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長期自民党・自公政権の深層:
検察の裏金問題の報道をさせないため、自転車操業的に逮捕を繰り返した !
鈴木宗男議員の捜索・逮捕は、小泉政権と法務検察の利害一致によって作られた逮捕 !
法務検察の組織的裏金報道を隠すための逮捕 !
(第5回)
(gendai.ismedia.jp/: 2010年08月16日より抜粋・転載)
『検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着』
著者:元大阪高検公安部長 三井環:講談社より出版。
★検察首脳が、組織的に行う、「裏金作り」とその乱用
★最強の捜査機関が、表では犯罪を検挙しながら、裏では、自ら、犯罪を犯し、
これを隠蔽している
★原田検事総長の決断で「裏金作り、嫌疑なし」として巨悪にふたをした
★三井環は、現職のまま実名で、裏金問題をマスコミに知らせようと決断 !
「三井を黙らせるにはどうしたらいいか・・・」と謀略を練る。
★三井環を黙らせるため、ドタバタ逮捕 !
★法務検察は、権力を使って、どんなことでもできるのだ !
★「ザ・スクープ」への出演日時を知るため、「盗聴」なり、何かの細工をしていた !
★三井環を黙らせるため、不当逮捕決行 !
★取り調べの水沼検事は、検察の裏金作りも、その公表計画も知らなかった !
★「でっちあげ贈収賄事件」の相手・企業舎弟の供述に日数をかけた !
★法務検察、裏金作りの実態
★領収書を偽造し、支払ったことにして金をプールし、金庫に保管する
★裏金を使えるのは、その組織の首脳だけだ !
★全国一律に、上記のカラクリで6億~7億円の裏金作りが永続 !
★裏金作りは業務上横領、詐欺、私文書偽造罪などが成立する !
★裏金告発後も、法務省全体の調査活動費予算は変わっていない !
★裏金作りの犯罪者・加納検事正を辞めさせるか、
犯罪を隠蔽し、検事長にするか ?
★週刊誌が、外務省の機密費事件を報道 !
★週刊誌が、検察幹部による裏金問題を報道 !
★法務省は、加納を福岡高検検事長にすべく、森山真弓法務大臣に上申 !
★元検事総長が、裏金作りの犯罪疑惑・加納駿亮を検事長にすべしと暗躍 !
★原田検事総長がしたのが「けもの道」という苦渋の選択 !
★原田検事総長は、組織内部の不正を、強権によって隠蔽する行為実行 !
★後藤田正晴氏に加納人事が承認されないと裏金問題で検察が潰れると直訴 !
★政権と検察の共犯の行為が、検察と政権のその後の癒着関係を決定 !
★検察幹部の懲戒免職、検察幹部OBへの波及、検察の信用は
一気に失墜等を逃れるため、政権にすがる「獣道」を実行 !
★自民党体制下、検察が暴走すると、有害を無罪に、
無罪を有罪に、何でもできる !
★原田検事総長、森山法務大臣は、記者会見で国民に大嘘公表 !
★法務検察最大の弱みである、裏金作りの犯罪を、政権に握られた !
★自民党政権に、弱みを握られているため、自民党政治家
の悪に、検察は本来の検察権の行使ができなくなる !
★改革派への犯罪でっち上げ捜査は、自民党に迎合した、特捜部の影響が要因 !
★ある事件は、政権与党が法務検察を利用、特捜部の捜査が「けもの道」!
以上は、前4回で投稿済みです。以下はその続きです。
★法務検察の組織的裏金報道を隠すための逮捕 !
私の逮捕は、先にも述べたように、法務検察の組織的な巨額の裏金作りの犯罪を隠蔽するためにでっちあげられた、口封じ逮捕である。
ちなみにその中身は、登録免許税の軽減の証明書一件を区役所から詐取した詐欺事件。
銀行ローンを組むため先に住民票を移動し、その空白期間の一週間を不実記載とした事件。
前科調書等を検察事務官に指示して入手した、公務員職権乱用事件。事業資金として二〇〇万円を無利息で貸与し、その謝礼として三日間二二万円相当の飲食接待を受けた収賄事件である。その詳細は後で書くことにする。(第二章参照)
私を口封じ逮捕したのに、マスコミがずっと報道し続けるならば、
逮捕した意味はない。
そこで、法務検察はどう動いたのか、この点について触れたい。
★三井を口封じ逮捕後、東京、千葉、静岡、さいたまの各地検が、次々と摘発を続けた !
