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米国のねつ造と分かっても説明も求めず、 検証・反省もしない事が、日本政府・自公政権 ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4516.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 7 月 29 日 20:06:56: jobfXtD4sqUBk
 

   
野党からの安保法案批判論 :米国のねつ造と分かっても説明も求めず、

検証・反省もしない。これが、日本政府・自公政権 の基本姿勢 ?

戦後最悪の安倍政権による、戦後最悪の戦争法案の廃案を強く求める !

(第7回)


(www.jcp.or.jp/akahata/aik:2015年5月31日 より抜粋・転載)

衆院特別委 志位委員長の質問〈下〉

志位 :PKO法改定で、アフガンのISAFのような活動への参加が可能になる

安倍首相 :(ISAF型の活動への参加を否定せず)

志位 :55人の兵士が死亡したドイツ軍と同じ立場に、自衛隊を置くことになる

★戦後ドイツ史上初めての陸上での「戦闘状態」に陥ったドイツ軍 !

治安活動を主任務にしていたが、約3500人が死亡 !

★治安活動や復興支援活動をした、ドイツ兵士55人が死亡 !

「建設任務から、ドイツ地上部隊による1945年以来初めての戦争が生まれてきた。
兵士たちにとっての日常は、落下爆弾の破裂や市街戦から成り立っていた。

ほとんど毎週のように、銃撃の応酬となった。

50名以上のドイツ軍兵士がこれまでにアフガニスタンで命を落とした。

◆ドイツの経験は、安倍政権が進めていることを先取り的に示している !

◆「安全確保業務」の内容は生やさしいものでない

――どれも戦闘に至る可能性は高い !

★自衛隊員が「殺される」危険とともに、民衆を「殺してしまう」危険も深刻 !

★ドイツ軍の兵士が発砲して、市民3人が死亡する事件発生 !

★空爆が誤爆となり市民ら140名を殺害した !

★PKO法の改定法案には、こうしたきわめて重大な

危険がある、「違憲立法」であることは明瞭だ !

◆米国が先制攻撃の戦争を行った場合でも、集団的自衛権の発動がありうるのか否か

☆ブッシュ〜オバマ政権――米国は先制攻撃を一貫して国家の基本戦略においている

☆ブッシュ政権のむき出しの先制攻撃論の宣言 !

☆オバマ政権は、一方的に軍事力を行使すると宣言 !

◆グレナダ、リビア、パナマ――国連総会での
対米非難決議と日本政府の姿勢を問う

表:米国の武力行使に対する日本政府の公式見解

☆政府声明の結論は、どちらも米国が行った軍事行動
そのものについては「理解」で終わっている !

☆米国の先制攻撃の戦争を批判できず、言われる
ままに、集団的自衛権の発動となる !

☆米国の武力行使に反対したことは一度もない !
こんな国は、主要国でありませんよ !

◆ベトナム侵略拡大の決定的契機とされた
「トンキン湾事件」についての認識を問う

☆ベトナム戦争、イラク戦争は、その規模の大きさ、
世界に与えた影響という点で、とりわけ重大な戦争でした !

☆自民党政権下、全面的に支持した、この二つの戦争に対して、
日本政府が、そして総理が、どういう検証、総括を行ったのか ?

☆ねつ造が明らかとなった「トンキン湾事件」――政府は現在どういう認識か

☆米国の駆逐艦が、2度、一方的に、北ベトナムの魚雷艇に攻撃されたと発表 !

☆「トンキン湾事件」は、米国による、ねつ造
だったことがいまでは明らかになっている !

☆ねつ造であった事を、元米国防長官・マクナマラ氏が証言している !

☆日本政府として「有権的な判定をする立場にない」と、「コメントは控えたい」 !

☆ベトナム秘密報告は、秘密指定を解除して公開し、
米政府として公文書として認定している !

☆当初の「アメリカは正しい」という「判定」を誤りと認めるか ?

