★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6 > 4180.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
自民党の補完勢力・公明党、 虚しい右傾化抑止力の期待 ! 連立前、公明党の基本路線 は?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/4180.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 6 月 05 日 21:08:23: jobfXtD4sqUBk
 


自民党の補完勢力・公明党、虚しい右傾化抑止力の期待 !

自公連立前、公明党の基本路線と創立者の主張 !


(forum21.jp/?p: 宗教と社会の関係を考える・月刊誌より抜粋・転載)

投稿日: 2013年10月8日 作成者: okkotu

特集/国家主義台頭 ! 民主社会の危機と創価学会&宗教界

溝口 敦:ジャーナリスト

1)公明党に課せられた三つの役割
 公明党に課せられた役割は三つほどある。

@ 一つは創価学会名誉会長・池田大作に加えられる政治的、社会的な批判を未然に防ぎ、批判者を抑圧し、体を張って批判の拡大を阻止し、可能なかぎり池田の名誉を顕彰することである。
 公明党は池田が創立者だから、「池田を守る防波堤たれ」は公明党の当然の役割かも知れない。しかし、周知のように池田は9割方痴呆状態だから、世間が何を言おうと池田の耳目には届かず、池田は安静を保っていられる。その意味では痴呆症状が池田の精神の安定を実現し、病床が池田を外出の危機から救っている。公明党が池田を守る必要は大幅に減ったといえよう。

A 二つ目は、創価学会を守ることである。間違っても宗教法人法や宗教法人税制の改正を許してはならない。既得権益にどっぷり浸かっている創価学会としては、何がなんでも公明党に学会の利益を守らせなければならない。
 そして付け足しのようにして、

B 三つ目が、創価学会員の生活を守ることである。なぜ公明党が学会員の生活を守らなければならないのかといえば、学会員が、公明党や自民党の票の出し手であり、票の稼ぎ手であるからだ。道義的にも公明党は、学会員の利益を擁護しなければならない。
 おおむね学会員の経済レベルは、「中間層以下」と見られるが、「失われた10年、20年」の間に中間層の多くは、下位レベルに落ちた。
今や貧困化した学会員も増加したはずで、生活保護受給者も少なくないだろう。

 この学会員の生活を守るという公明党の性格から、同党は「庶民の党」などと呼ばれる。またこれに関連して、右傾化する自民党政治への歯止め役を公明党に期待する向きがある。

慶應義塾大学の草野厚名誉教授は、「参院選後の憲法改正は、必要だと考える私でも手続き(96条)の改正先行の安倍内閣には強い危惧を覚える。

自民党の憲法改正草案を詳細に読むと、国家主義の色濃い内容は、個人を尊重する公明党に相応しくない。体を張ったブレーキ役を期待する」としている。

 さらに、早稻田大学の吉村作治名誉教授は、〈それが出来るし、またやってきたのが与党の中にいるからこその公明党だと思うのです。「抑止力」と「推進力」、この二つを発揮してほしいです〉と述べている。


2)常態化する公明党による学会員利益の裏切り

 これら有名人が創価学会、公明党とどういう関係にあるのか詳らかにしないが、いずれにしろ彼らの期待は、間違いなく裏切られる点で虚しい。公明党による学会員利益の裏切りは常態化している。
 現に同党は生活保護の改悪に加担し、消費税の増税やTPPへの加盟にも賛成、集団的自衛権についても安倍政権への同調が確定している。

たとえば山口那津男・公明党代表は9月13日「報道ステーション」で番組の最後まで集団的自衛権に反対とは言わなかった。

 公明党が安倍内閣の右傾化路線にブレーキ役を果たせないのは、与党病に罹っているからとしか言いようがない。与党に乗っているのは公明党議員にとって快適でもあるし、また与党から離れるのは怖く、自信が持てないからだ。

 公明党は力の衰えを自覚している。

参院選比例区の公明党得票数を見ても、04年の約862万票を頂点に、以後07年、約776万票、2010年約763万票、13年約756万票と、回を重ねるごとに右肩下がりを続けている。
自民党もそれを承知し、公明党は他党と取り替え可能であり、いつか切り捨てる日が来ると見定めている。

 なぜ公明党は、衰えてきたのか。池田大作という中心軸の存在が年々希薄化していることにも関係しているのだが、票数稼ぎを信仰活動と信じられない学会員が年々増加している。

まして、公明党首脳部は、学会員の生活利益を裏切る安倍政権に寄り添うばかりで強く反対しない。

学会員の公明党離れが徐々に、しかし確実に進行するのは当然だろう。

 ただ公明党の救いは、池田が急死せず、ゆっくり枯れ木化していく病状の進行にある。このことにより学会員は池田がいない創価学会に少しずつ慣れていく。

換言すれば、これによりポスト池田に軟着陸でき、「巨星墜つ」という事態の急変に対応せずにすむ。
 しかし、池田の確実な死が数年後には迫っている。

池田の死が公表されたが最後、公明党の得票数は右肩下がりではなく、ガクンと急落する。
そのとき公明党議員の何人が生き残れるのか。生存率はとてつもなく低い。

 議員は、選挙に落ちてタダの人にはなりたくないから政権にしがみつく。
しがみついたところで自民党から立候補し、当選できるわけではない。

だが、とにかく公明党議員が公明党の限界を承知している以上、自民党に楯突くことは
恐ろしくて、できない。


3)学会員の生活や命は、公明議員保身の道具か ?

