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戦後70年談話、野党側が安倍首相の歴史認識を追及 !
村山談話のキーワードを除去したいとの思惑は、正しい歴史への
向き合い方ではない !
過ちを反省し、謝罪する行動は、自信と勇気がなければできない !
安倍首相の本質は ?
T 戦後70年談話について、共産党の山下議員の質問
(blog.livedoor.jp:TBS系(JNN) 8月24日(月)18時より抜粋・転載)
★総理は日本が植民地支配を行ったという認識をお持ちなんですか ?
安倍総理の戦後70年談話について、共産党の山下議員は、8月24日の国会で、「侵略や植民地支配を行ったのが誰なのか主語がなく、総理自らの言葉として語られていない」と批判し、安倍総理の歴史認識をただしました。
「総理は日本が植民地支配を行ったという認識をお持ちなんですか」(共産党 山下芳生参院議員)
「21世紀構想懇談会の報告書においては、日本がかつて台湾や韓国を植民地化したこと、1930年代後半以降、植民地支配が過酷化していったことが記載されていて、この報告書の上に立って今回の談話を発出したところ」(安倍晋三 首相)
★日本が植民地支配を行ったという認識を持っているのかどうかについては
明確に答えなかった !
安倍総理は「有識者懇談会の報告書の上に立って談話を作成した」と説明し、談話の文章を繰り返し読み上げましたが、日本が植民地支配を行ったという認識を持っているのかどうかについては明確に答えず、審議はたびたび中断しました。(24日17:30)
U 村山談話のキーワードを除去したいとの思惑は、正しい歴史への
向き合い方ではない !
過ちを反省し、謝罪する行動は、自信と勇気がなければできない !
日本の首相・政治家には、高邁な道徳や平和の
ために立ち上がった人がいなかった !
安倍首相の70年談話に世界中がコメント !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/08/13より抜粋・転載)
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1)歴史の真実を見つめ、その真実に基づいて 自省し、未来に向かくことだ !
歴史に向き合うとはどのようなことか。
歴史の真実を見つめ、その真実に基づいて自省し、未来に向かくことである。
歴史から目をそらし、自己を正当化して、未来を誤ることではない。
敗戦50年の節目に、村山富市首相が「談話」を発表した。
国会決議は、行われなかったが、日本の戦争責任を明らかにしたものである。
「侵略」、「植民地支配」、「痛切な反省」、「心からのおわび」の文言が明記された。
歴史に向き合い、未来を切り拓くための「談話」であった。
2)歴史に向き合い、未来を切り拓くための「村山談話」だった !
この「村山談話」によって、歴史問題には一つの区切りがつけられた。
この「談話」を踏まえて、日本は近隣諸国との友好関係構築に力を注ぐべきである。
ところが、安倍晋三氏がこの問題を蒸し返した。
新たに「談話」を発表することを表明し、そのなかで、「村山談話」に明記された、「侵略」、「植民地支配」、「痛切な反省」、「心からのおわび」の文言を、除去したいとの思惑が、示されてきた。
これは、正しい歴史への向き合い方ではない。
過去の過ちを正視し、それを認めたうえで反省し、謝罪する。
3)村山談話のキーワードを除去したいとの
思惑は、正しい歴史への向き合い方ではない !
そして、正しい未来を構築することを指向する。これは、間違った行動ではないのだ。
その正しい歴史への向き合い方を否定し、自己正当化に走っても、得るものは何もない。
鳩山友紀夫元首相が8月12日、日本が朝鮮を植民地支配した時代に独立活動家を収監したソウルの西大門刑務所跡地を訪問し、独立活動家らをしのぶ記念碑に献花したうえで、靴を脱いでひざまずき、7秒間合掌した後に、頭を下げた。
4)鳩山元首相は、「心からのおわび、 追慕の思いをささげたい」と述べた !
鳩山元首相は、内外の記者団に、「(植民地統治をした日本が)拷問というひどい仕打ちを与えてしまい、命を奪うことまで平気でやったことに、心からのおわび、追慕の思いをささげたい」と述べた(共同通信)。
また、安倍晋三首相が発表する戦後70年談話について、「植民地統治や侵略、それらへの反省と謝罪が当然含まれなければならない」と述べた。これこそが、歴史に向き合う正しい姿勢である。
歴史に向き合い、過去の過ちを反省して謝罪する行為は、賞賛こそされるべきものであって、避難されるべきものでない。
5)過ちを反省し、謝罪する行動は、自信と勇気がなければできない !
