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安保法制賛成でゆらぐ 公明党の平和の理念(第3回)
──森田実×中島岳志
実は、閣議決定の前に、公明党と創価学会内から政権離脱論が出ていた !
元公明党副委員長の二見伸明氏が公明党の安保法案賛成を批判 !
公明党議員、違憲の集団的自衛権行使容認・安保法案賛成
の公明党を離党 !
(www.kinyobi.co.jp:2015年7月16日3:21PMより抜粋・転載)
カテゴリー:政治|admin
集団的自衛権の行使容認を含む戦争法案(安全保障関連法案)が7月16日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され、衆院を通過した。
憲法が骨抜きにされてしまう危険性をどう考えるのか。自民党と連立している公明党は「平和の党」としての存在感を示しているのか。2015年4月17日号に掲載した緊急対談をネット公開する。
◆安保法制見直し派が優勢
以上は前2回投稿済みです。以下はその続きです。
◆森田さんと中島さん政権離脱論も
中島: 憲法の枠組みを超えた解釈改憲はやっていない、集団的自衛権行使は認めていない。閣議決定後、公明党はこう説明しています。つまり、個別的自衛権の範囲内での「武力の行使」を認めた1972年の政府見解と、同じ考えを取っている。この見解は、憲法13条(幸福追求権)に基づいて、国民の生命、自由および幸福追求の権利が「根底から覆される」場合には、やむを得ない措置として自衛権を行使するとしています。
◆公明党が出している文章には、曖昧にごまかして
解釈の余地を持たせている部分がある !
ただ公明党が出している文章を読むと、曖昧にごまかして解釈の余地を持たせている部分がある。
昨年9月14日付の公明党機関紙『公明新聞』は、「日本への武力攻撃に匹敵するような事態にのみ武力行使が認められており、外国の防衛それ自体を目的とした、いわゆる集団的自衛権の行使は認めていません」と閣議決定の内容を説明しています。
問題は、「日本への武力攻撃に匹敵するような」と対象を曖昧にしているところです。集団的自衛権を認めていないのはあくまでも「外国の防衛それ自体を目的とした」場合で、「日本への武力攻撃に匹敵する」と強引に認定すれば、集団的自衛権が行使できるようになっている。集団安全保障の余地も十分に残している。
◆実は、閣議決定の前に、公明党と創価学会内から政権離脱論が出ていた !
森田: 公明党としては、最悪の事態は、食い止めたという評価で決着した。
最終段階になって、閣議決定の冒頭に「専守防衛」「軍事大国とはならず」「非核三原則を守る」などと書き込めたと(注3)。閣議決定の執筆を担当する官僚が、「どうぞ加えてください」という態度に変わったと言うんです。
実は、閣議決定の前に、公明党と創価学会内から政権離脱論が出ていた。
これは安倍たちにも伝えられた。
公明党の支持なしには当選できないので、自民党は困った。党内が分裂する恐れも出てくる。なので加筆させたのでしょうが。
(注3)閣議決定の冒頭部分は、以下の通り。
「我が国は、戦後一貫して日本国憲法の下で平和国家として歩んできた。
専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とはならず、非核三原則を守るとの基本方針を堅持しつつ、国民の営々とした努力により経済大国として栄え、安定して豊かな国民生活を築いてきた……(以下略)」
(2015年4月17日号、一部敬称略、つづく)
(参考資料)
T 元公明党副委員長の二見伸明氏が公明党の安保法案賛成を批判 !
〈週刊朝日〉
(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/:2015年7月23日より抜粋・転載)
公明党元幹部 安保強行採決に「公明党の行動は万死に値する」と怒り〈週刊朝日〉
※イメージ
安保法制をめぐって国会前や全国各地で広がるデモ。政治と縁遠い若い世代が声を上げているのが印象的だ。
強行採決を受け、元公明党副委員長の二見伸明さん(80)は公明党の罪を指摘する。
* * *
公明党から「平和の党」という看板は完全に失われました。
山口那津男代表をはじめとする執行部は、総退陣すべきです。
山口代表が1990年に初当選したあと、私の議員事務所に来て、集団的自衛権について議論したことがあります。
そのとき彼は、「集団的自衛権の行使は、長い間にわたって政府が違憲と判断してきた。それを解釈改憲で認めることはできない」
と話していました。弁護士らしく、筋の通った話でしたよ。
それがなぜ、安倍政権の解釈改憲に賛成するのか。いつ変節してしまったのか。
まったく理解できません。
今でも私と付き合いのある公明党の党員や支持者は、本心では全員が反対です。
法案の意味を理解しようと思っても、意味がわからないからです。
今こそ党員や支持者は、昨年7月の集団的自衛権の行使を認めた閣議決定から強行採決に至るまでの経緯を検証して、公明党執行部がどういう役割を果たしたかを総括すべきです。
今回の安保法案は、審議に116時間もかけたのに、安倍首相からはまともな回答は一つもなかった。それに協力した公明党の行動は、万死に値します。
※週刊朝日 2015年7月31日号
U 二見元公明党副委員長が、閣議決定賛成の公明党を批判 !
