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北朝鮮が「初の水爆実験に成功」と発表 ! 特別重大報道で、
北朝鮮の軍事脅威を醸し出したのは、米国・軍需産業だ !
(www.asahi.com:2016年1月6日より抜粋・転載)
ソウル=東岡徹、牧野愛博2016年1月6日13時18分
北朝鮮は、1月6日午後、「6日午前10時(日本時間10時30分)、朝鮮で初の水素爆弾実験を成功させた」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮による核実験は、2013年2月以来、4回目。
韓国政府は同日正午に国家安全保障会議(NSC)を招集した。
北朝鮮の核実験により、朝鮮半島での緊張が高まるのは必至の情勢だ。
日本政府もNSCを開き、情報収集と分析を始めた。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権は、経済改革と核開発を同時に進める「並進路線」を主張した。日米韓は、北朝鮮が、弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の小型化を目指し、実験を更に続けるだろうとみていた。
ただ、北朝鮮が水爆を開発する技術力は保有していないとしている。
北朝鮮は、最近、国際的な孤立を深めており、「水爆」による核実験という最も強硬な対応に踏み切った。
朝鮮中央通信は、金正恩第1書記は、昨年12月15日に水爆実験を実施する命令を出し、今月3日に最終命令書に署名したと伝えた。
韓国気象庁によれば、北朝鮮北部、咸鏡北道吉州(ハムギョンブクトキルジュ)郡の北方約50キロの地点(北緯41・30度、東経129・09度)で6日午前10時半ごろ、マグニチュード(M)4・7の人工地震を感知した。吉州郡豊渓里(プンゲリ)には北朝鮮の核実験場がある。
北朝鮮は過去、2006年10月、09年5月、13年2月の計3度にわたって核実験を実施。最近も同実験場で4本目の新たな実験用トンネルの掘削が確認されていた。
韓国国防省関係者は「北朝鮮はいつでも核実験を実施できる準備を整えている」と指摘した。
同庁の観測では、2006年の実験の際は、M3・9、2009年は、M4・5、2013年は、M4・9程度である。
北朝鮮は、爆発力の強い水爆を使ったと発表したが、爆発規模は、過去と同規模だった。
韓国メディアによれば、欧州地中海地震学センターや、米国地質調査所、中国地震センターなども地震発生を確認した。震源は北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)白岩(ペクアム)郡の可能性もあるという。
北朝鮮は09年の実験の際、「小型化、軽量化した原子爆弾を使った」と説明したが、日米韓は北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の開発には成功していないとみていた。
北朝鮮には、水爆を開発する技術力はないとみられるが、今回、核融合技術を一部使って爆発力を飛躍的に高めた「ブースト型核分裂爆弾」(強化原爆)を使った可能性は残されている。
北朝鮮は、現在、ウラン型とプルトニウム型の核爆弾十数個を保有しているとみられる。
ヘッカー米スタンフォード大教授によれば、20年までに計50個の核爆弾を保有する可能性もあるという。
韓国政府によれば、北朝鮮は今回、中国に対して実験を事前に通報しなかった。
過去3回の核実験では、実験直前に中国に通報してきた。
中国の習近平(シーチンピン)政権は北朝鮮の核開発を厳しく批判。冷え込んだ中朝関係が背景にあるとみられる。
今後、国連安全保障理事会が新たな制裁決議の採択を目指すとみられるが、中国の対応次第では、国際社会がより強硬な制裁に踏み切る可能性が高い。(ソウル=東岡徹、牧野愛博)
(参考資料)
いずれ北朝鮮はしかるべき日に軍事行動を !
米国と中国が合意すれば、北朝鮮をいつでも潰せるのに
潰さないのは、米中双方にメリットがあるからだ !
北朝鮮の軍事脅威を醸し出したのは、米国・軍需産業だ !
(blog.goo.ne.jp:2013年4月13日 土曜日より抜粋・転載)
◆北朝鮮無数ミサイルが沖縄と横須賀を狙って発射 !
