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櫻井よしこ氏の安保法案賛成論とマスコミ弾圧主張・「百田擁護論」は ?
朝日新聞も、沖縄の新聞も、「産経新聞化」しろ、と言いたいのか?
まさに「ネット右翼脳」だ !
| 安保法案賛成の著名人・櫻井よしこ氏等の賛成理由は ?
安保法案賛成の著名人・櫻井よしこ氏の賛成理由@ [安保法案]
安保法案がいよいよ可決される方向になりつつある段階で、
(teltomy55kekujo.blog.so-net.ne.jp:2015年9月16日より抜粋・転載)
毎日新聞は、9月16日、
「<安保関連法案>『芸能界でタブー』超え主張始めたタレント」という記事を出しました。
国会への反対運動がより一層、激化する中で、いかにも国民の反対運動が高まりつつあるということを印象づける記事のように思われます。
ところで、このような安保法案に対する反対運動が、マスコミで積極的に取り上げられる中で、
安保法案・平和安全法制の早期実現を目指して、民間の「安保法案賛成」の民間の運動があったことを読者の皆さんはご存じでしょうか?
「櫻井よしこ」氏・「佐々淳行」氏らの安保法案賛成論 !
8月13日、国会議事堂のすぐ近くの憲政記念館で、参議院で審議中の平和安全法制に対し、
これを支持する立場から「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」が設立されていました。
同フォーラムは、著名人の一人であるジャーナリストの「櫻井よしこ」氏を筆頭に、初代内閣安全保障室長の「佐々淳行」氏ら、各界有識者30名が呼びかけ人となって、賛同人300 人余りを募って発足したものです(この日の記者会見には、約80 名が出席)。
そこで、これまでマスコミで余り取り上げられなかった、安保法案賛成の著名人の賛成理由の一つとして、同フォーラム設立における櫻井よしこ氏の「趣旨説明」をここに紹介することにします。
読者の皆さんが、安保法案の問題を考える上で参考にしていただければ幸いです。
◆「趣旨説明」:
櫻井よしこ(ジャーナリスト)の主張:
今日、このような会見を開きました理由は、日本は、今本当に大きな変化に見舞われています。
世界が非常に大きく変わる中で、その変化に対応しなければわが国の存立が危ういという危機感を、私たちは持っています。
そのために今、国会では安保法制の議論が行われているわけです。
この安保法制の議論が正しく理解され、そして正しく論評されて、賛成、反対、きちんとした理由に基づいて、国民の意思が反映されなければならないと感じているわけですが、メディアを舞台とする議論を聞いていますと、どうもその一番大事なところが抜けているような気が致します。
中にはこれを「戦争法案」と呼んでいるメディアもある。
「戦争法案」と名づけている国会議員もいる。
そしてまた、この安保法制を実現すれば、日本が徴兵制に行き着くんだということを、煽あおり立てる新聞もあります。
正直申し上げて、このような主張はいかなる知的基盤に基づいているのか、非常に理解しにくい。
どのような事実、どのような法制を以て徴兵制に行き着くことになるのか、これが戦争に導くことになるのか、本当に分かりにくいところであります。
★櫻井よしこ:安保法制を実現することこそが、戦争の危険を低めることだ !
むしろ私たちは、国際社会の政治の現実を見ると、日本がこの安保法制を実現することこそが、戦争の危険を低めることだと感じています。
戦争を抑止するための法案が、なぜ「戦争法案」などと煽り立ててしまわなければならないのか、分かりません。
ですから、私たちの考え方も、「戦争法案」だと言う人たちの反対側にあるということを知っていただきたい。
世の中、戦争法案であるとか、徴兵制であるとか、そういうようなことを言っている人たちばかりではない、ということを知っていただきたいのが一つ。
それからまた、国際社会の日本に対する見方を見ますと、今日本国内で行われているこの極めて感情的な議論が、いかに異常なものであるかということを感じます。
私は今朝シンガポールから戻ってきました。国際会議に出席しておりました。
そこでも、日本で行われている安保法制について、アジアの国々から非常に前向きな評価が出ていました。
このようなことを、やはりメディアの人々は伝えるべきだろうと思いますし、また日本国民も知る権利があるだろうと考えます。
安全保障というのは、国の基盤であります。
私たちの国をいかに安全に守るのか、国民の命をいかに守るのか、それは今現在の私たちに関するだけでなく、次の世代、また次の世代にとっても非常に大きな問題です。
現役世代の私たちが知的にも責任を持って、しっかりと考えてこの法制に対しての結論を導くことが大事だと思います。これが、今日このような会見を開いた一番大きな理由です。
U 櫻井よしこ氏の「百田尚樹擁護論」
(「週刊新潮」7/9号「日本ルネッサンス」)を読む。
(2015-07-06 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』より抜粋・転載)
櫻井よしこの「百田尚樹擁護論」(「週刊新潮」7/9号「日本ルネッサンス」)を読む。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20150706
☆櫻井よしこは、百田尚樹の言論弾圧発言事件を擁護 !