 公明党議員は学会員の中から候補に選ばれていながら、議員になったことで学会員から離脱し、いわばエリートに転じた。

国会議員に限らず、地方議員レベルでも事情は同じである。
当然、議員は並みの学会員とは生活レベルが違い、生活の利害を異にしている。
早い話、消費税が8%になろうと、10%になろうと、痛くもかゆくもない境遇になるのだ。

いわば「自分党」だが、これを叱責、罵倒する、池田氏の目はもう光っていない。


4)公明党は、権力迎合従属の連続だ !

 とはいえ、安倍右傾化路線にすり寄るのは、創価学会のためという言い訳がまるきり成立しないわけではない。

創価学会に限らず、宗教団体には、時の権力者に睨まれたら怖いという「恐怖感」
が根強くある。

公明党は、自民党政権に憎まれないよう、自民党に調子よく取り入っている、
それもこれも創価学会のためだ、という弁明は可能だろう。

 公明党議員は、もともと主義、主張があって議員になったわけではない。
「立身出世欲」があって議員になった。

したがって、彼らは議員になって、何をしたいという理想や目標を持たない。

彼らの目標は、議員である状態をできるだけ長く続けたいということに尽きる。
目標は政策の実現ではなく、自分自身の身分の維持なのだ。


5)公明党に右傾化路線への抑止力は期待できない !

 こういう公明党議員に、右傾化路線への抑止力を期待するのは、よほどの世間知らずか、隠れた意図を持っている人だろう。

客観的に見るなら、公明党は、「自民党の補完勢力」でしかない。


(参考資料)

T 公明党「中道革新連合政権」構想5項目

公明党初期(池田第三代会長時代):(島田裕巳『創価学会・もう一つのニッポン』139頁等):

@ 反自民党、反大資本、中道主義

A 平和・自立・中立政策に基づく外交政策、「日米安保条約の段階的解消」
在日米軍基地段階的縮小、

B 日本国憲法と議会制民主主義の擁護、

C 国民福祉優先の経済政策

D 政治経済の改革手段としての暴力革命・急進主義を否定し、漸進主義を選択する


U 自民党の一党支配を打破し、 新政権軸を目指す !

 (石田公明党委員長):

1993年7月、総選挙に臨む基本姿勢について、石田委員長は、「自民党の一党支配の下で、『政治腐敗が起こる 改革が叫ばれる 改革が実現しない 選挙で政権が動かない また腐敗が起こる』というような“悪循環”が何度となく繰り返され、今まさに政治不信はその極に達している。

この『“悪循環”を繰り返してきた最大の原因』は、“自民党に代わる政権の受け皿がなかった”ということであると思う」と日本プレスセンターで発言しました。

さらに、「政治を刷新して、緊張感を持たせる、また、政・官・財の癒着を断ち切るには、どうしても二つの問題が重要になってくる。

1つは“政権交代のシステム”であり、もう1つは“抜本的政治改革”だ」
と主張しました。

政権を選択できる、二大政党制をつくりたい !

(1998年8月:浜四津敏子代表)


V 自民党権力に迎合・屈服した公明党

魚住昭氏の主張:

(魚住昭『差別と権力』講談社2004年、295〜296頁より抜粋・転載)

後に、野中広務元幹事長が、自公政権作りを成し遂げた後、有力支持者の1人が「どうやって学会・公明党とのパイプをつくったんですか」と野中に聞いた。すると野中はこう答えたという。

「叩きに叩いたら、向こうからすり寄ってきたんや」
と著書にしるしている。

W 公明党・創立者・池田第三代会長の主張

☆真の民主勢力、平和勢力の公明党を迫害する勢力=反民主主義勢力、保守反動

公明党が誕生し、新しい日本の建設に立ち上がるや、「既成の権威」にしがみつく連中は、驚愕し、あわて、本気になってその進出をはばもうとしてきているのである。

(池田第三代会長『立正安国論講義』518〜519頁)。

☆1999年、反自民から大変質、自公連立路線へ !

自公連立前から圧倒的に有利な、最強の政権党・自民党を公明党が全国的選挙協力して、圧倒的有利な支配体制を構築して、民主政治の基本である「政権交代を阻止」し、「抜本改革を阻止」する路線に公明党は大転換したのである。


☆創価学会の前進が本格化、魔もいよいよ本格的となってきている感が深い !

創価学会の王仏冥合の前進が、本門の時代に入るにつれ、魔もいよいよ本格的となってきている感が深い(池田第三代会長『立正安国論講義』518〜519頁)。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
ペンネーム登録待ち板6掲示板  
次へ