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19歳女性フリーター高塚愛鳥さん、デモ初企画 !
戦争怖くてふるえる ! 26日札幌
戦前、悪辣な為政者(自民党の祖父達) によって、
国民は騙され、 無謀な戦争へと突き進んでいった !
だまされた責任・罪は、だます側の罪で消せない !
間接的な加害者性を自覚していないことが国畜の「最大の罪」なのだ !
(北海道新聞 6月23日より抜粋・転載)
☆19歳フリーター、デモ初企画 ! 戦争怖くてふるえる 26日札幌
デモのビラを手にススキノの交差点に立つ高塚愛鳥(たかつか・まお)さん。26日はデモ行進後、ここでマイクを握る
「戦争は怖い。イヤだ。許せない。むかつく…。」
19歳、フリーター。音楽とおしゃれが好きで、政治には関心がなかった。
そんな女の子が発起人となって26日、安全保障関連法案に反対するデモが札幌で行われる。
呼びかけたのは札幌市中央区の高塚愛鳥(まお)さん。
「戦争は怖い。イヤだ。許せない。むかつく…。
若い世代が自分たちの言葉で反対の声を上げたい」と力を込める。
デモの名は「戦争したくなくてふるえる」。若者に人気の歌手西野カナさんの曲の「会いたくて震える」という歌詞にかけた。
<戦争が始まったら自由が奪われる。
バカな政治家たちに自由で楽しいあたし達の暮らしを奪われてたまるか!>。
インターネット上のデモの告知には、自身の写真とともにそんなメッセージを載せた。
「人一倍怖がりで、戦争は特に怖い」と話す。
幼稚園の時、戦争を扱ったアニメ映画「火垂(ほた)るの墓」を見て、夜眠れずにベッドの中で震えた。高校の修学旅行で訪れた広島では、原爆資料館の展示を直視できなかった。
中学時代、熱心な教師の影響で貧しいアフリカの子供を助ける仕事がしたいと夢見た。
でも、高校時代は茶髪にピアス、短いスカートで、遊んでばかりいた。
☆「車いすの人権活動家」介助
昨年、半年で大学を中退し、札幌ススキノの飲食店などで働いた。
今春、語学留学したフィリピンでは児童養護施設で子供たちと遊ぶボランティアをした。
全盲の父は娘の顔を見たことがなく、子供のころはよく顔をさすってくれた。
そのせいか、人と触れ合う仕事がしたいと、今は「車いすの人権活動家」として知られる安積遊歩(あさか・ゆうほ)さん(59)=札幌市西区=を介助するアルバイトをしている。
戦争は怖い、イヤだと思いつつ、デモでは何も変わらないと思っていた。
友達と街を歩いてデモと出くわしても「うるさい」と思った。
それでも、もし戦争になったら駆り出されるのは自分たちの世代。
無関心で遊んでばかりいていいのか―。少しずつ考え始めた。
今月中旬、若者が「円山公園」でデモをすると知った。
(札幌の)円山なら行こうかなと思ったら、京都の円山だった。
その話を安積さんにすると、だったら自分でしたらいいと言われた。
「誰かがやんなきゃ誰もしない、何も変わらない」。
その日のうちに安保法案についてネットで調べ、若い友人たちにデモの企画をネットでぶち上げた。
行動力には自信がある。デモは許可が必要と知り、翌日、警察署に申請した。
遊び仲間や大学生らに共感の輪が広がり、ネットの交流サイト、フェイスブックではデモへの「いいね!」が5日間で千を超えた。
☆ススキノまで行進
デモは26日午後5時半に大通西8丁目集合。
ススキノまで行進する。事前申し込みなしで誰でも参加できるが、特に若い人たちに来てほしいと願っている。
「ススキノで遊んでる友達とか、飲み会サークルの大学生とか、あんまり関心なさそうな若者にこそ法案の怖さを知ってほしい。反対の声を伝えたい」と話す。
「だって、自分たちの未来にかかわる問題なんだから」
(参考資料)
T だまされた責任・罪は、だます側・
悪辣な権力者の罪で消せない !