4月10日 増田俊男
北朝鮮は昨年(2012年)12月12日の弾道ミサイル発射、国連安保理事会の経済制裁(2013年1月22日)を受けた直後(2月12日)3度目の核実験を行った。
アメリカのヘーゲル新国防長官が推進、策定した(プレーブック)米韓軍事演習「フォーイーグル」(3月1日から4月30日まで)が始まると北朝鮮は激怒し、韓国との休戦協定の白紙化予告(3月5日)、南北不可侵合意の無効宣言(8日)、休戦協定白紙化宣言(11日)、第1号戦闘勤務態勢宣言(26日)、南北通信回線遮断(27日)、金正恩第一書記ミサイル部隊に射撃時機状態入りを指示(29日)、南北戦時状態宣言(30日)、ミサイル開発続行宣言(31日)、寧辺の核施設再稼働(4月2日)、日本海方面にミサイル移動(4日)、南北共同工作の開城工業団地入境禁止(5日)、平壌の外国大使館に退避勧告(5日)等々とエスカレートし、ミサイルの攻撃目標をアメリカ、韓国全土と沖縄、横須賀など地名を挙げている。
★北朝鮮の一連の行為は、従来と異なり米韓軍事訓練
が引き起こしたものだ !
以上の北朝鮮の一連の行為は、従来と異なり米韓軍事訓練が引き起こしたもので、北朝鮮は韓国との休戦協定、南北不可侵合意を破棄し国際法的に南北戦争状態に戻すなど従来の脅威が一段階レベルアップした。
★北朝鮮のレベルの高い軍事脅威を醸し出したのは、米国だ !
北朝鮮と日本は、平和条約を結んでいないので、現在北朝鮮にとって日本攻撃は、フリーハンド(自由)である。「フォーイーグル」の発案は、アメリカであり、北朝鮮のレベルの高い軍事脅威を醸し出したのは、アメリカである。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射した2012年12月12日前後から、アメリカは、「財政の崖」問題があり、ブッシュ減税失効と財政カットが重なる最悪の危機を避けるため赤字解消策が米議会両院で検討されていたが、増税の民主党と財政カットの共和党が対立、歩み寄りの気配はなかったので、「3月1日」(米韓合同軍事演習開始)から2013年度分の国防予算は850億ドル(約8兆2千億円)も強制的にカットされる見通しとなっていた。
★米国の国防費削減で悩む軍産複合体を救済する狙いがある !
いずれにしても今後アメリカの防衛予算が増額されることは無い。こうした将来の状況に対処するには、
1)現在保有している兵器を同盟国と長期(2カ月程度)軍事演習で消費(浪費)する、
2)同盟国周辺を軍事緊張状態に陥れ、アメリカの防衛力を頼らず自力で防衛力を増大させる、
こうすることでアメリカの国防費削減で悩む軍産複合体を救済することが出来る。
日本については、現在のミサイル迎撃能力はイージス艦搭載の迎撃ミサイルと地上のパトリオット(PA-3)に頼っている。北朝鮮が日本に向けて無数、連続的にミサイル発射をした場合は完全な防御は不可能。そこでアメリカがかねてから日本に勧めている一機1兆円以上のBMDシステムの登場である。
★世界の軍事脅威の増加は、米国の軍需産業にとって
将来の需要に繋がる !
今回の北朝鮮のレベルアップした軍事脅威でトルコは勿論、欧州にもミサイル防衛力強化が叫ばれるようになった。
当然アメリカの軍需産業にとって将来の需要に繋がる。これでひとまず世界の兵器の約50%を生産するアメリカの軍産複合体は、アメリカの軍事予算削減額の数倍に上る新規需要をアジア、欧州、中東から得ることで「災い転じて福となす」になったのである。
★北朝鮮と米国軍需産業との親密さを隠す、建前の緊張感創出 !