櫻井よしこは、百田尚樹の言論弾圧発言事件を擁護するのに朝日新聞の「慰安婦報道」を取り上げて、延々と「慰安婦報道批判」を繰り返し、言論弾圧発言事件から朝日新聞批判へ論点をずらしている。朝日新聞に「百田尚樹批判」をする資格があるのか、と。
もちろん、「百田尚樹を批判する資格がある」に決まっているだろう。
朝日新聞は、櫻井よしこや百田尚樹等が蛇蝎のごとく嫌ったとしても、紛れもなく、日本を代表する新聞=メディアなのだ。
残念ながら、産経新聞は、質、量ともに、朝日新聞には勝てない。
産経新聞は、日本を代表する新聞=メディアではない。
☆朝日新聞は、百田尚樹氏と安倍首相の「蜜月関係」を批判している !
それに、朝日新聞だけが、「百田尚樹批判」をしているわけではないだろう。
私は、朝日新聞は読んでいないが、百田尚樹と安倍首相の「蜜月関係」を批判している。
こういうエセ作家の影響を受けている政権は、ダメな政権だろう、と。
☆安倍首相と安倍政権が行っている、
マスコミへの統制や弾圧は顕著だ !
しかも櫻井よしこは、肝心の「沖縄の新聞はつぶさないかん」とかいう百田尚樹の言論弾圧発言に関しては、上智大学教授・田島泰彦の「メディアには多様性が必要だ」という当たり障りのない発言を長々と引用して、お茶を濁している。
櫻井よしこが、よく使う手である。田島泰彦がそんなに「偉い」とは知らなかった。
つまり、櫻井よしこも、「言論弾圧発言」は、良くないと言っているように見える。
櫻井よしこも「憲法」で保障された「言論表現の自由」という原理原則に「従順」なのだ。
言うまでもなく、新聞やテレビが大騒ぎしている「言論表現の自由」は、自分たちだけの「言論表現の自由」であって、「国民」の「言論表現の自由」は含まれていない。
憲法で保障されていようと、保障されていまいと、言論弾圧や言論統制は頻繁に行われている。
現に、安倍首相と安倍政権が行っている、あるいは行おうとしている、新聞やテレビ、あるいはネットなどへの統制や弾圧は顕著ではないか。百田尚樹は、安倍首相の「意向」を先取りして、「言論弾圧発言」を行っただけである。
☆マスコミ関係者と安倍首相の頻繁な「会食」は、何のためか ?
櫻井よしこやマスコミ関係者が、百田尚樹を批判するのは、「片手落ち」である。
百田尚樹批判は、マスコミ批判と直結しているはずだ。
マスコミ関係者と安倍首相の「会食」は、何のための「会食」なのか?自明ではないか?
ところが、そもそも、櫻井よしこが恭しく引用する「メディアの多様性」という「田島泰彦大先生」(笑)の発言の「出典」が書いてない。
何処かでの発言からの引用なのか?あるいは、櫻井よしこ自身がインタビューした時の発言なのか、そこが曖昧である。
それに、櫻井よしこは、意識的かどうか知らないが、田島泰彦の言う「多様性」という言葉の意味を取り違えている。櫻井よしこは「多様性」という言葉を理解していない。
大江健三郎の『沖縄ノート』のなかの「罪の巨塊」を「罪の巨魁」と誤読、誤解した曽野綾子と同じである。
☆朝日新聞と沖縄の新聞2紙は、「偏向」しているとの主張は間違いだ !
田島が言っているのは、「ある一つの新聞の多様性」ではない。
「A新聞、B新聞、C新聞があっていいという様々な新聞社の多様性」である。
櫻井よしこは、朝日新聞や沖縄の新聞に「多様性がない」と言う。
朝日新聞と沖縄の新聞2紙は、「偏向」しているというわけだ。勘違いも甚だしい。
☆沖縄の新聞も朝日新聞も、櫻井よしこや
百田尚樹等の「御用新聞」ではない !
ただ、櫻井よしこ等の主張と意見が合わないというだけのことだろう。当然ではないか。沖縄の新聞も朝日新聞も、櫻井よしこや百田尚樹等の「御用新聞」ではない。
「沖縄の新聞は左翼に乗っ取られている」と言うが、それでは、「右翼に乗っ取られた新聞」がいいのか?
では、櫻井よしこに聞くが、産経新聞は偏向していないのか。
産経新聞は、公平中立な新聞なのか?産経新聞は、政治的立場を明確にした、旗色鮮明な新聞ではないのか?その意味で、朝日新聞も沖縄の新聞も、政治的立場を明確にした、いわゆる旗色鮮明な新聞なのだ。
☆朝日新聞も、沖縄の新聞も、「産経新聞化」
しろ、と言いたいのか?まさに「ネット右翼脳」だ !
朝日新聞も、沖縄の新聞も、「産経新聞化」しろ、と言いたいのか? 田島泰彦は、朝日新聞があり、沖縄の新聞があり、産経新聞があることこそが「多様性」だと言っているのだ。櫻井よしこの「多様性」は「多様性」の捏造、歪曲である。まさに「ネット右翼脳」である。(続く)
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