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安保法制賛成でゆらぐ 公明党の平和の理念(第2回)
──森田実×中島岳志
「集団的自衛権行使は違憲」だ ! 山口繁・元最高裁長官の主張 !
報ステ、安保法案、元最高裁判事も「明白に違憲」と主張 !
(www.kinyobi.co.jp:2015年7月16日3:00PMより抜粋・転載)
|カテゴリー:政治|admin
集団的自衛権の行使容認を含む戦争法案(安全保障関連法案)が7月16日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され、衆院を通過した。
憲法が骨抜きにされてしまう危険性をどう考えるのか。
自民党と連立している公明党は「平和の党」としての存在感を示しているのか。
2015年4月17日号に掲載した緊急対談をネット公開する。
森田: 昨年初めから7月までに、公明党と創価学会の人たちの中では、相当な議論がありましたよ。私のもとには、学会一筋の人から「公明党とは決別する」「公明党の腐敗した連中と闘う」などといったメールが何件も届いた。ですが、いまはみんなが口をつぐんでいる。この沈黙を私は懸念しています。
党側は統一地方選挙が終わるまで、自民党との議論は「しばし休戦状態」と考えているのでしょう。ですが、自民党はこの間にも、着実に事態を先に進めています。
閣議決定後、公明党との協議はすでに済んだかのようにマスコミに「宣伝」をし、休戦に持ち込んだ。
自民党の高村正彦副総裁は、訪米して、米国への防衛協力が拡大されるなど好き勝手なことを言っている。今月末には安倍の訪米もある。
ここで日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を決め、安保の法整備に入ろうという考えです。
一方、公明党には、米国の出方を注視している節がある。その動きを踏まえた上で、法の骨抜き作業に入ろうとしているのでしょう。
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
安保法制見直し派が優勢
中島: 政府の一連の動きは外務省が主導していて、
中枢には兼原信克官房副長官補らがいる。
彼らは「湾岸のトラウマ」(注2)をよく持ち出します。同じ轍を踏まないように集団的自衛権を行使すべきだ。そうしないと日本は普通の国家として扱われないし、「中国の脅威」に対抗できないということです。
彼ら(外務官僚)と安倍さんのイデオロギーがうまく共犯関係を結んでいる。
今後は公明党が譲れないと考えている線をかなり超えた内容でガイドラインを決め、それを認めるよう圧力をかけてくるでしょう。
森田: 安倍は、公明党を免罪符にして
日本の平和憲法をつぶそうとしています。
自民党が公明党との協議を進めるときには、米国との外交を重視する安保法制見直し派の数人が参加する。彼らは公明党と与党協議しているというポーズ
をとりながら、自民党内の議論を封殺する。
ほかの党員は、議論をする場がないと嘆いていますよ。
公明党も安保法制見直し派が力を持ってきている。衆院議員の中には自民寄りの人も出てきています。公明党本部の中も衆院寄りで、自民党の安保法制に乗ろうとするムードが醸成されてしまっている。
自公の衆院議員は選挙協力をしているし、絶えず会合
を行なっている。そうして付き合っていると
文化や考え方が似てくるんです。
公明党は参議院から代表を出しているので、これが安保法制見直し派の暴走の歯止めになっている。
中島: 創価学会には自公路線を「本来の活動からの逸脱」と捉えている人がかなりいます。
とくに池田大作名誉会長の側近を務めた人や婦人部、青年部の中に多い。
学会内部は一枚岩ではない。私は彼らに「最後の歯止め」として立ち上がってほしいと思っています。
自衛隊員の命、守れるか
中島: 公明党の山口那津男代表は湾岸戦争終結直後や、国際連合平和維持活動(PKO)の一環として自衛隊がカンボジアに派遣される前に、現地調査に入っています。
イラク戦争の時には、派遣される自衛隊員の壮行会に出席し、「うちの夫、大丈夫なんですか」「もしものことがあったら、あんた責任が取れるんですか」と家族から詰め寄られた経験がある。
これが彼の根っこにあって、閣議決定に至る過程でも慎重な態度をとっていましたが、与党協議の場から外された。
結局、自民党の高村さんと公明党の北側一雄副代表が
中心となって閣議決定の内容が詰められた。
参議院議員の山口代表が外され、衆議院小選挙区当選
の北側さんが中心となったことが大きかった。
森田: イラク戦争で防衛省(当時は防衛庁)も隊員の家族から非難を浴びた。官邸と外務省の暴走には防衛省も賛同していないところがある。公明党も隊員の命が守られるのか、そこの部分の問題は提起しています。
中島: 日本では、「イラク戦争での死者は出なかった」と言われていますが、派遣から帰ってきた自衛隊員の中に、28人の自殺者が出ている。
この事実は広く社会で共有した方がいいと思います。
森田: 戦争好きの中谷元防衛相ですら動揺しつつある。
今度の自衛隊法の改正で、隊員が危険地域に入る可能性も高くなる。
(注2)1991年の湾岸戦争で多国籍軍を結成した米国や各国とは違い、日本は資金のみ拠出。
「血を流さない」と批判され、これが負い目となって後のイラク戦争での陸自海自派遣などにつながった。
(2015年4月17日号、一部敬称略、つづく)
―この続きは、次回投稿します―
(参考資料)
T 「集団的自衛権行使は違憲」だ !
