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小沢代表等の見解: ・保守本流政治について ・自民党の変節について
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投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 7 月 26 日 16:04:29: jobfXtD4sqUBk
 


小沢代表等の見解:
◆保守本流政治について

◆自民党の変節について

憲法違反・集団的自衛権行使容認・閣議決定・安保法案強行採決について、とくに自民党
の今の沈黙のなぜだ ?

長期自民党・自公政権下、「価値観の喪失」、国民1人ひとりの自立心が失われた !

小沢代表・山本代表・玉城デニー幹事長:

(第3回)


(www.seikatsu1.jp/より抜粋・転載)

小沢一郎代表・山本太郎代表 定例記者会見(2015年7月7日)
7月7日午後、国会内で小沢一郎代表と山本太郎代表が定例記者会見を行いました。
◆安保法案の強行採決について
◆安保法案審議について
☆意味の不明な言葉遊びでもって審議時間が
100時間になると言うのは、本当におかしい !
☆憲法違反の法案をいつまで審議したって、それが
合憲になるはずない !
☆特定秘密保護法も参考人7人全員がまだ審議が
足りないという結論だった、しかし翌日に強行採決をした
◆自民党の安保政策の変質について
☆私は持論の国連中心主義というものを話しました !
◆川内原発の核燃料搬入について
☆川内原発の再稼働を強行するということは、非常に遺憾だ !
☆650日以上、原発は止まっているが電力不足になっていない !
☆既得権益のために再稼働される原子力発電所
ということはもう確実だ !

以上は、前2回投稿済みです。以下はその続きです。

◆保守本流政治について

Q.:小沢代表に自民党の変節について伺います。
かつての自民党と今の自民党は違っていると小沢代表もこれまで仰っています。
いわゆるハト派の穏健な保守層が自民党の中にはいなくなったとして、党の外に飛び出してかつての民主党に合流した方々はそういう層ではないかという見方も一部にはあります。
小沢代表ご自身は保守本流の系譜にご自分は入っている政治家だという自負はおありでしょうか。
今、少子高齢化社会で成熟経済の世の中になっているが、その中でもかつての保守本流の目指した政治というのは有効だとお考えでしょうか。

A.小沢一郎 代表:
 
ハトとかタカとかいう言葉の分類も私は良くないと思います。
それから今まで使われた保守、革新という分類もよろしくないと思います。
最近、革新という言葉使わなくなったでしょう。使わなくなるような話しというのは、大したことないのです。
単なるそのときの状況に言葉を当てはめただけです。
だから私は、政治の本流だとは思っています。
ある意味で、本当の意味の保守の本流だと言えるけど、言いたいけど、本当の意味とか何とかの意味と言ったって、保守という言葉が一定の観念でもって唱えられているという中では、あまりそういう分け方は良くないと思います。

☆憲法違反・集団的自衛権行使容認・閣議決定・

安保法案強行採決について、とくに自民党の今の沈黙のなぜだ ?

ただこの問題が、とくに自民党の今の沈黙のなぜだということになりました。例えば、ハト、タカの一番典型的な自民党での議論があったのは、日中国交回復のときです。
それはもう旧来のあれで日台だと。中華民国だと。総務会がもう真二つで、騒然としました。

やっぱり、「福田清和会」の系統が俗に言うタカ派で、台湾派が多かったのです。それでもやっぱり最終的に(日中国交回復となりました)。 多分アメリカがやったということもあるし、時の流れということで、反対する人も腹の中では何となくそういう思いもあったのではないですか。

だから自民党は喧嘩腰のあれしながら、そのまんままた続いています。そこが彼らのずるいとこだし、いい加減と言えば、いい加減ですけれども、大人の判断というのが、彼らには常に働くということです。

☆憲法違反・強行採決の安保法案について、

自民党議員が沈黙するというのは、ちょっと不可解です。

しかも反対の声もほとんど出ないでしょう。
ですから今度のことについて、その大人の判断が、今の政府の法案、やり方、説明等々で大人の判断を働かせるようなとこまで行ってないと私は思うのです。

にもかかわらず、沈黙するというのは、ちょっと不可解です。しかも反対の声もほとんど出ないでしょう。

自民党は小泉さん以来、私は政治の本質、国民の生活、その点についてまったく変わったと言っていますが、こういった政治家の判断、政治の問題についてもちょっと情けない状況のように思えます。


◆自民党の変節について

Q.:自民党に多様性がなくなった。あるいは下の人がなかなか上に反旗を翻せないようになった原因は、小選挙区制だという議論もある。
小沢一郎代表は、なぜ自民党に多様性がなくなったか、執行部に楯突けなくなったかとお考えでしょうか。

A.小沢一郎 代表:

☆議員が意見を主張しなくなるのは、小選挙区制が原因ではなく、政治家あるいはそれを支える国民の、日本の民主主義の最大の問題点だ !
 