☆自民党・椎名外務大臣のあまりにも、あからさまな米国追随の姿が議事録に残っている !

☆ベトナム戦争支持の当時の自民党・政府判断は間違ったと、はっきりお認めください !

◆ねつ造だと判明した段階で、日本政府として米国政府に説明を求めたか ?

☆ベトナム戦争のトンキン湾事件がねつ造と分かっても説明も求めない検証・反省なし、
異常なまでのアメリカ追随・自公政権だ !

◆イラク戦争の最大の口実とされた「大量破壊兵器」についての認識を問う !

志位: 米国の戦争は常に正義と信じて疑わない――こんなことでいいのか。

米英も情報の誤りを認めた――

日本政府としても誤りをきっぱり認めるべきだ。

◆米英等によって引き起こされたイラク戦争について

☆安倍首相(当時・官房副長官)も大量破壊兵器を廃棄
させるためには武力行使もやむを得ない、それ
(イラク侵攻)に対する支持をした !

☆イラクの大量破壊兵器所有は、米国政府によるねつ造だった !

☆ブッシュ大統領:イラクの大量破壊兵器に関する情報機関の分析は誤りだった !

☆安倍総理は答弁せず、岸田外相が、スリカエ答弁 !

☆安倍総理は無言、岸田外相は、聞いていることに答えていません !

☆米国・英国政府が誤りを反省して9年後も、

自公政権は、結局、誤りの反省をしていない !

☆安倍政権は、大量破壊兵器がないとわかると支持
理由をすり替え――こんな不誠実な態度はない !

以上は前6回投稿済みです。以下はその続きです。

◆ねつ造が明らかになった段階で、日本政府として米国政府に説明を求めたか ?

 志位: 1点聞きます。イラクに「大量破壊兵器」が、存在していないことが明らかになった段階で、日本政府として、米国政府に説明を求めましたか。

☆「大量破壊兵器」の有無を、「アメリカに説明を求めなかった」と証言 !

 当時、首相官邸で、安全保障・危機管理担当の官房副長官補を務められた、柳沢協二氏が、その著書『検証 官邸のイラク戦争』のなかで、「アメリカに説明を求めなかった」と証言しております。アメリカに説明を求めなかった。これは事実ですか。

岸田外相: まず先ほど、委員の方から、このイラク戦争におけるこの安保理決議、これは意味がなかった、こういったご指摘があったと紹介がありました。

 しかし、このイラク戦争に関しまして、先ほど外務省として調査を行ったということを申し上げました。すみません。有識者を交えてという部分、ちょっといま、確認しましたら、これは外務省として独自の調査でありました。

 この調査におきましては、この安保理決議678、1990年11月のこの決議、これによって武力行使が容認され、そして安保理決議687、1991年4月、この決議によって条件付きな停戦決議が行われ、そして、安保理決議1441、2002年11月の決議によって、この最後の機会を与えるとしたわけでありますが、結局、イラクはこの決議に従うことはなかった。これが核心であるという内容をまとめております。

 そして、この「大量破壊兵器の有無」については、厳粛に受け止める。このような判断をしたところであります。

 この大量破壊兵器の有無については、確認したのかということでありますが、これ、2005年12月にアメリカ自身がこの自らの考えを明らかにしております。これによって対外的には明らかになったと受け止めております。

 志位: 外交ルートできちんと確認したことがあるんですかと聞いているんです。

☆「大量破壊兵器の有無」について、確認はできておりません !

岸田外相: いま、現状そういったやりとりについては、確認はできておりません。

☆アメリカの発表を聞いただけで、何も問い合わせしていない !

