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改革者への裏切り者が支援した、民主主義を
破壊し続けている、安倍政権の大悪政 !
安倍政権が、支持率低下で、平野達男氏が岩手県知事選、出馬断念 !
自民・自公政権の正体と本音の事例:
「陸山会事件」は、今世紀最大の不正裁判、不正判決 !
警察・検察・裁判所、マスコミを総動員して、改革派人物を抹殺 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/08/08より抜粋・転載)
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1)岩手県知事選に出馬表明していた、 平野達男氏が出馬断念 !
本年9月に予定されている、岩手県知事選に出馬する意向を表明していた、平野達男氏が出馬しない意向を表明した。
現職の達増拓哉知事が、三選に立候補を予定しているなかで、達増氏の三選を阻止するために平野氏が知事選出馬の意向を示していたのである。
4月26日付ブログ記事:「民主党の解体なくして日本政治再生なし」、
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-1735.html、
に記述したように、平野達男氏は、小沢一郎氏の支援を受けて、2001年の参院選に出馬して当選した人物である。
2)平野氏は、小沢氏の力で参院議員になり、
大臣に任命されたが、小沢氏を裏切った人物 !
達増拓哉氏は、生活の党代表である小沢一郎氏直系の政治家である。
そして、岩手県は、小沢一郎氏の牙城。
平野氏は、小沢氏の力で参院議員になり、民主党政権では菅・野田政権で大臣職まで付与されていながら、小沢一郎氏に弓を引いたのである。
2013年の参院選では、民主党からの出馬が、当選に不利になると見て無所属で出馬した。
3)参院選で無所属出馬の平野氏は、自民党の支援で県知事出馬予定だった !
そして、今回の知事選では、自民党の支援を得て立候補の意向を固めていたのである。
自民党で、平野達男氏の知事選出馬を後押ししたのは、二階俊博氏である。
二階氏もかつては小沢一郎氏の陣営に所属した議員であるが、自自公連立政権から自由党が離脱すると、与党に残留するために、小沢氏とたもとを分かった人物である。
今回の知事選における平野達男氏の出馬方針は、小沢一郎氏の政治的生命を断つことを目的に組み立てられたものである。
4)平野氏を後押しした二階氏も小沢自由党の
幹部だったが、裏切って自民党に復党 !
平野氏の陣営には、小沢一郎氏の秘書を務めていた、高橋嘉信氏が加わっていた。
2009年に民主党の小沢−鳩山ラインが政権を奪取したことと並行して、日本政治史上、最も卑劣で最も悪辣な、政治謀略事案が進行した。
小沢一郎氏、鳩山友紀夫氏に対する、史上空前の人物破壊工作が展開された。
その謀略によって、鳩山政権は破壊され、小沢一郎政権の誕生が闇に葬られた。
5)自公政権・米国による、日本政治史上、
最も卑劣で悪辣な、政治謀略事案が継続 !
その謀略工作の最終バージョンが、今回の知事選であったと言える。
しかし、潮目が変わり、平野氏が当選する可能性は、消滅した。
平野氏が知事選に出馬すると、参院補欠選挙も実施される。
小沢一郎氏系の達増拓哉氏が、知事選に勝利し、補欠選挙でも小沢一郎氏系の候補者が勝利することが、確実の情勢になった。
平野氏は、完全に失脚し、後見人の二階俊博氏も大きな失点をあげることになる。
6)悪徳ペンタゴンに屈服、改革者・小沢氏への裏切り者・平野氏・二階俊博氏・
高橋嘉信氏等が転落 !
この事態が明白になったため、平野氏と二階氏が投降したというのが、知事選出馬取りやめの実態である。安倍晋三政権は、これから坂を転げ落ちる。
次の政権の絵が描かれていないから、安倍政権の安泰が続くとの見解が一部で示されているが、甘い見方であると思われる。安倍政権の凋落には、合理的な理由がある。
その「理の当然」に従って、安倍政権が下り坂を転がり始めたのだ。
そう簡単にこの流れを変えることはできないだろう。どこに問題があるのか。
*悪徳ペンタゴンとは?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2013年12月8日より抜粋・転載)
日本の既得権益とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治家・電(大新聞・テレビ)を加えて、米・官・業・政・電の五者が、
日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが、私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは、覇権国・米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
「既得権益を打破する会」は、日本の既得権益の中心をなす「米国」を打破の対象にしていない点に最大の特徴がある。
7)裏切り者が支援した、民主主義の根幹を 破壊し続けている、安倍政権の大悪政 !
