http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/5092.html
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「おおさか維新の会」を巡る数々の詐欺疑惑 !
その手口を解説しま〜す !
「おおさか維新の会」騒動、には、実に多くの、ウソ、欺瞞、
デマをふんだんに含んだ「詐欺」疑惑が展開 !
安倍首相と橋下市長(その側近たちも)はペテン師・独裁者で同類だ !
彼らを支援する悪徳ペンタゴンも同類だ !
(satoshi-fujii.com: 2015/11/03より抜粋・転載)
投稿日: 2015/11/03:FROM 藤井聡@京都大学大学院教授
「「おおさか維新」結党大会、橋下市長が代表就任!!」 …というニュースが、紙面をにぎわせています。
これに対して、世論から「おおっ!!」という反応があるのかと思いきや…yahooのコメント見てみると、高評価のコメントはいずれも、 「どっちらけ…」「うんざりだ…」
というものばかり。
http://headlines.yahoo.co.jp/cm/videomain?d=20151031-00000029-jnn-pol
例えば、「あと1ヶ月で引退する人が新党の代表になるって、どういうこと?」「あれ?政治家引退して弁護士に戻るって言ってたのに?新党でも法律顧問ならって言ってたのに?」「茶番劇」「あっちも維新こっちも維新って、なんかウンザリ・・・等々。
やっぱり、都構想の住民投票であれだけ大見得きって「さわやかさ」装って、「引退します!」ってドラマティックに大々的に言っておきながら、ものの数ヶ月で、ガンガン政治に介入してくるんですから、普通の神経があれば、「うんざり」するのも当然、と言えそうですね。
今後、万が一にも「橋下政界復帰」なるものが実現したとすれば、それはもう明らかな
【「負ければ即引退マッチ」詐欺】
だったという事になりますが….これからどうなるのか、皆で注目して参りましょう。
(#ちなみにプロレス界では、FMWの大仁田厚が、客を増やすためにしょっちゅうやってた手口ですねw)
ただし、この「おおさか維新の会」の設置を巡っては、『「負ければ即引退マッチ」詐欺』以外にも、実に様々なウソ、欺瞞、詭弁による数々の「詐欺疑惑」があります。
今日は、そんな「詐欺疑惑」を一つずつ、解説して参りたいと思います。
【「おおさか」は大阪じゃないんだよ、詐欺】
おおさか維新の会の橋下代表は、この「おおさか」というのは、地域の名前(大阪)ではない、これまで大阪でやってきた改革を象徴的に意味する言葉なんだ、っていっています(なぜなら、国政政党のくせに、特定の地域のことだけを考えるか事は許されないから、です。
当たり前ですね)。
ですが、これは明らかなウソ、の疑義が濃厚です。
そもそも、この結党は、知事・市長の大阪ダブル選挙に間に合わせるためだと、橋下氏も松井氏も明言しています。それはなぜかと言えば、この国政政党を使って「大阪」を中央から支援するためだとも説明されています。
だったらやっぱ、その「おおさか」ってモロ「大阪」の事を、実質上、意味してるじゃん !
って、いうことになりそうです。
というかそもそも、この「おおさか」が「地域の名称」を意味していない、改革を象徴するものだ、という「事実」を知る者の方が、少ないのが実情です(当方の身の回りでそれを知る人はほとんど皆無でしたw)。
だから、ほとんどの人が、「おおさか」が「大阪」を意味していると、「勘違い」しています。
だからやっぱり、大半の人々が、この新しい党が「大阪をよくすることを目的とした国政政党なんだ」と「勘違い」してしまっているのが実情なわけです。
ということは、橋下氏達には、こうした「勘違い」をわざと喚起するために、「おおさか」という文字を政党名に入れたに違いない、という嫌疑がかけられても致し方ないでしょう。
「おおさかは大阪じゃないんだよ」と、一応は口にしながら、実質、「大阪」
の事だと大阪の有権者達を勘違いさせるサギ !
