誤魔化して、
アベノミクスが成功とウソ発言する安倍首相 !
再延期方針の記者会見:
アベノミクスは、順調に結果を出しているとぺてん師的宣伝会見 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/06/14より抜粋)
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1) 分配の仕方が悪いので、社会的な弱者に恩恵が及ばない !
7月10日の参議院選挙を、主権者である市民は、どのように戦うべきか。
世界で一番貧しい大統領として知られる、ウルグアイ元大統領のホセ・ムヒカさんが4月7日に東京外国語大学で講演して次のように語った。
ホセ・ムヒカさん:「極めて少数の者に、世界の富が集中している。生産性が高まったけれども、分配の仕方が悪いので、社会的な弱者に恩恵が及ばないのだ。「政治に関心がない」「政治は重要じゃない」と言う人がいるが、政治を放棄することは少数者による支配を許すことにつながる。
2)真の政治とは、すべての人の幸福を求める闘いである !
民主主義には、限界がある。それでも社会をよくするために闘わなければならない。
政治とは、すべての人の幸福を求める闘いである」
ムヒカさんは、「政治とは、すべての人の幸福を求める闘いである」と言われている。
私たちは、この言葉を胸に刻んで参院選に臨むべきだと思う。
3)自公政治家・NHK等が隠す、安倍政権の本当
の目論見は何か、を考えて参院選に臨むべきだ !
安倍政権は「アベノミクス」という言葉を掲げて参院選を戦おうとしているが、「アベノミクス」がもたらしたものは何か、そして、この言葉の裏側に隠されている、安倍政権の本当の目論見は何か、を考えて参院選に臨むべきである。
ムヒカさんは、「分配の仕方が悪いので、社会的な弱者に恩恵が及ばない」ことを政治の最重要問題であると指摘しているが、「アベノミクス」と呼ばれる、安倍政権の政策運営がもたらしてきたものが、
「社会的な弱者に恩恵が及ばない」という現実である。
2012年12月の衆院総選挙から数えて、今回が4回目の国政選挙になる。
実は、過去3回の選挙のたびに、「アベノミクスの是非を問う選挙」という情報が流布されてきた。
4)「社会的な弱者に恩恵が及ばない」事を誤魔化して、
アベノミクスが成功してきたかのように安倍首相は、発言している !
「この道しかない」とか、「まだ道半ば」とか、「加速させるのか、それとも逆戻りさせるのか」などと言われてきたが、アベノミクスが、何をめざしているのかを、安倍政権は、はっきり言わない。
そして、アベノミクスが成功してきたかのように安倍首相は発言している。
私たちはマスメディアの情報に誘導されてしまいがちだが、真実を正しく洞察しなければならない。
安倍首相は大企業の利益が史上最高を更新したこと、株価が上がったこと、失業率が下がったこと、有効求人倍率が上がったことを「アベノミクス」成功の証しだと言う。
しかし、これだけをもって日本経済が良くなったとはまったく言えない。
5)民主党政権時代の経済成長率は2%で、安倍政権
が発足してからの経済成長率は平均で0.7%だ 1
経済の良し悪しを測る最も基本的な尺度は、経済成長率だが、安倍政権が発足してからの経済成長率は平均で0.7%である。
これに対して、その前の民主党政権時代(リーマン・ショック後、東日本大震災勃発の政権)の経済成長率は、2.0%である。民主党政権時代の日本経済が良かったという人はいない。
しかし、安倍政権が発足してからの経済成長率は、その半分にも満たないのである。
株価が上昇したと言うが、東京証券取引所第1部上場企業の数は約1900社。
日本の法人数400万社の0.05%にも満たない。
6)長期自公政権下、大企業だけが、利益を増大
させ、大衆の実質所得は増えていない !
1%対99%の二極分化と言われているが、良くなったのは、1%にも満たないような日本経済の上澄みの、さらにその上澄みの部分だけなのだ。
失業率の低下、有効求人倍率の上昇は、就業者が増えたことを意味するが、全体のパイが小さくなり、大企業の分け前だけが大幅に増大し、残りの部分を分け合う人数が増えたということだから、一人あたりの取り分は大幅に減ったということなのだ。
7)自公政権下、分配の仕方が悪いので、一握り
の上澄みの企業だけが利益を拡大する !
これこそまさに、ムヒカさんが言う、「分配の仕方が悪いので、社会的な弱者に恩恵が及ばない」ということそのものではないか。経済全体を超低迷させる。
一握りの上澄みの企業だけが利益を拡大する。
一般の労働者は人数は増えるけれども、手取りの所得が大幅に削り取られる。
これが「アベノミクス」がもたらすものであるから、こんなものを加速させられたらたまらないのである。
安倍首相は、「この道しかない」と言うが、日本の主権者の立場から言い換えれば、「この道はありえない」ということになる。メディアの情報誘導に、惑わされてはならない。
−この続きは次回投稿します−
(参考資料)
再延期方針の記者会見:
アベノミクスは、順調に結果を出しているとぺてん師的宣伝 !
