http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4872.html
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安保法制合憲論者の巣窟 ! 櫻井よしこ氏率いる民間憲法臨調の“人権否定”
憲法観が恐ろしすぎる !(リテラ)
「自民党改憲草案」なら、政府は容易に人権を抑圧することが、理論上可能だ !
「自民党改憲草案」は、戦前の大日本帝国憲法に引き戻すことで、
再び国民が国家のために命を捧げる体制に戻す事が狙いだ !
自民党議員は『保守』ではなく『右翼』だ !
15年超全国支援・自公連立の公明党も右翼と同類が実態 ?
右翼・ペテン師・大悪政・憲法違反隠し、
公明党支持者を騙すのがダントツ上手ね〜 ?
(http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/168.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 20 日より抜粋・転載)
☆西修教授と百地章教授は、民間憲法臨調=
ウルトラタカ派憲法改正団体のメンバーだ !
☆櫻井氏らは、基本的人権を軽視する、「自民党改憲草案」
にお墨付きを与えようとしている !
☆立憲主義とは、国民が制定した憲法によって、
国家権力をコントロールするという原理原則だ !
☆「自民党改憲草案」は、国家権力優先、国民軽視で、「悪い改憲草案の見本」だ !
☆「自民党改憲草案」は、反立憲主義とも言うべき驚きの憲法観だ !
☆「自民党改憲草案」は、国家による人権保障の機能不全という危機的状況だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
☆現憲法では、すべての国民の人権を
保障するというのが、公共の福祉の主旨だ !
「自民党改憲草案」では、〈公共の福祉〉を〈公益及び公の秩序〉に言い換えている。公共の福祉とは、他者の人権を侵害するような人権の行使、主張を禁止する規定である。
すべての国民の人権を保障するというのが、公共の福祉の主旨だ。
日本国憲法では、政府による人権制約の唯一の根拠となっている。
☆「自民党改憲草案」では、〈公共の福祉〉を
〈公益及び公の秩序〉に変更している !
何故、〈公共の福祉〉を〈公益及び公の秩序〉に変える必要があるのか?
そもそも憲法の条文に用いる言葉として〈公益及び公の秩序〉は適当なのか?
これについて、櫻井氏と民間憲法臨調は、次のように答える。
☆櫻井氏:「公益」という正当性がある場合、
人権を制約しても憲法の理念に反しない !
〈Q31: 「公益」を理由に人権を制約するという考え方は、憲法の理念に反していませんか?〉
〈A: 人権の制限をいっさい否定する人権至上主義の考え方は、非現実的で誤りです。「公益」という正当性がある場合、人権を制約しても憲法の理念に反しません。〉
〈人権至上主義〉とは、政府が人権を制限する正当性を、公共の福祉以外に認めない考え方だそうだ。そして、人権至上主義に基づく日本国憲法に、櫻井たちは、大きな不満を抱いているらしい。
〈……日本国憲法は、基本的人権といえども、「公共の福祉」の要請によって制限され得る、としています。しかし、これだけでは、あまりに漠然としており、具体的なイメージが把握できません〉
☆「自民党改憲草案」なら、政府は容易に
人権を抑圧することが、理論上可能だ !
確かに、これまでも具体性を欠いた公共の福祉の問題点については議論されてきた。
曖昧な公共の福祉の概念を振りかざせば、政府は容易に人権を抑圧することが、理論上可能だからだ。これは、国際連合が設置する、自由権規約委員会でも懸念されている。
例えば、同委員会は、近年の日本政府に繰り返し次のように勧告している。
〈……「公共の福祉」の概念が、曖昧で制限がなく、規約の下で許容されている、制限を超える制限を許容しうることに、改めて懸念を表明する〉
〈……厳格な要件を満たさない限り、思想、良心及び宗教の自由あるいは表現の自由に対する権利へのいかなる制限を課すことを差し控えることを促す〉(「自由権規約委員会 日本の第4回定期報告に関する最終見解」2014年、外務省ホームページ)
☆櫻井よしこ氏らの主張は、日本国憲法の
公共の福祉の議論の「完全に逆」を行くものだ !
櫻井よしこ氏らの主張は、こうした公共の福祉の議論の完全に逆を行くものだ。政府が〈公益〉を実現するにあたり障壁となるような人権を制限することのできる〈具体的なイメージ〉を憲法に盛り込むことを主張しているのだから。
では、彼女たちの言う〈公益〉とは何か? 人権至上主義の日本国憲法では実現できない〈公益〉とは、いったい?
