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NHK等が軽視、今国会の党首討論 !
憲法学者の「違憲」主張で安倍政権に逆風 !
頼みの維新の党も審議拒否 大幅延長も山崎拓・元自民幹事長ら4人、
安倍政権の安保法案に反対表明 !
安倍内閣・自民・公明の党幹部が懸命に詭弁を積み重ねる・ペテン師手法、ダ〜メよ !
1 今国会2度目の党首討論 !
(headlines.yahoo.co.jp:テレビ朝日系 6月17日より抜粋・転載)
今国会2度目の党首討論が行われます。
安保法制を巡って、民主党は、憲法学者の違憲発言を追い風に攻勢を強めています。一方の安倍政権は、国会の会期を大幅に延長して維新の党と修正協議に入る構えです。
★ 維新の党が、審議に応じず、委員会はストップ !
(政治部・安西陽太記者報告)
違憲発言で逆風の安倍政権にとっては、維新の党との連携を強めることで劣勢の流れを止めたいはずでした。
しかし、6月17日の安保法制の特別委員会では、維新の党が、審議に応じず、委員会はストップしています。
これは、農協改革の法案などを巡って与党と維新の党の間で行き違いがあったためです。安保法制を巡って、安倍政権としては、維新の党の独自案が出た段階で、修正協議に入る構えですが、なかなか前に進みそうにありません。
菅官房長官:「国対を中心に、十分にしっかりと対応してくれるだろうと思う」
このため、会期の延長幅について、17日朝の与党幹部会談では、今週の審議の状況を見極める考えで一致しました。
★ 与党内からは「9月まで大幅延長すべきだ」などとの声がある !
与党内からは「9月まで大幅延長すべきだ」などとの声が上がっています。
現在、与党と維新の党の国対委員長会談が始まっています。
なかなか思惑通りにいかない国会運営に、与党の閣僚経験者からは「維新の党に配慮しすぎだ」との指摘も上がっています。
U 山崎拓・元自民幹事長ら4人、日本記者クラブで会見 !
(朝日新聞デジタル 6月12日(金)13時37分配信より抜粋・転載)
山崎拓氏、亀井静香氏、藤井裕久氏、
武村正義氏、安倍政権の安保法案に反対表明 !
自民党で幹事長や閣僚を歴任した、山崎拓・元党副総裁(78)を含む元衆院議員ら4人が12日、日本記者クラブで会見を開き、衆院で審議中の安全保障関連法案に、「憲法解釈を一内閣の恣意(しい)によって変更することは認めがたい」などとして反対を表明した。
出席したのは、山崎氏と、自民党時代に政調会長を務めた亀井静香・衆院議員(78)
=無所属=、元新党さきがけ代表の武村正義氏(80)、元民主党幹事長の藤井裕久氏(82)の計4人。
いずれも戦前生まれ。武村氏、藤井氏もかつて自民に所属していた。
☆「不戦国家から軍事力行使国家へとの大転換を意味し、国策を大きく誤る」!
山崎氏は、改憲派として知られ、防衛庁長官や党安全保障調査会長などを歴任した防衛族である。
小泉政権下では、自衛隊海外派遣に関わった経験を持つ。
「不戦国家から軍事力行使国家へとの大転換を意味し、国策を大きく誤る」などとする声明を発表した。
☆ 今、最大の危機にある、黙っているわけにはいかない !
亀井氏は会見で、「日本が戦争に負けて以来、いま最大の危機にある。
我々がじじいだからといって、黙っているわけにはいかない」と述べた。
V 憲法を改定せずに解釈改憲しようとしている、憲法違背・憲法破壊の安倍政権 !
安保法制違憲判断に反論の余地はない !
安倍内閣・自民・公明の党幹部が懸命に詭弁を積み重ねる・ペテン師手法、ダ〜メよ !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/06/10より抜粋・転載
1)安倍政権が窮地に追い込まれている理由は、矛盾を押し通そうとしているからだ !
ものごとを崩壊させる原因は、「矛盾」である。
「矛盾」とは、「どんな盾も突き通す矛(ほこ)」と「どんな矛も防ぐ盾(たて)」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話に基づく故事成語である(Wikipedia)。
もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。
したがって、どちらを肯定しても、男の説明は、辻褄が合わない。
安倍政権が窮地に追い込まれている理由は、「矛盾を押し通そう」としているからである。
2)安倍氏は、以前、憲法改定を主張していたが、憲法解釈変更に転換 !
