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日本政治刷新のためには、日本の主権者が変わる必要がある !
ペテン師・安倍政権の暴走を多数の国民が、黙認すれば、民主主義は崩壊する !
だまされた責任・罪は、だます側の罪で消せない !
米国の対日洗脳工作による対米隷属支配戦略 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/11/27より抜粋・転載
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1)日本政治刷新のためには、日本の主権者が変わる必要がある !
日本が変わるには、日本の主権者が変わる必要がある。第2次大戦で日本は敗戦した。
皇国の国から民主主義の国に変わった。
戦争を推進していた人々は教科書を黒塗りにして民主主義を唱え始めた。
戦争責任者の責任が問われることになったが、戦争責任は曖昧に処理された。
国民は、基本的には戦争指導者によって騙された存在ということにされたが、国民の責任も問われることはなかった。
2)戦前、無謀な戦争推進に、最も強い影響力を発揮した
のは、メディアだったが、真の反省なし !
戦争推進に加担した勢力のうち、もっとも強い影響力を発揮したのはメディアだったが、メディアもその責任を明らかにすることはなかった。
しかし、あの戦争中にも、戦争推進に抗った人々が、少なからず存在した。
しかし、その、正しかった人々を虐げ、攻撃したのは、戦争指導者だけではなかったはずだ。
一般の国民も、そのような少数者を虐待し、攻撃したのである。
過去を振り返り、本当の意味での誤りを見つめ、その誤りがどのように表れたのかを吟味することなく、真の反省はあり得ない。
3)戦争に加担した、大マスコミは、反省はなく責任の処理も行われない !
反省は行われず、当然のことながら、責任の処理も行われない。
一般国民は、単に「騙されていた」ということにされて、免罪されてきたのである。
だから、その体質はいまも、何ひとつ変わっていない。
人々は、常に、権力の側に我が身を置こうとする。
権力から睨まれる存在には、なりたくないのだ。
誰が何を言っているのか、誰が何をどのように考えているのかを、真剣に考えることを忌避する。
4)ひたすら、権力に従属し、ものを考えるのではなく、
安全地帯に我が身を置く !
ものを考えるのではなく、ただひたすら、安全に見える場所に我が身を置こうとする。
それだけのことである。まれに、ものごとを考える人がいる。
ものごとを考え、発言し、行動する人がいる。
そのときに、そのような少数派の人々の言葉、行動をよく知ろうとはぜず、ただ単に、権力に歯向かう危険な存在であると認識して、関わることを拒絶する。
このような人々が、大半を占めてしまっているのではないだろうか。
5)戦前同様、今も国民多数は、権力とその家来・大マスコミに
従属している !
そうこうしているうちに、権力者が思いもよらぬ危険な方向に人々を誘導することがある。
その行動を観察して、警鐘を鳴らす役割は、本来はメディアが担っているのだが、メディア自身が、権力にすり寄ることしか示さない。社会を変質させる権力の暴走を誰も止められなくなってしまう。
気がついた時には、すでに手遅れになってしまうのである。
それでも、気付く人はまだ考える力を残している。
6)戦前同様、多数の国民は、権力の暴走に実は加担する行動を取るようになる !
多くの人は、気付かぬうちに、権力の暴走に実は加担する行動を取るようになるのである。
そして、再び、大きな過ちを犯す。
過去の過ちを直視してこなかったから、何が過ちで、何が正しいのかを考える力すら失っているのだ。
安倍政権が暴走を続け、二枚舌、三枚舌を使って、ひたすら権力欲求だけを満たそうとするような下劣な政治屋を排除もできないのが、日本の主権者である。
この現状を見る限り、日本の刷新は、容易なことではない。絶望的とも言える。
7)ペテン師・安倍政権の暴走を多数の
国民が、黙認すれば、民主主義は崩壊する !
しかし、そこであきらめてしまっては、すべてが終わってしまう。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が述べたように、私たちは、「絶望の山に分け入り、希望の石を切り出さ」なければならない。
その希望の灯を絶やさずに、行動を続けてゆけば、必ず道は拓ける。
このことを銘記しなければならない。
2016年7月10日に参院選が実施される可能性が高い。
この選挙に、私たちは、利しなければならないが、一回の選挙で、全体を覆すことができると考えるべきでない。
―この続きは、次回投稿します―
(参考資料)
だまされた責任・罪は、だます側の罪で消せない !
米国の対日洗脳工作による対米隷属支配戦略 !
1 間接的な加害者性を自覚していない ことが国畜の「最大の罪」なのだ !