つまりこれは、「おおさかは大阪じゃないんだよ」と、一応は口にしながら、実質、「大阪」の事だと大阪の有権者達を勘違いさせて、ダブル選で、維新候補に投票させようとする、というタイプの新手の「詐欺」である疑義が極めて濃厚な訳です。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/10/06/fujii-163/
ついては皆さん是非、この詐欺疑惑に皆が引っかからない様にするためにも、「おおさかは地域の名称じゃない!」という事実を、しっかりと認識するとともに、いろんな方に周知いただきたいと思います。
【閉店セール詐欺(ラストチャンス詐欺)】
ただし、今回の橋下さん達の振る舞いの中でも、冒頭で紹介した【「負ければ即引退マッチ」詐欺】と並んで「有名」な詐欺疑惑が、「閉店セール詐欺」あるいは別名、「ラストチャンス詐欺」です。
橋下氏は、「これが、都構想実現の最後のチャンスです」という趣旨で煽りに煽りまくって、多くの人々の「賛成票」を獲得する手口を採用していました。
それはまるで、「店じまい!」とあおって客を呼び込む手口の振る舞いでした。
もちろんホントに店じまいするなら、つまり、都構想の住民投票をこれで最後にするなら、そういう「煽り」もアリでしょう。が!!!
彼らは一瞬で前言を撤回、またぞろ、都構想を選挙公約に掲げています。
これでは、「かつての僕の『これでおわり!』っていう発言はウソでした。
つまり、僕は、詐欺をしてたのです!」と発言したに等しいと解釈せざるを得ませんよね。
【臨時党大会で解党したよ、詐欺】
「維新分裂劇」では、「大阪組」が臨時党大会を開き、「解党」したと喧伝しています。
そして、解党したので、「おおさか維新の会」という国政政党を作ることができる、ということで、冒頭で紹介した「結党」する事としたのです。
逆に言うと、ダブル選挙で集票効果の高い「おおさか維新の会の結党」という「ポーズ」を有権者に見せつけるためには、「解党」というプロセスが求められたという次第です。
しかし・・・この「解党」決議は、法律的に無効である、と法律家から指摘されています。
https://nobuogohara.wordpress.com/2015/10/21/%E3%80%8C%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%82%8B%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9%E6%B0%8F%E3%81%B8%E3%81%AE%E7%96%91%E5%95%8F/
しかも、この解党届を受け取る総務省は、「受理しない見通し」と報道もされています。
http://satoshi-fujii.com/151025-2/
だとすると、「維新の党を解党したから、おおさか維新の会を立ち上げても、いいんだよ!」という言説には、解党というウソ、結党というまやかしという二重の「ウソ」「詭弁」が混入している疑義が存在するわけです。
なぜ、そんなことするのかと言えば――繰り返しとなりますが、おおさか維新の会をとにかく設置しておきさえすれば、ダブル選で得をする(=自分のところの候補者により多くの投票を獲得することができる)からだ、と考えられます。
だからウソでもなんでもいいので、大阪維新の会を設置しさえすればいいのであって、それを正当化するための詐欺が【臨時党大会で解党したよ詐欺】だったのではないか、という次第です。
この詐欺疑惑に引っかからないためにも、是非、皆さん、「総務省は解党届を受理しない見通しだし、法律の専門家は解党決議は無効だと主張している」、と言う事実をしっかりと認識し、周りに周知願えればと思います。
【お金は全て国に返すよ、詐欺】
さて、【臨時党大会で解党したよ詐欺】には、新党設立に加えて、もう一つ、別の目的が考えられます。
それは、【お金は全て国に返すよ詐欺】を行うという目的です。
そもそも、維新分党・解党騒動では、「大阪組」と「執行部」との間でおカネ(政党助成金)の奪い合いが展開されていました。
しかしカネの奪い合いは、あまりも醜悪なので、世論が嫌悪感を示しだしたのですが、その雰囲気をキャッチした橋下氏は、「党を解党し、助成金は、国に返す」と言い出したのです。
世論はこれに一部、好感を示しだしたのですが……ここにもまた、隠蔽されている秘密があります。