〈人権至上主義の考え方の基底には、個人の有する人権の価値のみを強調することによって、国家や家族などの価値を貶めようとする発想があるので、軽視できません〉
どうやら櫻井氏たちが想定する〈公益〉とは、〈国家や家族などの価値〉に関係するもの、らしい。
なるほど。国家と家族……ですか。〈国家や家族などの価値〉は、確かに大切だ。櫻井氏たちにはその大切さ、かけがえのなさついて、これからも人々に伝えていってほしい。居酒屋とかで。
☆民主主義の憲法の本義は、国家権力の
暴力から個人の人権を守ることである !
しかし、それを改憲論として主張するのは、お門違いだ。そもそも憲法の本義は、国家の暴力から個人の人権を守ることである(そう。櫻井たちの否定する〈人権至上主義〉だ)。
〈国家や家族などの価値〉を守りたいという主張は、個人の信条としては立派かもしれない。
だが、それを憲法の話として語られると、近代国民国家に生きる我々としては、ただただ失笑するしかない。櫻井先生、それは、憲法とは別物です!と。
☆「自民党改憲草案」は、戦前の大日本帝国
憲法に引き戻すことで、再び国民が国家のため
に命を捧げる体制に戻す事が狙いだ !
ようするに、櫻井氏と民間憲法臨調は、先の戦争を経て日本がようやく手に入れた近代人権思想を捨てさせ、戦前の大日本帝国憲法に引き戻すことで、再び国民が国家のために命を捧げる体制をつくりあげたいということだろう。
そういえば、『日本人のための憲法改正Q&A』はこんな一節から始まる。
〈古い衣を脱ぎ捨て、新たな旅の衣を整えなさい──日本国憲法について考えるとき、こんな声が私の心に聞こえてきます〉
そんな余計なことを櫻井氏の心に囁くのは、誰か?
驚くなかれ。〈明治維新をやり遂げた先人たち〉らしい。
☆右翼的改憲論集団が、現実に安倍政権の
進める政策に深く関与している !
大川隆法の霊言か、とつっこみたくなるが、もちろん我が国は、「表現の自由」「思想信条の自由」を人権として認めているので、どれだけトンデモな「改憲論」を主張しても櫻井氏たちの勝手だ。
しかし、深刻なのは、その反知性主義の塊のような櫻井氏率いる民間憲法臨調の改憲論が現実に安倍政権の進める政策にコミットしていることだ。
☆民間憲法臨調・西修氏は、集団的自衛権
の行使容認にお墨付きを与えた !
実際、民間憲法臨調の副会長である、西修氏は安倍政権の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の委員になり、集団的自衛権の行使容認にお墨付きを与えた。
☆反知性主義・民間憲法臨調の考え方で、自民党
は、近代人権思想の放棄を謳う改憲草案を作成した !
そして、政権政党である自民党も櫻井氏たちに引きずられるように、近代人権思想の放棄を謳う改憲草案をつくりだした。
自由民主党憲法改正推進本部が2012年に出版した『日本国憲法改正草案Q&A(初版)』には、こんな解説がある。
〈……人権規定も、我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。
現行憲法の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は、改める必要があると考えました。〉
(※『増補版 日本国憲法改正草案Q&A』では、さすがにまずいと思ったのか、こうした人権への考え方は大きく変更されている。しかし、本稿では、より自民党の本音が現れている初版を参照している。)
☆自民党は、人が生まれながらにして持つ
権利を認めないと公言する政党だ !
自民党は、〈西欧の天賦人権説〉を改めると言い切っているのだ!
このことについて、もっと日本国民は、戸惑うべきではないだろうか?
人が生まれながらにして持つ権利を認めないと公言する政党があったとしたら……。そして、その政党が政権を握り憲法改正へ向けて具体的に動いているとしたら……。これは歴史の教科書に出てくる悲劇の再演ではないか!
☆安倍政権が突き進む「この道」は、とんでもないところ(戦前の帝国主義国家)
に続いている !
戦後70年を経て、日本国はどこへ向かっているのだろう? 前の選挙で安倍自民がキャッチコピーにしていたのは、「この道しかない」だった。
「集団的自衛権の行使容認」「新安保法制」……そして、「憲法改正」。
安倍政権が突き進む「この道」は、とんでもないところに続いているのは間違いない。しかしそんな彼らを選んだのは、私たち日本国民である。
戦後、日本社会が70年かけて辿り着いた答えが安倍政権であり、人権の放棄だとしたら……。
今、ここにある危機感に答えてくれるQ&Aこそ必要なのではないだろうか?(森高 翔)
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