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今、公明党が追従する、自民党の本質 を示す、冤罪・大阪事件の事例 ! 2015-07-03 22:27:33
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4357.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 7 月 04 日 23:08:20: jobfXtD4sqUBk
 


自民党議員の報道批判は、民主主義への挑戦だ !

自民党の本質を露呈・証明か ?

今、公明党が追従する、自民党の本質を示す、58年前の大阪事件の事例 !

T 民主主義の根幹をなす言論の自由への重大な挑戦 !

(blog.goo.ne.jp/.:2015年6月27日 中日新聞より抜粋・転載)

 自民党議員からまた「暴言」が飛び出した。広告主に働き掛けて自分たちの意に沿わない報道機関を懲らしめるのだという。
民主主義の根幹をなす言論の自由への重大な挑戦であり、看過できない。

その発言は二十五日、安倍晋三首相に近い自民党若手議員が党本部で開いた勉強会であった。
出席議員が、安全保障法制を批判する報道機関について「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい。

文化人、民間の方々が経団連に働き掛けてほしい」などと、講師として招いた作家の百田尚樹氏に呼び掛けたのだ。

 勉強会は冒頭以外は非公開だったが、本紙を含めた報道を受けて安保法制関連法案を審議する衆院特別委員会でも問題視された。

浜田靖一委員長が発言はあったと確認し、「甚だ遺憾」と述べた。

 発言の背景には安保法案への反対が依然、国民の多数を占めることへのいら立ちがあるのだろう。

 しかし、「憲法違反」と指摘される法案を国民に理解しろということ自体、無理がある。
法案に批判的な報道機関に責任転嫁するような愚を犯すのではなく、なぜ自らの非を認めようとしないのか。

 報道機関の重要な収入源である広告の出稿を、広告主に要請して止めれば、報道側が音を上げ、権力が意のままに操れる。そう考えているのなら勘違いも甚だしい。

 表現や言論、報道の自由は民主主義社会の根幹をなす。権力による言論統制や言論弾圧が日本を破滅的な戦争へと導いたことを忘れてはなるまい。
自民党に限らず、政治に携わる者すべてが歴史を学び直すべきである。

 首相は遺憾の意を示したが、発言があったのは「党の正式な会合ではない」とも釈明した。

 そもそも国会議員は全国民を代表する公人であり、勉強会も党本部という公の場で開かれた。
正式な会合でないから、何を発言しても許されるわけではあるまい。認識が甘すぎるのではないか。

 勉強会では百田氏が、米軍普天間飛行場の「県内移設」に反対する沖縄県の地元紙、琉球新報と沖縄タイムスを「つぶさないといけない」とも述べた。
冗談では済まない。

一作家の発言だが、反論しなかったのなら同意したと受け取られても仕方があるまい。

 報道の自由に対する挑発、挑戦である。平和国家として歩み続けてきた戦後日本が重大な岐路に立たされている今だからこそ、沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきことである。

U 自公連立前、改革路線時代、  公明党創立者たちの権力に迎合しない革命精神


1. 日蓮大聖人の「立正安国」の闘争・誘惑の魔力を一蹴 ―省略―

2.公明党創立者の国家権力との闘争

公明党創立者・池田名誉会長の著作等から、国家権力との闘争体験・精神を抜粋する。

(1) 大阪事件:岸(安倍首相の祖父)・自民党政権下、

       国家権力とマスコミから創価学会への攻撃 !

私(池田大作)の逮捕は、全くの冤罪であった。参院大阪地方区の補欠選挙(1957年4月)で、最高責任者の私が、買収等の選挙違反を指示したという容疑である。

熱心さのあまり、戸別訪問をしてしまい、逮捕された会員がいたことに、私は胸を痛めていたが、買収など、私とはまったく関係のないことであった。

だが、新聞各紙には、「池田渉外部長を逮捕」の見出しが躍り、「創価学会の“電撃作戦”といわれる選挙違反に重要な役割は果たしていた疑い」などと、盛んに書き立てられた。

当時、マスコミは、当局の意向をそのまま反映し、選挙違反は、学会の組織的犯行であり、学会は、反社会的団体であるかのようなイメージを流していったのである。

当局は、逮捕した会員たちを脅し上げ、選挙違反は、ことごとく、私の指示であったする「虚偽の供述」をさせ、罪を捏造していった。

私への取り調べは、過酷を極めた。
夕食も抜きで、深夜まで責め立てられたこともあった。
手錠をかけられたまま、屋外に連れ出され、さらしもののようにされたこともあった。
すると検事は、遂に、罪を認めなければ、学会本部を手入れし、戸田会長を逮捕すると、言い出した。

脅迫にも等しい言辞である。
私はよい。いかなる迫害にも耐える。
しかし、先生のお体は衰弱の極みにある。再度の投獄ともなれば、死にも、つながりかねなかった。

私の苦悩が始まった。身に覚えのない罪など、認められるはずがない。
だが、わが師まで冤罪で逮捕され、まして獄死するような事態は、絶対に避けなければならない。

“権力の魔性”の陰険さ、恐ろしさを肌身で感じつつ、眠れぬ夜を過ごした。
そして、決断した。“ひとたびは、罪を認めるしかない。

そして、裁判の場で、必ず、無実を証明して、正義を満天下に示すことが賢明かもしれない”と。

その日から私の、まことの人権闘争が、「正義は必ず勝つ」との大逆転のドラマが開始されるのだ[1]。


(2) 自民党権力がつくった、冤罪事件を勝訴 ! 仏法者にとって難こそ誉れ!