(news.livedoor.com :2014年7月5日より抜粋・転載)
元公明党副委員長、元運輸大臣の二見伸明氏が「赤旗」日曜版6日号に登場し、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」にたいし「最悪の方法」と指摘、弁明する公明党にも「説明になっていない」と厳しく批判しました。
二見氏の「赤旗」登場は、共同通信と時事通信が配信、「東京」「産経」が4日付で報じるなど、メディアの注目を集めています。
二見氏は、突然、憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使容認する安倍首相のやり方に「国民が納得しないのは当然」と発言。
さらに、「閣議決定」に賛成した公明党にたいし、「私がいた公明党は『平和の党』と言ってきました。
でも今回、『政策の違いで政権離脱はしない』と言った瞬間に、解釈改憲をしたい自民党との勝負は終わった。
いま『歯止めをかけた』などと支持者を説得しているけど、まったく説明になっていません」と語っています。
V 公明党議員、違憲の集団的自衛権行使容認・安保法案賛成の公明党を離党 !
(http://www.asahi.:2015年7月9日より抜粋・転載)
愛知県武豊町議の本村強さん(62)は、創価学会員だが、与党として安倍政権を支える公明党には属さない。安全保障関連法案の国会審議で、違憲との指摘がやまないことに意を強くしている。
「戦争ほど、残酷なものはない」。池田大作名誉会長の著書の言葉を肝に銘じる。
自公政権は、自衛隊の海外での活動を広げてきたが、学会員が支える公明党は「ブレーキ役だ」と思うように努めた。
だが、他国の戦いに加わる集団的自衛権の行使容認は「いくら何でも違憲だ」と考えた。
昨年6月、反対の意見書を共産町議らと議会に出し可決。会派の同僚と亀裂が深まった。
昨秋に公明党を離れた。
無所属で臨んだ今春の町議選。「あなた個人の票は得票の2%」と学会関係者からは言われたが、3選された。
得票は、党公認だった前回の9割を超えた。
「集団的自衛権 断固反対」ののぼりを掲げた本村さんを、陰で応援する学会員や、新たな支援者がいたからだと思う。
古巣を恨まず、願う。
「平和の党の看板を洗い直してほしい」(斉藤太郎)
W 公明党議員が「私利私欲」に狂えば、
広宣流布を 破壊する「魔の働き」になる !
聖教新聞関西編集局・編集『平和の新世紀へ』ー小説『人間革命』に學ぶーから
池田第三代会長・『政治』についての箴言(152~155頁)
*政界というのは、「権力と野望と駆け引きの魑魅魍魎の世界」だ。
皆、今は新しい気持ちで張り切っているが、下手をすれば、すぐに精神が毒され、「私利私欲に狂ってしまう者」が、出ないともかぎらないだろう。
私(戸田城聖)の心を忘れぬ者は、「政治革新」を成し遂げ、民衆のための「偉大なる政治家」に育つだろうが、私利私欲に狂えば、広宣流布を破壊する「魔の働き」になってしまうだろう。
政界への進出は、私にとっても、創価学会にとっても、大きな賭けなのだ。
私は、獅子が我が子を谷底に突き落とす重いで、弟子を政界に送りだそうとしているのだ
*利権あさりの政党ではない。労働組合のための政党でもない。一主義のための政党でもない。
あくまでも、「全民衆の幸福を根本に考える政党」だ。――このような政党こそ、全民衆が首を長くして待望しているのだ。
*悪い政治をいかにして是正したらよいか、まず「政治を根本から正す立派な政治家」が多く出現しなければならない。
民衆の力で、そのような政治家をまず育てないことには、いくらブツブツいってもどうにもなりません。そのためにも、我々の文化活動があるのです。「高潔にして有能な政治家」が今ほど必要な時はない。
*政治の分野についていえば、私たちが今度のような支援活動を一生懸命やったのは――私たちの土壌から識見、人格をそなえた「真の革新的政治家」を、なんとか育てたいという悲願からなんですね。
X.獰猛・狡猾・甘美な権力の魔性に文化部員(公明党議員)、全員負けるだろう !
戸田会長の苦悩:学会本部における、文化部員の任命式で、戸田会長が、「今日、ここのいるのは、わが愛弟子たちである。しかし、“ほとんど全員が退転する”だろう。
獅子は千尋の谷に子を突き落とし、這い上がらせて訓練をする。ここにいる皆も、千尋の谷に落とさざるを得ないのだ。だが、“ほとんどの者が¼¼二度と這い上がれない”だろう。
それを思うと、私は余りの辛さに――涙がこぼれるのだ」と述べています。
牧口会長を獄死させた政治権力への怒り。いまだ誰も果たしたことのない、日蓮仏法の「立正安国」「王仏冥合」という見果てぬ夢の実現。時期は来た。打つべき手は打った。だが、「権力には魔性が棲んでいる。
ここに居並び、これから政界に送り出さねばならぬ弟子たちの、誰一人として気づかぬほどの獰猛で狡猾で、甘美な魔性が」と記述されています[1]。
[1] 「池田大作の軌跡」編集委員会『池田大作の軌跡・第3巻』潮出版社2008年、225〜226頁。
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