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安保法案反対、9・17、東京「土砂降り」、その時、国会前デモは、
昼に目立ったのは、高齢者の姿だった !
安倍自公政権、「違憲立法」採決へ―憲法を憲法でなくするのか !
T 安保法案反対、国会前デモは ?
(www.j-cast.com:2015/9/17 19:14 より抜粋・転載)
「ニュースを見ていたら、もう腹が立って!」。70代の主婦の女性は、国会前で行われているデモに初めて参加した理由をこう話した。
大粒の雨が降った2015年9月17日昼、国会前には多くの人が詰めかけ、安全保障関連法案への反対と安倍政権を非難する声を上げ続けた。
9月17日昼はお年寄りの姿が目立った「NO WAR」と書いた傘を差す女性「頑張れ安倍総理!」と書かれた横断幕
9月17日昼は、お年寄りの姿が目立った
☆「NO WAR」と書かれた雨傘 !
埼玉県所沢市から1人で来たという冒頭女性は、政権の安保関連法案の進め方について、「強引すぎて、がまんできなかった。国民の声に耳を傾けないと」と、初めてデモに参加する決意をしたという。「安保関連法案そのものは全部反対という訳じゃない。でも改憲するのが先でしょ」と語った。
国会前では昼過ぎから大雨が降る中、大勢の人が「政府は国民の声を聞け!」と法案と政権への非難を繰り返した。
☆若者の存在が注目される国会前デモ !
SEALDsをはじめ若者の存在が注目される国会前デモだが、昼ごろはお年寄りの姿が目立つ。
傘を差すと周囲の人にぶつかってしまうと雨がっぱを着る人が多く、女性2人は「朝からデモに参加していたから」と濡れながらおにぎりを食べていた。
NO WAR」と書かれた傘をさしていた70代の女性は、「60年闘争のころからなの」とデモ参加のベテランぶりを語る。お年寄りを中心に活動する「OLDs」メンバーの男性は、公明党批判を行う創価学会員をサポートする活動をしていると話した。
周囲は、大勢の警官が警備に当たり物々しい雰囲気が続く。近くの首相官邸前では、安保法案に賛成する「頑張れ日本!」がデモを行い、「頑張れ安倍総理!」と書かれた横断幕を掲げていた。
この日の16時ごろ、参院特別委員会で安全保障関連法案が与党などの賛成多数で採決された。
与党は同日中に参院本会議へ上程し成立を図る構えを見せている。
U 安保法案反対、9・17、国会前 ではデモ隊などから怒りの声 !
(www.excite.co.jp:2015年9月17日より抜粋・転載)
安全保障関連法案が、17日午後4時半すぎ、参議院平和安全法制特別委員会で、与党などが採決を強行するかたちで、可決されました。法案に反対する人たちなどが集まっている国会議事堂前からの報告です。
まだまだ冷たい雨が降り続いている国会議事堂前です。30分ほど前、こちらの国会議事堂の前でデモを続けている皆さんのもとにも、可決されたという一報が入ってきました。現在、この国会前では、社民党の吉田党首が演説をしているところです。
可決という一報が入ったものの、こちら、まだまだ多くの方が集まりつつある段階で、雨具などを身につけた皆さんが、雨に濡れながらも「反対だ」と声を上げ続けているところです。
大阪から来たというある女性に話を聞きましたが、「可決の瞬間には、とにかく怒りしかなかった。
しかし、いくら可決されたとはいえ、民主主義というのはあきらめないものだ」、「自分は大阪に今夜戻るけれども、その帰る直前の時間まで、ここでひたすら声を上げ続けたい」と、そのように話していました。(17日16:55)
V 安倍自公政権、「違憲立法」採決へ―憲法を憲法でなくするのか !
(www.asahi.com:2015年9月17日(木)より抜粋・転載)
強まる国民の反対の中、安全保障関連法案をめぐる与野党の攻防は最終局面を迎えた。与党はあくまでも週内に成立させる構えだ。
歴代内閣が「憲法を改正しなければできない」と明言してきた、憲法解釈を覆し、安倍内閣が集団的自衛権の行使を認める、閣議決定をしたのは、昨年7月。以来、憲法学者や元内閣法制局長官らの専門家が、そのおかしさを繰り返し指摘してきた。
■裏道をたどった、安倍自公政権 !
その決定打が、違憲立法審査権を持つ最高裁の長官を務めた山口繁氏の次の言葉だ。
☆集団的自衛権を行使したいのなら、
9条を改正するのが筋であり、正攻法だ !
