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米・英が誤りを反省して9年後も、 自公政権は、誤りの検証・反省なし !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4511.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 7 月 28 日 20:58:15: jobfXtD4sqUBk
 


野党からの安保法案批判論 !

ブッシュ大統領:イラクの大量破壊兵器に関する

情報機関の分析は誤り=ねつ造だった !

安倍総理は答弁回避、岸田外相は、聞いていることに答えていません !

米国・英国政府が誤りを反省して9年後も、自公政権は、誤りの検証・反省なし !

(第6回)


(www.jcp.or.jp/akahata/aik:2015年5月31日 より抜粋・転載)

衆院特別委 志位委員長の質問〈下〉

志位 :PKO法改定で、アフガンのISAFのような活動
への参加が可能になる
安倍首相 :(ISAF型の活動への参加を否定せず)
志位 :55人の兵士が死亡したドイツ軍と同じ立場に、
自衛隊を置くことになる
★戦後ドイツ史上初めての陸上での「戦闘状態」に陥ったドイツ軍 !

治安活動を主任務にしていたが、約3500人が死亡 !

★治安活動や復興支援活動をした、ドイツ兵士55人が死亡 !

「建設任務から、ドイツ地上部隊による1945年以来初めての戦争が生まれてきた。
兵士たちにとっての日常は、落下爆弾の破裂や市街戦から成り立っていた。
ほとんど毎週のように、銃撃の応酬となった。
50名以上のドイツ軍兵士がこれまでにアフガニスタンで命を落とした。

◆ドイツの経験は、安倍政権が進めていることを先取り的に示している !

◆「安全確保業務」の内容は生やさしいものでない
――どれも戦闘に至る可能性は高い !

★自衛隊員が「殺される」危険とともに、民衆を「殺してしまう」危険も深刻 !

★ドイツ軍の兵士が発砲して、市民3人が死亡する事件発生 !

★空爆が誤爆となり市民ら140名を殺害した !

★PKO法の改定法案には、こうしたきわめて重大な
危険がある、「違憲立法」であることは明瞭だ !

◆米国が先制攻撃の戦争を行った場合でも、集団的自衛権の発動がありうるのか否か

☆ブッシュ〜オバマ政権――米国は先制攻撃を
一貫して国家の基本戦略においている

☆ブッシュ政権のむき出しの先制攻撃論の宣言 !

☆オバマ政権は、一方的に軍事力を行使すると宣言 !

◆グレナダ、リビア、パナマ――国連総会での
対米非難決議と日本政府の姿勢を問う

表:米国の武力行使に対する日本政府の公式見解

☆政府声明の結論は、どちらも米国が行った軍事行動
そのものについては「理解」で終わっている !

☆米国の先制攻撃の戦争を批判できず、言われる
ままに、集団的自衛権の発動となる !

☆米国の武力行使に反対したことは一度もない !
こんな国は、主要国でありませんよ !

◆ベトナム侵略拡大の決定的契機とされた
「トンキン湾事件」についての認識を問う

☆ベトナム戦争、イラク戦争は、その規模の大きさ、
世界に与えた影響という点で、とりわけ重大な戦争でした !

☆自民党政権下、全面的に支持した、この二つの戦争に対して、
日本政府が、そして総理が、どういう検証、総括を行ったのか ?

☆ねつ造が明らかとなった「トンキン湾事件」――政府は現在どういう認識か

☆米国の駆逐艦が、2度、一方的に、北ベトナムの魚雷艇に攻撃されたと発表 !

☆「トンキン湾事件」は、米国による、ねつ造
だったことがいまでは明らかになっている !

☆ねつ造であった事を、元米国防長官・マクナマラ氏が証言している !

☆日本政府として「有権的な判定をする立場にない」と、「コメントは控えたい」 !

☆ベトナム秘密報告は、秘密指定を解除して公開し、
米政府として公文書として認定している !

☆当初の「アメリカは正しい」という「判定」を誤りと認めるか ?

☆自民党・椎名外務大臣のあまりにも、あからさまな米国追随の姿が議事録に残っている !

☆ベトナム戦争支持の当時の自民党・政府判断は間違ったと、はっきりお認めください !

◆ねつ造だと判明した段階で、日本政府として米国政府に説明を求めたか ?

☆ベトナム戦争のトンキン湾事件がねつ造と分かっても説明も求めない検証・反省なし、
異常なまでのアメリカ追随・自公政権だ !

◆イラク戦争の最大の口実とされた「大量破壊兵器」についての認識を問う !

志位: 米国の戦争は常に正義と信じて疑わない――こんなことでいいのか。
米英も情報の誤りを認めた――
日本政府としても誤りをきっぱり認めるべきだ。

◆米英等によって引き起こされたイラク戦争について

☆安倍首相(当時・官房副長官)も大量破壊兵器を廃棄させるためには

武力行使もやむを得ない、それ(イラク侵攻)に対する支持をした !

以上は前5回投稿済みです。以下はその続きです。

☆イラクの大量破壊兵器所有は、米国政府によるねつ造だった !