それが、「国庫に返すと言っても、都構想のプロパガンダに使った5億円もの借金を全て返金した上で、余った1億円だけを返すに過ぎない」という点です。(※ 「6億円にも上る10月分の政党交付金から5億円の借金を返済し、残りを国庫に返納するのだそうです」と指摘されています。 http://www.gruri.jp/article/2015/10270840/より)
もちろん、1億円だけも国費にとっては重要ではあります。ですがだったら、5億もの血税を、「都構想のプロパガンダ」という国益にはとんど関係ない事のための借金に使うなど許しがたいことなのですから、政党助成金には手を付けず、借金返済は自分でやることにすれば良いはずです。
つまり、5億を抜き取って1億だけ返すので無く、6億全部を、国庫に返納すればいいだけの話です。
だから、「国にお金を返す」というフレーズを真に受けて、「やっぱ橋下さん、筋が通ってるなぁ」なぞと勘違いしながら、今度のダブル選での投票判断が決せられるようなことがあってはなりません。
それでは、【お金は全て国に返すよ詐欺】疑惑にまるっぽ、引っかかってしまったことになってしまいます。
是非とも、この詐欺疑惑に周りのみならず、自分自身も引っかからないよう、「国に返すといっても、政党助成金の大半をプロパガンダのためのつけ払いに使った後だ」という報道事実をしっかりとご認識ください。
【僕って法律の専門家なんだよ、詐欺】
最後に、これはなかなか気が付きにくい、極めて巧妙な詐欺疑惑の手口をご紹介します。
橋下氏は、誰かを非難をする場合、さまざまな法的専門用語を駆使することがしばしばです。
例えば、今回の離党、結党騒ぎでも、「憲法31条、デュープロセスくらいちょっとは勉強してよ。」
「平成3年の監獄法施行規則に関する最高裁判例を一回くらい読んだらどうだ?いわゆる委任立法の限界というやつだ」といったツイートを行っています(10月18日)。
「さすが、弁護士の橋下さん!」と、一見、もっともらしく聞こえはするものの、法律の専門家によれば、「橋下氏の論理は、幾重にも飛躍しており、凡そ法的な論理になっているとは言い難い。」とのこと。
https://nobuogohara.wordpress.com/2015/10/21/「弁護士たる政治家」としての橋下徹氏への疑問/
この指摘が適正なら、橋下氏の振る舞いは弁護士であるという事実を悪用し、法律の専門用語など普通の人には分からないことを良いことに、相手を貶める卑劣な手口のそのものだ、ということになります。
こうした、【僕って法律の専門家なんだよ詐欺】に引っかからないようにするためにも、橋下氏が法律の専門用語を口にした時には常に、注意することが得策でしょう。
・・・
以上、いかがでしょうか。
ここに見たように、ここ最近、紙面を賑わせている「おおさか維新の会」騒動、には、
実に多くの、ウソ、欺瞞、デマをふんだんに含んだ「詐欺」疑惑が展開されています。
解党・結党もまやかし、「おおさか」を含む党名も猫だまし、執行部への法的非難も国庫返納も単なる見せかけのポーズ、さらには、最重要政策のラストチャンス宣言も自らの政治家としての引退宣言も皆「ウソ」だったとすれば―――橋下氏の言説には、ホントの真実なんて何一つ含まれてはいないのではないか、という疑義さえ頭をもたげてきそうです。
とはいえ――オレオレ詐欺に引っかかるか否かは、最終的には一人一人の責任問題。
自分で申し上げるのも恐縮ですが、ここまで親切に、「この方どう考えても、詐欺師じゃないですか…?ひょっとして、まだ分かんないんでしょうか?」的な解説を差し上げているわけですから、あとは読者各位に最終判断をお任せしたいと思います。
PS 「大阪ダブル選」にまつわる動画メッセージを、「超人大陸」で毎週配信しています。今週は、「争点はやはり大阪都構想―だからそれを巡るウソを思い出そう」です。
Youtube https://www.youtube.com/watch?v=e-llm5oPlvA
ニコ動 http://www.nicovideo.jp/watch/sm27501392?ref=search_tag_video
動画ページ http://satoshi-fujii.com/video/
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
カテゴリー: 藤井聡(京都大学大学院教授) 作成者: admin パーマリンク
*悪徳ペンタゴン:
日本の既得権益とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
(植草一秀氏の説)
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