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日米関係の歴史的基礎:「ポツダム宣言は無条件降伏ではなかった」
現在の日米関係の始まりは、第二次世界大戦における日本の敗戦から始まっています。現在、米国政府が日本に無理難題を押し付けて、普天間基地を初め日本に不必要なほど多数の米軍基地の設置、また「日米地位協定」や「年次改革要望書」で日本を思いどおりに「従わせる権利」をアメリカが有すると勘違いするのは日本が第二次世界大戦の敗戦において「無条件降伏を受諾したからだ」という法的根拠に基づくものと誤認している日本人、ましてや米国人も多いのでは無いだろううか?
今、先の大戦を見直す時に、第二次世界大戦の敗戦においては、日本は「ポツダム宣言を受諾しました。そして我々は、「ポツダム宣言の受諾」=「無条件降伏降伏の受諾」と教えられてきました。本当にそれが正しい認識なのでしょうか?ポツダム宣言原文では、明らかに「有条件降伏」をうたっています。ここで、江藤淳氏の論説を引用します。
江藤淳氏は(サンケイ新聞 昭和五十三年八月十日忖「正論」)
(引用)
・ ・・なぜなら、ポツダム宣言第五項は、「吾等ノ条件ハ左ノ如シ(Following are our terms.)」として、第六項以降の条項には「条件降伏」を明示し、「無条件降伏(unconditional surrender)」なる語が用いられているのは第十三項においてだけで、それもただ一ヶ所「全日本国軍隊ノ無条件降伏(the unconditional surrender of all Japanese armed forces)」という文言において用いられているだけだからである。つまり、ポツダム宣言を受諾した結果、「無条件降伏」したのは「全日本国軍隊」であって日本国ではなかったのである。
・ (引用終わり)
しかし、戦後、高校の歴史教科書では文部省指定の検定教科書にて「ポツダム宣言」=「無条件降伏」であるとの記載がなされ、誰もそれを疑わなくなってしまっている。
現在の状況に不思議に合致するのは、この後に、江藤淳氏は横須賀線内での痴漢疑惑の嫌疑をかけられ、いわれなき批判を受け、文壇・評論界の専門家からも江藤淳氏を批判する風潮を創りだすきっかけとなった。また。今では本屋で江藤淳氏の書籍を見かけることは少なくなってしまっている。
また重要な事に、当時の外務省の認識においても、日本国は無条件降伏したのでは無かった。江藤淳氏の慶応義塾大学で行った講演を転載させて頂きます。
「戦後の再検討」 日本は無条件降伏はしていない 故 江藤 淳さん(昭32文)
http://www.inet-mitakai.com/Pages_folder/hon3.html
今後もし、小沢総理が実現した暁には、この原点を見直した歴史再認識の作業を行ない、戦後、歴史を無理やり「忘れさせられたこと」を「国民の団結」によって取り戻す作業を「日本国民」が行い、真の独立国になるための苦難の道を我々は主体的に選択し、実行しなければならない。
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