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小沢代表等の見解:
安保法案審議について
、
自民党の安保政策の変質について
川内原発の核燃料搬入について
小沢代表・山本代表・玉城デニー幹事長:
(第2回)
(www.seikatsu1.jp/より抜粋・転載)
小沢一郎代表・山本太郎代表 定例記者会見(2015年7月7日)
7月7日午後、国会内で小沢一郎代表と山本太郎代表が定例記者会見を行いました。
◆安保法案の強行採決について
以上は、前回投稿済みです。以下はその続きです。
◆安保法案審議について
Q.:安保法制について。玉城議員には、昨日沖縄で行われた参考人質疑について。
小沢代表には、改めてこの安保法制についてと、11本の法案の中身が明らかにならなかった理由について。
山本代表には、審議の中で法案の透明性が確立されていなかったのではないかという点についてお伺いします。
A.小沢一郎 代表:
ずっと言い続けておりますように、法案の中身そのものも大変曖昧でいい加減なものだと私は思っています。いずれにしろこれ野党の責任もあるのですけれども、憲法判断を政府はまったく論理的に示していない。
私はそのことを日本の安全保障ということを考えるときに日本国憲法第9条第1項、これがどういうふうな理念を持ち、どういうふうな意味を持つか、その判断、解釈。これが前提にならなければ、そもそも安保法制というのはあり得ないと言ってきました。
たまたま3人の学者の参考人の見解表明から、にわかに世間もメディアも国会も憲法問題を取り上げることになりましたけれども、まだそれについては、何らはっきりした政府の見解が示されていない。
☆意味の不明な言葉遊びでもって審議時間が
100時間になると言うのは、本当におかしい !
ただ、出している法案は、憲法に反しないとか、憲法の範囲内だとかいう話しでもって、そもそも憲法9条をどういうふうに考えているのだと、政府の判断というところがまったくなしのままに意味の不明な言葉遊びでもって(審議時間が)100時間になるとかならないとかって言うのは、本当におかしいと私は思っております。与野党ともにやはりもっと本質的な問題について議論を深めてもらいたいと思います。
私は何も多数決の原理を否定するわけでもありませんし、政府の出したものが何もかも悪いと言っているわけでもありませんし、一国平和論を展開しているわけでもありません。しかしあまりにも杜撰であまりにもいい加減な法案の提出と政府の説明だと思います。
A.山本太郎 代表:
今、小沢代表が言われたとおりだと思うのですが、前々からもう小沢代表がこの憲法についてということをずっと言ってきました。
それが大きく取り上げられることがなかったのは、非常に残念です。根本の部分だと思うのですが。
☆憲法違反の法案をいつまで審議したって、それが合憲になるはずない !
この憲法違反の法案をいつまで審議したって、それが合憲になるはずないのです。これを審議重ねて(小沢代表が)言われた「言葉遊びで100時間も審議を重ねたって」80時間やろうが、100時間やろうが1000時間やろうが話しの内容が噛み合うはずがない。
でも残念ながら多数派は向こうなので、結果、向こうがやる気になれば決められるという状況が訪れるときがくると思います。
憲法違反の法案である限り、98条にもあるとおり、憲法は、最高法規だと。それに反する命令、法律は、効力を有しないということは書かれているわけですから。とは言っても(政権の)中身入れ替えるしかないですね。引きずりおろして、これをひっくり返していくしかない状況だと思います。
A.玉城デニー 幹事長:
地方公聴会の件についてお答えしたいと思います。昨日は埼玉と沖縄で地方公聴会が行われ、それぞれやはりこの法案には反対であるという参考人の陳述意見の方が多かったと伺っております。
沖縄でも法案に賛成した2人の市長さん、南城市の古謝さんと石垣市の中山さんも賛成ではありますけれども、審議はまったく不十分であり、これでは国民の理解は得られていないと誰が見てもおかしいという点においては、はっきりとそのことを参考人の意見陳述として述べていたと、今朝も地元紙が報道しております。
ですから国民の多くの皆さんの声は、まさにそこに尽きるということが地方公聴会でもしっかり出ていたのではないかと思います。
☆特定秘密保護法も参考人7人全員がまだ審議が足りないという結論だった、
しかし翌日に強行採決をした !
