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川端和治・BPO委員長、放送への政治介入批判 !
高市総務相等のNHKへの政治介入に「NO」 !
ドイツ紙特派員が安倍政権の圧力を告白 !
山本太郎議員が安倍首相とマスコミ幹部の会食に質問書を提出へ !
(mainichi.jpmainichi.jp: 2015年11月18日より抜粋・転載)
◇表現の自由、政治介入による萎縮を懸念 !
BPO放送倫理検証委員会委員長・川端和治氏:
NHKの報道番組「クローズアップ現代」の、やらせ疑惑=1=で、放送倫理・番組向上機構(BPO)=2=の放送倫理検証委員会が、11月6日に公表した異例の意見書が注目を集めている。
放送に対する政治の介入を厳しく批判した狙いや、BPOの在り方などを川端和治委員長
(69)に聞いた。【聞き手・須藤唯哉、撮影・小川昌宏】
−−検証委の意見書に対し、政府や自民党から反論が相次ぎ、社会の注目も集めています。
反響をどう受け止めましたか。
☆「行政指導」で放送を是正するのではなく、第三者の専門的な意見で、
自律的に放送倫理の向上と適正化を図るのが正しい !
予想外というのが、正直なところです。(意見書で批判した)行政指導はおかしい、というのは、BPOの基本的な立場。今回急に態度が変わったということではありません。
行政指導で放送を是正するのではなく、第三者の専門的な意見で、自律的に放送倫理の向上と適正化を図るのが正しいという理念のもとに検証委は発足しました。
☆総務省の強大な行政権での指導がもたらす、表現の自由の萎縮効果について、
一層慎重な配慮をすべきだ !
総務省は強大な行政権を放送局に対して持っています。指導がもたらす表現の自由の萎縮効果について、一層慎重な配慮をすべきです。
今回の問題でNHKが調査報告書を公表した直後、総務省としては6年ぶり、総務相名としては8年ぶりの行政指導が出されました。BPOの機能を見守る、という立場から政府が転じたのであれば、やはり意見を述べなければ、ということになりました。
−−政府は、「報道は事実を曲げない」などの番組の基準を定めた放送法第4条の「番組編集準則」を、放送局に順守を義務づける
「法規範」と主張、準則違反を理由に行政指導しました。
☆放送法4条は、法規範ではなく、(放送局が自らを律するための)
倫理的な規範だ !
4条にもし法規範性があるなら、それこそ重大問題です。
憲法21条が定める表現の自由との関係で、4条は憲法違反のそしりを免れない。
放送法を扱う学者の圧倒的多数が、4条は法規範ではなく、(放送局が自らを律するための)倫理的な規範だから、憲法違反の問題は、起こらないんだ、と言っています。
このことは、最高裁も東京地裁も判決理由で認めています。
−−意見書では、番組内での「やらせ」の有無を、NHKの定義に則して「なかった」と判断しました。検証委自らの定義を示さなかったのはなぜですか。
NHKは、やらせを狭く定義したことで、「やらせではなかった」と結論付け、自らを救っている、逃げているという部分が感じ取れます。
それでは視聴者から納得は得られません。
意見書にもそう書きました。その意味ではNHKの基準を批判しています。
☆放送倫理検証委員会意見書:
NHKに対して「許されない」「視聴者の
信頼を裏切っている」と書きました !
ただ、誰が見ても納得する「やらせ」の定義はないでしょう。「やらせ」には、真っ黒から真っ白までの間にグレーの部分がある。それについて検証委が「ここから先がやらせだ」と決める根拠はない。権限もない。
では、何と意見書で表現するかということになり、NHKに対して「許されない」「視聴者の信頼を裏切っている」と書きました。
−−放送倫理の問題が後を絶ちません。厳しい言い方をすると、今回のやらせ疑惑を含め、BPOの第三者性を疑問視する声もあります。
検証委の委員を選任するBPOの評議委員会の中に、放送業界の人は、一人も入っていない。
実際に選ばれた委員の顔ぶれを見ても、放送業界の利益を代表するような人は一人もいません。
大体は法律家、メディアを研究する研究者、小説家、評論家です。
なぜ、それが放送局のいいなりになるような人たちなのでしょうか。
それから、これまで23件の意見書を出しているので、それを全部読んでほしい。
放送局のお手盛りと言われるような意見を今までに書いたことがあるでしょうか。放送倫理違反を断罪するだけでは、総務省のしていることと変わりません。
批判によって放送倫理がより高まるような、制作現場に響くような意見書を書きたいと思っています。もっと厳しくする必要があるとは思いません。
−−BPOは結論までに時間がかかりすぎるとも言われます。
委員は、それぞれ別の仕事があり、専門性を持った人を集めています。調査に専従できるわけではないので、私の感覚で言えば、今が精いっぱいの日程です。
忙しいなら、忙しくない人たちを専従にしろという意見もあるかもしれない。
でも、それよりも、例えば、映画監督の是枝裕和委員のように世界中を飛び回っている人が議論に加わって意見を形成していくことの方が、調査期間が数カ月短くなるよりは重要です。
−−今後もし、委員長やBPOが自民党や国会に呼ばれたら?
