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目を覆うばかり、安倍政治3年間 の悲惨な悪政・失政の実績 !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2016 年 4 月 29 日 18:11:13: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


目を覆うばかり、安倍政治3年間の悲惨な悪政・失政の実績 !

補欠選挙の結果で、反安倍政権市民連合

    での次期衆参両院選勝利が見えた !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/04/23より抜粋・転載)
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1)衆院補欠選挙の争点は、「安倍政治を許さない !」の是非だ !

4月24日、北海道5区と京都3区で投開票日を迎える。
争点は、「安倍政治を許さない !」の是非である。
この選挙戦のさなかに熊本で大地震が発生した。

そのために、選挙の争点がぼけた感は、否めない。
しかし、地震に直結する問題に、原発の問題がある。
北海道でも泊原発の再稼働が、計画されている。
北海道5区には、自衛隊の駐屯地があり、自衛隊関係者が、多数居住している。


2)北海道5区は、自衛隊の駐屯地があり、自衛隊

   関係者が、多数居住、政治権力に従属する地域 !

政府の職員であるから、基本的には、政治権力の決定に逆らいにくい土壌がある。
安倍政権に対峙する主権者は、「市民がひとつにつながれば政治を変えられる」の言葉で連帯し、共闘している。この姿勢が極めて重要になる。

安倍政権与党は衆参両院で多数議席を占有し、横暴な政治運営を続けているが、選挙において、主権者多数が、支持した政権ではない。


3)自公の絶対得票率は、25%弱であり、国民の

   広範な支持は、受けていない !

現行の選挙制度の下で、自公が結託して候補者を一人に絞り込んでいるために、選挙で多数議席を獲得しただけであって、国民の広範な支持を受けているわけではない。

これに対して、野党勢力においては、同一選挙区に複数の候補を擁立してきたために、得票が分散し、議席を獲得できなかった。
この「戦術」の部分を根本的に手直しするだけで、結果は、激変することが予想される。


4)問題の核心は、今の違憲・民意無視の安倍政治

     を肯定するか、否定するかだ !

問題の核心は、いまの安倍政治を肯定するのか、肯定しないのか、である。
今回の選挙では、とくに北海道5区の場合、政権側の候補者と、政権に対峙する側の候補者が、基本的に1対1で対決することになったのだから、主権者は必ず選挙に行って、自らの判断を投票行動で示すべきだ。

「安倍政治を許さない !」と考える主権者が、安倍政治を肯定する主権者を数の上で凌駕すれば、反安倍政権陣営が、議席を得ることになる。基本的に正面からの一騎打ちになる。


5)全国規模で、一騎打ちの与野党対決が実施され

    れば、政権交代を実現する可能性は十分にある !

全国規模で、この与野党対決が行われるなら、政権交代を実現する可能性は十分にある。
地震国日本が原発を全面推進することは「暴挙」である。
今回の熊本の地震でも1580ガルという揺れが観測された。

620ガルという耐震性能基準で、原発を再稼働させていることは、「犯罪的である」と言わざるを得ない。
自衛隊の隊員は国家機関の一因であるから、政治権力の決定に対して従順でなければならない存在である。

その人たちが多い地域での選挙であるから、日本全体においての主権者の判断とは、微妙なずれがあるかも知れない。


6)反安倍政権側の連帯強化、選挙協力の体制を

      強固に構築しなければならない !

結果は予断を許さないが、この選挙の結果にかかわらず、「安倍政治を許さない !」
側の連帯強化、選挙共闘、選挙協力の体制を強固に構築しなければならない。
最大の勝負になるのは本年夏の参院選である。

熊本での地震災害を受けて、衆参ダブル選の選択は、なくなったと見られている。
総選挙の負担を、被災地に押し付けるわけにはいかないからである。

そうなると、消費税再増税の先送り決定が先送りされる可能性が浮上する。
何もかも、重要な経済政策の決定も、すべてが、選挙のために利用されるというのは、おかしなことである。


7)安倍首相・政権は、私利私欲のための

    政治だけを、追求している !

しかし、安倍首相はまっとうな政治、正しい政治ではなく、私利私欲のための政治だけを、追求している。だから、正論はまったく通用しないのである。
選挙を睨んで沖縄の辺野古米軍基地建設も一時中断した。

選挙の時だけ、工事を中断しているだけで、選挙が終われば、米軍基地建設に突き進むことは分かり切っている。
衆院選が先送りされることになると、工事一時中断の時間も延長される可能性が浮上する。

こうした事情から、新たな側面が浮かび上がる。


8)ダブル選でなければ、原発、戦争法、TPP、

    辺野古基地、格差等を主要争点にできる !

夏の参院選で、原発、戦争法、TPP、辺野古基地、格差そして消費税率10%の各問題を主要争点として掲げることが可能になるのだ。

これから7月に向けて、参院選の争点明確化を徹底して掲げる必要がある。
安倍首相が消費税率再引上げを延期または中止する考えがあるなら、参院選の前に明確に示すべきだ。

安倍首相がもし「予定通り引き上げる」方針を示すなら、対峙する勢力は、「消費税率10%反対」を明確に掲げるべきだ。


9)消費税再増税再延期を、衆院選用の「弾」とする、

    安倍首相の姑息な対応を粉砕しよう !

