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自民党・自公政権の深層:『検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着』
検察首脳が、組織的に行う、「裏金作り」とその乱用 !
原田検事総長の決断で「裏金作り、嫌疑なし」として巨悪にふたをした !
三井環公安部長は、現職のまま実名で、裏金問題をマスコミに知らせようと決断 !
三井環を黙らせるため、不当逮捕決行 !
(第2回)
(gendai.ismedia.jp/: 2010年08月16日より抜粋・転載)
著者:元大阪高検公安部長 三井環:講談社の出版
★検察首脳が、組織的に行う、「裏金作り」とその乱用
★最強の捜査機関が、表では犯罪を検挙しながら、裏では、自ら犯罪を犯し、
これを隠蔽している
★原田検事総長の決断で「裏金作り、嫌疑なし」として巨悪にふたをした
★三井環は、現職のまま実名で、裏金問題をマスコミに知らせようと決断 !
「三井を黙らせるにはどうしたらいいか・・・」
★三井環を黙らせるため、ドタバタ逮捕 !
★法務検察は、権力を使って、どんなことでもできるのだ !
★「ザ・スクープ」への出演日時を知るため、「盗聴」なり、何かの細工をしていた !
★三井環を黙らせるため、不当逮捕決行 !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
★取り調べの水沼検事は、検察の裏金作りも、その公表計画も知らなかった !
私が「口封じではないか」と発言すると、水沼検事は、きょとんとした顔をしていた。
なぜなのか。検察の裏金作りは、次席検事にならないとその実態は分からない。
彼は、その経験がないため、知り得ない。
また、私が裏金作りを公表しようとしていたことも、彼は知るはずもない。
だから何のことか分からなかったのだ。
急遽、前日夕方に召集されたので、彼は、事件の内容もさっぱり分からなかった。
当初の取り調べは、ただ身上経歴を聞くだけであった。
身上経歴などは高検にすべての資料が保管されている。それを見ればいいことなのだ。
事件の内容の取り調べができないので、このような調べをしたのだと思う。
その後も毎日、夕方から一時間くらい取り調べがあっただけで、二〇日間の勾留中、二〜三日間はまったく調べのない日もあった。
★「でっちあげ贈収賄事件」の相手・企業舎弟の供述に日数をかけた !
私から供述を引き出すという捜査ではなく、「でっちあげ贈収賄事件」の相手である、
企業舎弟・渡真利忠光らの供述だけを固める捜査であったようだ。
この水沼検事であるが、その後鹿児島地検次席検事になったようだ。
私がそれを知ったのは、鹿児島県志布志で県議選に絡む公職選挙法違反事件が起こった、との報道からだ。
* 解説:企業舎弟(きぎょうしゃてい)は、暴力団の構成員や暴力団周辺者
(準構成 員) が、資金獲得(シノギ)のために経営する企業・及び
その役員や従業員をいう。現在では「フロント企業」と呼ばれることが多い。
★冤罪事件の捜査責任者でもイエスマンは
昇進させる、法務検察の体質 !
この志布志事件は、架空の選挙買収事件で、すでに無罪が確定しており、まったくの冤罪事件である。
その捜査手法にも問題があった。
これは鹿児島県警と検察の大失態事件だ。
その捜査責任者が、この水沼検事であったのだ。
水沼検事は現在高松高検次席検事である。同次席検事は、検事二号俸。
これは、検事の給与階級では、上から二番目の位にあたる。
つまり、次は検事正になる、ということだ。
大失態を演じても、処遇にはなんら影響を及ぼさない典型的な事例ではないか。
法務検察の体質とは、こういうものである。
★法務検察、裏金作りの実態
話を「けもの道」に戻し、その全容をじっくり振り返ろう。これを暴き、告発していくことでしか、正義を全うすることはできないからである。
その前にまず、法務検察の裏金作りの実態を簡単に説明しておこう。
裏金の原資となっていたのは法務省予算である調査活動費である。
本来は情報提供者に謝礼として支払う予算である。だが、これがすべて裏金に回っている。
そのからくりはこうである。
★領収書を偽造し、支払ったことにして金をプールし、金庫に保管する
架空の情報提供者をでっちあげて、領収書を偽造し、支払ったことにして金をプールする。
領収書偽造のほかにも、架空の支出伺い書などの虚偽の公文書を作成する。
その金をプールした金は、地検であれば、事務局長、高検の場合は、事務局次長が、自分の部屋の金庫に保管する。
裏金を使えるのは、地検であれば検事正、高検であれば検事長、最高検であれば検事総長、法務省であれば、事務次官、刑事局長、官房長だけである。
★裏金を使えるのは、その組織の首脳だけだ !
したがって、次席検事や事務局長などは、領収書の偽造や裏金の保管などにはかかわって
いても、一切使うことができない。
その裏金は、検事正などの遊興飲食費、接待費ゴルフ代、マージャン代、観光代等
に使われる。一晩に四〇万円くらい使う場合もある。
マージャン代として一〇万円を毎月その裏金からもっていった検事正もいたほどだ。
★全国一律に、上記のカラクリで 6億~7億円の裏金作りが永続 !
全国一律に、このようなからくりで裏金作りが行われていた。
年間調査活動費予算は、全国の検察で約六億円ないし七億円であった。
一円も本来の用途には使われていない。
すべてが裏金として使われていた。
この裏金は国民の血税であることを決して忘れないでほしい。
一〇年間で約六〇億円ないし七〇億円、二〇年間で一二〇億円ないし一四〇億円。
これらが遊興飲食費などに使われたのだ。
★裏金作りは業務上横領、詐欺、私文書偽造罪などが成立する !
樋渡利秋現検事総長は、刑事局長当時、参院予算委員会(平成一六年三月一九日)において、
「裏金作りは業務上横領、詐欺、私文書偽造罪などが成立する」 と、犯罪であると明確に答弁している。
私は昭和四七年に検事に任官し、昭和六三年に高知地検次席検事になった。
そのとき初めて裏金作りを知った。
以来三年、平成五年から高松地検次席検事の三年、合計六年間、裏帳簿などの決済をした。
検事正のお供で接待などもしてきた。
したがって裏金作りの実態とからくりは十分承知している。
裏金作りは虚偽公文書作成、同行使、私文書偽造、同行使、詐欺などの犯罪である。
したがって、私も"共犯者"である。
★裏金告発後も、法務省全体の調査活動費予算は変わっていない !
ちなみに、いまの検察庁の調査活動費予算は、七五〇〇万円くらいのようだ。
私のころと比べると一〇分の一程度になっている。これはさまざまな告発の成果といえるだろう。
だが、法務省全体の調査活動費予算は変わっていない。
つまり、その一〇分の九は、どこかでダブついている状態と考えられる。
まだ、私が知っている裏金の使われ方は、変わらない悪習として残っているといえる。
だからこそ、私はこの裏金をめぐる真実を伝える義務がある。
先に述べた検察の組織的な裏金作りという犯罪の分岐点は、平成一三年一〇月末にあった。
原田検事総長の判断の誤りが、後に大きな災いをもたらすことになる。
そのきっかけは、大阪にあった。
―この続きは次回投稿します―
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