(1)権力者の願望
メディアや「大企業によるプロパガンダ」と「主流の学問」によって、「形式上多くの人々が選挙権を持つという事実を克服することができる・・・・・。
その事実は合意を作り出すことによって無効にすることができ、たとえ形式的な参加ができても人々の選択や態度を自分たちの言った通りにしてしまうことが可能となる。
かくして適正に機能する民主主義が作り出されるのであり、それはプロパガンダ産業の教訓を適用した結果なのである。このような社会における「馴致教育」の勝利は、アドルフ・ヒットラーの次の言葉を念頭に置いたものであろう。
「権力者にとって民衆が何も考えないことほどありがたいことはない。
民主主義の妙味は、人びとをたがいに孤立させ、関係を持てなくすることで民主主義的形式になんらかの実体を付与する恐れのある情報ややりとりを得られなくしてしまうことにある。
(2)国家に飼いならされる人間の「騙される罪悪」
佐高信氏は、騙されることの罪について、次のような、厳しい主張をしている。
会社に飼いならされた人間が社畜であるならば、解釈を広げれば国家に飼い慣らされる人間もいる。
それが国畜だ。国畜もまた「あなたたちは国畜である」と指摘されることを嫌う。
というより、自分が、そもそも国畜であることに気づいていない。
国畜は、ひたすらに自分だけが安穏に暮らせることを求めている。
国家を信じて、国家に判断を任せて、いわば飼い主に自分の判断を委ねている人間である。
映画監督の伊丹万作(1900−1946)は、1946年に『戦争責任者の問題』という文章を書き、当時、戦争では、みんなが騙されていたという声が一般的な中、騙されたという日本人を痛烈に批判している。
伊丹はこう書いている。
「多くの人はだましたものとだまされたものとの区別ははっきりしていると思っているようであるが、それが実は錯覚」なのではないか、と。
つまり「騙しの専門家」と「騙される専門家」とは、はっきり分かれていたのではなく、「日本人全体が夢中になって互にだましたりだまされたりしていた」のである。
そのうえで伊丹は、“騙されることの悪”に言及する。
騙されたとさえ言えば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
しかも、だまされたもの必ずしも正しくない
ことを指摘するだけにとどまらず、こと自体がすでに一つの悪である」
ことを主張したいのである。
伊丹は、『騙されていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるろう」とも書いている。
つまり、「主体性がないこと、暴走する国家を止めることができないこと、自分のなかの
間接的な加害者性を自覚していないことが国畜の「最大の罪」なのだ。
映画監督・伊丹万作は、次のように書いています(佐高信『石原慎太郎の老残』毎日新聞社、2007年、78~79頁)。「だまされた者は正しいとは、古来いかなる辞書にも決して書いてない」、「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」と断定している。
そして、伊丹は、「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう、と喝破したのです。
伊丹:「だまされるということは、もちろん知識の不足からもくるが、半分は、信念すなわち意志の薄弱からもくるのである。
我々は、昔から『不明を謝す』という一つの表現を持っている。これは、明らかに知能の不足を罪と認める思想にほかならぬ。
つまり、だまされるということもまた一つの罪であり、昔から決していばっていいこととは、されていないのである」
伊丹:「そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切を委ねるようになってしまっていた、国民全体の文化的無気力、
無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである」
だまされた責任を、だます側の罪で消すことはできません。
結局、簡単にだまされるほど愚かだったということなのです。
2 米国の対日洗脳工作による 対米隷属支配戦略 !
(なわ・ふみひと の ひとくち解説 より抜粋・転載)
戦後、マッカーサーの率いるGHQを使って、世界の支配層が、わが国に対して行なった、洗脳工作・WGIP(War Guilt Information Program)が、今では完全に、日本国民の意識を「洗脳」してしまいました。
広島の原爆記念碑のそばに「二度と過ちは繰り返しません」と懺悔する言葉が掲げられているのも、まさにその現れです。
まるで「日本がアメリカ様に戦争を仕掛けたのですから、空襲や原爆で被災したのも、すべて日本人が悪かったのです」と詫びているかのようです。
新型爆弾の威力を試す目的で、人口が密集した都市に原爆を落としたアメリカに対する批判の声は、今日でもマスコミでは全く聞かれません。
いまなお強力にコントロールされているのがわかります。
さらに今日では、世界支配層がテレビという強力なメディアを使って日本人の洗脳支配を進めている、というのがこの本で著者が述べている内容です。人々がルイ・ヴィトンやグッチなどのブランド商品に憧れるのも、すべて支配層に操られているためだと分析しています。
マスコミの中枢には、そのようにして意図的に大衆を操っている人物たちがいるということを肝に銘じておきたいと思います。
私の見る限り、最も巧妙に、操作されている媒体は、NHKです。
(なわ・ふみひと)
(注釈)WGIP=ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
洗脳工作:日本国民に敗戦の事実を受容させ、各層の日本人に、彼らの敗北と戦争に関する罪、現在および将来の日本の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の理由と目的を、周知徹底せしめること。
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