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長崎、被爆者代表の平和への誓い 原爆投下された人の体験 !  被害概要は ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4585.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 8 月 13 日 22:46:27: jobfXtD4sqUBk
 

長崎平和祈念式典、被爆者代表の平和への誓い !

長崎市への原子爆弾投下とその被害概要 !

原爆投下された人の体験談 !




T 原爆被害の生き証人として語り続ける !

  平和への誓い全文


(www.asahi.: 2015年8月9日11時48分より抜粋・転載)

70年前のこの日、この上空に投下されたアメリカの原爆によって、一瞬にして7万余の人々が殺されました。真っ黒く焼け焦げた死体。倒壊した建物の下から助けを求める声。
肉はちぎれ、ぶらさがり、腸が露出している人。
かぼちゃのように膨れあがった顔。眼(め)が飛び出している人。
水を求め浦上川で命絶えた人々の群れ。この浦上の地は、一晩中火の海でした。地獄でした。

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 地獄はその後も続きました。
火傷(やけど)や怪我(けが)もなかった人々が、肉親を捜して爆心地をさまよった人々が、救援・救護に駆け付けた人々が、突然体中に紫斑が出、血を吐きながら、死んでいきました。

 70年前のこの日、私は16才。郵便配達をしていました。
爆心地から1・8キロの住吉町を自転車で走っていた時でした。
突然、背後から虹のような光が目に映り、強烈な爆風で吹き飛ばされ道路に叩(たた)きつけられました。

 しばらくして起き上がってみると、私の左手は肩から手の先までボロ布を下げたように、皮膚が垂れ下がっていました。
背中に手を当てると着ていた物は何もなくヌルヌルと焼けただれた皮膚がべっとり付いてきました。
不思議なことに、傷からは一滴の血も出ず、痛みも全く感じませんでした。

 それから2晩山の中で過ごし、3日目の朝やっと救助されました。
3年7か月の病院生活、その内の1年9か月は背中一面大火傷のため、うつ伏せのままで死の淵(ふち)をさまよいました。

 そのため私の胸は床擦れで骨まで腐りました。今でも胸は深くえぐり取ったようになり、肋骨(ろっこつ)の間から心臓の動いているのが見えます。肺活量は人の半分近くだと言われています。

 かろうじて生き残った者も、暮らしと健康を破壊され、病気との闘い、国の援護のないまま、12年間放置されました。

アメリカのビキニ水爆実験の被害によって高まった原水爆禁止運動によって励まされた私たち被爆者は、1956年に被爆者の組織を立ち上げることができたのです。

あの日、死体の山に入らなかった私は、被爆者の運動の中で生きてくることができました。

 戦後日本は再び戦争はしない、武器は持たないと、世界に公約した「憲法」が制定されました。

しかし、今集団的自衛権の行使容認を押しつけ、憲法改正を押し進め、戦時中の時代に逆戻りしようとしています。

今政府が進めようとしている戦争につながる安保法案は、被爆者を始め平和を願う多くの人々が積み上げてきた核兵器廃絶の運動、思いを根底から覆そうとするもので、許すことはできません。

 核兵器は残虐で人道に反する兵器です。廃絶すべきだということが、世界の圧倒的な声になっています。

 私はこの70年の間に倒れた多くの仲間の遺志を引き継ぎ、戦争のない、核兵器のない世界の実現のため、生きている限り、戦争と原爆被害の生き証人の一人として、その実相を世界中に語り続けることを、平和を願うすべての皆さんの前で心から誓います。

平成27年8月9日

被爆者代表 谷口稜曄(すみてる)


U 長崎市への原子爆弾投下と その被害概要

(ウイキペディアより抜粋・転載)

長崎市への原子爆弾投下(ながさきしへのげんしばくだんとうか)では、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分[注釈 2]に、アメリカ軍が日本の長崎県長崎市に対して投下した原子爆弾[注釈 3](以下『原爆』と記す)に関する記述を行う。

これは、実戦で使われた人類史上二発目の核兵器である[注釈 4]。
この一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約7万4千人が死没、建物は約36%が全焼または全半壊した[注釈 5]。

長崎県、長崎市を指す「長崎」が「ナガサキ」と片仮名表記される場合は、長崎市への原爆投下を指すことが多い。

◆長崎原爆の被害[編集]

原爆は浦上地区の中央で爆発し、この地区を壊滅させた。

爆心地である浦上地区は長崎市中心部から3kmと離れていること、金比羅山など多くの山による遮蔽があり、遮蔽の利かなかった湾岸地域を除いて被害は軽微であり、広島市の場合と異なり県や市の行政機能は全滅を免れている[注釈 19]。