 志位: 確認してないんですよ。はっきりとその問題に限って、外交ルートで問い合わせをしたということは、確認していない。やっていないんです。アメリカの発表を聞いただけで、何も問い合わせしていない。

◆国連を無視した無法な戦争――安保理決議はどれも戦争の根拠になりえない

 志位: いま、あなたはいろいろと国連安保理決議についてるるいわれました。

 しかし、決議678は、1990年の湾岸危機の際に、クウェートからのイラク軍の排除のための武力行使を容認したものであり、戦争の根拠にはなりません。

 決議687は、湾岸戦争の停戦条件を定めたものですが、「停戦協定違反」をもって武力行使の根拠とすることも不可能です。
停戦協定の当事者は国連であり、その違反と失効を決めることができるのは国連だけですが、国連安保理はそのような決定をしていません。

 そして決議1441も、その決議に違反したからといって自動的に武力行使を行うことを授権したものではありません。

 だからこそ、米英は、あれだけ執拗(しつよう)に、武力行使にお墨付きを与える新しい決議の採択を安保理に迫ったのであり、それが失敗したことは、この戦争が国連を無視した無法な戦争であることを自ら証明したわけであります。

◆米国政府の発表は、いつも事実だと信じて疑わない―これが日本政府の基本姿勢か ?

 志位: これは、「トンキン湾事件」と同じではないですか。

 総理に聞きます。米国政府の発表を無条件に支持し、ねつ造と分かっても説明も求めない。いまに至っても検証もしない。誤りだったという反省もしない。

☆ねつ造と分かっても説明も求めず、反省も

しない。これが、日本政府の基本姿勢 ?

 総理、アメリカが行う戦争は、いつでも、どこでも、常に正義だと信じて疑わない。米国政府の発表は、いつでも、どこでも、事実だと信じて疑わない。ねつ造と分かっても説明も求めず、反省もしない。

これが、日本政府の基本姿勢ですか。こんなことでいいのですか。いま(質疑を通じて)、ずーっと明らかになったでしょう。総理お答えください。

安倍首相: 私? 先ほど、イラク戦争に対するわが国の立場は、岸田大臣から答弁させていただいた通りでありまして、当時、フセイン大統領はですね、大量破壊兵器を所有していないことを証明できる立場にあったにもかかわらず、それを行わなかった。

そして、累次の3次にわたる国連決議に違反し続けたと、いうことでありました。それがまさに検証の結果でもあったわけでございます。

これはいま申し上げております通りでございまして、同時に、武力行使を行った米国、あるいは武力行使をイギリス等はですね、また情報収集を主体的に行った両国が、その情報が誤りであったことを認めているということでございます。

☆戦後最悪の安倍政権による、戦後最悪の戦争法案の廃案を強く求める !

志位: 戦後最悪の安倍政権による、戦後最悪の戦争法案の廃案を強く求める

◆究極の対米従属の政府による集団的自衛権の発動――その危険性ははかりしれない

 志位: 私は、こんな外交姿勢でいいのかということを聞いたんだけれども、反省がありません。
こういう究極のアメリカ従属の政府が、集団的自衛権を発動し、アメリカとともに海外での戦争に踏み出すことがいかに危険か。

 第二の「トンキン湾事件」、第二の「大量破壊兵器」問題が起こった時に、あなたがたは、これまでもそうだったように、米国政府の発表をおうむ返しにし、無条件で支持し、協力することになるでしょう。

 ただし、ベトナム戦争のさいには、日本の協力は、在日米軍基地の使用にとどまりました。イラク戦争のさいには、自衛隊を派兵しましたが、「非戦闘地域」での支援にとどまりました。

しかしこの法案が通れば、根本的に事態は変わってきます。米国の無法な戦争に、自衛隊が武力行使をもって参戦することになります。日本が侵略国の仲間入りをすることになるわけでありまして、その危険性ははかりしれないといわなければなりません。

 2日間の質疑を通じて、政府が「平和安全法制」の名で持ち出してきた法案は、武力の行使を禁止し、戦力の保持を禁止した憲法9条を幾重にも踏みにじる違憲立法であることが明らかになりました。

 戦後最悪の安倍政権による、戦後最悪の戦争法案は、廃案にすることを強く求めて、質問を終わります。

  ―以上で終わりです―

 

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