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政権の本質、ベトナム戦争・トンキン湾事件とイラク戦争・「大量破壊兵器」 米国の捏造問題を問う !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4505.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 7 月 27 日 17:48:29: jobfXtD4sqUBk
 


野党からの安保法案批判論 !   安倍政権の本質を問う !

ベトナム戦争のトンキン湾事件がねつ造と分かっても米国に説明も求めない

検証・反省なし、異常なまでの米国追随・自公政権だ !

イラク戦争の最大の口実とされた「大量破壊兵器」所有の真偽についての認識を問う !

(第5回)

(www.jcp.or.jp/akahata/aik:2015年5月31日 より抜粋・転載)

衆院特別委 志位委員長の質問〈下〉

志位 :PKO法改定で、アフガンのISAFのような活動
への参加が可能になる
安倍首相 :(ISAF型の活動への参加を否定せず)
志位 :55人の兵士が死亡したドイツ軍と同じ立場に、
自衛隊を置くことになる
★戦後ドイツ史上初めての陸上での「戦闘状態」に陥ったドイツ軍 !

治安活動を主任務にしていたが、約3500人が死亡 !

★治安活動や復興支援活動をした、ドイツ兵士55人が死亡 !

「建設任務から、ドイツ地上部隊による1945年以来初めての戦争が生まれてきた。
兵士たちにとっての日常は、落下爆弾の破裂や市街戦から成り立っていた。
ほとんど毎週のように、銃撃の応酬となった。
50名以上のドイツ軍兵士がこれまでにアフガニスタンで命を落とした。

◆ドイツの経験は、安倍政権が進めていることを先取り的に示している !

◆「安全確保業務」の内容は生やさしいものでない
――どれも戦闘に至る可能性は高い !

★自衛隊員が「殺される」危険とともに、民衆を「殺してしまう」危険も深刻 !

★ドイツ軍の兵士が発砲して、市民3人が死亡する事件発生 !

★空爆が誤爆となり市民ら140名を殺害した !

★PKO法の改定法案には、こうしたきわめて重大な
危険がある、「違憲立法」であることは明瞭だ !

◆米国が先制攻撃の戦争を行った場合でも、集団的自衛権の発動がありうるのか否か

☆ブッシュ〜オバマ政権――米国は先制攻撃を
一貫して国家の基本戦略においている

☆ブッシュ政権のむき出しの先制攻撃論の宣言 !

☆オバマ政権は、一方的に軍事力を行使すると宣言 !

◆グレナダ、リビア、パナマ――国連総会での
対米非難決議と日本政府の姿勢を問う
表:米国の武力行使に対する日本政府の公式見解

☆政府声明の結論は、どちらも米国が行った軍事行動
そのものについては「理解」で終わっている !

☆米国の先制攻撃の戦争を批判できず、言われる
ままに、集団的自衛権の発動となる !

☆米国の武力行使に反対したことは一度もない !
こんな国は、主要国でありませんよ !

◆ベトナム侵略拡大の決定的契機とされた
「トンキン湾事件」についての認識を問う

☆ベトナム戦争、イラク戦争は、その規模の大きさ、
世界に与えた影響という点で、とりわけ重大な戦争でした !

☆自民党政権下、全面的に支持した、この二つの戦争に対して、
日本政府が、そして総理が、どういう検証、総括を行ったのか ?

☆ねつ造が明らかとなった「トンキン湾事件」
――政府は現在どういう認識か

☆米国の駆逐艦が、2度、一方的に、北ベトナム
の魚雷艇に攻撃されたと発表 !

☆「トンキン湾事件」は、米国による、ねつ造
だったことがいまでは明らかになっている !

☆ねつ造であった事を、元米国防長官・マクナマラ氏が証言している !

☆日本政府として「有権的な判定をする立場にない」と、「コメントは控えたい」 !

☆ベトナム秘密報告は、秘密指定を解除して公開し、
米政府として公文書として認定している !

☆当初の「アメリカは正しい」という「判定」を誤りと認めるか ?

以上は前4回投稿済みです。以下はその続きです。

☆自民党・椎名外務大臣のあまりにも、あからさまな米国追随の姿が議事録に残っている !

 これが議事録に残っているんですよ。「ベトナムの攻撃があった」と断定しています。米国の「自衛権」の発動を「やむを得ざるもの」と支持しています。
米空軍による爆撃も「自衛行為」として支持しています。その理由を問われると「米国を信頼しているから」と答える。
あまりにも、あからさまな米国追随の姿が議事録に残っています。

 いまあなたは、いまの政府の答弁は、「トンキン湾事件」について、「判定する立場にない」「コメントは控えたい」と言ったんですが、当時は、明瞭に、「アメリカは正しい」と、「判定」しているんですよ。この1964年の「判定」は、間違いだったとお認めになりますか。

岸田外相: あの、私も、当時の議事録を持って手元に持っています。
そうした発言があったことは、承知をしております。
ただ、米国政府自身はこの問題について正式なコメントを発しておりません。
わが国政府として、有権的な判定をする立場にはない、コメントは差し控えさせていただく、これがわが国、政府の立場であります。

☆ベトナム戦争支持の当時の自民党・政府判断は

間違ったと、はっきりお認めください !

