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民主党議員の質疑:安保法制の本質は、自衛隊を米軍 の下請けにする、法案でしよう !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4791.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 9 月 17 日 21:24:11: jobfXtD4sqUBk
 


民主党・大野議員の質疑:
安保法制の本質は、自衛隊を米軍の下請けにする、法案でしよう !


実態は、際限なき集団的自衛権の行使になる !

(第3回)

◆質疑を行えば行うほど「国民の疑義」が高まるため、

     国民は無視してもよいと考えたのか ?

◆「国民無視」で説明すらしない、このような審議に徹するおつもりなのか ?

◆地方公聴会についてはぜひ、立てていただきたい !

◆我が国の領域すら守らない、看板倒れの安全保障法制 !

◆なぜ、弾道ミサイル対処を行わない米軍・CC艦を守るのか ?

◆CC艦で、弾道ミサイル対処能力がある、IAMD艦、3つとも守るのか ?

◆我が国のミサイル防衛に必要な米軍のものにつきましては、防護する必要がある !


◆個別、具体的な情況に即して、さまざまな要素を
考慮して、総合的に判断する必要がある !

◆ある情況がすでに存立危機事態と認定をされている
との前提に立つとすれば、F-18をはじめとするものは該当する !

◆単にBMD機能がついている艦艇のみならず、CC艦も
守れると発言、空母を守るF-18は、守れるんですか ?

◆防護の対象となる艦艇は、イージス艦のみに限られるものではない !

以上は前2回投稿済みです。以下はその続きです。

大野元裕(民主党)

皆さん、この絵。もういっかい見ていただきんです。驚いちゃったんですけどわたくしは。

総理の言っていたのは限定的な、限定的な集団的自衛権の行使として我々が説明を受けていたのは、弾道ミサイル攻撃が日本にある。そのようなおそれがあるから、一緒に共同で対処している。

その時に、弾道ミサイル対処能力を発揮するために、上方にレーダーの能力を集中している。
その時には、低空から来るミサイルや航空機に対する攻撃の能力が下がるから、このBMD艦、もしくは、IAMD艦も一応、入れておきましょう。

弾道ミサイル対処をやってる船を守るんだ、限定的だって説明されてたんですよ。

☆このCC艦、BMD艦、IAMD艦と司令艦、空母と司令艦を加えると、横須賀に配備

されてる船、まるごと守ることになる、限定的という答弁が理解できない !

ところがこれ、全部なんでぇす。全部なんです。

しかも大臣、もう一度言いますが、このCC艦、BMD艦、IAMD艦と司令艦。もう少しうしろの方の資料にありますが、横須賀配備のアメリカのイージス艦と書いてありますが、これに空母と司令艦を加えると、横須賀に配備されてる船、まるごと守ることになるんです。全部なんです。

横須賀にある船、全部守るというのが大臣のいまおっしゃったお答えで、それ以上に、この理屈に従えば、先ほどの給油機とかその他のものも含まれるから、いまは、CC能力の話、しましたが、《Link 16》まで広げれば、たとえばAWACSから、衛星から、さまざまなものが全部含まれる。

こういうことになってきて、今までの限定的なというのが、わたくしにはまったく理解ができなくなってしまいました。

☆際限なく自衛隊が守る対象が 拡大をしてしまう !

存立危機事態においては、限定的な集団的な自衛権だとおっしゃってました。

その際には「相まって」機能するということで、際限なく自衛隊が守る対象が拡大をしてしまう。

我が国に対する弾道ミサイル攻撃、ああそうですかというふうに思ってた国民もおられるかもしれません。しかしまさか、その国民は横須賀まるごと守る、米軍まるごと守るなどとは考えてなかったんではないでしょうか。

☆自衛隊を米軍の下請けにする、そういう法案でしよう !

要するにこの法案では、朝鮮半島有事などが仮にあった時に、我が国の存立が脅かされる事態になれば、横須賀配備の米軍艦、全部守る。

我が国の領土領海を守ることすらなしに、お子さんや子供をダシに使ってまでやろうとしてることは、外国での有事の際に米軍をまるごと守ることであって、自衛隊を米軍の下請けにする、そういう法案じゃないですか。

☆実態は、際限なき集団的自衛権の行使になる !

