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山崎拓元副総裁、亀井静香元金融相らが安全保障関連法案に反対表明会見 !
暴走する安倍政権下、今、最大の危機に直面をしている !
国民の意志を問うということが当たり前だ !
安倍政権は、それをしないで、国家の在り方、それをガラッと変えようとしている !
(blogos.com/:2015年6月14日より抜粋・転載)
6月12日、山崎拓氏(元自民党副総裁)、亀井静香氏(元金融担当相)、武村正義氏(元官房長官)、藤井裕久氏(元財務相)の4人が会見を行い、安倍政権が進める安全保障関連法案に反対を表明した。
4人は、かつて閣僚や党の要職を務めた経験に加えて、戦前生まれという視点から、安保法制関連法案について様々な意見が語った。
☆戦争を間接的に体験した者が、安保法案について意見を申し述べる
各氏の冒頭発言
山崎:今回の顔ぶれが揃いました経緯につきましては、元々御発声人が亀井静香さんでございますので、亀井さんからお話いただくことにします。
古賀誠先生もご出席の予定でしたが、やんごとなき事情がございまして、出席しかねるということになりましたので、私共4人で参上いたしました次第でございます。
我々の共通点は、戦前生まれであるということ。
藤井先生が、現在最年長で、82歳になられるんでございますが、武村先生が80歳。
亀井さんと私は同年の78歳でございます。
昭和11年生まれでございますので、戦争を間接的に体験した者が、この法案について申し述べるという形になろうかと思います。
かつて、自民党に籍を置いたものばかり。かつ、かなり幹部を務めてまいりました者でございますので。
そういう立場の者が今日出席させていただいたと。
そもそも論は、亀井さんからお話いただくことにいたします。
亀井:ご紹介をいただきました、あんまり評判の良くない亀井静香でございます。
先日、古賀さんも入って、5人で「メシでも食おうや」ということで、意見交換をしたわけでありますが。
☆暴走する安倍政権下、今、最大の危機に直面をしている !
その時、5人の共通の認識というのは、日本が戦争に
負けて以来、今、ある意味では最大の危機に直面をしていると。
そういう点で、我々の気持ちは一致をしておったわけであります。
今後、我々がジジイだからといって、こういう危機に黙っておるわけにはいかんと。
そういう意味で、共同記者会見ということで、我々の想いを政治の場におられる方々、国民のみなさん方に発信しようということになりまして、今日になったわけであります。
ご承知のように、日本は戦後、国際的に、いわゆる普通の国ではない国でいくということを、国政としてきたわけでございます。
それをいち内閣が、内閣だけで、これを変えてしまう。
ルビコン川を渡る。
そういうことにしてしまったわけであります。
当然ながら、ワニが出るか、サメが出てくるか、それを我々が制御することはできません。
今、イカダで渡るのか、泳いで行くのか、色々と細かい議論を国会でしておりますけれども、どうですか、みなさん。相手は制御できません。
相手が勝手にやってくるわけでありますから、必ず戦死者が出ます。
今、リスクがある・ないなんてことを言っておりますが、そんな生易しいものじゃない。
戦闘行為をやって、戦死者が出るのは当たり前の話。出ないということはありえません。
にもかかわらず、いち内閣がいち国会にそのことを、今議論をして決めようとしていますね。
☆国民の意志を問うということが当たり前だ !
安倍政権は、それをしないで、国家の在り方、
それをガラッと変えようとしている !
しかもね、いち国会でそれをやっちゃえと。
子どもが考えても、ムチャなことがまかり通ろうと、今してますね。
ある意味では、国会議員だけで、国政を変更するようなことを決めるわけにはいかない。
国会議員は、出てきたり引っ込んだり、そういう激しい移動もしている。
内閣も出来たり潰れたりしている。
こういう基本的な問題については、国民の意志を
問うということが当たり前だと思います。
子どもでも分かる常識です。
それをしないで、国家の在り方、それをガラッと変えようとしている。
私ども、戦前に足を突っ込んでいる政治家でもあります。
この際、そういうことで参ったわけでございますので、後ほどみなさん方から、色々なジジイが決起しようとしているわけでありますから、「もうちょっとね、杖を使ったほうがいいよ」などのご指導をいただければありがたいと思います。以上です。
藤井:どこかのテレビで亀井さんと対談をやったことがあるんですよ。
その時、アレを言えと。そのアレを言います。
まず、機雷がどうだとか、ああいう話は、極めて具体的過ぎる話でして、
根っこは何かというと、去年7月の集団的自衛権だと思うんですよ。
これがすべての根っこにあると思います。それから色々派生的なものが出ているんだと思うんですよ。
☆自公体制でやった集団的自衛権の文章は、極めてインチキなもの !
そういう意味から言いますと、「集団的自衛権ってなんだ?」っていうことから話をしなきゃならないんですが、それは端折ります。
が、去年7月に自公体制でやった集団的自衛権の文章は、極めてインチキなものなんですよ。
新3要件っていうけど、あれは個別自衛権の話なんですよ。
日本がもうどうにもならない時とか、それでも必要最小限だとか、単に方法がないとか。
これは個別自衛権の話なんですよ。
それでその頭に「他国が攻撃されても」とくっつけているだけなんです。
これを入れることによって「集団的自衛権だぞ」と言おうとしているだけのことであって、私は極めてインチキな文章だと思っています。
☆対等な軍事同盟が、集団的自衛権である !