大企業には、減税に次ぐ減税で、庶民には増税に次ぐ増税の方針を許さないと判断する主権者は多い。
消費税再増税再延期を、衆院選用の「弾」としてとっておくなどという、姑息な対応を粉砕する必要がある。

そして安倍首相は2014年の11月18日に消費税再増税の先送りを発表したときに、どのような言葉を残したのかを、確認しなければならない。
安倍晋三氏はこう述べた。

「平成26年11月18日安倍内閣総理大臣記者会見」:
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/1118kaiken.html
動画の7分48秒から8分33秒の部分、9分49秒から10分30秒の部分をご確認いただきたい。「来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。」

「平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。」


10)消費税再増税の再延期は、安倍政権の経済政策の

    失敗であり、「手柄話」に偽装する事はぺてん師手法だ !

「消費税の引き上げを18カ月延期すべきであるということ、そして平成29年4月には確実に10%へ消費税を引き上げるということについて、そして、私たちが進めてきた経済政策、成長戦略をさらに前に進めていくべきかどうかについて、国民の皆様の判断を仰ぎたいと思います。」

消費税再増税の再延期は、安倍政権の経済政策=アベノミクスの失敗を物語るものだ。
その「失敗」を「手柄話」に偽装することを許してはならない。


11)第二次安倍政権が発足後3年余りの間に、

    一般庶民の生活は転落し続けた !

そして、第二次安倍政権が発足してからの3年余りの間に、一般庶民の生活は改善どころか、坂を転げ落ちるように転落し続けたことを確認しておかねばならない。

1人当たり実質賃金は、2010年 +1.2%、2011年 +0.1%
2012年 −0.9%、2013年 −0.7%、2014年 −0.9%
2015年 −0.2%、で推移している。

アベノミクスの下で庶民の暮らしは、間違いなく、確実に悪化している。
税金はどうか。日本の税収構造を25年前と今とで比較してみる。

所得税 27兆円(91年度)、法人税 19兆円(89年度)、
消費税  3兆円(89年度)

が、2015年度には、所得税 16兆円、法人税 11兆円、
消費税 17兆円になった。


12)日本の税収構造を25年前と今とで比べれば、

  所得税と法人税は半分になり、消費税が6倍になった !

所得税と法人税は半分になり、消費税が6倍になったのだ。
これほどの金持ち優遇、庶民いじめは世界に類例がない。

株価は上がったが、株価は、たった1900社の企業利益を反映するもの。
日本の法人数400万社の0.05%にも満たない大企業の利益が拡大しただけで、庶民と中小零細企業の所得と収益は大幅減少し続けているのだ。

経済成長率は、民主党政権下の3年間が、平均+2.0%、
安倍政権になってからの3年間は平均+0.8%だ。


13)安倍政権下、庶民の暮らしは大崩落、戦争推進、市民のいのちとくらし

   を蝕むTPPを大推進の悪政・暴政だ !

経済が悪くなり、庶民の暮らしは大崩落。
その一方で、戦争推進、市民のいのちとくらしを蝕むTPPを大推進。
さらに、危険な原発稼働に突き進み、沖縄では美しい海を破壊して不要な米軍基地が建設されている。

この現実を肯定する人は、「安倍政治を許さない!」を否定するべきだ。
この現実を否定する人は、「安倍政治を許さない!」を投票行動で示す必要がある。

(参考資料)

補欠選挙の結果で、反安倍政権市民連合

    での次期衆参両院選勝利が見えた !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/04/25より抜粋・転載
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1)衆議院議員補欠選挙は、北海道5区、自民党
候補者当選、京都3区、民進党候補者当選 !

2)北海道5区、和田義明氏の投票率29.8%、
池田真紀氏の得票率は、27.1%だった !

3)総選挙での自公合計で、選挙に行った有権者・全体の約半分の得票率、

  弔い合戦・補欠選挙でも約30%だった !

4)自公と共闘・自公対峙勢力が正面から激突し、

  一騎打ちの選挙を展開すると、互角の勝負になる !

今回の選挙で明らかになったことは、自公と自公対峙勢力が正面から激突し、一騎打ちの選挙を展開すると、互角の勝負になるということだ。
選挙区の事情により、自公が勝利する選挙区と反自公勢力が勝利する選挙区が出てくる。
候補者の力も影響する。選挙地盤がどちらに傾いているのかも影響する。

現在の日本の選挙制度では、自公が強い地域で一票の価値が大きく、反自公が強い地域で一票の価値が小さいから、自公に有利な状況になっているが、それでも、自公と反自公は、互角の勝負をできる状況にある。


5)反自公・野党共闘で、 連帯した意味は極めて大きかった !

反自公=安倍政治を許さない !の勢力が、連帯した意味は極めて大きかった。
その結果として、互角の勝負になったのである。
この地域の特性として、自衛隊関係者の人々の比率が大きい、

ことを挙げることができるが、選挙直前に熊本地震が発生し、熊本地震が発生して、自衛隊職員が精力的に被災地復興に取り組む姿が、有権者に印象付けられたことが、戦争法を強行制定した安倍政権に対する批判票を後退させた面もあるだろう。


6)共産党を含む反自公勢力が連帯し、投票率

    の引き上げに取り組むことが極めて大事だ !

この選挙結果から、改めて明確になったことは、共産党を含む反自公勢力が連帯すれば、自公政権と十分に互角の戦いを実現できることであり、反自公陣営が今後の国政選挙で勝利を得るためには、投票率の引き上げに取り組むことが極めて大事になるということである。

民進党のなかに、共産党との共闘、協力を批判する勢力が存在する。
この勢力が今後の要注意勢力である。

共産党との共闘、強力を批判する勢力は、政策主張が自公と類似している勢力である。

したがって、そのような勢力は民進党を離れて、自民または公明に移籍するべきである。
それが政治を分かりやすくする道である。
「主権者のための政治」を考えるなら、主権者が政策を軸に選択できる状況を政党の側が整えるべきである。


 

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