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元公明党委員長・矢野純也氏の告発:
『乱脈経理』が明かした創価学会の本性―池田大作を守るためなら手段選ばず―
肝心な書類は国税庁への提出を拒否 ! 不都合な書類は「なくす」 !
自民党と連立・全国支援の内幕 ? 公明党・創価学会からの反論はないのか ?
(第2回)
(ryugenji-novel11olo1.blog.so-net.ne.jp/2011-11-16-より抜粋・転載)
過日、元公明党委員長の矢野純也氏が、一冊の本を出版した。
『乱脈経理』と題された本は、矢野氏自身が国会議員時代に書き溜めた、
百冊近くにものぼる「黒革の手帖」の記録に基づき、まとめられたものである。
★創価学会の金庫事件・「ルノワール事件」・損失補てんの問題等、
★「一億七千万円捨て金庫事件」
★「黒革の手帖」:創価学会と国税庁との攻防の一部始終 !
★これが公益法人のする事か !?
―乱脈経理の隠ぺいに狂奔した学会―
★税務調査び先延ばしを要求
以上は、前回投稿済みです。以下はその続きです。
★肝心な書類は国税庁への提出を拒否
また、こんな記述もある。平成二年九月十九日のことである。
≪八尋副会長・弁護士:「やはり本部会計にさわられると、まずい。
対応できない。六日の話、秋谷会長と詰めてきたが、墓苑については、三点セット(※収支計算書・貸借対照表・財産目録)出してもよい。本部は収支計算書のみ、後の調査はなしにしてほしい。
墓苑も調査されるとまずい。
色々説明できない支出があって。
創価学会本部は、財産目録出せない。
問題は、現物(絵、その他など)がどこにあるかだ。
預金も同様、特金(※特定金融信託。創価学会は、バブル期に特定金融信託で資金運用を行い、バブル崩壊で生じた損失に対して、証券会社から四億六千五百万円もの補てんを受けた)もまずい。
第一庶務がらみは、聖域の中の聖域、私もさわれない。
だから調査なしでお願いしたい」(中略)≫
★池田氏が後ろで指示を出しているのか ?
国税庁は、創価学会本部の公益事業会計(※本来は非課税の部分)の三点セットの提出を求めているのに、創価学会側は、三つのうち収支計算書一つしか出せないという。
出せるのは、公益事業会計ではなく、墓苑事業会計の二点セットのみ。
池田氏の公私混同が疑われている、絵画などの美術品を含む財産目録は
むろんのこと、創価学会の預金や特金、第一庶務がらみの経理も出せないときた。
池田氏が後ろで指示を出しているのだろうが、こんな「ないない尽くし」では、国税庁側が
飲む訳がない。
しかも八尋副会長・弁護士も了解していた墓苑についてすら、「調査されるとまずい」と言い出したのだから、ゼロ回答どころかマイナス回答だ。
八尋氏が豹変したのは、もちろん池田氏が、墓苑調査に反対しているからだが、
それには事情がある。
★書類提出拒否の狙い:「裏金作り」、「バックペイ」、「裏金工作」のインペイ
私が聞いたところでは、創価学会は、これまで墓苑の土地購入などのために、地元の有力者に工作資金を払ったりしており、その資金をねん出するために、「裏金作り」をしてきたという。
それ以外にも創価学会関係者への「バックペイ」の噂もあって、私のところへかなり克明な投書すら来ていた。
墓苑事業会計を調べられると、そういう「裏金工作」がわかってしまう
恐れがあると考えたようだ。
★―仮払金等処理の不都合な書類は「なくす」―
一〇月十四日(※平成二年)、レストランの個室で会った、副会長・弁護士・八尋氏は、いつも気難しい顔に戻っていた。
八尋氏は一般管理費の中の「仮払い」の処理について頭を痛めていると打ち明け、「仮払いからも池田氏がらみの褒賞激励費(※池田が、その時々に職員などに配った“金一封”)が出ている。
仮払いを国税庁から突っ込まれると応答できない」と顔をしかめた。
仮払いの金額は相当額に上っていたようで、八尋氏は「一般管理費だけでコンピューターでソート(分類)して一覧表を作り、領収書などはコピーで・・・・・・。
でないと結局、すべてを見せることになってしまう。
仮払いはなくす方向だ」と話していた。
要するに一般管理費から仮払いを削除し、伝票や帳簿を改ざんする、ということだろう。
また伝票と引き換えに金を出す聖教新聞社の「受け払い」伝票を調べたところ、ここにも第一庶務がらみの、表に出せない金が入っているとのことだった。
そこかしこに、池田氏がらみの支出があったということだろう。
また、創価学会の理事会議事録も国税庁に提出できないと、八尋氏は話していたが、
これも同じような理由からだと思われた。
★―公明党でも書類を改ざん―“池田名誉会長宛
に多額の寄付や贈り物”が届けられていたから
改ざん行為は、創価学会だけでなく、公明党にも及んでいた。
第二次調査(※平成三年九月開始)の対象には公明党も含まれていたが、実は公明党については、第一次調査が始まる前の段階で、「資料の改ざん」が済んでいた。
なぜ改ざんが必要だったかというと、公明党議員や党本部から、
“池田名誉会長宛に多額の寄付や贈り物”が届けられていて、
その痕跡を消す必要があったからだ。
★「P献金」:お礼の意味で池田氏に
多額のお金をお届けする事
まず議員の寄付についてだが、私も議員を辞めたときに、感謝の意味でまとまった金額を池田名誉会長宛にお届けしたことがある。
他の議員も同様にしていた。
また選挙で当選すると、私たち国会議員はお礼の意味で池田氏にお金をお届けした。
その他、池田氏の外遊やお祝いごとの都度、池田氏にお金や品物をお届けした。
★「P献金」が、池田氏の個人収入なら、
申告して税金を払っていたのだろうか ?