逮捕から約1670日後の、1962年(昭和37年)1月25日、裁判所は判決を下した。

「池田大作、無罪!」遂に、冤罪は晴れた。正義の太陽は、闇を破って、大空に赫々と昇った。

ともあれ、“いかなる時代になっても、わが創価学会に対する迫害の構図は変わらない”。

しかし、仏法の鏡に照らせば、「難こそ誉れ」である。
邪悪と戦う大闘争心に「創価の魂」は、「師弟の精神」は、脈打ち続けるのだ[2]

3. 戦後の創価学会への弾圧は戦前の特高警察の人脈と深い関係がある !

(1)戦前の創価教育学会・牧口会長等への弾圧と思想検事の戦後への系譜

山形市内にある寺の一角。墓碑には、山口弘三と刻まれている。
創価学会の牧口常三郎初代会長を取り調べた主任検事である。

戦前、特高警察が検挙した思想犯を取り調べ、起訴する検察官は「思想検事」と呼ばれた。
山口弘三は戦前の思想検事の中で、“四天王の1人”に数えられるエリートだった。

創価学会への弾圧当時、牧口会長は山口を逆に折伏し、取り調べは遅々として進まなかった。
戸田理事長(当時)も一括の事件として取り扱われたので、主任検事は同じ山口であったと思われる。

牧口会長は1943年(昭和18年)11月20日に山口に起訴され、予審(戦前特有の裁判制度)に送られた。獄中で他界したのは、その1年後である。

思想検事暦の短い者はGHQの公職追放を免れ、戦後の検察界に2つの流れが生じていく。
一方は戦前の中心だった思想検事の生き残り組みである。

片や戦後に台頭した経済検事(脱税などの経済事件の摘発に従事)である。

この両派は、激しい勢力争いの火花を散らしていく。
思想検事閥の領袖となったのが、岸本義広である。戦前は血盟団事件などの右翼対策に従事した。

戦時中、東京地検の次席検事(1944年8月)、検事正(45年3月)になっている。

“帝都東京”の治安対策をしながら、創価教育学会弾圧事件の公判の進行状況について、報告を受けるべき立場にあった[3]。


(2)戦前の牧口会長・戸田理事長への弾圧と大阪事件の関係

1955年に法務事務次官になった岸本は人事権を掌中した。
主要ポストは自らの配下の人間にすげ替え、経済検事閥を追いやった。
その岸本派の竹原精太郎が大阪地検検事正の時代に「大阪事件」は起きたのである。

当然、ボスの岸本と直接、間接に連絡を取り合う関係にあったと考えられる。
“思想検事の系譜からたどるならば、戦前の学会弾圧と大阪事件は決して別々のものではない”のである。

56年に初めて国政選挙に打って出た創価学会。治安当局は、日本共産党と同様、学会を戸別訪問容疑などで全国的に取り締まったが、国連加盟で恩赦。その矢先にあった大阪地区の参院補欠選挙(57年)である。

「今度こそ」と検察当局が色めき立ったことは想像に難くない。
大阪事件の法廷で池田会長が対峙していたのは、目の前の検察官だけではない。

“その背後には、戦前から昭和の時代を貫く闇”が広がっていた。

池田会長の無罪判決は、狂気の思想弾圧で獄死した牧口会長、同じく獄に繋がれた戸田会長の仇を討つものでもあったのである[4]。


(3)戦争犯罪人が出獄して戦後保守政党(自民党の前身)を結成 !

冷戦の始まりとともに、アメリカは、日本の戦時体制を維持し、戦時中のエリートに権力を握らせようと決めていた。

そのため、「戦争犯罪人」を監獄から出してやった。

1948年12月24日、釈放された、A級戦犯容疑者は、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎など70名以上存在し、“戦後の政界・経済界・政界の黒幕など多方面の有力者”になった。

講和後の1958年4月、禁固刑のA級戦犯(賀屋興宣、白鳥敏夫、重光葵、橋本欣五郎などは後に衆議院議員となる)は、全員赦免になった。
1945年11月、保守政党の結成、再編が行われた。

日本自由党の資金は、戦時中に右翼の児玉誉士夫が海軍の「児玉機関」の長として中国で物資調達にあたった時の資産(裏金・時価4千億円)の一部をもらった。


(4)アメリカの資金提供等で長期保守政権(自民党)を実現 !

岸信介は日本に台頭する保守派の指導者になった。国会議員に選出されて4年も経たないうちに、国会内での最大勢力を支配するようになる。

そしていったん権力を握ると、半世紀近く続く政権党・自民党を築いていった。
このようにして、「アメリカの政策に従順な日本政府」の体質は、敗戦直後から着実に形成されていた。

そして、CIAが1950~70年代に日本の保守政権の安定化を図り、自民党や「左派穏健勢力」に繰り返し「資金提供」していた(違法資金)ことが、米国務省の「機密文書公開」で明らかにされている。

[1] 池田大作『随筆・桜の城』聖教新聞社2006年、90〜95頁。
[2] 池田大作『随筆・桜の城』聖教新聞社2006年、102〜104頁。
[3] 「池田大作の軌跡」編纂委員会『池田大作の軌跡第1巻』潮出版社2008年、89〜91頁。
[4] 前掲書、91〜92頁。

 

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