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日曜討論:長期自民党・自公政権下、 介護と子育の問題点は ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/5210.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 12 月 01 日 23:38:36: jobfXtD4sqUBk
 


長期自民党・自公政権下、介護と子育ての問題点は ?

NHK:日曜討論:加藤担当相に聞く


(tvtopic.goo.ne.jp :2015年11月29日より抜粋・転載)

◆「一億総活躍社会」について、介護と子育て !

きょうのテーマを紹介。第3次安倍改造内閣が打ち出した「一億総活躍社会」について、介護と子育てにテーマを絞って加藤担当相に聞く。

☆介護をする者で、無職は48%、介護のために離職するものは年間10万人 !

介護をめぐる問題を紹介。介護をするもののうち職を持たないものは48%にのぼり、介護のために離職するものは年間10万人。

政府は緊急対策として、2020年代始めまでに50万人の拡充、人材確保のための施策、介護休業制度の見直しなどを発表した。介護職員の処遇なども課題となっている。視聴者からの声を紹介した。

介護の話題に入る前に、加藤担当相に緊急対策のための財源について聞く。加藤担当相は、GDP目標に対する施策をまず行い、成長の果実を使って介護・子育ての施策を実現していくと答えた。緊急対策については補正予算などをあてると説明した。

☆介護を言い出せない、「隠れ介護離職」もいる !

認知症を国家戦略にして欲しい !

続いて介護の対策について討論。服部万里子は、介護を言い出せないまま仕事を辞める「隠れ介護離職」もいる、介護保険は家族の介護を前提としておりこれに合わない世帯も多いと答えた。

渥美由喜は自身の介護離職体験について聞かれ、介護休業制度には使い勝手の悪いところもあった、認知症を国家戦略に位置づけるとともに関連法の整備も行うべきと答えた。

林田俊弘は、介護職員にとっては介護離職ゼロの目標を「介護職の離職ゼロ」かと勘違いする人も多いほど労働環境が厳しいなどと答えた。

介護の対策について討論。加藤担当相は必要な対策について問われ、介護者への対策と介護職員への対策は表裏一体である、どちらにも必要な対策を行っていくと答えた。


☆介護報酬は年々下がっている !

    介護職員の負担も増える !

介護の問題について討論。服部万里子は、介護報酬は年々下がっている、入居が狭き門となり入居者の病状が相対的に重くなっている、介護職員の負担も増えるという状態にあると主張した。

加藤担当相は介護報酬引き上げの可能性について聞かれ、引き上げれば介護保険料の引き上げにつながる、雇用の確保には奨学金などの支援・継続勤務・離職者の復帰などへの施策を行うと答えた。

☆介護職員の離職については、報酬を上げる

   ことが経済や子育てにもプラスになる !

介護の問題について討論。林田俊弘は、施設からの見方について聞かれ、施設を建てても職員が集まらず開所が遅れる例があると答えた。

介護職員の離職については、報酬を上げることが経済や子育てにもプラスになると主張した。加藤担当相は、まず経済を確かにしてから行うことが必要と説明。林田俊弘は、まず政府が試算を行い国民に提示して覚悟を持ってもらうべきと反論した。

☆介護休業の制度、利用率は3.2%のみ !

現状の介護休業の制度について解説。最長93日間取得ができるとされているが、利用率は3.2%にとどまっている。政府は分割取得、雇用保険からの給付金の増額などを検討している。

介護休業の制度の問題について討論。渥美由喜は自身の体験について聞かれ、給付金が低く認知症の悪化を考えて取るのを控えた、企業に申し出ることができないという風土があるなどと答えた。

☆介護休業をとらせない企業を摘発するなどの対策も必要だ !

服部万里子は、非正規雇用の労働者も利用できるようにすべきなどと話した。
加藤担当相は分割取得の内容について聞かれ、何分割にするかはこれから検討する、介護休業は休暇を目的としたものであり働きながらの介護を念頭とした別の仕組みも必要などと答えた。
渥美由喜は、介護休業をとらせない企業を摘発するなどの対策も必要と話した。

介護休業の制度の問題について討論。服部万里子は、中小企業には代替の人員を派遣するなどの支援も必要と話した。

林田俊弘は、介護を社会全体で行うという制度が求められる、適切な介護サービスがなければ家族への負担が避けられなくなると答えた。加藤担当相は、施設の拡充や在宅介護の支援を行っていくなどと答えた。

☆特別養護老人ホームには希望者が

   多すぎて要介護度の低い人は入れない !

