http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/3933.html
Tweet |
世界最大の地震国として十分な規制基準かどうかを議論すべきだ !
福井地裁が、画期的な判断を、上級審がどう判断するか監視しなければならない !
原発再稼働反対、憲法破壊反対、辺野古基地建設反対、TPP参加反対の国民の意思を
反映させる政権を構築しなければならない !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/04/16より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)新著、「日米開戦の正体」、史上最悪の愚策を解き明かす
2)孫崎亨氏の著書、「安倍政権の暴走と自主独立への提言」
3)『小説外務省』で、尖閣問題の真相、深層を抉り出す !
尖閣問題の真相、深層を抉り出す、主要論点を網羅したノンフィクション小説である。
このなかに、孫崎氏の精力的な活動の底流にある、哲学を垣間見せてくれる記述がある。
「木阿弥の一族にとっては、何より大事なのは、まず自己の自己に対する誠実であって、
〔中略〕外に対する器用さは、己れの心にたがうことを行うのを恐れる」という考え方は、
西京寺の中でゆるぎない人生の道標になっていた。」西京寺とは、小説のなかでの孫崎氏の名である。
4)孫崎亨氏の理念:「自己の自己に対する誠実」
5)「改革」の中身が、「弱肉強食」と「共生」のどちらなのかが重要だ !
6)日本を改革するために、どのような政治の変化と政治活動が必要なのか ?
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)福井地裁が、画期的な判断を、上級審がどう判断するか監視しなければならない !
原子力規制委員会が、規制基準を定めて、この基準をクリアした原発を再稼働させる。
単純化すれば、安倍政権が実行している原発政策は、こう要約できる。
安倍政権は、その規制基準が世界でもっとも厳格であると主張する。
その「厳格な基準」を満たすのだから、「安全」だとするのである。
しかし、そこには、論理のすり替えがある。
「厳格な基準」と「安全」を、短絡的に結びつけることは、合理性を持たない。
「もっとも厳格」の意味は、規制の数値が高いということだけを意味するものだ。
しかし、規制の数値が高いのは、日本が世界最大の地震国だからなのである。
家を建てるときの基準を考えてみよう。
8)世界最大の地震国として十分な規制基準かどうかを議論すべきだ !
強固な地盤の上に建てる家の基準と、砂丘の上に建てる家の基準で、砂丘の上の基準が厳しく設定されているからといって、「安全」だと言えるのか。
強固な基盤の上の基準よりも厳しい基準となっていても、その基準が、砂丘の上に建てる家を堅固にする基準になっていなければ意味がないのだ。
日本の基準が地震のない国の基準より厳しくなるのは当たり前のことだ。
問題は、その基準で、日本で発生する地震に耐えられるかどうかなのである。
福井地裁の樋口英明裁判長が強調し続けているように、原子力規制委員会が設定した規制基準は、「絶対安全」を保証する水準からは、かけ離れているのである。
9)今の規制基準は、「絶対安全」を保証する水準からは、かけ離れている
そのような基準で原発を再稼働させることは、生命、自由、及び幸福追求に対する国民の権利を侵害するものであるから、憲法解釈上、許されない。
これが樋口英明裁判長が明示した判断である。上級審が、この正当な判断を覆すかもしれない。
日本の司法権力は独立した権力ではなく、政治権力の支配下に置かれる権力だから、司法の判断は常に政治権力によって歪められる宿命を背負っているのである。
ここで重要なことは、制度上、政治権力の上にあるのが、主権者の権力であることだ。
それが「主権者」の意味だ。
10)自民党体制下、圧力をかけて、司法判断を歪める傾向がある !