 志位: あのね、64年当時には、「アメリカは正しい」っていう声明を出したんですよ。ところがいまは「コメントは控えたい」と言っているんです。態度を変えているわけですよ。だから当時のものは間違ったと、はっきりお認めください。

岸田外相: ご指摘の、当時の発言について、発言のこの背景、意図については十分承知しておりません。いずれにしましても、わが国の政府は、この有権的な判定をする立場にない、コメントは控えたい、これが立場であります。

 志位: 今に至るも誤りを認めない。反省がない。これが明瞭になりました。

◆ねつ造だと判明した段階で、日本政府として米国政府に説明を求めたか ?

 志位: もう1問聞きます。

 「トンキン湾事件」に関する当時の米国政府の発表が、その後、「ペンタゴン・ペーパーズ」、さらに『マクナマラ回顧録』などで、ねつ造だと判明した段階で、日本政府として、米国政府に説明を求めましたか。求めたのか、求めないのか。

岸田外相: 71年にニューヨーク・タイムズに掲載された「ペンタゴン・ペーパーズ」に関する報道、あるいは95年の『マクナマラ回顧録』の公表後、米国側から、この、どのような説明をうけたか、どのような説明を求めたのか、というご質問でありますが、そうした説明を求めた等の事実関係につきましては、確認中ではありますが、現時点では確認はされておりません。

 志位: 説明を求めたかどうか確認できないってことは、公式な説明を求めていないということですよ。公式な説明を求めたら、確認ができないということはないでしょう。文書が残っているはずです。

日本自身が深くかかわったベトナム戦争――検証も反省もない姿勢でいいのか

 志位: 総理に、今度は、うかがいたいと思います。総理に聞きます。これがベトナム戦争をめぐる日本政府の対応ですよ。

☆ベトナム戦争のトンキン湾事件がねつ造と分かっても説明も求めない検証・反省なし、

   異常なまでのアメリカ追随・自公政権だ !

 米国政府の発表を無条件で支持する。ねつ造と分かっても説明も求めない。
いまに至るもまともな検証もしない。誤りだったという反省もしない。
異常なまでのアメリカ追随というほかないではないですか。

日本自身も深くかかわったベトナム戦争について、このような検証もなければ、反省もない姿勢でいいのか。それでいいのでしょうか。

岸田首相: この、ベトナム戦争につきましてはですね、このトンキン湾の事件等について、当時の外務大臣が当時の認識について、答弁をしているわけでございますが。
もちろん、われわれが、いまいま、この、想定しているような、協力、あるいは武力の行使、と言うこととはかかわりのないことでございまして。

当時の外務大臣がいわば、外務大臣としての考え方を述べたものであります。
そこで、いまどうなのかということにつきましては、岸田外務大臣がですね、現在の立場についてご説明したとおりでございます。

 志位: 当時の態度表明と今の態度表明が異なっているから、反省があるのかと聞いたんだけれども、反省がない。総理からも反省がない。これは本当に重大な問題と思いますよ。
日本外交これでいいのかと。アメリカのやることは何でも賛成、検証もしない。これでいいのか。

◆イラク戦争の最大の口実とされた「大量破壊兵器」

    所有の真偽についての認識を問う !

志位: イラク戦争の最大の口実とされた「大量破壊兵器」についての認識を問う

岸田外相: 大量破壊兵器がなかったことは厳粛に受け止める

志位: 米国の戦争は常に正義と信じて疑わない――こんなことでいいのか。
米英も情報の誤りを認めた――

日本政府としても誤りをきっぱり認めるべきだ。

◆米英等によって引き起こされたイラク戦争について

志位: いま一つ、(次に)進みたいと思います。

2003年に米英等によって引き起こされたイラク戦争についてであります。

わが党は、この戦争もまた、国連憲章を乱暴に蹂躙(じゅうりん)したアメリカによる先制攻撃の戦争、侵略戦争だと考えております。

そしてそれは、世界の圧倒的多数の声でもあります。この戦争にさいしては、戦争が始まる前から、反戦平和の嵐のような運動が世界中に広がりました。
当時の世界人口の62億人のうち、50億人を抱える130以上の政府が、この戦争に反対または不同意の意思表示を行いました。

☆安倍首相(当時・官房副長官)も大量破壊兵器を廃棄させるためには武力行使
もやむを得ない、それ(イラク侵攻)に対する支持をした !

 ただ私が、ここでただしたいのは、イラク戦争の性格をどう見るかではありません。
米英等が戦争を開始する最大の口実にした、「大量破壊兵器」の問題です。
 米国のブッシュ大統領、英国のブレア首相は、イラクへの軍事攻撃を開始するさいに、「イラクは大量破壊兵器を保有している」と繰り返し断定し、それを戦争の最大の理由にしました。

当時の小泉首相も、「イラクは大量破壊兵器を保有している」と断定し、それを最大の理由として米英の軍事攻撃への支持を表明しました。

当時、官房副長官だった総理、あなた自身も、国会の答弁で「大量破壊兵器を廃棄させるためには武力行使もやむを得ない、それに対する支持をした」とおっしゃっておられます。

―この続きは次回投稿します―



 

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