順風満帆(じゅんぷううまんぱん)にみえる安倍政権だが、矛盾を押し通そうとするなら、思わぬ転落に直面する可能性があるだろう。安倍晋三氏は、憲法改定を主張していた。
憲法を改定し、集団的自衛権の行使が可能にすることを提唱してきたのだ。
ところが、憲法改定のハードルは高い。
簡単に憲法を改定することができないことが分かった。
ここで、矛盾のない道筋を考える者であれば、憲法改定を実現させる道を、じっくりと見定める。
ところが、安倍晋三氏は、憲法を変えるのが難しいから、憲法を変えずに、中身だけを変えてしまおうとした。
3)憲法を改定せずに解釈改憲しようとしている、憲法破壊・違背の安倍政権 !
憲法の中身を変えるということは、実体としての憲法改定である。
憲法を改定せずに憲法を改定しようとしているのである。
これを矛盾と言わずして何と表現できるだろうか。
これは「おそまつくん」である。
安倍晋三氏、谷垣禎一氏が、懸命に詭弁を積み重ねるが、詭弁を重ねても、人を説得できる論理を構築することはできない。
潔く法案を撤回する決断を示せば、その見識に対する評価を得ることができる。
4)安倍内閣・自民・公明党幹部が懸命に詭弁を 積み重ねる事・ペテン師手法の連続 !
「過ちて改めざる、是(これ)を過ちと謂(い)ふ」は論語にある言葉だ。
憲法は国の基本法である。
憲法を基礎に置いて政治を行うことを「立憲政治」と言い、この考え方を「立憲主義」と言う。
「権力の暴走を防ぐ」ために、憲法に基礎を置く考え方が「立憲主義」である。
安倍政権が提案している安保法制は、日本国憲法に反している。
この点が問題にされているのだ。
歴代政府が、これまで示してきた憲法解釈に照らしても、安倍政権が、国会に提出した安保関連法案は矛盾する。昨年7月1日の閣議決定も憲法に反している。このことが問題にされている。
5)与野党推薦の憲法学者全員が 安保法案を違憲と主張 !
決定打になったのは、国会の憲法審査会で、自民党が推薦して招致した憲法学者が安倍政権提案の安保法制案を「違憲」であると断じたことだ。
安倍首相は、現状を冷静に判断して、法案を撤回するべきである。
それが、安倍首相にとってのぎりぎりの逃げ道である。
この判断を誤り、過ちに過ちを重ねれば、安倍政権は、転落することになるだろう。
6)安倍政権が根拠にする、砂川判決は、集団的自衛権を容認した判決ではない !
安倍政権は、1959年の最高裁砂川判決を正当性の根拠に持ち出すが、砂川判決は集団的自衛権を容認した判決ではない。
最高裁砂川判決は、「国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを憲法は禁じていない」として、自衛権を認めたが、集団的自衛権を認めたわけではない。
国連憲章第51条は自衛権として、個別的自衛権と集団的自衛権を明記し、日本政府は日本が主権国家として自衛権を有することから、集団的自衛権を有すると判断してきた。
しかしながら、「集団的自衛権については、憲法の制約からこれを行使できない」と判断してきたのである。
7)歴代政府は、砂川判決を元に、72年政府見解で、
「集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明言 !
歴代政府は、砂川判決を踏まえて国会答弁や政府見解を積み重ね、1972年の政府見解で、「集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」ことを明確に示し、爾来、40年以上、この見解を維持してきた。
安倍政権は、こうした経緯があるにもかかわらず、砂川判決を引っ張り出して「集団的自衛権の行使も許される」と言い始めたのである。
これに対して、憲法学者が一斉に「論理に無理がある」と批判しているわけだ。
8)歴代政府見解を歪曲し、詭弁に詭弁を重ねても詭弁にしかならない !
詭弁に詭弁を重ねても詭弁にしかならない。
安倍首相がここで矛盾を押し通そうとするなら、その矛盾によって、安倍政権は、崩壊することになるだろう。
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