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公明党は自民党の「下駄の鼻緒」「下駄の雪」 ?
「安全保障関連法案に反対するか、創価学会は ?
私は公明党は自民党から離れられないと思う !
自公は、「一心同体」なのであり、もはや切り離す事ができない関係だ !
(d.hatena.ne.jp:広原盛明のつれづれ日記:
2015-08-11より抜粋・転載)
☆公明党は安倍政権と「抱き合い心中」 するか、離脱するか ?
公明党は安倍政権と「抱き合い心中」するのだろうか、それともずる賢くどこかで「手を切る」のだろうか、NHK8月世論調査で「抱き合い心中」の可能性が高まった、大阪都構想住民投票後の政治情勢について(14)、橋下維新の策略と手法を考える(その52)Add Star
09:18
☆安倍首相は、支持率の動向に一喜一憂している !
最近出会った報道関係者の話しによると、安倍内閣が目下最も恐れているのは、お盆前後に各社から発表される8月の内閣支持率の動向だそうだ。
すでに、7月世論調査では、各社揃って支持率と不支持率が逆転しているので、再逆転までを望んでいるわけではない。
しかし、支持率と不支持率の差がこのまま広がっていくようだと今後の政権運営にとっては容易ならぬ事態が予測されるので、その動向に一喜一憂しているのである。
☆安倍首相のお友達、「マスコミを懲らしめろ」「沖縄の新聞は潰さなあかん」
などの問題発言 !
確かに最近の安倍内閣をめぐるニュースには、支持率に悪影響を及ぼす不安材料にこと欠かない。首相側近の加藤副官房長官や萩生田党総裁特別補佐が企画し、木原党青年局長をはじめ、安倍チルドレンが総決起した、6月25日の自民党勉強会・「文化芸術懇話会」では、首相のオトモダチ・百田氏が火付け役になって「マスコミを懲らしめろ」「沖縄の新聞はつぶさなあかん」などの発言が飛び交い、参加者一同大いに気炎を上げたという。
若手中心の「首相応援団」の初会合だったので、盛り上がりに盛り上がり、日頃の鬱憤を心ゆくまで晴らしたというところだろう。
☆「文化芸術懇話会」1員だった武藤衆院議員が、問題ツイッター !
ところが、それが「報道圧力(弾圧)」とか「言論統制」とかのニュースになって、国中を駆けめぐると、今度は一転して火消しに追われる破目になり、谷垣幹事長が、加藤青年局長を「トカゲの尻尾切り」して沈静化を図るという醜態を曝すことになった。
しかもその騒動が収まらないうちに、今度は「文化芸術懇話会」メンバーの1員だった武藤衆院議員(36歳、滋賀4区選出)が、7月30日、ツイッターで「SEALDsという学生団体が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説しているが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自己中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延した戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と投稿したのである。
☆武藤議員の本質は、戦前軍国主義の「忠君愛国」「滅私奉公」思想そのものだ !
私はこの発言を読んで自民党議員の政治的劣化に驚くとともに、このような人物が国会議員になり、自民党若手議員として活躍していることに、心底恐怖感を覚えた。
「戦争に行きたくない」との声を「ジコチュー」だと非難することは、国家のためには喜んで命を投げ出せという戦前軍国主義の「忠君愛国」「滅私奉公」思想そのものであり(私は教育勅語を暗記させられて育った世代)、そんな考えを持つ若手議員が自民党の中で大手を振って歩いていることに驚愕したのである。
☆磯崎首相補佐官発言の本質:時の内閣が憲法などに縛られずに自由に安保法制を
運用できると言うのが安倍内閣の本音 !
しかし「文化芸術懇話会」のメンバーなど、所詮小物に過ぎない。首相を支える磯崎首相補佐官(安全保障政策担当)が、7月26日の地元後援会で、「何を考えなくてはいけないか。
法的安定性など関係ない。
(集団的自衛権行使が)わが国を守るためのものに必要な措置かどうかを気にしないといけない」などと言い切り、憲法解釈を変更すれば安保法制も自由に運用できるとの暴言を放った。
磯崎補佐官は、その前日にもテレビ番組で「法的安定性で国が守れますか。そんなもので守れるわけがない」と放言している(朝日・毎日社説、2015年8月4日)。
要するに、時の内閣が憲法などに縛られずに自由に安保法制を運用できると言うのが安倍内閣の基本方針なのだ。
☆安倍首相が磯崎氏と一心同体なので彼の首を切るわけにはいかない !
さすがに憲法あって無きが如きの磯崎発言は、国会で大問題になり、磯崎氏は、参考人に呼ばれて一応形式的な謝罪をしたが、安倍首相は、頑として磯崎氏の更迭を拒んでいる。
安倍首相自身が、磯崎氏と一心同体なので彼の首を切るわけにはいかないのだろう。「刎頚の友」は生きるも死ぬも一緒なのだ。
☆公明党はこれら一連の暴言に対する党としての態度を明確にしていない !
だが不思議なことに、公明党はこれら一連の暴言に対する党としての態度を明確にしていない。磯崎氏らに対しても更迭要求をすることなくダンマリを決め込んでいる。もはや安倍政権と公明党は「刎頚の友」になったのであろうか。
8月7〜9日実施のNHK世論調査によれば、安倍内閣支持率は7月に引き続いて不支持率が支持率を上回り、しかも「支持」37%、「不支持」46%とさらにその差が開いた。
安倍内閣が発足以来の最低レベルである。
この傾向が続けば、9月調査では30%を切ることも考えられ、安倍内閣は、いよいよ危険水域に突入することになる。
加えて私が興味を持ったのは、公明党支持率の推移だ。今年1月4・0%で始まった公明党支持率は8月で3・0%にまで落ち込んだ。
もっとも公明党支持率は、国政選挙の月には、2倍近くに上昇するので、これが党勢をそのまま現すものではないものの、それでも各地での地方議員選挙(たとえば仙台市議選など)ではこれまでの勢いがなかったことは確かである。
市民が公明党の訴えを無視して、通り過ぎる光景に党幹部が危機感をあらわし、このままでは来年参院選での勝利は、覚束ないと焦燥を深めていると聞く。
☆私は公明党は自民党から離れられないと思う !
☆自公は、「一心同体」なのであり、もはや切り離すことができない関係だ !
結論からいえば、私は公明党は自民党から離れられないと思う。
両党の議員レベルの関係はもはや「刎頚の友」レベルに達しており、
両者の「利益共同体」は、強固な 政治構造体を形成している。
近く発表される各社の世論調査では、内閣支持率は、NHKよりもはるかにシビアな結果が出るだろうが、それでも公明党は、安倍政権に付いていく他ないだろう。
そして、安倍内閣が退陣に追い込まれるときは「抱き合い心中」する他はないだろう。
両党は「一心同体」なのであり、もはや切り離すことができない関係だからである。
(つづく)
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