浦上地区の被爆の惨状は広島市と同じく悲惨な物であった。

浦上教会(浦上天主堂)では原爆投下時に告解(ゆるしの秘跡)を行っていたが、司祭の西田三郎・玉屋房吉を初め、数十名の信者は爆発に伴う熱線あるいは崩れてきた瓦礫の下敷きになり全員が即死、長崎医科大学でも大勢の入院・通院患者や職員が犠牲となった。

長崎市内には捕虜を収容する施設もあり、連合軍兵士(主に英軍・蘭軍兵士)の死傷者も大勢出たと言われている[注釈 20]。

特異例として広島で被爆後親戚を頼って長崎へ疎開していた人物が再び長崎で被爆・または出張などで広島を訪れていた人物が被爆し、実家のある長崎で再び被爆したという事例(二重被爆)も確認されている[注釈 21][8]。

V 原爆投下された人の体験談:長崎の記憶〜被爆者からの

(www.asahi.com/より抜粋・転載)

*「直爆」は「直接被爆」のことで、原爆投下の際、当時の広島・長崎市内やその隣接区域で、直接被爆したことを示します。

☆直接被爆・距離2km(下西山) 郡家徳郎さん
忘れ物を取りに戻り、笑いながら私に手を振り振り元気に出かけて行った。
その白い夏服の後ろ姿が兄を見る最後だった。

☆直接被爆・距離1.1km(大橋) 松尾久夫さん
この悲惨な状況の意味を考えながら走っていたとき、左足に釘を踏んでいた。
初めて素足であったことに気づいた。

☆直接被爆・距離1.8km(住吉) 富田芳子さん
隣家の美人なお姉さんはどちらかの目が飛び出て頬の上まで垂れ下り、鼻は崩れたようになって、別人のようだった。

☆直接被爆・距離0.7km(城山) 宮田美千子さん
10歳のときの衝撃は潜在意識として胸の奥深く残り、原爆の写真やテレビの放送を見ることが出来ない。

☆直接被爆・距離0.5km(大橋) 吉冨安美さん
次世代へ伝えてほしい。教育が足りない。被爆者も積極的に語りつたえるべきだ。

☆直接被爆・距離1.5km(幸) 尾畑正勝さん
所々に火がもえだすと、またゝく間に大きな火となり、ものすごい大火事となり、皆な火をさけて逃げて行く。

☆直接被爆・距離1km(本原) 吉原達明さん
真っ黒な物体を担架に乗せて担ぎ上げたが、重くて落としてしまった。「イタタタ……」とその物体が声を上げた。

☆直接被爆・距離1.5km(城山) 井上和枝さん
父、母、姉、弟を自分の手で焼いた。人体は木片ではなかなか焼けず、骨もわずかしか拾えず、のこりは土に埋めた。

☆直接被爆・距離1.3km(大橋) 柿本直人さん
私の家族は両親と姉と私の4人家族だったが、助かったのは私だけだった。

☆直接被爆・距離1km(大橋) 甲斐豊さん
血の固まりで作った人形や兎を裸にした様な人の集まりで、その凄絶な光景はこの世のものとは思えなかった。

☆直接被爆・距離1km(三菱鉄工所) 小寺敏勝さん
三十名程の女の人と子供三人位の人数が百坪ほどのところにころがって居る。

☆直接被爆・距離2km(稲佐) 三宅昭ニさん
しゃがんで居た後から光を浴びて両耳・首の後ろ・両腕の肘まで火傷を負った。

☆直接被爆・距離2km(本原) 深潟恵智代さん
父は人間が死んだらこんなになるよ、と(骨を)見るように云ったが、私はその時は見ることが出来なかった。

☆直接被爆・距離1.8km(本原) 森フサエさん
乳房のとれた人、背中が黒く焼けた人等を見たがなんとも感じなかった。恐怖心もなかった。

☆直接被爆・距離1.2km(茂里) 宮崎貞雄さん
西の方を見ると真黒の中に太陽だけが真赤な日の玉となって浮かんでいた。

☆直接被爆・距離1.2km(浦上) 松藤税さん
隣で弟が苦しみながら私に云った。「兄ちゃん先に行くヨ」。私は「ウン……」。何も云えなかった。

☆直接被爆・距離1.5km(文教) 西川政見さん
軍属将校たちが戦争は今からぞと怒鳴り散らしている姿が、軍国主義のこわさが頭から離れない。

☆直接被爆・距離1.7km(本原) 深堀寛治さん
私の名を呼ぶ声に、見ると耳も鼻も頭も焼溶け丸く赤身で目玉だけ開け、水を欲しいと。

☆直接被爆・距離1.2km(大黒) 島野英二さん
背中に残っていた結婚時に贈ったワンピースの1片で姉の遺体の確認をした。木材もとぼしく、遺体を完全に焼き切れなかった。

☆直接被爆・距離2km(住吉) 山口元治さん
列車を待つ駅周辺は、それこそ人間の姿には見えない痛々しい被爆者で埋め尽くされていた。

 

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