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「イスラム国・人質事件」政府報告書公表「救出損ねる誤りなし」と報告 !
検証委員会、有識者のメンバーは官僚・元官僚達で、安倍政権従属派ばかり ?
人質事件、安倍政権、3つの“過ち”検証 ! イスラム国人質事件
イスラム過激派研究の第一人者・ヨルダンのアブハニヤ氏の指摘 !
T 政府報告書公表
(毎日新聞 5月21日(木)21時51分配信より抜粋・転載)
<IS人質事件>「救出損ねる誤りなし」…政府報告書公表
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)による日本人人質事件の政府対応を検証する政府の「邦人殺害テロ事件対応検証委員会」(委員長・杉田和博官房副長官)が、5月21日、報告書をまとめ公表した。
★湯川遥菜さんの行方不明を政府が把握したのは、昨年8月
湯川遥菜(はるな)さんの行方不明を政府が把握した昨年8月以降の対応について
「救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」と結論付けた。
その上で、今後の課題として「現地の言語や情勢に精通した専門家育成など情報収集・
分析能力の強化が必要」と総括した。
★検証委員会、有識者のメンバーは官僚・元官僚たちで、安倍政権従属派 ?
検証委は、今年2月に設置され、内閣危機管理監や外務省、警察庁など関係省庁幹部で構成。
中東や危機管理の有識者5人の意見も聴取して報告書をまとめた。
安倍晋三首相や菅義偉官房長官、現地対策本部で指揮した
中山泰秀副外相らの聞き取りはしていない。
★昨年12月3日に、後藤さんの拘束を把握していた !
報告書は、事件を巡る経過を▽昨年8月の湯川さん行方不明発覚からフリージャーナリストの後藤健二さんを拘束した、犯行グループが、後藤さんの妻にメールで接触してきたことを政府が把握した12月3日▽12月3日から、湯川さんと後藤さんの殺害予告動画が公開された2015年1月20日▽1月20日以降−−の3期間に分けて記述している。
★安倍首相が、1月17日にエジプトで、IS対策として2億ドル支援を表明 !
安倍首相が、1月17日にエジプトで、IS対策として2億ドル支援を表明したことについては「非軍事の支援と明確にしている」などとして「内容・表現に問題はなかった」とする
一方、有識者の意見として「日本側の意図と異なるが、ISにより脅迫の口実とされた」
「善悪白黒の二元論ではなく、よりしたたかな発言を追求する必要がある」などを盛り込み、「今後、人質救出の可能性がある場合は、注目を集める対外的発信には十分に注意する必要がある」と指摘した。
政府は、2013年のアルジェリア人質事件の検証委報告書で、国際テロ情勢に関する分析体制強化や官民の情報共有などの対策をまとめており、菅官房長官は、5月21日の記者会見で「アルジェリア事件の教訓は生かされたと思う」と述べた。【樋口淳也、高本耕太】
U 人質事件、安倍政権、3つの“過ち”検証 ! イスラム国人質事件
イスラム過激派研究の第一人者・ヨルダンのアブハニヤ氏の指摘 !
人質事件についてのTBS報道特集内容
(threechords.blog134.fc2.com:2015年2月8日 より抜粋・転載)
人質事件 3つの“過ち”検証 !
イスラム国人質事件:youtube動画文字起こし
ナレーション:「なぜ、人質たちの命を救うことが出来なかったのか。
イスラム国の前身組織に拘束された外国人ジャーナリストの解放を仲介したというヨルダン人弁護士に話を聞いた」
ムーサ・アブドラ弁護士:「私はなんとしても命を助けたかったんです」
ナレーション:「ムーサ・アブドラ弁護士は、一昨年9月に、シリアで人質となったスペイン人ジャーナリストの解放交渉を依頼されたという」
アブドラ弁護士:「スペイン大使館の一等書記官から、人質の開放交渉を任されました。
そこで、人質の経歴を調べると、彼らがジャーナリストで、しかも人道支援に熱心だったことが分かりました。
だから、私はその点を積極的にアピールしたんです」
ナレーション:「そして、拘束から半年が経った去年3月、スペイン人ジャーナリスト2人は無事、開放された」
TBS・金平:「人質の開放と引き換えにスペイン政府が金を払ったというのは本当か?」
アブドラ弁護士:「知りませんね。私は知りません」
ナレーション:「交渉の具体的な中身は明らかにしなかった、アブドラ弁護士。
今回の日本人人質事件でも協力する意思を示したが、日本側からは何の接触もなかったという」
アブドラ弁護士:「日本側から連絡がなかったことをとても残念に思います」
☆日本政府が3つの重大な過ちを犯したと指摘
ナレーション:「最悪の結末に終わった日本人人質事件。
政府の対応に間違いはなかったのか?イスラム過激派研究の第一人者ヨルダンの
ハサン・アブハニヤ氏に話を聞いた」
ハサン・アブハニヤ氏:
「事件で分かったのは、日本が中東について、何も知らないということです」
ナレーション:「イスラム過激派についての著作も多いアブハニヤ氏は、日本政府が
3つの重大な過ちを犯したと指摘する」
☆日本の対応が遅く、すぐに人質の開放に向けて、動き出さなかった事が最大の過ち !