特別養護老人ホームが少ない !

介護の問題について討論した。服部万里子は、特別養護老人ホームには希望者が多すぎて要介護度の低い人は入れないという問題がある、料金の補助が受けられないという問題もあると話した。渥美由喜は、施設の建設だけでなく地域で助け合う仕組みも必要などと話した。

服部万里子は、在宅介護についてはショートステイなどの施設が求められる、現状では相当前からの予約が必要で使いにくいなどと話した。林田俊弘は、施設の絶対量が少なく拡充が求められると話した。

介護の問題について討論。加藤担当相はそれぞれの意見について聞かれ、施設の建設と在宅介護への支援をともに行っていく、入所待機者の解消も含めた施策を行っていくと答えた。その他、ケアマネージャーへの支援も必要、介護職員への処遇も改善してほしいなどとの声があがった。


☆日本の出生率は2005年に最低値の1.26を記録 !

続いて子育ての問題を取り上げる。日本の出生率は2005年に最低値の1.26を記録、去年10年ぶりに減少に転じた。視聴者からは、非正規雇用では子どもを控えたくなる、子育てにはお金がかかる、出産後の職場復帰が難しいなどとの声が聞かれた。


* 欧州の民主主義国は、子供手当を月  数万円支給、

同一労働同一賃金、子育て後職場復帰支援等で、
出生率は、2前後の国が多い 。

子育ての問題を取り上げる。保育所の数は認定こども園などを含めて2万8000以上、待機児童の数は去年再び増加に転じた。

政府は保育サービスの受け皿拡充、保育士の資格取得支援、3世代住宅への助成金などを打ち出した。

子育ての問題について討論。加藤担当相は緊急対策について聞かれ、子どもを産みたいと思えるような政策に集中して緊急対策を定めたと答えた。


☆保育所の数は、少なく、待機児童の数は去年再び増加に転じた !

子育ての問題を取り上げる。保育所の数は認定こども園などを含めて2万8000以上、待機児童の数は去年再び増加に転じた。政府は保育サービスの受け皿拡充、保育士の資格取得支援、3世代住宅への助成金などを打ち出した。

子育ての問題について討論。大日向雅美は、出生率1.8の達成は疑問だが制度横断的な政策は評価したい、財源の確保や国民の理解を得ることにも目を向けてほしいと答えた。

駒崎弘樹も、財源がない状態では竹槍でB29を落とせというようなものと答えた。

加藤担当相は、アベノミクスの効果で昨年度の税収が上がっており対応できる、財源不足については認識しており放置せず取り組んでいくと答えた。

☆保育所・保育士の拡充について、

   就労環境の改善や質の向上が必要だ !

子育ての問題について討論。渥美由喜は、保育所・保育士の拡充について聞かれ、就労環境の改善や質の向上が必要、3世代同居への支援については同居を押し付けるとの批判も考えられるなどと答えた。

☆保育士の不足は深刻であり原因は保育士の処遇が悪いことにある !

子育ての問題について討論。駒崎弘樹は、保育士の不足は深刻であり原因は保育士の処遇が悪いことにある、

平均収入より月10万人低いという状態にあると答えた。加藤担当相は、報酬を上げることを検討しているが財源の問題もある、地域の活動や復職支援なども活用したいと答えた。


☆離職後別の職についた場合、給与面から復職しない問題がある !

子育ての問題について討論した。駒崎弘樹は復職支援について指摘し、離職後別の職についた場合給与面から復職しない問題がある、保育士の報酬を上げることが鍵になると答えた。

子育ての問題について討論した。大日向雅美は3世代同居への支援について聞かれ、諸刃の剣と感じる、地域で支えるという手段も検討すべきと答えた。
渥美由喜は、家族が支え合うことで、相乗効果を生むこともある、行政が地域の取り組みをコーディネートすることも必要と答えた。


☆3世代同居を推進して少子化を解決した国はない !