現在の政治権力が、司法権力に圧力をかけて、司法判断を歪めることがあるときに、最終的に、その現実を容認するかどうかを決定する決定権は、主権者の側にあるのだ。
福井地裁が示した判断を、主権者が熟読、理解して、その判断の正当性、合理性を十分に理解することが必要である。
その理解、判断が主権者に浸透すれば、現在の政治権力が暴走する場合、その政治権力を「なきもの」にしてしまえば、よいのである。
集団的自衛権の問題も同じ。辺野古米軍基地建設の問題も同じ。
TPPの問題も同じだ。これらの最終判断の権限は主権者が握る。
11)原発再稼働反対、憲法破壊反対、辺野古基地建設反対、TPP参加反対の
国民の意思を反映させる政権を構築しなければならない !
主権者多数が、原発再稼働反対、憲法破壊反対、辺野古基地建設反対、TPP参加反対であるなら、この主権者の意思を現実政治に反映させることが必要であり、それが正当な道である。
現在の日本政治では、安倍政権が真逆の方向に日本を拉致している。これを変えなければならない。
そのための、政治の運動、プロセスが必要である。
基本的な判断、価値観を共有する主権者が、細かな違いを乗り越えて、連帯する必要がある。
孫崎亨氏や小出裕章氏などが、そのキーパースンであることは間違いない。
孫崎亨氏から、多くの叡智を授かりたいと考えている。
(参考資料)
T 「原発の”世界最高基準”驚きの現実、日本は一周も遅れていた !
ウソつき常習者・安倍首相 !
二重の格納容器、コアキャッチャーの義務付けなしの日本 !
(きむらとも @kimuratomo 21 hours ago:報道ステーションより抜粋・転載)
フィルターベントにコアキャッチャー。どれもこれも、ニッポンの原発には無いものだ。
世界最高基準どころか「周回遅れ」のお粗末原発。過酷事故の再現は、もはや必至。
もしこの事実が広まれば、原発近隣地価は大暴落だ。
コア‐キャッチャー 【core catcher】:《コア(core)は炉心の意》原子炉で炉心溶融事故が発生した場合に備えて、原子炉格納容器の下部に設置される、装置。溶融した炉心燃料を閉じ込めて冷却し、放射性物質の拡散を抑制する。炉心溶融物保持装置。
U 日本原発の「根本的な問題」は、「地震地帯・ズサンな設計・
ウソ宣伝・インペイ・無反省・無責任」
1) 日本地震学会会長で京都大学大学院教授の平原和朗氏の主張:
■日本の巨大地震ᄃ発生頻度は世界平均の293倍 !
■日本の火山密度は世界平均の100倍 !
■日本の原発ᄃ密度は世界平均の186倍 !
2)自民党政権下における、日本原発の異常性、極度の危険性
(1)いいかげんな耐震設計、下記はズサンさの一部
@ 1972年から格納容器が損傷しやすいと指摘されていた
・米国メディアの報道:米ニューヨーク・タイムズも、米原子力委員会の専門家が1972年、この原子炉は、水素がたまって爆発した場合、放射能を封じる格納容器が損傷しやすいため、「使用を停止すべき」と指摘した、と報じた。
A 震度6(木造住宅が壊れる。日本では10年間に平均13回発生)、マグネチュードは8未満で設計。これらのことは政府も、東京電力も知っていたことであろう。それでいて、原子力は安全だ、安全だと「ウソを言ってきた」のは自民党・政府・官僚・東電なのだから、責任は企業ばかりでなく、政府にも、東京電力にもあることは間違いない。福島3・11は、震度7(鉄筋建物が壊れる)だ。
B 津波の高さは約5.1〜5.7メートルで設計
(2)一地域に原子炉が7基、10基、14基(欧州は1〜2基)など集中多数稼動。
かつ原発内部に使用済み核燃料貯蔵の異常さ(欧米では原発から遠距離に貯蔵)。
(3)いい加減な建設工事、
(4)定期点検・工事も素人が実行・被曝被害を何度もインペイ
(5)暴力団と政官業の癒着構造・巨大利権に群がるグループ。
(6)東京電力などの根深い隠ペイ体質
(7)40年超稼動の異常さ(原発の欧米平均寿命22年)
(8)福島原発事故の過少報道・インペイ疑惑(大マスコミの無知と権力迎合)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。