アブハニヤ氏:「最も大きな間違いは、日本の対応が遅く、すぐに人質の開放に向けて、
動き出さなかったことです」
ナレーション:「アブハニヤ氏が最初に挙げたのは、日本政府の対応のスピードだ。
政府は去年8月に湯川さんが行方不明であることを把握。
更に、11月には、後藤健二さんも不明となっていることを家族からの連絡で知っていた。
しかし」
共産党・小池:「現地対策本部が出来た時から、対策・体制は、どうなっているのか
ということを文書で送りました」
岸田文雄外務大臣:「基本的には、先ほど申し上げました十数名の増員は1月20日以降でありますので、1月20日以前は、本省、あるいは他の在外公館からの応援はなかった次第です」
ナレーション:「湯川さんが不明になったことを受けて、去年8月にヨルダンの日本大使館に現地対策本部を設置した日本政府。
しかし、その体制は、イスラム国による殺害予告があった1月20日まで強化されることはなかった。
(*ヨルダンは有志連合参加、イスラム国と敵対している国。
中立的なトルコ等と協力する方法が、人質救出方法の常識)
さらに、政府は、犯行グループの特定にも時間を要していたことが明らかになった」
民主党・辻元:「総理、やっぱりね、この1月20日にビデオでああいう形で公開される前ですね、ここが勝負だったと思うんですよ。
で、やはりここで非常に大きなですね、反省をしなきゃいけない。
結局、相手も特定されていなかったということが、
今日明らかになったわけですが、総理、どのようにお考えですか?」
安倍晋三総理大臣:「残念ながら、我々はこの20日以前の段階においては、ISILという特定も残念ながらできなかったわけでございますし、また、ISIL側からですね、我々政府に対する要求というものについては、我々政府に対する要求ということでは、なかったわけでございます」
☆過ち2つ目、安倍総理による中東諸国の訪問
ナレーション:「アブハニヤ氏が2つ目に挙げた過ち。
それは、安倍総理による中東諸国の訪問だ」
☆過ち3つ目、イスラム国対策として、日本が2億ドルの人道支援を表明した事 !
アブハニヤ氏:
「もう一つの過ちは、イスラム国対策として、日本が2億ドルの人道支援を表明したことです」
安倍「大切なことは、実際にこの過激主義、ISILを中心とする過激主義と。
ヨルダンをはじめ多くの国が戦っているんですから、彼らに対して、明確にその支援をしていく。
そして、日本は人道支援をしていく。
このメッセージを発していくのは当然、日本の役割だろうと、このように考えたところでございます」
☆安倍首相が、テロ対策などを掲げて、中東を訪問することは、控えたほうが賢明だ !
アブハニヤ氏:「日本と中東諸国は、長く友好的な関係が続いてきました。
日本はこの関係を今後も維持していくべきだと私は思います。
テロ対策などを掲げて、中東を訪問することは、控えたほうが賢明だと思います」
☆過ちは、日本が現地対策本部をヨルダンに設置したこと
ナレーション:「そして、最後に挙げた過ち。それは日本が現地対策本部を有志連合参加・ヨルダンに設置したことだと言う」
アブハニヤ氏:「誰が決めたか知りませんが、最初から交渉のパートナーに
ヨルダンを選ぶべきではなかったのです」
☆人質救出方法の常識、
中立的なトルコに交渉を依頼すべきだった
☆身柄交換交渉は、途中までうまくいっていた
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