反省し、謝罪する行動は、自信と勇気がなければできないことである。
自信と勇気がない人間は、過ちを過ちとして認めることもできなければ、反省し、謝罪することもできないのだ。真実を正視し、認めるべき過ちを認め、反省し、謝罪する。
このことによって、和解が成立するのである。和解によって、未来が開けるのである。
米国の映画監督であるオリバー・ストーン氏が一昨年の8月6日、原爆の日に広島で講演した。
オリバー・ストーン氏は、こう述べた。
6)ドイツは、戦前の行為を反省・謝罪し、 ヨーロッパで平和のための、
道徳的なリーダーシップをとった !
「第二次大戦で敗戦した、2つの主要国家は、ドイツと日本だった。両者を並べて比べてみよう。
ドイツは、国家がしてしまった事を反省し、検証し、罪悪感を感じ、謝罪し、そしてより重要な事に、その後のヨーロッパで平和のための、道徳的なリーダーシップをとった。
ドイツは、60年代70年代を通してヨーロッパで本当に大きな道徳的な力となった。
平和のためのロビー活動を行ない、常に反原子力であり、アメリカが望むようなレベルに、自国の軍事力を引き上げることを、拒否し続けてきた。
7)ドイツは、米国の要求する軍事拡大を拒否、イラク戦争に“No”と言った !
2003年、アメリカが、イラク戦争を始めようというとき、ドイツのシュローダー首相は、フランス、ロシアとともにアメリカのブッシュ大統領に“No”と言ったのだ。
しかし、第二次大戦以来、私が見た日本は、偉大な文化、映画文化、そして音楽、食文化の日本だった。
しかし、私が日本について見る事の出来なかったものがひとつある。
8)日本の首相・政治家には、高邁な道徳や
平和のために立ち上がった人がいなかった !
いや、最近一人・鳩山元首相がいた !
それは、ただのひとりの政治家も、ひとりの首相も、高邁な道徳や平和のために立ち上がった人がいなかったことだ。
いやひとりいた。それは最近オバマ大統領の沖縄政策に反対してオバマにやめさせられた人だ。」
オリバー・ストーン氏が「いやひとりいた」と述べた、その元首相こそ、鳩山友紀夫氏である。
日本では、過去の真実から目をそらし、自己を正当化し、反省も謝罪も拒絶する、偏狭なナショナリズムがはびこり始めている。
その行為が、近隣諸国との関係を悪化させ、日本の未来を危うくする。敗戦から70年を迎えるこの夏。
日本は過去の反省を忘れたかのように、戦前の日本に引き戻す戦争法案が、国会に諮られている。
―以下省略―
(参考資料)
【70年談話に海外の反応】
安倍首相の70年談話に世界中がコメント !
中国「真摯なおわびを」韓国「真の謝罪ではない」
(saigaijyouhou.com:2015年8月15日より抜粋・転載)
☆70年談話:中国「真摯なおわびを」
URL http://mainichi.jp/select/news/20150815k0000m030123000c.html
引用:
中国外務省は、同日、華春瑩副報道局長の談話も合わせて発表し、「国際社会が共同で第二次世界大戦勝利70周年を記念している今日、日本の軍国主義による侵略戦争の性質と戦争責任を明確に引き継ぎ、被害国民に真摯(しんし)なおわびをすべきであり、この重大な原則を覆い隠すべきではない」と主張した。〜省略〜
安倍談話について、朴槿恵(パク・クネ)政権に近い日本専門家の陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所所長は「もう少し踏み込んだ発言があれば良かったが、予想よりは悪くなかった」と評価。「これまで通り、日中韓首脳会談の実現に向けて努力していくだろう」との見方を示す。
ただ、メディアの批判のトーンは高い。韓国紙、朝鮮日報(電子版)は「謝罪してきたとだけ言い、直接謝罪はしない巧妙な安倍(首相)」との見出しで伝えた。
:引用終了
☆韓国メディア「真の謝罪と受け止められない」
戦後70年談話
URL http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Po_detail.htm?No=55897
引用:
安倍晋三首相は14日午後、 戦後70年の首相談話を発表しましたが、『植民地支配』と『侵略』は入ったものの、「日本が行った」ことを認める意味としては使われず、韓国メディアは「真の謝罪」と受け止められないとして、歴史認識をめぐる両国間の対立は当分続くという見通しを示しています。
:引用終了
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