山口繁・元最高裁長官の主張 !
(www.asahi.com:2015年9月3日07時22分より抜粋・転載)
論説委員・高橋純子、編集委員・豊秀一2015年9月3日07時22分
山口繁・元最高裁長官:
安全保障関連法案について、山口繁・元最高裁長官(82)が、9月1日、朝日新聞の取材に応じ、「少なくとも集団的自衛権の行使を認める立法は、違憲だと言わざるを得ない」と述べた。
安倍内閣が従来の憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認した昨年7月の閣議決定について、「(解釈変更に)論理的整合性があるというのなら、(政府は)これまでの見解が間違いだったと言うべきだ」と語った。
「9条解釈、変更するなら改憲が筋」 元最高裁長官語る
安保法案学者アンケート
安全保障法制
■解釈変更「立憲主義わきまえず」
「憲法の番人」である最高裁の元トップが、安保法案を「違憲」とする見解を示したのは初めて。歴代の元内閣法制局長官や憲法学者の多くが「違憲」と指摘するなか、法案の正当性に改めて疑問が突きつけられた。
☆山口元最高裁長官:従来の解釈が憲法9条の規範として骨肉化しており、
それを変えるのなら、憲法改正し国民にアピールするのが正攻法だ !
山口氏は、安保法案を「違憲」と考える理由について「集団的自衛権の行使は憲法9条の下では許されないとする政府見解の下で、予算編成や立法がなされ、国民の大多数がそれを支持してきた」と指摘した。
「従来の解釈が憲法9条の規範として骨肉化しており、それを変えるのなら、憲法改正し国民にアピールするのが正攻法だ」とも述べた。
安倍晋三首相らは、米軍駐留の合憲性を争った1959年の砂川事件最高裁判決が、法案の合憲性の根拠になると主張する。
これに対し山口氏は「当時の最高裁が集団的自衛権を意識していたとは到底考えられないし、(憲法で)集団的自衛権や個別的自衛権の行使が認められるかを判断する必要もなかった」と否定的な見方を示した。
安倍首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)は、昨年5月、安保環境の変化などを理由に憲法解釈の変更で「限定的な集団的自衛権行使」の容認を求める報告書をまとめた。内閣はこれを踏まえ、同7月1日に解釈変更を閣議決定。
山口氏は、こうした考え方について「法治主義とは何か、立憲主義とは何かをわきまえていない。憲法9条の抑制機能をどう考えているのか」と批判する。(論説委員・高橋純子、編集委員・豊秀一)
◆やまぐち・しげる 1932年11月、神戸市生まれ。京大卒。55年に司法修習生になり、東京高裁部総括判事、司法研修所長、福岡高裁長官などを歴任。
第2次橋本内閣の97年10月から、第1次小泉内閣の2002年11月まで最高裁長官を務めた。長官在任中は、裁判員制度や法科大学院の導入などを柱とする司法制度改革に対応した。著書に「新井白石と裁判」。
〈砂川事件最高裁判決〉:1957年7月に東京都砂川町(現立川市)の米軍基地拡張に反対した学生ら7人が基地に立ち入ったとして、刑事特別法違反の罪で起訴された。
東京地裁は59年3月、米軍駐留は憲法9条違反として全員無罪としたため、検察側が二審ではなく最高裁に跳躍上告。最高裁大法廷は59年12月、
@憲法9条は自衛権を否定しておらず、他国に安全保障を求めることを禁じていない
A外国の軍隊は、憲法9条2項が禁じる戦力にあたらない
B安保条約は高度の政治性を持ち、「一見極めて明白に違憲無効」とはいえず、司法審査になじまない――と判断して一審判決を破棄し、東京地裁に差し戻した。
U 報ステ、安保法案、元最高裁判事も「明白に違憲」と主張 !
(mokuou.blogspot.com/:2015年7月9日 より抜粋・転載)
☆澤田元最高裁判事: 安保法案、「憲法違反」 !
報道ステーション、安保法案に元最高裁判事「認め難い」「憲法違反」 / 元最高裁判事澤田弁護士。「高村さんや谷垣さんは後輩。優れた政治家で弁護士なのに、何で安倍さんに従っているのか?」
☆濱田元最高裁判事: 安保法案、「もちろん違憲です」 !
報道ステ、元最高裁判事「もちろん違憲です」なぜ弁護士出身の麻生さんが安倍さんに 従っちゃってるのか、と苦笑したとこが印象的。
pic.twitter.com/S4v1RuucRy .... 居住「 商売目当て」 : 安保法案で報道批判続出 自民改憲派の勉強会 (共同) / 「経団連に 働きかけ、マスコミ懲らしめを」 懲らしめる! ...
7月9日 日弁連主催の院内学習会「安全 保障法制」を問うpart2 民主党、共産党、社民党、生活の党. .... 安全保障法制 「合憲」「 違憲」 理屈と論点は 政権 「三段跳び」で解釈変更 学者 政権の主張 厳し.
☆圧殺しようというような動き というのは非常に危険 !
ジョンレモン @horiris報道ステーション
「無視するどころか圧殺しようというような動きというのは非常に危険」濱田邦夫弁護士
元最高裁判所判事にそこまで言わす、安倍晋三は、非常に危険ということだ!
#憲法違反 #戦争法案反対
2015年7月9日 22:57
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