これではこれまでの説明、我々が具体的に聞いていたこと、偽りであって、際限なき集団的自衛権の行使になるのではないんでしょうか。

BMD艦を、ご丁寧なことに、上空に集中すればそれ以外に対処できない、こんな例、最初から必要なかったじゃないですか。その説明は、まさに不適切であると、大臣、お認めになりますか。

中谷防衛大臣:
〔3要件〕でありますので、これは総合的に判断するということでありますが、この弾道ミサイル警戒に当たってる米国の艦船の防護の事例についていえば、我が国に対する武力攻撃の発生を待って対処するのでは、弾道ミサイルによる第一撃によって、取り返しのつかない甚大な被害をこうむることになるのは明らかな危険があると判断された段階で、事態認定を行うものでございます。

☆すでに存立危機事態に認定されているという前提に立つならば、米艦に対する
攻撃は〔存立危機武力攻撃〕に含まれる !

ある情況が、存立危機事態と認定をされているという前提に立ちましたら、ご指摘のE-2Dをはじめ関連のものも、この事態の拡大の防止、また早期収拾のために活動している、米国の航空機などの防護の措置を実施することが可能になるわけでございまして、すでに存立危機事態に認定されているという前提に立つならば、米艦に対する攻撃は〔存立危機武力攻撃〕に含まれると考えられます。

またこの場合は、防護の対象となる艦艇は、イージス艦のみに限られるわけではないということでございます。

大野元裕(民主党):
すいません、これじゃあ答弁できっ、わたくしは、質問できません。存立事態に認められているという情況ではないという話、さっき一回、止まってるんですよ。大臣、真摯な答弁、なってないじゃないですかっ。だめだこれ。

中谷防衛大臣:
あくまでも、米国に対する攻撃が発生したというご質問でございました。その場合に、これ、防護するとなりますと、武力攻撃に該当する場合がございます。

したがいまして、こういった場合におきましては、存立危機事態の認定、これが必要になるわけでありまして、これに対処するものにつきましては、先ほどお話をさしていただいたとおり、事態の拡大防止、早期収拾のために活動している米国の航空機の防護などの措置を実施することが可能になるということでございます。

大野元裕(民主党):
話、ぜんぜん変わってますからね。

弾道ミサイルを守っているこの船、横がすごくあいてしまってると、こういう説得をぼくたちは受けてきたのに、それが補給艦が攻撃されたら、これたぶん国民、納得できないと思いますよ。

☆米軍を、集団的自衛権を行使して
守るための限られた事例ではもはやない !

最後はもう、時間もアレなので、ないので、これで大臣にぜひ、ご納得のいただける答弁がいただければ終わりますけれども、ということは大臣、ぜひ認めていただきたいんですが、弾道ミサイルに対処するようなイージス艦を例示したけれども、しかしそれは、直接、弾道ミサイルから我が国を守る米軍を、集団的自衛権を行使して守るための限られた事例ではもはやないということは、お認めになりますね。

中谷防衛大臣:
わかりやすく事例としてあげたわけでございますが、我が国に対するミサイル攻撃に対処するために、現在では対応できませんが、〔3要件〕に及ぶ存立危機事態に対応する場合におきましては、こういったものを防護するということが可能になるというふうにあげている事例でございます。

大野元裕(民主党):
〔新3要件〕が成立したあとではなくて、〔新3要件〕が成立するためのトリガー、立法条件として、それは、必要な要件として説明された具体的例じゃないですか。
それは限られた事例だとおっしゃっていたのに、もはやこれは限られた事例ではなく、際限なく広がってしまってるからわたしは聞いているんです。

☆自衛隊が米軍を守る事は、限定された事例ではもはやない !

弾道ミサイル対処に直接、従事をしている米艦だけではなく、さまざまなものが、これもう、広がるわけですから、それは限定された事例ではもはやないということだけはお認めになられますねっ、というふうに聞き返します。

中谷防衛大臣:
我が国に対するミサイル攻撃に対する明白な危険に対する「最小限の事例」といたしまして、掲げたわけでございます。

―この続きは次回投稿します―

 

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