 にもかかわらず大量破壊兵器は存在しなかった。これは事実であります。
米国政府によるねつ造だったことは今や誰も否定できない事実となりました。この事実に対して、日本政府はどういう検証をやっているんでしょうか。

☆ブッシュ大統領:イラクの大量破壊兵器に関する

情報機関の分析は誤りだった !

 この事実を前にして、ブッシュ大統領は、「イラクの大量破壊兵器に関する情報機関の分析は誤りであることが判明した」と、情報の誤りを認めました(2005年12月)。

「在職していたすべての期間中の最大の痛恨事」とものべました。ブレア首相も、情報の誤りについては「責任を感じている」と表明しました。

 総理、米英とも、当事者たちは、戦争を開始したことが間違っていたとは認めていないものの、「大量破壊兵器の保有」という情報が誤っていた、認識の誤りであった、これは明確に認めているんです。日本政府としても、誤りを、きっぱり認めるべきではないですか、総理。(首相は答弁に立たず)総理、あなたが言っているんだ。

☆安倍総理は答弁せず、岸田外相が、スリカエ答弁 !

岸田外相: あの、ご指摘の大量破壊兵器の有無については、2005年12月、米国のブッシュ大統領が、演説において、イラクが大量破壊兵器を保有しているとの情報の多くは誤りであることが判明した、この旨述べておられます。米国自身が、イラクに大量破壊兵器の存在を確認できなかったことを対外的に明らかにしております。

 そして、このイラク戦争に対する、わが国の考え方ですが、このイラク戦争は、このイラク戦争において、この武力行使を支持するに至った当時の問題の核心は、クウェートに侵攻して、そして国際社会の信頼を失っているなか、査察への協力を通じて大量破壊兵器の廃棄を自ら証明すべき立場にあったイラクが、即時、無条件、査察受け入れを求める、この安保理決議、あわせて三つの決議が出されていますが、すべてに違反をし続け、そして大量破壊兵器が存在しないことを自ら証明しなかったことにある、こうした戦争に至った核心がここにあると考えている、と考えているのがわが国の立場であります。

☆安倍総理は答弁回避、岸田外相は、聞いていることに答えていません !

志位: 聞いていることに答えていません。「大量破壊兵器の保有」という認識が誤っていたということを、キッパリと認めるべきではないかと(聞いている)。答えてないですよ。今度は、総理が答えてください。

岸田外相: 大量破壊兵器の存在が確認できなかった。これは米国自身、米国の大統領自身が表明しております。そして、このイラク戦争については、わが国として、そして外務省として、見識、見識、有識者をまじえて検証いたしました。

そしてその上で、イラク戦争における核心、これは度重なる違反、国連決議にイラクが違反しつづけた、ここにあるという、というこの認識を示しております。

☆米国・英国政府が誤りを反省して9年後も、

自公政権は、結局、誤りの反省をしていない !

志位: 何度聞いても答えないわけですが、政府が「検証結果」というものを、2012年12月21日、前の政権の時代でありますが、はっきり出しているんですよ。

そのなかで、「事後的に言えば、イラクの大量破壊兵器が確認できなかったとの事実については厳粛に受け止める必要がある」、そういっているだけでしょ。

結局、誤りの反省をしていないんです。「事実を受け止める」と、これしかいっていない。これは、極めて重大ですよ。「厳粛に受け止める」というだけで、「反省する」とも「誤りだった」とも言わない。米英とも、情報の誤りを認めているのに、日本(政府)は言わない。

☆安倍政権は、大量破壊兵器がないとわかると支持

理由をすり替え――こんな不誠実な態度はない !

大量破壊兵器がないとわかると支持理由をすり替え――こんな不誠実な態度はない。
 志位 そしてあなたは、「イラクが安保理決議を受け入れなかったことが問題の核心だ」と繰り返しました。

しかし、政府がいまに至るも持ち出している国連安保理決議678、687、1441は、どれも武力行使の根拠になりえないということは、私が、当時の国会で、小泉総理とさんざん議論して、明らかにしてきた問題であります。

 そして、あなたは「核心」がそこにあったというが、当時は何と言っていたか。
イラク戦争が開始された、2003年3月20日の深夜の衆院本会議で、私の質問に対して、小泉首相は、「武力行使なしに大量破壊兵器の廃棄を実現することが不可能な状況下では、米国等による行動を支持することが適切だ」と答弁しました。

小泉首相は、また、私が(当時)党首討論で取り上げましたけれども、自らの「メールマガジン」で、「この問題の核心は、イラクが自ら保有する大量破壊兵器を廃棄しないことにあります」と、はっきり言ったんですよ。

当初は、大量破壊兵器の問題を、戦争支持の「核心」

をなす問題と位置づけていたじゃないですか。

そうしておいて、大量破壊兵器が存在していないことがわかると、「安保理決議を受け入れなかったことが問題の核心だ」という、すり替えをやる。

こんな不誠実な態度はありません。


―この続きは次回投稿します―

 

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