駒崎弘樹は、3世代同居を推進して少子化を解決した国はない、あくまで補助的な手段として考えるべきと主張した。
加藤担当相は、3世代同居を押し付けるものではない、さまざまな選択肢を用意することが必要と答えた。

子育ての問題について討論した。大日向雅美は、子育てを楽しみたいという人もいる、子育て支援員の育成にも期待したいと答えた。

駒崎弘樹は、先進国では地域が子育てをすることで少子化を乗り切っている、政府の施策がこれに逆行していると危惧すると主張した。

加藤担当相は問題について問われ、政府が押し付けを行うものではないと繰り返した。


☆子どもが欲しくない理由について経済的な理由が上位となった !

結婚や子育てに関する内閣府の調査で、子どもが欲しくない理由について経済的な理由が上位となった。
政府は子育て支援について幼児教育の無償化、国民年金の保険料免除の検討、最低賃金を引き上げ全国平均1000円を目指すことなどを発表している。

子育てと経済不安について討論。大日向雅美は、働き方の改革が必要、現状では非正規雇用が多いことが問題、男性が子育てに加われる仕組みも必要などと答えた。


☆「児童扶養手当」の制度も子どもの数と比例しないなど問題に逆行している !

渥美由喜は、地方の中小企業には子育てを支援する「企業子宝率」の高い企業も生まれているなどと答えた。駒崎弘樹は「子どもの貧困」も深刻である、「児童扶養手当」の制度も子どもの数と比例しないなど問題に逆行していると批判した。

子育てと経済不安について討論。加藤担当相は問題について聞かれ、働き方改革や「マタハラ」の問題にはしっかり取り組んでいくなどと答えた。

☆子育てをバトンリレーできるような体制づくりが必要だ !

続いて、女性の働き方について討論。大日向雅美は、将来のビジョンが持てるような政策が求められると答えた。渥美由喜は、子育てをバトンリレーできるような体制づくりが必要、企業も育休が取得できるよう支援するべきと答えた。

駒崎弘樹は、「イクメン」という言葉は、認知されたが職場の理解が得られない状況がある、上司の意識改革も求められると答えた。
大日向雅美は、女性が意見を言えるような教育のあり方にも目を向けるべきと話した。

女性の働き方について討論。加藤担当相は自身が女性の活躍担当相でもあると答え、女性の働きやすさのために男性も協力していくべき、国民運動的に広げる必要があると答えた。

安倍首相が、経済界に働きかけることができるとの問いには、理解のある経営者に声をかけていき意識改革の輪を広げていくと答えた。

☆働きにくい職場は、マタハラとして摘発していくべきだ !

女性の働き方について討論。渥美由喜は、働きにくい職場はマタハラとして摘発していくべきなどと答えた。駒崎弘樹は、長時間労働を摘発していくことも必要と話した。大日向雅美は、子育てを当事者だけでなく他世代を含めて考えることが必要と答えた。

女性の働き方について討論。駒崎弘樹は経営者の意識改革が必要と聞かれ、経営者が変われば職場を変えることができると答えた。大日向雅美は、社会が変われば個人の生き方も変えられると同意した。渥美由喜は、よりよい人材確保には労働環境の改善が必要であり、政府に後押しを望みたいと答えた。

最後に加藤担当相が一億総活躍社会の施策全体について聞かれ、介護・子育ての両者に共通して賃金の問題がある、賃上げの働きかけや「最賃」の押し上げで支えていきたいと答えた。

この番組は「NHKオンデマンド」でも配信予定。番組HP、Twitterをあわせて案内した。

●「マタハラ」とは?

(www.mataharanet.org/pより抜粋・転載)

「マタハラ」とは、マタニティハラスメントの略で、働く女性が妊娠・出産などをきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたり、妊娠・出産を理由とした解雇や雇い止め、自主退職の強要で不利益を被ったりするなどの、「不当な扱い」を意味することばです。

 

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