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ウクライナ・中東の混乱が世界戦争の引き金になる !
立憲主義の大原則において、権力者といえども憲法に従うべきだ !
解釈変更閣議決定による憲法を破棄行動は、安倍政権の「反知性主義」だ !
歴史的には、集団的自衛権行使は、
大国による侵攻を正当化するものが実態 !
故に属国・日本は、戦争に巻き込まれる !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/05/23より抜粋・転載)
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1)副島氏と佐藤氏による、『崩れゆく世界 生き延びる知恵』が刊行 !
2)世界大戦の予兆 !迫り来る危機に、我々はどう立ち向かうのか !?
3)マスコミは、支配者が人民を操るために流布する「作られた情報」を報道 !
4)「全てを疑うこと」「自分の判断を持つこと」が必要不可欠だ !
5)良書を熟読したうえで、自分の判断、自分の見解を持とう !
6)政治思想考察の中心テーマは、「人権思想」だ !
7)自然法の思想は、永遠の「保守の思想」 !
8)リバータリアン思想は、「自分のことは自分でやれ」だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
9)最高の頭脳・インテリジェンス、『崩れゆく日本』の構成
はじめに 激変する国際秩序の構造 佐藤優
第1章 安倍”暴走”内閣で窮地に立つ日本
反知性主義で突き進む独裁政権の正体安倍官邸で暴走する安倍政権の危うさ戦争に突き進んでいく安倍政権・安倍独裁政権に歯止めをかけられるか
第2章 世界革命を目指すイスラム国の脅威、勃発するテロリズムとアンチセミティズム、イスラム国の実態と世界イスラム革命、激突する西側社会とイスラム圏の背後にあるもの、
第3章 ウクライナ政変で見えてきた世界大戦の予兆
大国ロシアと回廊国家ウクライナの命運、 日本人が知らないウクライナ政変の真実
ロシアを抑え込む寝業師プーチンの実力、 回廊国家ウクライナはこれからどうなるのか
第4章 オバマとヒラリーの激闘から読む世界の明暗
アメリカの思想対立で分かる国際情勢の明日
ヒラリー・クリントンが次の大統領になる
オバマ政権とキューバ・イラン・北朝鮮問題
今のアメリカ政界を動かす政治思想
第5章 行き詰まる日本経済−余剰の時代の生き延び方
ピケティ、マルクス、ケインズの思想と倒錯する経済政策
ピケティの『21世紀の資本』の思想を読み解く
資本の過剰とケインズ経済学
マネタリストと合理的予測派の倒錯
おわりに 反知性主義に陥る日本に怒る 副島隆彦
10)『崩れゆく日本』に今、私たちが知りたい事が、全て網羅 !
この構成を見て、興味をそそられない人は、いないだろう。
今、私たちが知りたいことが、すべて網羅されている。
そして、ひとつひとつのテーマに対して、正確で奥深い情報と洞察が提示される。
政治思想についてはさまざまな意見が噴出するだろう。
副島氏は自分の立ち位置を明確に示し、多様な主張、意見が存在することを踏まえて自説を明示している。
その主張、思想に共鳴する人もいれば、反論を提示する人もいるだろう。
それはそれでよいのである。
これがすべて、これでなければならないという理屈は、存在しない。
11)各種の主張の拠り所となる思想、背景を 正確に把握することが重要だ !
しかし、各種の主張の拠り所となる思想、背景を正確に把握することが重要である。
世界情勢は急変している。
そして、日本の外交政策が安倍政権によって強引に変更されている。
政治権力が暴走しないように、戦後の日本では、立憲主義の大原則が打ち立てられた。
憲法を定め、憲法の規定の枠のなかに、権力の行動を抑えるという方式だ。
12)立憲主義の大原則において、権力者といえども憲法に従うべきだ !
権力者といえども憲法の前には謙虚でなければならない。
そして、その憲法は、安易に変更されないための制度的歯止めがかけられている。
「硬性憲法」という仕組みである。
だから、安倍政権といえども、簡単に憲法を変えることはできない。
衆参両院の3分の2以上の議員による賛成がなければ憲法改定を発議できない。
このハードルは低くない。
13)安倍晋三氏は、橋下徹氏を国政に引き込み、憲法改定(改悪)強行を狙っていた !
