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小沢代表の見解:憲法記念日にあたって(談話)〜「憲法改正」を超えて復古的体制
をめざす安倍政権〜解釈改憲で、現行憲法を骨抜きにし、戦前並み・
新憲法制定を狙う安倍政権 !
(www.seikatsu1.jp/ より抜粋・転載)
生活の党と山本太郎となかまたち:代表 小沢一郎
☆憲法には、安定性と硬質性が求めらる
本日、日本国憲法は施行から68年を迎えました。
憲法とは、国と国民の生活を守るために国民自身が定めたルールで、あらゆる法律や制度の基本となるものです。
したがって、そこには自ずと安定性と硬質性が求められます。
憲法96条が両院の総議員の3分の2以上の賛成を憲法改正の発議の要件としているのも、憲法の基本理念を否定するような安易な改正は認めないとしているからだと考えられます。
☆国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調の四大原則は、堅持すべきものだ !
そういう意味からも、憲法前文で謳っている、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調という日本国憲法の四大原則は、現在においても守るべき人類普遍の考え方であり、また、国連憲章とも整合性がとれており、引き続き堅持すべきものであります。
一方で、何が何でも憲法を改正してはならぬというのもおかしな話で、旧来の護憲・改憲論議というのはあまり意味がありません。
国の行く末や国民の生活を守っていく上で、時代の変遷や世界情勢の変化によって憲法の条文が機能しないような状態になった場合には、当然国民が自分たちの判断でこれを変えることは許されるものであります。
☆自民党の憲法改正草案は日本国憲法の基本理念を否定する考え方である !
しかし自民党の憲法改正草案をみると、国家あっての国民という視点に立ち、日本国憲法の基本理念を蔑ろにし、否定する考え方になっており、到底賛同できるものではありません。
これは、憲法改正の限界を超え、改正というよりも、むしろ全く新しい憲法をつくろうというものです。
自民党が現在やろうとしている「改正」は、日本国憲法の理念を抜本から覆すという意味で現憲法との連続性が無く、しかもその内容は、大日本帝国憲法よりも「復古的」ともいえるものとなっています。
☆安倍政権は、集団的自衛権の行使容認の閣議決定等憲法無視の暴走
しかし安倍内閣は、このことを正面から打ち出すと、さまざまな抵抗があり波風が立つため、あれこれ手を変え、品を変え、言葉を労して、なし崩し的に実質的な憲法改正を行っています。
昨年夏の集団的自衛権の行使容認の閣議決定は、まさにその最たるものです。
そして政府与党は今、集団的自衛権の行使に踏み込んだ、法制度を作ろうとしています。
これは憲法を完全に無視したやり方であり、法治国家・民主主義国家として決して許されるべきものではありません。
安倍首相が本当に日本のために集団的自衛権を行使する必要があるという信念を持っているのであれば、正々堂々と憲法9条の改正を国民に問うべきです。
政府は姑息な手段を講じるのではなく、正面からの政治運営を心掛けるべきです。
☆なし崩し的に既成事実を積み重ねていく方法は、まさに戦前の昭和史と同じ
こうした正々堂々の議論を避け、うわべの言葉でごまかしながら、なし崩し的に既成事実を積み重ねていく方法は、まさに戦前の昭和史と同じです。
「ここまで来てしまったのだから、もうしょうがない」。
そういうことの繰り返しで、日本は、ずるずるとあの不幸な戦争へと突入していったのです。
このような安倍首相の手法は、必ず国の行く末を誤り、国民の生活を破綻させることになると危惧しています。
日本国憲法の理念の根本は国民主権です。これは自由な意思を持つ市民の自由な議論によって得られた合意に基づき共同体国家がつくられ、その共同体国家を規制し、自分たちの生活を守るためにつくる最高法規こそが憲法だというものです。
その根底には、個人の自由な意思表示というものがあり、これが憲法上の一番大事な原則になっています。
このことを国民一人ひとりが今一度しっかりと理解し、きちんとした自己主張を展開すべき時にさしかかっているのではないでしょうか。
そのくらい今の日本は、危機的状況にあります。憲法改正についても、誰かによって誘導されたり強制されたりするのでは国民主権ということには決してなりません。
(参考資料)
小沢一郎代表&小林節慶大名誉教授「自民党改憲批判」の迫力
(2015年4月22日 10時26分 日刊ゲンダイより抜粋・転載)
☆解釈改憲で、現行憲法を骨抜きにし、戦前並み・新憲法制定を狙う安倍政権 !
解釈改憲という禁じ手で、現行憲法を骨抜きにし、その先には憲法改正どころか、新憲法制定をもくろんでいる安倍政権の動きが露骨だ。
自民党の船田元・憲法改正推進本部長は、4月18日、憲法前文に安倍首相が掲げる「積極的平和主義」を書くことに意欲を示し、憲法改正の手続きを定めた96条も国民投票にかけて、改正を目指すことを明言した。
そんな折も折、注目されたのが4月20日、憲政記念館で開かれたシンポジウムだ。
☆シンポジウムで、安倍政権の横暴、危険性を浮き彫りにした !
堀茂樹慶大教授が司会し、パネリストとして、樋口陽一東大名誉教授、小林節慶大名誉教授、生活の党の小沢一郎代表が顔を揃えた。
そこでの議論はまさしく、安倍政権の横暴、危険性を浮き彫りにしたのである。
まず、小沢代表はこう言った。
「集団的自衛権よりも個別的自衛権の拡大解釈の方が問題だ。先の戦争も日本人の生命、財産、権益を守るためとされた。
個別的自衛権の領域でした。
今回も邦人救出というが、世界中にいる日本人の命が危ないとなれば、勝手に自衛隊を出せるのか。
その国の了解を得て、などと言うが、了解を出せるような政府であれば、そもそも紛争地域になっていない。
そういうところに自衛隊を出すということは日本の権益を守るために出兵した戦前となんら変わらないわけで、個別的自衛権の拡大を大変危惧しています」
☆ 小沢代表は集団的自衛権の陰に隠れた盲点を突いた !
小沢代表はまさしく、集団的自衛権の陰に隠れた盲点を突いたのである。
小林節氏もケチョンケチョンに安倍・自民党を批判した。
☆ 憲法は権力者を縛るものという基本が理解出来ない、多数の自民党議員と安倍首相 !
「国会などに呼ばれて、そもそも憲法は権力者を縛るものですよ、と言うと、自民党議員は“私はそういう憲法観じゃない”と言う。
議論の前提となる知識を共有していない憲法論議はむなしい。これを専門家の横暴というのであれば、向こうはド素人の怠慢だ。
船田氏は96条改正に言及しているが、憲法は権力者を縛るもので、権力者とは国会の多数である。
その権力者が国会発議の条件を3分の2から2分の1にしようというのは、不見識の極みである」
この意見に樋口名誉教授も賛意を示し、堀教授は「相手(自民党)は本気だ。
真剣に議論しなければいけない」と結んだ。
こういう議論がなされているということをメディアはもっともっと報じなければいけない。
シンポジウムで、安倍政権の横暴、危険性を
浮き彫りにした !
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