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安保特別委:野党退席 !
「重要影響事態」岸田外相答弁に反発 !
元防衛官僚が、集団的自衛権行使容認を「いい加減」と批判 !
安倍首相の元参謀役の柳澤協二氏
(毎日新聞 2015年05月29日 15時02分より抜粋・転載)
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安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会は、5月29日午前の一般質疑で、
岸田文雄外相の「重要影響事態」に関する答弁を巡って紛糾した。野党各党は退席し、審議は開始から1時間で中断した。
重要影響事態では、自衛隊による他国軍への後方支援が可能になる。岸田氏は、答弁で、重要影響事態が、他国同士の紛争・戦争の発生を念頭に置いていることを前提に「軍事的な観点が全くなく経済面での影響だけで重要影響事態になることは想定していない」と説明した。
☆民主党:98年の外務省局長の「周辺事態」に関する答弁との整合性を追及
☆岸田外相:あいまい答弁繰り返し !
これに対し、民主党の後藤祐一氏は、1998年の外務省局長(当時)の「周辺事態」に関する答弁との整合性を追及した。
局長答弁が周辺事態を「軍事的な波及が日本になければ該当しない」と明確に述べているのに対し、岸田氏は「観点」という言葉を使用。
後藤氏は「あいまいな言葉を持ち出さないでほしい」などと迫った。
しかし、岸田氏が同じ説明を繰り返したため、野党各党は反発して議場を退席した。
政府は、重要影響事態について「日本の平和と安全に重要な影響がある事態」と定義し、現行の周辺事態法に基づく「周辺事態」と同様だと説明している。
関連法案では重要影響事態と認定されると、自衛隊は他国軍隊のために輸送、補給などの実施や不審船の検査などができるようになる。
☆民主党:安倍首相のヤジ、「反省が足りない」と批判 !
野党側は、安倍晋三首相が、28日の総括質疑で「早く質問しろよ」とやじを飛ばしたことにも反発を強めており、後藤氏は、29日の特別委でも「反省が足りない」と批判した。
これに関し、中谷元防衛相は特別委前の記者会見で「やじは議論の妨害になるので互いに慎まなければならない。
常に謙虚に丁寧にやっていく姿勢が大事だ」と指摘した。【青木純、飼手勇介】
(参考資料)
元防衛官僚が、集団的自衛権行使容認を「いい加減」と批判 !
安倍首相の元参謀役の柳澤協二氏
(news.livedoor.com : 2015年3月16日 より抜粋・転載)
◆不明瞭な政策目標のために、自衛隊員の命を危険にさらしていいのかと疑問視 !
ざっくり言うと、安倍首相の元参謀役だった柳澤協二氏が、首相の無知を批判している。
集団的自衛権の行使容認で防衛費増強が必要だが、財政的裏付けがないと指摘。
不明瞭な政策目標のために、自衛隊員の命を危険にさらしていいのかと疑問視。
防衛官僚出身、安倍官邸の元参謀役が、安倍首相の無知を批判 !
集団的自衛権は、コスパ(*)が悪い。
*コスパとはコストパフォーマンスの略で、価格と価値(費用と効果)を対比させた度合いのことで、価格(費用)に対して価値(効果)が高い場合「コスパが良い(高い)」、逆の場合は「コスパが悪い(低い)」という。コスパは、さまざまな業界・企業で使われるが、
一般消費者の使用という点では化粧品とPCパーツ業界での使用が多い。
2015年3月16日 20時30分 LITERA(リテラ)
防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式での安倍首相の訓示
(首相官邸HP「政府インターネットTV」より)
◆「戦争のできる」国づくりへひた走る安倍晋三首相 !