しかし、前回、特定秘密保護法もその前日に福島で地方公聴会が行われ、与党が招いた参考人も含めて7人だったと思いますが、7人が全員まだ審議が足りないという結論だったにもかかわらず、翌日に強行採決をしたという前例を考えると、やはり国民はさらに、この政府の進めているやり方をしっかりと見て、どう判断するかということを、ぜひこの地方公聴会から出された意見をもとにしっかりと見ていただきたいと思います。
◆自民党の安保政策の変質について
Q.:小沢代表にお尋ねします。2007年に民主党代表として福田総理と大連立構想の話しをされたかと思います。
基本的な政策、とりわけ安保に関して一致をする点があったので大連立できると判断されたと報道されました。当時の福田政権の安保政策と今の自民党はどこが変わったのか。それは単純に総理官邸メンバーが変わったからなのか、それとも他にも自民党に変化した点があるのかお伺いします。
A.小沢一郎代表:
☆私は持論の国連中心主義というものを話しました !
福田さんは、公式の総理と野党の党首とのレベルという問題はまず別にして、非常にまじめに一生懸命考えておられました。
1つの大きな問題点が安保論でした。それで私は持論の国連中心主義というものを話しました。
福田さんがどこまでそれを理解したかは分かりませんけれども、持ち帰って、とにかく役人、スタッフとも検討して自分の考え持ってくると言って帰りまして、その次のときには、本当に文章書いて持ってきました。
ただ、それはちょっと私の言っていることとは違ったものでございましたので、これではちょっとどうしようもないと。
きちんと憲法の問題を考えながら、国連中心主義というものを理解してもらった上で、もう一度これは考えてもらわなければいけないと。
福田さんが、総理として本気にきちんとしたものにするという覚悟があれば、それは大いに結構だというふうにその当時私は思いました。
いずれにしても、どうするか党に持ち帰ってという話しになったということです。一致したというわけではありません。
ただ私の主張は言いました。それから福田さんが「分かりました。できるだけその主張に沿うように」と言いました。何日かでできる話しではないですけれども、福田総理は、非常にまじめに真剣に考えて案文を持ってきたことは事実です。
◆川内原発の核燃料搬入について
Q. :先ほど、川内原発に核燃料が搬入されたとニュースで報じられたましが、両代表はどのようにお考えかでしょうか。
A.小沢一郎 代表:
☆川内原発の再稼働を強行するということは、非常に遺憾だ !
原発についての私の主張はご存知でしょうから。
そしてまた、国民の多数の、過半数の人たちが原発の稼働に反対しているという現状もあります。ですから科学的、技術的な見地からも、経済的、コストの見地からも、そして国民の心情からもこれを強行するということは、非常に遺憾に私は思っております。
A.山本太郎 代表:
2011年にあれだけ大きな事故を起こしておきながら、それは収束するわけもなく、収束の仕方も分からず、原因の究明もされず、それで再稼働というのはもう完全に普通の判断とは言えない。
すべてこれ企業を守るためなのでしょうがないですね。九州電力の経営を守るためでもある。やはり原発やらないという選択肢になっていきますと、核のゴミがほんとうのゴミになってしまう。
それ以外に原子力に関与している色々な企業に対しての思いやりなのでしょう。
☆650日以上、原発は止まっているが電力不足になっていない !
☆既得権益のために再稼働される原子力発電所ということはもう確実だ !
本当にあり得ない。この国に生きている人びとのためではないということははっきりしている。もう650日以上、原発は止まっているわけですから。そのあいだに電力足りなくなったことがあるかという話しだと思う。しかも天然ガスの値段は下がっているし、調達は難しい話しではないってことがはっきりした650日間だったと。
これは本当に自分たちの既得権益のために再稼働される原子力発電所ということはもう確実だと。しかし残念ながら、これを止める術は今の政治の中にはない。残念ながら大多数派が向こうなので。
やはりこれは(政権を)入れ替えるしかないということにつながっていくことだと思います。
―この続きは次回投稿します―
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