それは、安倍政権が民主主義の根幹を破壊し続けていることにある。
二つの致命的な過ちが犯されている。
一つは、立憲主義の根幹である憲法を破壊していることだ。
政治権力といえども、憲法の前には従順でなければならない。これが「立憲主義」の基本である。
ところが、安倍政権は、その憲法をないがしろにしている。
政治権力を握れば、憲法も好きなように改変してよい。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
自民・自公体制の正体と自民党議員の本音は ?
その正体と本音の事例:「陸山会事件」は、今世紀最大の不正裁判、不正判決 !
警察・検察・裁判所、マスコミを総動員して、改革派人物を抹殺 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/10/02より抜粋・転載)
1)自民・自公体制下、日本の司法は正常に機能していない !
日本の司法は正常に機能していない。例外的には司法が正しい判断を示すことはある。
本年5月21日には、福井地裁は、関西電力大飯原発について運転差し止め命令を示した。
また、本年3月27日には、静岡地方裁判所がえん罪・袴田事件について再審開始を決定するとともに、死刑の執行と拘置の執行を停止する判断を示した。
袴田巌さんは、逮捕されてから実に、47年7ヵ月ぶりに東京拘置所から釈放された。
例外的に司法が正しい判断を示すことはある。
2)裁判所は、闇の勢力として悪徳を働いている !
しかし、多くのケースで、裁判所は、まったく司法の役割を果たさず、闇の勢力として悪徳を働いている。
2010年1月15日に、石川知裕衆議院議員など3名が政治資金規正法違反容疑で不当逮捕された、いわゆる「陸山会事件」について、最高裁判所がこの9月30日付で、石川知裕氏の上告を棄却する決定を出した。
禁錮2年、執行猶予3年とした、1、2審判決が確定する。
政治資金規正法の規定により、執行猶予期間中は、選挙への立候補が禁じられる。
3)「陸山会事件」は、今世紀最大の不正裁判、不正判決 !
今世紀最大の不正裁判、不正判決のひとつであると言ってよいだろう。
日本の司法はまったく機能していないのである。
この現実に対して、私たちが取るべき対応は、司法の判断を「相対化」することである。
日本の司法は、歪んだ判断、間違った判断、不当な判断を示すことが多い。
この司法の判断を「絶対視」すれば、真実を見誤る。
無実であるのに罪を着せられ、基本的人権が、根底から侵害されるケースが多数存在する。
とりわけ、政治的な意図によって、特定の人物の社会的生命を抹殺するために、司法の力を利用して、不当で不正な司法判断を示すケースが存在する。
4)警察・検察・裁判所、マスコミを総動員して、改革派人物を抹殺 !
この種のえん罪事案を「人物破壊工作=Character Assassination」と呼ぶ。
政治権力が、政治的敵対者の社会的生命を抹殺するために、警察・検察・裁判所、そしてマスメディアを総動員して、その政治的敵対者を激しく攻撃する行動のことである。
小沢一郎氏は人物破壊工作の代表的な被害者の一人であり、私も、その一人である。
無実の真実が厳然と実在していても、権力が人物破壊工作を実行すれば、その影響は計り知れない。
小沢一郎氏の裁判においては、最後の局面で、無罪が確定する逃げ道が用意されたが、元秘書の石川知裕氏に対しては有罪確定という攻撃が実行された。
最終的な取り扱いはケースバイケースである。
5)裁判所は、悪徳権力である事を理解しよう !
対米隷属自民党体制下、私たちは、日本の司法が正常に機能していないことを正確に把握しておく必要がある。
その現実を正確に把握しているなら、司法が示す判断を「絶対視」しない習慣が身につくのである。
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