安倍晋三氏は、橋下徹氏を国政に引き込み、憲法改定を強行することを目論み、この視点から大阪都構想に賛同していたが、目論見は、無残に散った。
憲法改定の実現は容易なことではないのだ。
そうである以上、政権は憲法の枠のなかで行動する責務を負っている。
ところが、安倍政権は、憲法改定が困難であると見るや、憲法を変えずに、憲法を破棄する行動に突き進んでいる。
14)解釈変更閣議決定による憲法を破棄行動は、安倍政権の「反知性主義」だ !
これこそまさに、安倍政権の「反知性主義」を象徴する行動である。
佐藤優氏は本書の冒頭で新しい戦争の構図を警告する。
米国が、イスラム国に対抗するために、イランと手を結ぼうとしていることの危険性を指摘する。
佐藤氏は、イスラム国には、内ゲバ体質があり、
イスラム国は、非イスラム国を打倒する前に、イスラムを騙(かた)る反革命である、シーア派をせん滅しなくてはならないと考えていると指摘する。
逆に、だからこそ、イランにとっては、イスラム国を封じ込めることが、死活的に重要になっているのだという。
15)米国とイランの連携の延長上で、「核不拡散体制が崩壊」しないか?
佐藤氏が警戒するのは、米国とイランの連携の延長上に、「イランの核保有」があり、その事態が生じる場合には、サウジがパキスタンから核兵器を調達し、他のアラブ諸国も核を入手または開発して、「核不拡散体制が崩壊」することである。
中東における、核戦争のリスクが、にわかに高まり始めているのである。
安倍政権は、集団的自衛権の行使として、ペルシャ湾での掃海活動への自衛隊派兵を視界に入れている。
16)米国が創作する戦争に日本が巻き込まれる可能性は十分ある !
米国が創作する戦争に日本が巻き込まれる可能性は明確に存在するのである。
真実の情報を入手して、私たちが真実を知り、日本の進路を定めなければならないのである。
(参考資料)
国民にあえてわかりにくくするやり方と驚くべき欺まん的考え方
立憲主義を無視する高村副総裁発言
1)本質は、集団的「他衛権」と 浜矩子教授が主張 !
憲法9条と集団的自衛権行使について、本質的議論を公表せず、個別事例の議論を
することは、国民にあえてわかりにくくするやり方である。
1972年政府見解は、憲法上、集団的自衛権を行使できないと
結論した見解であり、その見解をつまみ食いして、集団的自衛権
を行使できる根拠にする、安倍自民党のやり方は、
驚くべき欺まん的考え方である。―
(2014年6月13日報道ステーションより抜粋・転載)
今日ニュースステーションちらっと見たら、浜矩子さんが「集団的自衛権という言葉が混乱を生んでいる。本質は、集団的他衛権。」と発言していて、図星で笑ってしまった。
(Twitterkiwikaako (kiwikaako)より抜粋・転載)
今日の報ステも鋭い指摘。経済学者の浜矩子さん。集団的自衛権行使は「極めて限定的」というが歯止めは?に対し
自民・高村氏発言:「国民に選ばれたその時々の政治家ですよ」に対して、「勝手気ままな解釈で政治家に判断させないために、最高法規である憲法が縛っている。
その立憲主義を無視したことを、高村副総裁は、よくも言えたものだ」と。
(Twitterhiro027kiyo (原田ひろみ 清瀬市議:より抜粋・転載)
2) 歴史的には、集団的自衛権行使は、
大国による侵攻を正当化するものが実態 !
故に属国・日本は、戦争に巻き込まれる !
【東京新聞社説・後半部分】:
安倍首相は、きのう「日本人が乗っていない船を護衛できないことはあり得ない=護衛できる、とも述べた。ついに馬脚を現したという感じだ。
これでは、安倍首相の狙い、集団的自衛権の行使容認が、
日本国民の命をどう守るかではなく、米軍の軍事行動と
一体化することが主目的であると疑われても仕方があるまい。
集団的自衛権は、国連憲章で加盟国に認められた権利だが、安全保障理事会に報告されたこれまでの例を振り返ると、米国や旧ソ連など、「大国による侵攻を正当化」するもの
がほとんどだ。
そのような権利の行使が、平和主義国家の歩みと相いれるだろうか。
現実から懸け離れた事例を示して、お年寄りや乳児を抱えた母子を守らなくていいのかと情緒に訴え、一内閣の解釈変更で憲法の趣旨を変えてしまう。
平和主義を守り抜くというのなら、そんな政治手法をまずは封印する必要があるのではないか。
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