あれは個別自衛権の話であるということを、まず申し上げられると思います。
そこでですね、「集団的自衛権ってなんだ?」って話ですが、これは完全に対等な軍事同盟です。
対等な軍事同盟が、集団的自衛権であるということをまず申し上げておきたいと思います。
日本は2回対等な軍事同盟を結んでいます。第1回が明治35年の日英同盟です。
第2回が昭和15年の日独伊三国同盟です。この2回しかありません。
戦後はありません。
私、岸さん(岸信介元総理)の下にいたもんで言いますけど、日米安保をやったのが、これだと言うんですが、ウソです。これはウソです。
なぜかというと、アメリカは日本を守る義務がある。
日本は土地を提供する義務がある。それができるかできないか。
ウソじゃないかと、当時私たちも言われましたけど、そういう建前で出来ておりますから、決して集団的自衛権ではありません。
戦後にやっている代表例がNATO条約なんです。
☆安倍さんは、ウソを言って、「どこの国も仮想敵国にしません」 !
そこで集団的自衛権と言いましょうか、対等な軍事同盟の特徴があります。
1つは、仮想敵国を必ず作ることなんです。
これをまた安倍さんは、ウソを言って、
「どこの国も仮想敵国にしません」って言うけど、これは集団的自衛権の本質なんです。
仮想敵国を作るということは。
例えば、日本の戦前で言うと、日英同盟は、旧ロシアを仮想敵国にしたわけです。
本当は、日独伊防共協定から始まっている話ですから。
なぜかといえば、当時のソ連を仮想敵国にするはずだったんです。
ところが、駐独大使の大島と駐伊大使の白鳥がヒットラーに言われて、そうじゃねえんだと。
民主主義国家もみんな敵にしちまえと言って、大ゲンカをやっているわけですよ。
その時、外務大臣をやった、有田八郎は、それで辞めているわけです。
要するに、仮想敵国は、本当はソ連だったんですが、現実には民主主義国家が、みんな敵になった。
それがアメリカとの戦争になるということですね。
☆軍事同盟だけに関係しているものについて、それが
やられた時には出ていかなければならない
もう1つは、軍事同盟を結びますと、軍事同盟だけに関係しているものについて、それがやられた時には出ていかなければならないと。
日英同盟の時は、地中海まで日本の軍艦が出て行っています。
それからNATO条約は、アメリカが入った時、どういうことがアメリカで議論されたかと言うと、ソ連が東ヨーロッパに侵入した時に、なんで俺たちが出なきゃいけないのかという話です。
だけど、それね、結局入りました。
従って、NATO条約はソ連が東ヨーロッパに侵入しても、
アメリカは出ていかなければならない。
そういう仕組みになっているわけです。
☆中国を敵視して、米国と同盟的な敵対的行動
をするのは、決して良いことではない !
じゃあ、中国がこれだけ出しゃばってきた、肥大化したのに、どうやって対応するかという話ですが、私は同盟的な敵対的行動をするのは、決して良いことではないと思っています。
例えば、日米同盟が出来たとする。
その時の仮想敵国は中国です。
こういうやり方をすることが本当にいいのかというと、私は良いと思っていません。
殴られたら必ず殴り返すんです。それが世界の常識であり、僕らの常識でもあるわけです。
だから、その対策はなんだといえば、やっぱり国連だと思うんです。
「国連は機能してないじゃないか」と言われますが、人種であり、人権であり、あるいは貧困であり、
そういう問題について国連は非常に役に立っているように思います。
国連の根っこは国際連盟ですが、作ったのはウッドロウ・ウィルソンですね。
この人は、第一次世界大戦というのは、セルビアとオーストリアの戦争だったんじゃないかと。
2国間の話が、なんで世界戦争になったんだと言うことを話しております。
その結果として、どうなったかというと、2国間の同盟とか、同盟に近い仲良くするやり方が
ダメなんだと。だから、国際連盟的な国際機関が大事なんだと。
そういうことを言ったのが、ウッドロウ・ウィルソンです。
肝心のアメリカが入らなかったというのは、実に変な話ですが、そういうことでございますね。
☆米国は肩代わりを求めている、少し日本がやれよ」 !
それからアメリカの話ですが、私は完全に、アメリカは肩代わりを求めていると思います。
肩代わりというのは、俺たちだけで世界警察官はダメだと。これはもうアメリカ人の意識ですよね。
「なんでイラクに行った俺の息子が死ななきゃなんないのか」と。
こういう話がずっと出てきているわけですから。
「おい、少し日本がやれよ」と。この話に尽きていると思います。
☆経済でも米国の肩代わり、日本に金融のバラマキを続けさせようと要望 !
本当のことを言うと、経済でも肩代わりを求めています。
アメリカは金融のバラマキをやめて、日本に金融のバラマキを続けさせようということですから。
2つの肩代わりを求めていますが、経済の話は今日はやめます。やめますが、肩代わりだということです。
アメリカが書いたものがあるんですよね。これは日本に出てこないんだけど、安倍さんが来たら、これだけは言うべきであるというのがあるんです。
1つ目に、彼は非常に間違った歴史修正主義者であると。これを直すような発言をしろ。2番目、じいちゃんの岸信介は周りと仲良くすることによって、俺の国は発展したと。それをやらなきゃダメじゃないかと。今までは、中国と韓国と仲を悪くしながらやってきたねと。これを言っております。
3番目に「自分の意見を言うな」と。日本国民の代表的意見を言えと言っています。
その例として、私はこの話をあまりしたくないんですが、天皇・皇后を見ろと。
沖縄へ行かれたと、サイパンに行かれたと、ペルーに行かれたと。
私たちはこれが、日本国民の代表だと思っているんだと。
そういうレーガンの文章があります。
☆安倍政権のやり方だと、日本は本当に間違った道を歩む !
こうした観点から、私は亀井さん、あるいは山崎さんが言われた「こんなことをやってたら、日本は本当に間違った道を歩む」ということで、ここに参加させていただいております。
―この続きは次回投稿します―
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