それは小選挙区制だからというのは、まったくの俗論で正しくないと思います。他の先進国で、小選挙区制を採っている国を見てください。
こういう状況ではありません。
1つは、政治家あるいはそれを支える国民の、日本の民主主義の最大の問題点だと私は思っております。
 ですから我々は、新進党のときからか、自由党からだったか、党議拘束はしないというやり方をしてきました。そこでそれぞれの意見、考えに基づいて投票してよろしいと。

そうは言ってももちろんほとんどの基本的な問題については一致しますけど。たまたまやっぱり違うときもある。今でもちょっとこちら(山本代表)が違うときもあるからね。それはいいのではないかと思います。

☆米国、英国の場合、大きな問題のときは、党派に

とらわれずに政治家の判断で賛否を入れる !

 それこそTPPでも、アメリカの上院、下院なんてあっち入れたりこっち入れたりしているではないですか。イギリスだってどこだってそうです。必ずしも大きな問題のときは、党派にとらわれずに政治家の判断で入れると。

☆自分の意見を主張しないのは、政治家の責任の喪失、「価値観の喪失」だ !
 
それがやっぱり自民党でとくになくなったというのは、これは政治家の責任であると同時に、やっぱり国民の責任でもある。戦後「価値観の多様化」ということをよく口にする人いるけれども、私は価値観の多様化なんかではない。

「価値観の喪失」だと思っているのです。だから権力になびいてしまうのです。あるいは組織になびくとか。

寄らば大樹になってしまう。長いものに巻かれろ。
 そういうことで私は、自立を主張しているわけです。
やっぱり自分自身がきちんと考え判断し行動しろと。
だからそういう意味では、自民党が今権力の座にあるから、多分そういう要素が強く目に映るんだと思う。
それにしてもちょっと不甲斐ない気がします。

Q.:小沢代表に伺います。「価値観の喪失」非常におもしろいと思いますが、戦後の日本の中でだんだんそれが進んでいったという理解でよろしいか、また、価値観がかつて日本にあったとすればいつ頃まで遡ることができるのかお伺いします。


A.小沢一郎 代表:
 
良い悪いは別にして、戦前は天皇制を頂点として、それに基づく政治的あるいは道徳的、社会的、色々な価値観のひとつの原点にあったわけです。
それを悪用して日本のあれを過ったという為政者の責任は、私は免れないと思います。
良い悪いは別にしてそれなりのものがあったと思います。

 問題はやっぱり、ちょうど戦争中、敗戦、この頃に多感な青春の時代で過ごした人は、もう敗戦と同時にまったく今までの価値観は全否定されたわけです。
それでどうやっていいか分からないのです。やがて戦後間もなく子どもできる。だけど子どもにどうやって教えたらいいのか、育てたらいいのか。

 自由勝手にさせるのが良いのだとか、小遣いいっぱいやるのが良いんだとかいう類いの発想しかないままに、本当に子どもの自立心を育てるということをやるだけの、自分自身の整理ができなかったのだろうと思う。

☆長期自民党・自公政権下、「価値観の喪失」、

国民1人ひとりの自立心が失われた !
 
その時代の人たち、僕の先輩にいっぱいいるけれども、見ているけれども、本当にそう思います。それ以来、最早3世代、4世代目ぐらいになるかな。

だから瀬戸内寂聴さんが、今のこの日本の社会を変えるには、私が30年かかると言ったら 「100年かかる」 と言いました。

やっぱりそういう「価値観の喪失」、国民1人ひとりの自立心が失われたというか、ないというか。
そういう社会問題、精神的な個人の色んな面があるのではないかと思います。

―この続きは次回投稿します―

 

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