積極的平和主義などと称して「戦争のできる」国づくりへひた走る安倍晋三首相に
とって、この人ほど"いなくなって欲しい"目の上のタンコブはいないだろう。
柳澤協二氏、68歳。東大法学部卒で1970年に防衛庁(当時)入庁。
審議官、局長、官房長などを歴任し、2004年4月から約5年半、小泉→安倍→麻生と3代
の政権に渡って危機管理・安全保障担当の内閣官房副長官補として官邸の参謀役を務めた
バリバリの元防衛官僚だ。
この間に自衛隊のインド洋海上補給支援活動やイラク派遣などの立案にも携わった。
テロと戦争のプロである。
◆元防衛官僚・柳澤氏:『亡国の安保政策―
―安倍政権と「積極的平和主義」の罠』
そんな"左翼ではない"(というか身内だった)柳澤氏が、安倍政権の安保政策を徹底批判しているのだ。
昨年4月に『亡国の安保政策――安倍政権と「積極的平和主義」の罠』(岩波書店)を出版したのを皮切りに、新聞・雑誌等のインタビューやテレビ出演はもちろん、全国各地を回っての講演会を精力的にこなしている。
動機は、「かつて政府の中枢にいた人間の使命として、『おかしい』と思ったことは国民に伝えなければならない」からだという。
今年1月には新著『亡国の集団的自衛権』(集英社新書)を出したばかりだ。
◆安倍首相の「積極的平和主義」は、「空想的平和主義」だ !
長年、日本の防衛の最前線で実務を担ってきた人だけに、その筆致は、冷徹で異論
を挟む余地がない。
これを読むと、いま国会や与党協議で議論されている防衛論がいかに机上の空論であり、
安倍首相の言う「積極的平和主義」が「空想的平和主義」なのかがよくわかる。
◆自衛隊に、一体どれくらいの兵力が必要なのかの議論がまったくない !
例えば、集団的自衛権が必要な根拠として、同盟国であるアメリカと中国の間で
軍事衝突が起きたとき、中国に奇襲された米軍の艦艇を自衛隊が守らなくていいのか
という主張があるが、そのためにいったいどれくらいの兵力が必要なのかの議論が
まったくない。
柳澤氏の分析では、現状の4個護衛隊群では全然足りず、最低あと2個護衛隊群が
必要となり、西太平洋までの距離の長さを考えれば、ミサイルや弾薬の備蓄もいまの
数倍に増やさなければならないという。
◆外国にいる、米軍を守るため自衛隊が出動
したら、肝心の日本の防衛が手薄になる !
さらに言えば、アメリカの船を守るために自衛隊を出したら、肝心の日本の防衛が手薄になり、その分の補強も必要になる。
いずれにせよ、大規模な軍備の増強と防衛費の増加が想定されるわけだが、財政的裏づけに関する話がいっさいない。
ちなみに、備蓄増が必要な迎撃ミサイルだけでも1発数千万円もする。
安倍首相は、集団的自衛権行使を認めればカネが湧いて出てくるとでも思っている
のだろうか。
◆安倍首相は、日米の軍事力に大きな差があることすら理解していない !
安倍首相は、日米の軍事力に差があることすら理解していないフシがある。
日本政府が現行法では対処できないとして挙げた15の事例のひとつに「米国に向け我が国上空を横切る弾道ミサイルの迎撃」というのがある。
よく話題になるので知っている人も多いと思うが、迎撃は物理的に不可能なのだ。
北朝鮮からアメリカ本土に向かう長距離ミサイルを探知して弾道を計算できるころには、弾頭はすでにかなりの高度と速度に達している。
これを弾頭より速度が遅く、到達高度も低い迎撃ミサイルで撃ち落とすことは、
誰が考えても無理だと分かる。
◆イージス艦は、日本は6隻だが、米国には30隻以上もある !
◆在日米軍の方が自衛隊よりはるかに多くの弾薬を持っている !
◆安倍首相は、集団的自衛権などなくても情報共有できる事すら知らない !
◆柳澤氏の憤りの原点は、こうした安倍政権の「いい加減さ」にある !
(野尻民夫)
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