NHK等は隠すが、アベノミクス大失敗
で、安倍政権の臨終が秒読みだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/06/03より抜粋・転載)
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1)安倍首相、消費税増税、再延期方針
の記者会見でペテン師的説明 !
6月1日、通常国会が会期末を迎えて、安倍首相が、記者会見を行った。
2014年12月総選挙に向けて、安倍首相は、2014年11月18日に記者会見を行っている。
その際に、2015年10月に実施予定であった消費税率の8%から10%への引上げについて、これを18ヵ月延期する方針を発表した。
そのときの発言の一部は以下のとおり。
2014年11月18日の記者会見で、「来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。」
「平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。
3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。
私はそう決意しています。」
「国民生活にとって、そして、国民経済にとって、重い重い決断をする以上、速やかに国民に信を問うべきである。そう決心いたしました。
今週21日に衆議院を解散いたします。
消費税の引き上げを18カ月延期すべきであるということ、そして平成29年4月には、確実に10%へ消費税を引き上げるということについて、そして、私たちが進めてきた経済政策、成長戦略をさらに前に進めていくべきかどうかについて、国民の皆様の判断を仰ぎたいと思います。」
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/1118kaiken.html
(動画の7分48秒以降の部分)
2)総選挙直前の会見発言:再び延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします !
「再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。」
と断言した、消費税再増税の再延期をどんな顔で語るのか。
このことから記者会見に注目が集まった。
ところが、安倍首相は、消費税再増税再延期とは関係のない話を延々と展開した後で、ようやく消費税の問題について、「その上で、来年4月に予定される消費税率の10%への引上げについてお話しいたします。」と言った。
まずは、約束したことを守らないことについて、謝罪があるのかと思いきや、ここからさらに、関係のない話が、延々と続いたのである。
3)アベノミクスは、順調にその結果を出して
いますとぺてん師的誇大宣伝 !
所得アップについても、連合の調査によれば、中小企業も含めて、一昨年、昨年に続き、今年の春も3年連続で、今世紀に入って、最も高い水準の賃上げを実現することができました。
今世紀に入って最も高い水準であります。それを実現することができたのです。
そして、パートの皆さんの賃金も過去最高を記録しています。一部の大企業で働いている方の給料が上がっただけでは、決してありません。パートで働いている皆さんの時給も過去最高となっているのです。どうかここも見ていただきたいと思います。
雇用を創り、そして、所得を増やす。まだまだ道半ばではありますが、アベノミクスは、順調にその結果を出しています。」なんじゃこれは。というのが率直な感想だろう。
そんなに景気がいいなら、消費税増税を公約通り実行すると言えばいいだけの話だ。
そして関係のない話が延々と続いたあとで、安倍首相は、こう述べた。
4)「再延期する」という私の判断は、これまでの
お約束とは異なる「新しい判断」と誤魔化し発言 !
「1年半前、衆議院を解散するに当たって、正にこの場所で、私は消費税率の10%への引上げについて、再び延期することはないとはっきりと断言いたしました。
リーマンショック級や大震災級の事態が発生しない限り、予定どおり来年4月から10%に引き上げると、繰り返しお約束してまいりました。
世界経済は今、大きなリスクに直面しています。しかし、率直に申し上げて、現時点でリーマンショック級の事態は発生していない。それが事実であります。
今回、「再延期する」という私の判断は、これまでのお約束とは異なる「新しい判断」であります。
「公約違反ではないか」との、御批判があることも真摯に受け止めています。
国民生活に大きな影響を与える税制において、これまでお約束してきたことと異なる判断を行うのであれば、正に税こそ民主主義であります、であるからこそ、まず国民の皆様の審判を仰いでから実行すべきであります。信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。
5)この参議院選挙を通して、「国民の信を問いたい」 !
意味不明な会見だった !
「新しい判断」について、国政選挙である、この参議院選挙を通して、「国民の信を問いたい」と思います。」意味不明な会見だった。恐らく話している本人が、意味を理解していなかったのだろう。
原稿の書き手が悪い。
安倍首相はリーダーであると言っても、LEADER ではなく READER だから、原稿の書き手が悪いということだが、「新しい判断」というものが、「再延期はしないと断言した」再延期をすることの正当な理由になると考える人は、一人もいない。
6)違憲・ペテン師安倍政権に対して、国民は、はっきりと
「NO !」を突き付けてやるべきだ !
7)「景気の良し悪しには関わりなく」増税実施の公約を破って、
8)安倍首相の答弁・会見・演説に異常な内容が多い !
9)「信なくば、立たず」、「政治への民衆の信頼」
が大事であるが、安倍政権は、真逆が実態だ !
10)公約違反を心から謝罪せず、「新しい判断」で
再延期するから、問題はない」との精神は、異常だ !
11)安倍政治を信頼するのか、 しないかを、問うのが参院選だ !
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