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長期自民党体制下、明治三陸地震・貞観地震による巨大地震・津波が原発の設計・
環境に考慮されていない !
多くの原発事故の警告を無視したのが、自民党体制下の国と東京電力だ !
集団的自衛権行使・安保法案での安倍内閣の答弁は信用できるか ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/05/25より抜粋・転載)
1)明治三陸地震で、津波の遡上高38メートルの記録がある !
反原発運動を展開してきた、広瀬隆氏は、2011年3月11日の原発事故が発生する半年前に、『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社)http://goo.gl/APSNbvという著書を刊行されている。
東北地方太平洋岸には、過去に何度も巨大津波が押し寄せている。
2)3・11の半年前に、福島原発にメルトダウンが発生する危険を警告 !
3)広瀬隆氏:津波対策を講じていない原発を『原子炉時限爆弾』と表現 !
4)何人もの警告を無視したのが、自民党体制下の国と東京電力だ !
5)対米隷属自民党体制下、無責任国家日本が実態だ !
6)警告を無視してきて、大事故発生なのに、「想定外」との弁明を繰り返した !
7)日本政府・東京電力は、IAEAの勧告や助言を活用した対策は取らなかった !
8)福島原発事故に対する国・東電の責任が厳しく指摘されたが軽視された !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
9)貞観地震津波の調査結果を一般公開したが、国・東電は軽視していた !
産総研は、調査結果を一般公開しただけではない。
原発の安全対策に資する目的のために、調査結果を提供していたのである。
2009年6月24日に開かれた総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計小委員会 第32回地震・津波、地質・地盤 合同WGで、産総研の活断層・地震研究センターの岡村行信センター長が、福島第一原発の津波対策不備を厳しく追及している。
この会合でのやり取りを以下に紹介する。
10)明治三陸地震・貞観地震による巨大津波が原発の設計・環境に考慮されていない !
○ 岡村委員 まず、プレート間地震ですけれども、1930年代の塩屋崎沖地震を考慮されているんですが、御存じだと思いますが、ここは貞観の津波というか貞観の地震というものがあって、西暦869年でしたか、少なくとも津波に関しては、塩屋崎沖地震とは全く比べ物にならない、非常にでかいものが来ているということはもうわかっていて、その調査結果も出ていると思うんですが、それに全く触れられていないところはどうしてなのかということをお聴きしたいんです。
○ 東京電力(西村) 貞観の地震について、まず地震動の観点から申しますと、まず、被害がそれほど見当たらない、ということが1点あると思います。
あと、規模としては、今回、同時活動を考慮した場合の塩屋崎沖地震で、マグニチュード7.9相当ということになるわけですけれども、地震動評価上は、こういったことで検討するということで問題ないかと考えてございます。
11)「日本三大実録」・城が壊れたという記述があるのに、なぜ考慮しないのか?
○ 岡村委員 被害がないというのは、どういう根拠に基づいているのでしょうか。少なくともその記述が、信頼できる記述というのは、「日本三大実録」だけだと思うんですよ。
それには城が壊れたという記述があるんですよね。だから、そんなに被害が少なかったという判断をする材料はないのではないかと思うんですが。
○ 東京電力(西村) 済みません、ちょっと言葉が断定的過ぎたかもしれません。
御案内のように、歴史地震ということもありますので、今後こういったことがどうであるかということについては、研究的には課題としてとらえるべきだと思っていますが、耐震設計上考慮する地震ということで、福島地点の地震動を考える際には、「塩屋崎沖地震で代表できる」と考えたということでございます。
○ 岡村委員 どうしてそうなるのかはよくわからない
んですけれども、少なくとも津波堆積物は、常磐海岸にも来ているんですよね。
かなり入っているというのは、もう既に産総研の調査でも、それから、今日は来ておられませんけれども、東北大の調査でもわかっている。
ですから、震源域としては、仙台の方だけではなくて、南までかなり来ているということを想定する必要はあるだろう、そういう情報はあると思うんですよね。そのことについて全く触れられていないのは、どうも私は納得できないんです。
○ 名倉安全審査官 事務局の方から答えさせていただきます。
産総研の佐竹さんの知見等が出ておりますので、当然、津波に関しては、距離があったとしても影響が大きいと。もう少し北側だと思いますけれども。
地震動評価上の影響につきましては、スペクトル評価式等によりまして、距離を現状の知見で設定したところでどこら辺かということで設定しなければいけないのですけれども、今ある知見で設定してどうかということで、敷地への影響については、事務局の方で確認させていただきたいと考えております。
多分、距離的には、規模も含めた上でいくと、たしか影響はこちらの方が大きかったと私は思っていますので、そこら辺はちょっと事務局の方で確認させていただきたいと思います。
あと、津波の件については、中間報告では、今提出されておりませんので評価しておりませんけれども、当然、そういった産総研の知見とか東北大学の知見がある、津波堆積物とかそういうことがありますので、津波については、「貞観の地震」についても踏まえた検討を当然して本報告に出してくると考えております。以上です。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「原発は時限爆弾抱えた産業」小泉元首相またエネルギー政策批判
(産経ニュース:東京2015.2.17より抜粋・転載)
小泉純一郎元首相は17日、都内で講演し、原発を「重要なベースロード電源」と位置づける政府のエネルギー政策をめぐり「原発はいつ爆発するかわからず、時限爆弾を抱えたような産業だ」と述べ、原発の再稼働を目指す政府の姿勢を批判した。
東京電力福島第1原発などの事故を引き合いに「原発は安全
で最もコストが安く、クリーンだというのは全部ウソだ」と強調。
「政治が原発の導入を決めたのだから、止めるのも政治が
決めればできる」と、原発ゼロの社会を目指すよう重ねて求めた。
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