☆放送倫理検証委員会意見書:
放送に携わる者自身が干渉や圧力に対する
毅然とした姿勢と矜持を堅持すべきだ !
意見書の中で「放送に携わる者自身が干渉や圧力に対する毅然(きぜん)とした姿勢と矜持(きょうじ)を堅持」するようにと書きました。
我々BPOも当然、それを踏まえて対応します。
今回はまだ現実に呼ばれているわけではないので、実際にどう対応するかは、その時に委員と相談して、ベストな対応をします。
◇聞いて一言
川端委員長は、「2011年7月に公表した意見書の『別冊』も読んでほしい」と語った。
当時、委員だった作家の重松清さんが原案を執筆した「若きテレビ制作者への手紙」。
現場の最前線にいる若手が視聴者への責任をまっとうすることで、問題を防げると訴えたものだ。放送関係者は改めて読み直してみてはどうだろうか。放送界の自律を高め、政治の介入を阻むためにも。
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■ことば
◇1 やらせ疑惑
NHKの報道番組「クローズアップ現代」が昨年5月、多重債務者がブローカーを介し名前を変えて融資をだまし取る詐欺を紹介。NHKは、やらせは否定したが「過剰演出」と「視聴者に誤解を与える編集」があったとして謝罪した。
BPO検証委は、意見書で「重大な倫理違反があった」と批判した。
◇2 放送倫理・番組向上機構
NHKと日本民間放送連盟が、放送界の自律と放送の質向上のために、2003年に設置した第三者機関。番組の内容や制作上の問題点を検証する。放送倫理検証、放送人権、青少年の3委員会からなり、検証委は07年に発足。委員は10人。
■人物略歴
◇かわばた・よしはる:1945年生まれ。東京大法学部卒業後、1970年に弁護士登録。日本弁護士連合会副会長や大宮法科大学院大学教授などを歴任。2007年の検証委発足時から委員長を務める。
(参考資料)
T ドイツ紙特派員が 安倍政権の圧力を告白 !
在独日本総領事を通じて外国人記者に注文 !
外務省も安倍批判に猛抗議 !
(真実を探すブログ:2015.04.11より抜粋・転載)
ドイツの日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」の東京特派員だったカールステン氏(Carsten Germis)が、安倍政権になってから報道規制が厳しくなったと暴露する旨の記事を掲載しました。
これは2015年4月2日に掲載された記事で、カールステン氏は、「2012年に安倍政権が勝利を収めて以降、事態は一変した」と述べ、この数年は、報道に対する、「検閲が強化」されていることを明らかにしています。
カールステン氏が安倍政権を批判する記事を書いたところ、在フランクフルト日本総領事が彼のところにやって来て、こうした記事の内容が「中国によるプロパガンダ」に利用されていると東京からの抗議を伝えました。
また、日本総領事が、カールステン氏らの記事を「誤報」と指摘したことから、カールステン氏が、誤報の根拠を要望したところ、総領事は「(中国などと)金が絡んでいるのでは?」というような侮蔑の言葉を発言した。
その上で、日本政府側は「(カールステン氏ら外国人記者が)ビザ取得のために中国のプロパガンダを書かざるを得ないのだろう」等と、哀悼の意を勝手に表明していたことを暴露しました。
カールステン氏の暴露記事には、安倍政権が、外国メディアの記者たちを、「高待遇で接待」しようとしていた事も記載されています。安倍政権の前の民主党は、このような規制行為はせず、紳士的に政策などを分かり易く説明しようと努力していたようです。
U 山本太郎議員が安倍首相とマスコミ幹部の会食に質問書を提出へ !
山本氏「会食の参加者や金額などを具体的に明示してください」!
(saigaijyouhou.com:2014年12月29日 より抜粋・転載)
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参議院議員の山本太郎氏が、安倍首相に対して、マスコミ幹部との会食に関する質問書を提出しました。提出された安倍首相の「会食」に関する質問主意書には、「報道関係者らとの会食は実に四十回以上にも及び、歴代首相の中でも突出した頻度である」と書いてあり、諸外国から見ても奇異であると山本太郎議員は、指摘しています。
質問書の中盤からは、具体的な金額や参加者などを明示するように安倍首相に要望し、最後には「内閣官房報償費の会食等に関わる使途、明細等については特定秘密保護法における特定秘密に該当するか、政府の認識を明確に示されたい」と疑問をぶつけました。
山本太郎議員は、他にも数々の質問書を提出しており、昨年の参議院選挙で当選した新人議員の中では、数が突出しています。
私は、正にこれこそが国会議員の仕事だと思っていますが、殆どの議員が、山本太郎さん以下というのは非常に残念です。
というよりも、日本の現状を示していると言えます。
政治家との会食を含めてこのような状態が改善されなければ、日本が大きく成長することはまず無いでしょう。
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