北朝鮮がアメリカを名指して、まるで対米宣戦布告のような行為を採ることで「アメリカと北朝鮮の一糸乱れぬ親密さ」が隠される。
いずれ北朝鮮はしかるべき日(4月15日:故金日成主席誕生日、25日:朝鮮人民軍創設記念日、30日:米韓合同軍事演習終了)に軍事行動を起こす。
アメリカは日本の防衛費を安倍内閣が決めた1,000億円(24年度)足らずの増額では満足せず1兆円単位(25年度)を望んでいるので、今度の北朝鮮ミサイルの標的は日本になる。
1998年8月26日に小渕内閣は、アメリカから提案のあった5兆円規模のミサイル防衛網システム(MD)に関する調査費を閣議決定しなかった為、同月30日にテポドンが、三陸沖に飛来、明けて9月2日に慌てて承認した経緯がある。
韓国の株価は、北朝鮮の軍事行動で「年初来安値」を付けているが、(平和ボケや日銀緩和の浮かれ気分の)日本では「年初来の高値」。
アメリカの希望をかなえる為、日本に「ショック」を与えるには今の日本は格好の状況にある。
(私のコメント)
ネット上で噂されている事の一つに、北朝鮮とアメリカは裏では繋がっているのではないかと言う噂です。
金正恩が言いたい放題なのは、北朝鮮の体制の引き締めの為でもあり、後を引き継いだ、金正恩の襲名披露公演でもあるのでしょう。
核実験も長距離ミサイル実験も金正恩のお披露目講演であり、それで軍部への箔付けになるのでしょう。
それとアメリカの動きですが、「株式日記」でも書いてきたように、韓国は、中国に寝返っていますが、北朝鮮を裏からけしかけて韓国を脅しているのはアメリカにとっても都合がいい。
韓国はアメリカと中国との間を右往左往していますが、中国もアメリカも北朝鮮をやりたい放題に放置している。
韓国にとってアメリカも中国も救ってくれないかもしれないと言った疑念が湧いて来る事でしょう。
★韓国は、米国からF35やMDシステムを大量に買い付ける !
韓国はアメリカからF35やMDシステムを大量に買い付けることでしょう。
日本も同じでありMDシステムはアメリカの軍需産業ではドル箱になっている。それによってアメリカの軍事予算削減に伴う軍需産業に需要をもたらす事ができる。
このような事は北朝鮮だから出来る事であり、中国もアメリカも北朝鮮には関わりたくないから放置している。
15日にも北朝鮮のミサイル実験か攻撃が行なわれるかもしれませんが、北朝鮮は横須賀や沖縄などの目標を発表している。
しかし誰も本気でミサイルが飛んでくるとは思ってもいませんが、飛んできて、SM3やPAC3が打ち落としたら、宣伝効果は十分であり日本政府は大量にMDシステムを買い付けるでしょう。
日本には原子力発電所や大都市など目標は沢山ありますが、PAC3は一部にしか配備されていない。実験と称してノドンやムスダンなどを日本近海に落とすだけでも効果は十分であり、日本の国防予算は大幅に拡大されてアメリカの軍需産業が潤う事になるだろう。
最終的には朝鮮半島は緊張状態が続く事になり、アメリカも中国も北朝鮮を潰す事はないだろう。潰せば北朝鮮からの難民や救済措置が必要になり金がかかる。
★米国と中国が合意すれば、北朝鮮をいつでも潰せるのに
潰さないのは、米中双方にメリットがあるからだ !
アメリカと中国が合意すれば、北朝鮮をいつでも潰せるのに潰さないのは米中双方にメリットがあるからだ。
核開発や長距離ミサイルの開発でもアメリカまで射程が入るようになればアメリカの無関心もなくなり、アメリカ本土も軍事的脅威をまともに受けることになる。そうなれば軍事予算もむやみに削ることもないだろう。
現在では中国に代わる投資先としてミヤンマーが注目されていますが、ミヤンマーは長い間中国からの援助を受けていましたが、改革開放政策に変わって世界からの投資先として開発ラッシュになっています。北朝鮮もこれを見て何もしないわけがない。
中国からの援助の頚木を断ち切って改革開放に舵を切るかもしれない。
金正恩の暴走は失脚への一里塚であり、金王朝の崩壊で改革開放に変わるかもしれない。ミヤンマーの次は北朝鮮が新たな投資先になるかもしれない。
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