私が逮捕された八日後のことだ。東京地検特捜部は、いわゆる「ムネオハウス」にからむ、偽計業務妨害罪で、鈴木宗男議員の公設第一秘書である、宮野明ら七人を逮捕した。
また、五月二日、千葉地検は元参議院議長である、井上裕の元政策秘書ら六人を競争入札妨害罪で逮捕した。
同日には、静岡地検が、マイクロソフトの日本法人元常務を所得税法違反の罪で在宅起訴をしている。加えて同地検は、航空機事故でパイロットを在宅起訴。さいたま地検は元東京都福祉局長を、特別養護老人ホームの建設を巡って国庫補助金を不正受給したとして逮捕した。
五月一四日には、東京地検特捜部は外務省の三等書記官の佐藤優を、外務省関連の国際機関「支援委員会」の不正支出事件(背任罪)で逮捕。
六月一九日、製材業者「やまりん」に絡む斡旋収賄罪で鈴木宗男議員を逮捕した。
ご存じの通り、その間に外務省官僚、民間業者ら一〇人を逮捕。
このように東京、千葉、静岡、さいたまの各地検が、次々と摘発を続けた。
★検察の裏金問題の報道をさせないため、自転車操業的に逮捕を繰り返した !
この一連の動きについて、多くのジャーナリストは「検察自らが創りだした裏金問題の報道をさせないため、自転車操業的に逮捕を繰り返した」という。
検察捜査に詳しい、元産経新聞社会部記者の宮本雅史氏は、検察幹部が「あんまり三井事件で検察庁を叩くと、鈴木宗男事件の捜査情報が入りませんよ。分かっていますね」と、露骨な恫喝をされたと伝えている(『歪んだ正義 特捜検察の語られざる真相』情報センター出版局刊)。
しかし、テレビ朝日の報道番組「ザ・スクープ」は、四月二七日、私の逮捕劇と調査活動費問題について特集した。これは、本来なら四月二二日に、私が「法務検察の裏金問題」について受けたインタビューの内容を報道するはずだった番組だ。
★調査活動費問題が集中審議の日、鈴木宗男議員を捜索し、調活費関連の報道を阻止した !
そして、五月二三日の参議院法務委員会で、調査活動費問題が集中審議される。
すると、東京地検特捜部は、鈴木宗男議員の自宅、事務所などの捜索をその日に合わせて実施した。この「効果」は、凄まじく、ニュースの内容は、ほとんどが「鈴木宗男議員の"疑惑"」一色となり、調活費関連のニュースは、流れてしまった。
結果的に、特捜部によって、調活費問題のニュースが潰された格好になったのだ。
このようにして法務検察の情報操作が功を奏し、裏金問題を報道するマスコミは、それ以降なかった。
何でもいいから逮捕しよう
★鈴木宗男議員の捜索・逮捕は、小泉政権と法務検察の利害一致によって作られた逮捕 !
鈴木宗男議員は、国後島の「ムネオハウス」入札をめぐる事件や、国後島ディーゼル発電施設入札をめぐる事件で、大いにニュースを騒がせる。この情報源は、検察からのリークだ。
これによって宗男議員は、「疑惑の総合商社」とダーティなイメージのレッテルを貼られることになる。
そして、大手マスメディアや世論の関心は、否応なしに、鈴木宗男議員逮捕にむけた、検察の動向に集中していった。
逮捕された六月一九日には、すでに鈴木宗男議員は、大悪人に仕立て上げられた。
当時の政権である、小泉内閣は、構造改革を推進していた。
鈴木議員は、その抵抗勢力として生贄にされたわけだ。
また、「鈴木宗男=大悪人の逮捕」という勧善懲悪な逮捕劇によって、裏金問題の報道を封じるという意味も、この逮捕にはあった。
「けもの道」により、小泉政権と法務検察の利害が一致したことによって作られた逮捕であると私は見ている。
★「けもの道」で実施した、「ムネオハウス事件」、
「ディーゼル発電施設事件」は不発に終わる
ところが、国後島の「ムネオハウス事件」にしても、「ディーゼル発電施設事件」も、捜査は、不発に終わる。
そのため、「やまりん」に絡む斡旋収賄罪、島田建設の工事受注を巡る受託収賄罪で逮捕せざるを得なかったのだ。
これだけ大々的に報道されたのであるから、「何でもいいから逮捕しておこう」というところだったのではないだろうか。
しかし、やまりんや島田建設の事件は、発生から四年が経過しており、こうした贈収賄事件の場合、従前は、贈賄側が時効(三年)となった事件を検挙することはなかった。
というのも、収賄側の時効は、五年であるが、相手方(贈賄側)の時効が完成しているので、相手方は起訴されることもなく、供述が得やすいため、検察の思うとおりの調書がいくらでも作成できる「危険性」があるからだ。
また、本件で特徴的なのは、斡旋収賄罪は、いずれも「表」の金であり、領収書も存在し、政治資金規正報告書にも記載されている金である、ということだ。
「表」の金で立件逮捕した事例は、鈴木宗男議員の事件くらいではないだろうか。
いずれにしても、東京地検特捜部の鈴木議員に対する捜査は、当初の目的を達成しておらず、私は失敗した捜査の一例だと思っている。
―この続きは、次回投稿します―
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