「従来の憲法解釈が、9条の規範として骨肉と化している。集団的自衛権を行使したいのなら、9条を改正するのが筋であり、正攻法だ」
☆集団的自衛権にかかわる立法は、違憲だ !
もはや最高裁の判断を待つまでもない。集団的自衛権にかかわる立法は、違憲だと考えざるを得ない。
なぜ、集団的自衛権を行使できるようにしなければ、国民の生命や財産を守ることができないのか。この根本的な問いに、安倍首相は、日本人が乗った米艦の防護や中東ホルムズ海峡の機雷掃海を持ち出したが、その説明は、審議の過程で破綻(はたん)した。
☆安倍自公政権、憲法違反の安保法案強行
は、法治国家の土台を揺るがす行為だ !
それでも、安倍政権は、法成立へとひた走った。これは、安倍内閣が憲法を尊重し、擁護する義務を守らず、自民党や公明党などがそれを追認することを意味する。
法治国家の土台を揺るがす行為だと言わざるを得ない。
安倍政権がたどってきた道筋を振り返ってみよう。
☆憲法改正が困難だから、解釈改憲・「裏道」を暴走の安倍自公政権 !
2012年末に政権復帰した安倍氏は、9条改正を視野に、まず憲法改正手続きを緩める、96条改正を唱えた。ところが世論の理解が得られないとみると、9条の解釈変更へと転換する。有権者に改憲の是非を問う必要のない「裏道」である。
真っ先に使ったのが、違憲立法を防ぐ政府内の関門であり、集団的自衛権は行使できないとの一線を堅持してきた内閣法制局の長官を、慣例を無視して交代させる禁じ手だ。
法制局の新たな体制のもと、政権は集団的自衛権の「限定容認」を打ち出した。根拠としたのは、59年の砂川事件最高裁判決と72年の政府見解だ。
■「法の支配」を傷つける「逸脱」、安倍自公政権 !
だが、砂川裁判では、日本の集団的自衛権は問われていない。72年見解は集団的自衛権の行使は許されないとの結論だ。「限定」であろうとなかろうと、集団的自衛権が行使できるとする政府の理屈は筋が通らない。
その無理を図らずも裏付けたのが「法的安定性は関係ない」との首相補佐官の言葉だった。
そのおかしさにあきれ、怒りの声が、国会の外にも大きく広がったのは当然である。
安倍首相は「安全保障環境の変化」を理由に、日米同盟を強化して抑止力を高め、国民の安全を守ると繰り返してきた。こうした安全保障論にうなずく人もいるだろう。
☆環境変化を言い訳、憲法と一体となって、定着してきた解釈を、安倍内閣が勝手に
正反対の結論に変えていい理由にならない !
一方、自衛隊を出動させるという、大きな国家権力の行使にあたっては、政府は極めて抑制的であるべきだ。
どんなに安全保障環境が変わったとしても、憲法と一体となって、長年定着してきた解釈を、一内閣が勝手に正反対の結論に変えていい理由には決してならない。
そんなことが許されるなら、社会的、経済的な環境の変化を理由に、表現の自由や法の下の平等を政府が制限していいとなってもおかしくない。
軍事的な要請が憲法より優先されることになれば、憲法の規範性はなくなる。
つまり、憲法が、憲法でなくなってしまう。
■立憲主義を問い直す
これは、首相が好んで口にする「法の支配」からの逸脱である。自衛隊が海外での活動を広げることを歓迎する国もあるだろう。だが、長い目で見れば、日本政府への信頼をむしばむ。
裁判所から違憲だと判断されるリスクを背負った政策をとることが、安全保障政策として得策だとも思えない。
首相は「夏までに成就させる」との米議会での約束をひとまず果たすことになりそうだ。
一方で、法制局長官の交代に始まるこの2年間を通じて明らかになったのは、たとえ国会議員の数のうえでは「一強」の政権でも、憲法の縛りを解こうとするには膨大なエネルギーを要するということだ。 憲法は、それだけ重い。
☆安倍政権の暴走で、権力を憲法で縛る、
「立憲主義」の意義が国民に広まった !
憲法学者や弁護士の有志が、法施行後に、「違憲訴訟」を起こす準備をしている。裁判を通じて違憲性を訴え続け、「もう終わったこと」にはさせないのが目的だという。
憲法をないがしろにする、安倍政権の姿勢によって、権力を憲法で縛る、「立憲主義」の意義が国民に広まったのは、首相にとっては皮肉なことではないか。
改めて問い直したい。
☆憲法とは何か、憲法と権力との関係はどうあるべきなのか ?
法が成立しても、議論を終わりにすることはできない。
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