お届けするといっても、池田氏に直接渡すのではなく、「第一庶務という秘書集団」にお願いする。
第一庶務のほうでも、議員の当選時にそれとなく催促してくる。
池田先生のお陰で議員にしていただいたのだから、払うのは当然だ、という感覚なのだろう。
これがいわゆる「P献金」だ。「P」は「プレジデント=池田氏」の略である。
寄付したお金がその後、どこに流れたか定かではない。
仮に池田氏の個人収入になっていたとしたら、池田氏は申告して税金を払っていたのだろうか。
もし税金を払っていなかったら、池田氏が、「脱税」に問われかねない。
党としてはP献金関連の報告書や学会第一庶務からの連絡メモといった、池田氏がらみのもろもろの書類をすべて破棄しなければならなかったのである。
★―議員からも搾取する池田大作氏―
「P献金」については、次のような記述もある。
一〇月一日(平成三年)、神崎国対委員長ら公明党幹部との会合があった。
神崎:「軽井沢で池田名誉会長が“浅井、伏木(和雄)は五〇〇万(円)市川は一〇〇〇万(円)。
実績のない人は持って来い”と言った。矢野さんは功があるから寄付リストに名前見ない」
皆、唖然としたり、ブスッとしたり、
伏木:「五〇〇(万円を寄付)する。だが・・・・・・」
浅井:「(私は)二〇〇(万円)する」≫
議員たちは、後で「創価学会は、お金がうなっているのに、
俺たちから取り上げてどうするつもりだ。サドだ。イジメだ」
と憤慨していた。
実際に、各氏が寄付したかどうかはいちいち聞いていないが、これがいわゆる、「P献金」の実態である。
私自身、池田氏から「働きが悪い」との理由で、ペナルティーとして「金を持って来い」と言われたことがあるが、それまで何回もあった。
本来、宗教における罰金とは、罪障消滅を目的としたもののはずだが、
創価学会の場合は、罰金を科すことも金額も、「池田氏の気分」
次第で決まるのが、実態だ。
このときの寄付リストに、私の名前は載っていなかったものの、他の議員が寄付するのに、私だけ寄付しないと、後で池田氏から「矢野は思いあがっている」などと怒られるのがおちなので、私は後日、銀座の「和光」で、名誉会長用のセーターを十二万円で購入し、お礼名目の「二〇〇万円」と一緒に、第一庶務に届けた。
★―あるべき姿を失った創価学会・公明党―
繰り返すが、創価学会は「宗教法人」である。
公益法人として、公序良俗にしたがい、「明朗会計」に努め、納めるべき税金は、納めるべき立場にある。
また、公明党は、天下の公党であり、公明党議員は、公僕である。国民の負託も応えるのがその役割であり、一個人・一団体の利益のためだけに便宜を図ることなど、本来許されるはずがない。
ところが、矢野氏の本によれば、実際にはこの体たらく。
創価学会は、もっぱら池田大作を守るため、「乱脈経理」の
隠ぺい・改ざんを行い、その時間かせぎのために、国税庁の
査察を先送りさせようと画策し、さらには、
求められた会計書類の提出すら拒んだ。
そして、矢野氏ら公明党議員は、公僕たるべき立場も顧みず、
創価学会なかんずく池田大作を守るため、身を粉にして
働いたばかりか、池田に言われるがままに、あるいは、
覚え愛でたきを願って、金まで貢いできた。
そして、その事実を隠ぺいするため、公明党の資料も改ざんした、というのだ。
常人にとっては、これだけでも驚天動地の心境であろうが、矢野氏の本には、この他にも、まだまだ
驚くべき創価学会・公明党の「醜い実態」が暴露されている。
創価学会も公明党も、池田大作のために存在しているようなものである。
その創価学会・公明党に、宗教法人としての特権を与え、公党としてのキャスティングボートを握らせておく、などということは、もはやできまい。
私たちは今こそ、“創価学会・公明党の醜い実態”を、声高に訴えていかねばならない。
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