間接的な加害者性を自覚していない
ことが国畜の「最大の罪」なのだ[1]。
(1)権力者の願望
メディアや「大企業によるプロパガンダ」と「主流の学問」によって、「形式上多くの人々が選挙権を持つという事実を克服することができる・・・・・。
その事実は合意を作り出すことによって無効にすることができ、たとえ形式的な参加ができても人々の選択や態度を自分たちの言った通りにしてしまうことが可能となる。
かくして適正に機能する民主主義が作り出されるのであり、それはプロパガンダ産業の教訓を適用した結果なのである。
このような社会における「馴致教育」の勝利は、アドルフ・ヒットラーの次の言葉を念頭に置いたものであろう。
「権力者にとって民衆が何も考えないことほどありがたいことはない」[2]。
民主主義の妙味は、人びとをたがいに孤立させ、関係を持てなくすることで民主主義的形式になんらかの実体を付与する恐れのある情報ややりとりを得られなくしてしまうことにある[3]。
(2)国家に飼いならされる人間の「騙される罪悪」
佐高信氏は、騙されることの罪について、次のような、厳しい主張をしている。
会社に飼いならされた人間が社畜であるならば、解釈を広げれば国家に飼い慣らされる人間もいる。それが国畜だ。
国畜もまた「あなたたちは国畜である」と指摘されることを嫌う。
というより、自分が、そもそも国畜であることに気づいていない。
国畜は、ひたすらに自分だけが安穏に暮らせることを求めている。
国家を信じて、国家に判断を任せて、いわば飼い主に自分の判断を委ねている人間である[4]。
映画監督の伊丹万作(1900−1946)は、1946年に『戦争責任者の問題』という文章を書き、当時、戦争では、みんなが騙されていたという声が一般的な中、騙されたという日本人を痛烈に批判している。
伊丹はこう書いている。
「多くの人はだましたものとだまされたものとの区別ははっきりしていると思っているようであるが、それが実は錯覚」なのではないか、と。
つまり「騙しの専門家」と「騙される専門家」とは、はっきり分かれていたのではなく、「日本人全体が夢中になって互にだましたりだまされたりしていた」のである。
そのうえで伊丹は、“騙されることの悪”に言及する。
騙されたとさえ言えば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
しかも、だまされたもの必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず、
こと自体がすでに一つの悪である」ことを主張したいのである。
伊丹は、『騙されていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるろう」とも書いている。
つまり、「主体性がないこと、暴走する国家を止めることができないこと、自分のなかの
間接的な加害者性を自覚していないことが国畜の「最大の罪」なのだ[5]。
映画監督・伊丹万作は、次のように書いています(佐高信『石原慎太郎の老残』毎日新聞社、2007年、78~79頁)。
「だまされた者は正しいとは、古来いかなる辞書にも決して書いてない」、「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」と断定している。
そして、伊丹は、「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう、と喝破したのです。
伊丹:「だまされるということは、もちろん知識の不足からもくるが、半分は、信念すなわち意志の薄弱からもくるのである。
我々は、昔から『不明を謝す』という一つの表現を持っている。これは、明らかに知能の不足を罪と認める思想にほかならぬ。
つまり、だまされるということもまた一つの罪であり、昔から決していばっていいこととは、されていないのである」
伊丹:「そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切を委ねるようになってしまっていた、国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである」
だまされた責任を、だます側の罪で消すことはできません。
結局、簡単にだまされるほど愚かだったということなのです。
U 米国の対日洗脳工作による対米隷属支配戦略
(なわ・ふみひと の ひとくち解説 より抜粋・転載)
戦後、マッカーサーの率いるGHQを使って、世界の支配層が、わが国に対して
行なった、洗脳工作・WGIP(War Guilt Information Program)が、今では
完全に、日本国民の意識を「洗脳」してしまいました。
広島の原爆記念碑のそばに「二度と過ちは繰り返しません」と懺悔する言葉が掲げられているのも、まさにその現れです。まるで「日本がアメリカ様に戦争を仕掛けたのですから、空襲や原爆で被災したのも、すべて日本人が悪かったのです」と詫びているかのようです。
新型爆弾の威力を試す目的で、人口が密集した都市に原爆を落としたアメリカに対する批判の声は、今日でもマスコミでは全く聞かれません。
いまなお強力にコントロールされているのがわかります。
さらに今日では、世界支配層がテレビという強力なメディアを使って日本人の洗脳支配を進めている、というのがこの本で著者が述べている内容です。
人々がルイ・ヴィトンやグッチなどのブランド商品に憧れるのも、すべて支配層に操られているためだと分析しています。
マスコミの中枢には、そのようにして意図的に大衆を操っている人物たちがいるということを肝に銘じておきたいと思います。
ちなみに、私の見る限り、最も巧妙に操作されている媒体はNHKです。 (なわ・ふみひと)
(注釈)WGIP=ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
洗脳工作:日本国民に敗戦の事実を受容させ、各層の日本人に、彼らの敗北と戦争に関する罪、現在および将来の日本の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の理由と目的を、周知徹底せしめること。
[1] 前掲書『国畜』、7〜9頁。
[2] ノーム・チョムスキー前掲書、17頁。
[3] 前掲書、19〜20頁。
[4] 佐高信『国畜』KKベストセラーズ2008年、2頁。
[5] 前掲書『国畜』、7〜9頁。
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